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神様の人形
攻城戦
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森の中でキンビアバラフィを蹴散らしていく。
「敵は以前よりも格段に少ない。3人以上で当たれ。確実に仕留めるんだ。」
「死角に注意しろ。互いにフォローし合え!」
ルーティアさんとクロウさんが全体の指揮をとってくれているので、乱戦になる事もなく順調に排除していく。
「しかし倒しちまっていいのかよ?」
「ああ構わない。全部をこちらの味方につけるのには無理がある。」
サチさんに聞いているのはダキアさん。
サチさんのダンジョンマスター権限でキンビアバラフィを制御下に置いて何体かを味方に付けていた。
「いつ制御を奪われるか分からないからな。コイツらも精々特攻要員にしか使えない。」
サチさんの周りにお座りをしているキンビアバラフィは全部で5体。
戦闘に余裕のある時だけサチさんがマスター権限を使って干渉している。
「もうすぐ森を抜けるぞ!橋の上には大量の鎧兵だ。森から抜けたら魔法攻撃を頼む!」
「了解!」
ルーティアさんの言った魔法攻撃とは、橋の上にビッシリ並んでいる敵兵を高火力魔法で薙ぎ払うという作戦の話だ。
リオさんが《レイブラスター》を撃つので私がオーバーブーストを付与する事になっている。
私がやりましょうかと言う前にルーティアさんに「ミナは加減が効かないから橋ごと吹き飛ばしてしまうかもしれないからね。」と言われてしまった。みんなも頷いていた。
…前科もありますからね。
そういえば《レイブラスター》は異世界の魔法だった筈。黒い部屋でも使っていたけど、リオさんはいつの間に使えるようになったんだろう?
「ミナが使っているのを見て覚えたわ。側で詠唱してくれれば大体の魔法は真似出来る自信があるのよ。」
私のチートコピーじゃなくて自力で覚えてるんだ。リオさんスゴい。
「《ルインブレイザー》だけは構造が複雑過ぎて把握出来なかったから、暇な時に教えてよね。」
暇な時に大破壊魔法を教えるってなんかスゴいね。
森を抜けると正面に橋が見えた。
湖ではウルちゃん対リヴァイアサン、オル君対カリュブディスの戦いが繰り広げられている。空ではソニックドラゴンという小型の竜に変身したクラースさんがリッチを背中に乗せて、バハムートをスピードで翻弄していた。
見た所全員互角以上の戦いをしてくれている。
お城に続く橋はあの騎士鎧達が往来するだけに幅が凄く広く20メートルはある。長さは多分1キロ以上。橋の上には人間サイズの全身鎧の兵士達が剣や槍を携えてビッシリと並んでいる。中程に大盾と長剣を持った騎士鎧が立っているのが見えた。それは私達の姿を見つけると兵士達に攻撃を命じた。
「ミナ、やるよ!」
「はい!」
リオさんが詠唱を始める。橋から次々と兵士鎧が突撃してくる。
「お前達、出番だ。行け!」
サチさんのそばにいたキンビアバラフィ5体が飛び出していって兵士鎧達をなぎ倒していく。
私はリオさんにオーバーブーストを付与した。
「アレらごと撃っていい。」
「了解!《レイブラスター》!!」
正面で敵を足止めしてくれている氷の狼達には悪いけど、退避させている余裕もない。リオさんはそのまま魔法を発射した。
巨大なレーザーが橋の上の兵士達を飲み込んでいく。触れた者達は全て跡形もなく消えていく。
橋の中程にいた騎士鎧が盾を構えて《レイブラスター》を受け止める。圧に押されて後ろに下がっているけど…
「マズいぞ!跳ね返されるかも知れん!」
サチさんが叫ぶ。
「私が止めます!」
ユキさんが前に出てグラトニーシールドを構える。
私はユキさんにオーバーブーストを掛けておいた。
光の束がこちらに戻ってくる。
ユキさんが先頭で受け止めてくれたお陰で私達に被害は無かった。
「奴はオプロート。しかし私が知らない装備を持っている…。」
「それってつまり…」
「エンゲーラが改良を加えたのだろう。」
「厄介な事を…。」
あの魔法を跳ね返せるなんて驚いた。オプロートがあそこにいる限り大魔法で攻撃は出来ない。
「ならば物理で殴る。」
ソラちゃんが前に出る。
「おう!リオねーちゃんの魔法で半数は倒したんだ。あとはオレたちが片付ける!」
テュケ君もそれに続く。
「全員、突っ込むぞ!連携を意識しろ。突出し過ぎるなよ!」
ルーティアさんの号令で全員お城に向かって走り出す。
オプロートの後ろに待機していた兵士鎧達も前進してくる。
橋の3分の1くらいの所で戦闘が始まった。
兵士鎧を鑑定してみたら生命力は5000。一撃とはいかないものの一体だけなら敵ではない。
問題なのはその数。
次から次へと襲いかかってきて全員苦戦していた。
私はオーバーブースト付きソニックアローで直線上の兵士鎧達を薙ぎ倒す。
オプロートの後ろからもう一体の騎士鎧がやって来た。手には楕円盾と長杖?
