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武具大会
出場者達
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急遽ユキさんも大会に出る事になった。グリムルドさんの大盾には特殊な機構が付いているらしく、その説明をするからとユキさんと個別に打ち合わせをする事になった。何も無いだろうけどオル君に同行してもらっておいた。
お城の中、一番大きな部屋には沢山の料理が並べられていて、既に宴は始まっていた。会場にはドワーフが7割、人間等の他種族な3割くらい居た。ドワーフ以外の人は出場者とかその関係者なんだろう。みんな楽しそうにお酒や料理を楽しんでいる。みんな普段着なので安心した。
「来たかチビ助!」
「来てやったぞジジイ!」
ルーティアさんとグレードンさんが挨拶?をしている。こういう場所でジジイはマズくないですか?
やり取りに驚いているのはドワーフ以外の人達だけ。もう見慣れた光景なのかな?
王様って後でやって来て一言挨拶するとかじゃないんだね。初めからみんなの輪の中に入って、出場者や関係者と同じ様にしている。
「食べ放題~。」
「あ、こら!一人で行くと迷子になるわよ!」
ソラちゃんは食べものに釣られて何処かに行ってしまった。それを追いかけてリオさんも。
「儂は国王に挨拶をしてくる。ほれ、お前も付き合え。」
「僕もですか?」
グリーエルさんとロックさんはグレードンさんの所へ。私も行こうかと思ったけど王様の周りに人が集まって来ていたので後で挨拶に行く事にした。
「ねーちゃん、オレも何か食べたい。」
「そうだね。何かもらって食べよう!」
「宜しければ私がお取りしますよ。」
テュケ君はソラちゃんみたいに何処かに行かずに私のそばに付いていてくれる。
守ってくれているのかな?
クラースさんが給仕のティターニアさんにお皿を貰って、料理を取りに行ってくれた。
「お嬢ちゃん本当に出場するんだな?」
「え?あ、はい。ミスリルありがとうございました。良い装備が作れましたよ。」
声を掛けてきたのは鍛治ギルドで私にミスリルを渡してきたドワーフの人だった。
「そうか…怪我には気を付けろよ。誰も文句は言わんから、限界だと思ったら降参するんだ。頑張れよ。」
そう言って去っていった。
嫌な人かと思ったら良い人だった。無理せずに頑張ろうと思う。
「やあ、君は関係者かい?それともまさか出場者?」
次に声を掛けてきたのはダークブラウンの髪をした人間の人。20歳くらいかな。結構イケメンだ。
「はい。鍛治師兼出場者です。」
「武具も自分で作ったのかい?これは驚いた。」
大げさに驚いて見せるイケメン。この人も出場者かな?
「名乗っていなかったね。私はアルバート・ヴァサール。君の名前を聞かせてもらえるかな?」
「ミナです。」
「ミナ、良い名前だ。」
「アルバートさんは出場者ですか?」
「そうだとも。明日は同じブロックにならない事を願っているよ。君の様な可憐な子に刃を向けるなんてできないからね。」
「ははは。私もです。」
「オレも出場者だ。テュケ、宜しく!」
テュケ君が割って入って自己紹介をする。
「ふむ。テュケ、ミナのお兄さんかな?」
あー、見た目だとそうなっちゃうか…。
「オレはミナの警護だ。知らない男が寄り付かない様に見張ってる。」
「ほう。それならば多少は腕が立つのかな?明日、戦えるのを楽しみにしているよ。私と戦うまでに負けない様にね。」
「そっちもな!」
「それじゃあミナ、怪我をしない様にね。」
「は、はい。アルバートさんも。」
アルバートさんはニコリと笑いかけて去っていく。苗字があったけど貴族の人なのかな?
「アイツ嫌いだ。」
「悪い人じゃないと思うけど。」
「それはミナだからだろう。オレには殺気を向けてきていた。」
「気のせいじゃない?」
殺気ってテュケ君、そんな物騒な…。
「おいそこのティターニア。」
後ろから声を掛けられる。まさか私の事?
