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ダンジョン攻略
攻略優先
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攻略のみを目的としたチームは、私、ユキさん、リオさん、ソラちゃん、テュケ君、クラースさん、ルーティアさんのパーティと、兎人族4姉妹、エルさん、レミさん、ハトゥールさん、ウェスターさんのパーティになった。
他のパーティの人達は自力で進める所までは自由に探索してもらって良いという条件で潜ってもらう。
昨日までに確認できたモンスターとドロップの情報はギルドの掲示板に張り出してあるので、未発見のドロップ品狙いでみんな動くだろう。
「よし、最速で突破していく。各員無理の無い程度でついて来てくれ。」
ルーティアさんが号令を掛けてゲートを通る。私達が3階層に行けるので攻略チーム全員が転移で移動する事ができた。
3階層は薄暗く不気味な森になっていた。木々は捻じ曲がって所々に沼地があって、うっかり入ってしまうと危険だ。
モンスターはポイズントード、キャトルフィッシュ、ベノムファンガス、スケルトンソルジャー、グランシエンピエス、ベノムスパイダー。
またまた強そうな名前のモンスターばかりだ。沼地なだけに毒のモンスターが多いのかな?
モンスターは必要最低限の撃破で最短ルートで次の階層のゲートを目指す。
「前衛は私達のパーティに任せてください!」
エルさんがやる気満々だ。お言葉に甘えて後ろからついていく事に。
ウェスターさんと4姉妹が前衛でエルさんレミさんハトゥールさんが後方から支援をするフォーメーションだ。
フロントの5人が早速現れたスケルトンソルジャー7体を倒していくけど、キノコのオバケみたいな魔物、ベノムファンガスの群れが襲いかかってきて乱戦になりつつある。
エルさんは的確に指示を出しながら術で攻撃をしている。
レミさんは回復役で、術を使って回復したり手に持っている槍で周りのメンバーを援護している。
ハトゥールさんは周囲の警戒をしつつ必要なら援護射撃。4姉妹にはあまり援護せず、ウェスターさんへの援護が目立つ。
「あの姉妹に援護は不要なんだよ。互いにフォローし合ってるから、俺が援護したら邪魔って怒られる。」
騒ぎを聞きつけたのか他のモンスターも集まってくる。
側面の沼からとびだしてきたのは2メートルはあるだろう魚、というよりトビハゼ、ムツゴロウみたいな生き物だった。頭に牛の様なツノが2本生えていてヒレを使って地面を歩いてくる。
続いてやってきたのは長さ5、6メートルは有ろうかという巨大なムカデ。正面からすごい速度で走ってきた!
後方からスケルトンソルジャーも5体走ってくる。
「コイツはヤベェな。」
「援護します!」
「それではその奇妙な魚とスケルトンソルジャーをお願いします!」
私達はエルさん達のチームと背中合わせになる様に敵を迎え撃つ。
「デカい魚は私がやるわ。《ライトニングボルト》!」
リオさんが雷撃魔法を放って魚を一撃で…死んでない!?
「私の魔法を受けて死なないとか、雷の完全耐性持ちね。」
「私がやります!《フォースエクスプロージョン》!」
クラースさんが衝撃波で巨大魚を吹き飛ばす。大きな飛沫を上げて沼に落ちた。
『氷の大精霊よ、凍てつく刃で敵を切り裂け!《フリーズインペイル》!』
水中に落ちた巨大魚にルーティアさんが追い討ちを掛ける。沼の一部が凍り付いて巨大魚が浮き上がってきて消滅した。
あとはスケルトンソルジャー5体だ。こちらはソラちゃん、ユキさん、テュケ君が戦っている。側面の不安が無くなったので私もスケルトンを攻撃する。
オリハルコンの矢を番て《ダブルアロー》を放つ。頭に命中して2体を仕留めた。
テュケ君、ソラちゃん、ユキさんがそれぞれ1体ずつ倒してこちらの分担分は片付いた。
正面に向き直ると幾つかに分断された巨大ムカデが燃えていた。
紫に黄色の斑点が付いた毒々しい大きなカエルも増えていたけどウェスターさんがトドメの一撃を突き刺した所だった。
「一丁あがりーです!」
「中々硬かったです。」
「これ食べられないかな?」
いやいや…お願いだから食べないで!って、ダンジョンのモンスターは倒すと消えるから!