「奴はアージュン、魔法攻撃が可能な騎士だ。」
「気を付けろ!何か撃って来るぞ!」
アージュンが杖を振りかざすとその先に光る球体が現れた。バチバチと放電しているのが見える。それを私達のいる所の上空に放った。
オーバーブーストを掛けて《範囲攻撃ダメージ減衰》を作動させる。
光る球体は無数の巨大な雷撃を放ちながら回転を始める。湖面、上空も含めて雷撃の嵐となって一帯を包み込んだ。
暫くして魔法が治ると周りにいた兵士鎧はバラバラになるか溶けて橋の上に水溜りの様になっていた。
私達も少しダメージを負っていた。
「なんだよ今の…」
「《レイブラスター》と同じ異世界の魔法ね。」
驚くハトゥールさんにリオさんが答える。
「異世界スゲーな!行ってみたい!」
「師匠、そんなこと言ってる場合じゃありませんよ。」
「回復します!《スターヒール》!」
マリさんが回復魔法を掛けてくれて生命力は全回復した。
「このままじゃジリ貧だねー。あの騎士2人を早く倒さないとー。」
アリソンさんが騎士を睨みながら言う。
「突撃するしかねぇな。」
「全員、密集して騎士の所まで突っ込むぞ!」
ルーティアさんの指示で密集体形をとって前進する。
「先頭は私が!」
「ん、着いていく。」
私は後ろからソニックアローで援護射撃をして兵士鎧達を吹き飛ばしていく。
アージュンが杖を振りかざす。
赤々とした球体が杖の先に出来始める!
魔法が完成する直前にオプロートの目の前にたどり着いた。
「《マナイクスペル》!」
リオさんがアージュンの魔法に干渉して、球体を霧散させてくれた。
続いてソラちゃんがハルバードを振り上げてオプロートの大盾を跳ね飛ばす。
「合わせろ!」
「はーい!」
「今だ!」
「喰らえ!」
クロウさんアリソンさんミルドさんダキアさんの4人が同時にオプロートの頭を攻撃する。
兜が吹き飛んでオプロートはその場に倒れた。
「敵は以前よりも格段に少ない。3人以上で当たれ。確実に仕留めるんだ。」
「死角に注意しろ。互いにフォローし合え!」
ルーティアさんとクロウさんが全体の指揮をとってくれているので、乱戦になる事もなく順調に排除していく。
「しかし倒しちまっていいのかよ?」
「ああ構わない。全部をこちらの味方につけるのには無理がある。」
サチさんに聞いているのはダキアさん。
サチさんのダンジョンマスター権限でキンビアバラフィを制御下に置いて何体かを味方に付けていた。
「いつ制御を奪われるか分からないからな。コイツらも精々特攻要員にしか使えない。」
サチさんの周りにお座りをしているキンビアバラフィは全部で5体。
戦闘に余裕のある時だけサチさんがマスター権限を使って干渉している。
「もうすぐ森を抜けるぞ!橋の上には大量の鎧兵だ。森から抜けたら魔法攻撃を頼む!」
「了解!」
ルーティアさんの言った魔法攻撃とは、橋の上にビッシリ並んでいる敵兵を高火力魔法で薙ぎ払うという作戦の話だ。
リオさんが《レイブラスター》を撃つので私がオーバーブーストを付与する事になっている。
私がやりましょうかと言う前にルーティアさんに「ミナは加減が効かないから橋ごと吹き飛ばしてしまうかもしれないからね。」と言われてしまった。みんなも頷いていた。
…前科もありますからね。
そういえば《レイブラスター》は異世界の魔法だった筈。黒い部屋でも使っていたけど、リオさんはいつの間に使えるようになったんだろう?