振り返るとダキアさんをスマートにした感じの人が立っていた。
「気に入った。俺の部屋に来い。」
「へ?」
何言ってるのこの人。思わず変な返事をしてしまった。それから私はティターニアじゃないし。
「おいおっさん。その子はティターニアじゃないぜ。多分人間だ。そうだろ?」
「え?はい。」
今度は横からティターニアの少年?がやって来た。
「何でもいい。早く来い。」
「待てよ!意味分かんねー事言ってんなよオッサン。」
「なんだこのガキ。」
「ガキじゃねぇ!」
私の腕を掴もうとした男の人の手を払って間に割り込むテュケ君。
「おいおい喧嘩か?面白そうじゃねーか。混ぜろよ。」
次にやって来たのは線の細い褐色の女性。耳が長いからエルフかな?
「ダークエルフじゃん。珍しいね。」
「何だ?お前も遊んで欲しいのかぁ?」
「いいぜ。相手をしてくれよ?」
「ここで始めちゃう?オイラも混ざっちゃおうかな。」
「こらこら、喧嘩はいかんよ。やりあうのは明日にしろよ?」
止めに入ってくれたのはドワーフのおじさんだ。鍛治師かな?
「ちっ。おいお前、大会が終わったら俺のものになれ。いいな?」
「何言ってんだ。ねーちゃんは誰のものでもねぇ!さっさと失せろ!」
捨て台詞の様にひとこと言って去っていく男の人。テュケ君がそばに居てくれて助かったかも。
「どうかしましたか?ミナ様、テュケ君。お料理を持ってきましたけど…。」
クラースさんが両手に料理をいっぱい乗せたお皿を持って戻ってきた。
「あ、ありがとうございます。」
「こちらの方達は?」
「変な人に絡まれてしまって…それで集まってきちゃったんです。」
「そう、ですか。」
ティターニアの少年、ダークエルフの女性、ドワーフのおじさんをそれぞれ見比べるクラースさん。
「ミナ様がお世話になりました。どうやらこの会場は血の気の多い方がいらっしゃるみたいで。他の皆様も大丈夫でしょうか?」
「じゃ、オイラはこれで。」
「ちっつまらねーな。」
「無事解決か。大事なくて良かった。気を付けなされ。」
3人とも去って行った。軽口を叩いていたり、相手を挑発したり、落ち着いて諫めようとしていたりと三者三様だったけど、みんな気配が何か異様だった。
「みんなスゲー気配だった。隙が無いっていうか、このまま乱闘になるのかと思ったよ。」
「テュケ君ありがとうね。」
「あと少し遅かったら私が始末していました。」
ウルちゃんが暴れたら出場者が減っちゃうからね。絶対ダメだよ?
お城の中、一番大きな部屋には沢山の料理が並べられていて、既に宴は始まっていた。会場にはドワーフが7割、人間等の他種族な3割くらい居た。ドワーフ以外の人は出場者とかその関係者なんだろう。みんな楽しそうにお酒や料理を楽しんでいる。みんな普段着なので安心した。
「来たかチビ助!」
「来てやったぞジジイ!」
ルーティアさんとグレードンさんが挨拶?をしている。こういう場所でジジイはマズくないですか?
やり取りに驚いているのはドワーフ以外の人達だけ。もう見慣れた光景なのかな?
王様って後でやって来て一言挨拶するとかじゃないんだね。初めからみんなの輪の中に入って、出場者や関係者と同じ様にしている。
「食べ放題~。」
「あ、こら!一人で行くと迷子になるわよ!」
ソラちゃんは食べものに釣られて何処かに行ってしまった。それを追いかけてリオさんも。
「儂は国王に挨拶をしてくる。ほれ、お前も付き合え。」
「僕もですか?」
グリーエルさんとロックさんはグレードンさんの所へ。私も行こうかと思ったけど王様の周りに人が集まって来ていたので後で挨拶に行く事にした。
「ねーちゃん、オレも何か食べたい。」
「そうだね。何かもらって食べよう!」
「宜しければ私がお取りしますよ。」
テュケ君はソラちゃんみたいに何処かに行かずに私のそばに付いていてくれる。
守ってくれているのかな?