「アレと戦わされなくて良かったわ…。」
燃え落ちて消えていくムカデを見ながらリオさんが言っている。
嫌いなんだね。
「また出たら俺が守ってやるから、遠慮なく抱きついてくるんだぜ?」
「イヤよ。見つけたら塵も残らない程の大出力魔法で消すから、射線に入らないでね。うっかり消してしまうから。」
「ひぇ…そいつはおっかねぇ…。」
ウェスターさんはモンスターよりリオさんの方が怖いのかな。
その後は散発的にクモとかキノコとかが襲ってきたけどエルさん達のチームだけで余裕を持って倒す事ができた。
因みに私はアイテム回収係。手に入れた物は全てインベントリに入れていく。これで2倍になるのだから超便利だね。
スケルトンソルジャーはノーマルドロップは紙袋に入った塩、レアは金の粒だった。
ポイズントードはカエルの足…食用。
ベノムファンガスはミレ茸という一般的な食用キノコ。
キャトルフィッシュは魚肉2キロ…あの魚を食べる訳じゃないからいいんだけど、ちょっとね。
グランシエンピエスは毒牙。武器に加工してもそのまま使ってもいいみたい。
ベノムスパイダーは毛糸みたいなクモの糸。防具や服の材料にできるらしい。
薄暗い森を進む事1時間。ようやくゲートにたどり着く事ができた。
「このまま次の階層も突破する。体調の悪い者はいないな?」
一度全員の様子を確認してルーティアさんが告げる。
全員まだまだ元気だ。このまま次の階層へ転移する。
次の階層は薄暗い森に囲まれた墓地。
鑑定でゲートの位置を確認、モンスターはゾンビ、グール、ホーント、グールハウンド、ゼーレンフルーフ、カースナイト。お墓らしくアンデッドばかりなんだね。
「怖かったら手を繋いであげようか?」
「結構よ!」
ウェスターさんはリオさんをからかっているのかな?あまりやり過ぎると本当に嫌われちゃうよ?
と、ソラちゃんがウェスターさんにヒシっとしがみ付く。
「ソラちゃんはオバケが怖いのかい?」
「ん、だからオッサンが全部やっつけて?」
ソラちゃんはオバケが怖いんだ。意外。
「ソラ、スケルトン見ても怖がらなかったじゃない?」
「あれはホネだから怖くない。ゾンビは怖い。気持ち悪い。あとウイルスに感染しそう。」
最後のはネタかな?実写映画にもなったゲームがあったよね?
他のパーティの人達は自力で進める所までは自由に探索してもらって良いという条件で潜ってもらう。
昨日までに確認できたモンスターとドロップの情報はギルドの掲示板に張り出してあるので、未発見のドロップ品狙いでみんな動くだろう。
「よし、最速で突破していく。各員無理の無い程度でついて来てくれ。」
ルーティアさんが号令を掛けてゲートを通る。私達が3階層に行けるので攻略チーム全員が転移で移動する事ができた。
3階層は薄暗く不気味な森になっていた。木々は捻じ曲がって所々に沼地があって、うっかり入ってしまうと危険だ。
モンスターはポイズントード、キャトルフィッシュ、ベノムファンガス、スケルトンソルジャー、グランシエンピエス、ベノムスパイダー。
またまた強そうな名前のモンスターばかりだ。沼地なだけに毒のモンスターが多いのかな?
モンスターは必要最低限の撃破で最短ルートで次の階層のゲートを目指す。
「前衛は私達のパーティに任せてください!」
エルさんがやる気満々だ。お言葉に甘えて後ろからついていく事に。
ウェスターさんと4姉妹が前衛でエルさんレミさんハトゥールさんが後方から支援をするフォーメーションだ。
フロントの5人が早速現れたスケルトンソルジャー7体を倒していくけど、キノコのオバケみたいな魔物、ベノムファンガスの群れが襲いかかってきて乱戦になりつつある。
エルさんは的確に指示を出しながら術で攻撃をしている。
レミさんは回復役で、術を使って回復したり手に持っている槍で周りのメンバーを援護している。
ハトゥールさんは周囲の警戒をしつつ必要なら援護射撃。4姉妹にはあまり援護せず、ウェスターさんへの援護が目立つ。
「あの姉妹に援護は不要なんだよ。互いにフォローし合ってるから、俺が援護したら邪魔って怒られる。」
騒ぎを聞きつけたのか他のモンスターも集まってくる。
側面の沼からとびだしてきたのは2メートルはあるだろう魚、というよりトビハゼ、ムツゴロウみたいな生き物だった。頭に牛の様なツノが2本生えていてヒレを使って地面を歩いてくる。
続いてやってきたのは長さ5、6メートルは有ろうかという巨大なムカデ。正面からすごい速度で走ってきた!