「ミナが使っているのを見て覚えたわ。側で詠唱してくれれば大体の魔法は真似出来る自信があるのよ。」
私のチートコピーじゃなくて自力で覚えてるんだ。リオさんスゴい。
「《ルインブレイザー》だけは構造が複雑過ぎて把握出来なかったから、暇な時に教えてよね。」
暇な時に大破壊魔法を教えるってなんかスゴいね。
森を抜けると正面に橋が見えた。
湖ではウルちゃん対リヴァイアサン、オル君対カリュブディスの戦いが繰り広げられている。空ではソニックドラゴンという小型の竜に変身したクラースさんがリッチを背中に乗せて、バハムートをスピードで翻弄していた。
見た所全員互角以上の戦いをしてくれている。
お城に続く橋はあの騎士鎧達が往来するだけに幅が凄く広く20メートルはある。長さは多分1キロ以上。橋の上には人間サイズの全身鎧の兵士達が剣や槍を携えてビッシリと並んでいる。中程に大盾と長剣を持った騎士鎧が立っているのが見えた。それは私達の姿を見つけると兵士達に攻撃を命じた。
「ミナ、やるよ!」
「はい!」
リオさんが詠唱を始める。橋から次々と兵士鎧が突撃してくる。
「お前達、出番だ。行け!」
サチさんのそばにいたキンビアバラフィ5体が飛び出していって兵士鎧達をなぎ倒していく。
私はリオさんにオーバーブーストを付与した。
「アレらごと撃っていい。」
「了解!《レイブラスター》!!」
正面で敵を足止めしてくれている氷の狼達には悪いけど、退避させている余裕もない。リオさんはそのまま魔法を発射した。
巨大なレーザーが橋の上の兵士達を飲み込んでいく。触れた者達は全て跡形もなく消えていく。
橋の中程にいた騎士鎧が盾を構えて《レイブラスター》を受け止める。圧に押されて後ろに下がっているけど…
「マズいぞ!跳ね返されるかも知れん!」
サチさんが叫ぶ。
「私が止めます!」
ユキさんが前に出てグラトニーシールドを構える。
私はユキさんにオーバーブーストを掛けておいた。
光の束がこちらに戻ってくる。
ユキさんが先頭で受け止めてくれたお陰で私達に被害は無かった。
「奴はオプロート。しかし私が知らない装備を持っている…。」
「それってつまり…」
「エンゲーラが改良を加えたのだろう。」
「厄介な事を…。」
あの魔法を跳ね返せるなんて驚いた。オプロートがあそこにいる限り大魔法で攻撃は出来ない。
「ならば物理で殴る。」
ソラちゃんが前に出る。
「おう!リオねーちゃんの魔法で半数は倒したんだ。あとはオレたちが片付ける!」
テュケ君もそれに続く。
「全員、突っ込むぞ!連携を意識しろ。突出し過ぎるなよ!」
ルーティアさんの号令で全員お城に向かって走り出す。
オプロートの後ろに待機していた兵士鎧達も前進してくる。
橋の3分の1くらいの所で戦闘が始まった。
兵士鎧を鑑定してみたら生命力は5000。一撃とはいかないものの一体だけなら敵ではない。
問題なのはその数。
次から次へと襲いかかってきて全員苦戦していた。
私はオーバーブースト付きソニックアローで直線上の兵士鎧達を薙ぎ倒す。
オプロートの後ろからもう一体の騎士鎧がやって来た。手には楕円盾と長杖?
「奴はアージュン、魔法攻撃が可能な騎士だ。」
「気を付けろ!何か撃って来るぞ!」
アージュンが杖を振りかざすとその先に光る球体が現れた。バチバチと放電しているのが見える。それを私達のいる所の上空に放った。
オーバーブーストを掛けて《範囲攻撃ダメージ減衰》を作動させる。
光る球体は無数の巨大な雷撃を放ちながら回転を始める。湖面、上空も含めて雷撃の嵐となって一帯を包み込んだ。
暫くして魔法が治ると周りにいた兵士鎧はバラバラになるか溶けて橋の上に水溜りの様になっていた。
私達も少しダメージを負っていた。
「なんだよ今の…」
「《レイブラスター》と同じ異世界の魔法ね。」
驚くハトゥールさんにリオさんが答える。
「異世界スゲーな!行ってみたい!」
「師匠、そんなこと言ってる場合じゃありませんよ。」
「回復します!《スターヒール》!」
マリさんが回復魔法を掛けてくれて生命力は全回復した。
「このままじゃジリ貧だねー。あの騎士2人を早く倒さないとー。」
アリソンさんが騎士を睨みながら言う。
「突撃するしかねぇな。」
「全員、密集して騎士の所まで突っ込むぞ!」
ルーティアさんの指示で密集体形をとって前進する。
「先頭は私が!」
「ん、着いていく。」
私は後ろからソニックアローで援護射撃をして兵士鎧達を吹き飛ばしていく。
アージュンが杖を振りかざす。
赤々とした球体が杖の先に出来始める!
魔法が完成する直前にオプロートの目の前にたどり着いた。
「《マナイクスペル》!」
リオさんがアージュンの魔法に干渉して、球体を霧散させてくれた。
続いてソラちゃんがハルバードを振り上げてオプロートの大盾を跳ね飛ばす。
「合わせろ!」
「はーい!」
「今だ!」
「喰らえ!」
クロウさんアリソンさんミルドさんダキアさんの4人が同時にオプロートの頭を攻撃する。
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