後方からスケルトンソルジャーも5体走ってくる。
「コイツはヤベェな。」
「援護します!」
「それではその奇妙な魚とスケルトンソルジャーをお願いします!」
私達はエルさん達のチームと背中合わせになる様に敵を迎え撃つ。
「デカい魚は私がやるわ。《ライトニングボルト》!」
リオさんが雷撃魔法を放って魚を一撃で…死んでない!?
「私の魔法を受けて死なないとか、雷の完全耐性持ちね。」
「私がやります!《フォースエクスプロージョン》!」
クラースさんが衝撃波で巨大魚を吹き飛ばす。大きな飛沫を上げて沼に落ちた。
『氷の大精霊よ、凍てつく刃で敵を切り裂け!《フリーズインペイル》!』
水中に落ちた巨大魚にルーティアさんが追い討ちを掛ける。沼の一部が凍り付いて巨大魚が浮き上がってきて消滅した。
あとはスケルトンソルジャー5体だ。こちらはソラちゃん、ユキさん、テュケ君が戦っている。側面の不安が無くなったので私もスケルトンを攻撃する。
オリハルコンの矢を番て《ダブルアロー》を放つ。頭に命中して2体を仕留めた。
テュケ君、ソラちゃん、ユキさんがそれぞれ1体ずつ倒してこちらの分担分は片付いた。
正面に向き直ると幾つかに分断された巨大ムカデが燃えていた。
紫に黄色の斑点が付いた毒々しい大きなカエルも増えていたけどウェスターさんがトドメの一撃を突き刺した所だった。
「一丁あがりーです!」
「中々硬かったです。」
「これ食べられないかな?」
いやいや…お願いだから食べないで!って、ダンジョンのモンスターは倒すと消えるから!
「アレと戦わされなくて良かったわ…。」
燃え落ちて消えていくムカデを見ながらリオさんが言っている。
嫌いなんだね。
「また出たら俺が守ってやるから、遠慮なく抱きついてくるんだぜ?」
「イヤよ。見つけたら塵も残らない程の大出力魔法で消すから、射線に入らないでね。うっかり消してしまうから。」
「ひぇ…そいつはおっかねぇ…。」
ウェスターさんはモンスターよりリオさんの方が怖いのかな。
その後は散発的にクモとかキノコとかが襲ってきたけどエルさん達のチームだけで余裕を持って倒す事ができた。
因みに私はアイテム回収係。手に入れた物は全てインベントリに入れていく。これで2倍になるのだから超便利だね。
スケルトンソルジャーはノーマルドロップは紙袋に入った塩、レアは金の粒だった。
ポイズントードはカエルの足…食用。
ベノムファンガスはミレ茸という一般的な食用キノコ。
キャトルフィッシュは魚肉2キロ…あの魚を食べる訳じゃないからいいんだけど、ちょっとね。
グランシエンピエスは毒牙。武器に加工してもそのまま使ってもいいみたい。
ベノムスパイダーは毛糸みたいなクモの糸。防具や服の材料にできるらしい。
薄暗い森を進む事1時間。ようやくゲートにたどり着く事ができた。
「このまま次の階層も突破する。体調の悪い者はいないな?」
一度全員の様子を確認してルーティアさんが告げる。
全員まだまだ元気だ。このまま次の階層へ転移する。
次の階層は薄暗い森に囲まれた墓地。
鑑定でゲートの位置を確認、モンスターはゾンビ、グール、ホーント、グールハウンド、ゼーレンフルーフ、カースナイト。お墓らしくアンデッドばかりなんだね。
「怖かったら手を繋いであげようか?」
「結構よ!」
ウェスターさんはリオさんをからかっているのかな?あまりやり過ぎると本当に嫌われちゃうよ?
と、ソラちゃんがウェスターさんにヒシっとしがみ付く。
「ソラちゃんはオバケが怖いのかい?」
「ん、だからオッサンが全部やっつけて?」
ソラちゃんはオバケが怖いんだ。意外。
「ソラ、スケルトン見ても怖がらなかったじゃない?」
「あれはホネだから怖くない。ゾンビは怖い。気持ち悪い。あとウイルスに感染しそう。」
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