クラースさんが給仕のティターニアさんにお皿を貰って、料理を取りに行ってくれた。
「お嬢ちゃん本当に出場するんだな?」
「え?あ、はい。ミスリルありがとうございました。良い装備が作れましたよ。」
声を掛けてきたのは鍛治ギルドで私にミスリルを渡してきたドワーフの人だった。
「そうか…怪我には気を付けろよ。誰も文句は言わんから、限界だと思ったら降参するんだ。頑張れよ。」
そう言って去っていった。
嫌な人かと思ったら良い人だった。無理せずに頑張ろうと思う。
「やあ、君は関係者かい?それともまさか出場者?」
次に声を掛けてきたのはダークブラウンの髪をした人間の人。20歳くらいかな。結構イケメンだ。
「はい。鍛治師兼出場者です。」
「武具も自分で作ったのかい?これは驚いた。」
大げさに驚いて見せるイケメン。この人も出場者かな?
「名乗っていなかったね。私はアルバート・ヴァサール。君の名前を聞かせてもらえるかな?」
「ミナです。」
「ミナ、良い名前だ。」
「アルバートさんは出場者ですか?」
「そうだとも。明日は同じブロックにならない事を願っているよ。君の様な可憐な子に刃を向けるなんてできないからね。」
「ははは。私もです。」
「オレも出場者だ。テュケ、宜しく!」
テュケ君が割って入って自己紹介をする。
「ふむ。テュケ、ミナのお兄さんかな?」
あー、見た目だとそうなっちゃうか…。
「オレはミナの警護だ。知らない男が寄り付かない様に見張ってる。」
「ほう。それならば多少は腕が立つのかな?明日、戦えるのを楽しみにしているよ。私と戦うまでに負けない様にね。」
「そっちもな!」
「それじゃあミナ、怪我をしない様にね。」
「は、はい。アルバートさんも。」
アルバートさんはニコリと笑いかけて去っていく。苗字があったけど貴族の人なのかな?
「アイツ嫌いだ。」
「悪い人じゃないと思うけど。」
「それはミナだからだろう。オレには殺気を向けてきていた。」
「気のせいじゃない?」
殺気ってテュケ君、そんな物騒な…。
「おいそこのティターニア。」
後ろから声を掛けられる。まさか私の事?
振り返るとダキアさんをスマートにした感じの人が立っていた。
「気に入った。俺の部屋に来い。」
「へ?」
何言ってるのこの人。思わず変な返事をしてしまった。それから私はティターニアじゃないし。
「おいおっさん。その子はティターニアじゃないぜ。多分人間だ。そうだろ?」
「え?はい。」
今度は横からティターニアの少年?がやって来た。
「何でもいい。早く来い。」
「待てよ!意味分かんねー事言ってんなよオッサン。」
「なんだこのガキ。」
「ガキじゃねぇ!」
私の腕を掴もうとした男の人の手を払って間に割り込むテュケ君。
「おいおい喧嘩か?面白そうじゃねーか。混ぜろよ。」
次にやって来たのは線の細い褐色の女性。耳が長いからエルフかな?
「ダークエルフじゃん。珍しいね。」
「何だ?お前も遊んで欲しいのかぁ?」
「いいぜ。相手をしてくれよ?」
「ここで始めちゃう?オイラも混ざっちゃおうかな。」
「こらこら、喧嘩はいかんよ。やりあうのは明日にしろよ?」
止めに入ってくれたのはドワーフのおじさんだ。鍛治師かな?
「ちっ。おいお前、大会が終わったら俺のものになれ。いいな?」
「何言ってんだ。ねーちゃんは誰のものでもねぇ!さっさと失せろ!」
捨て台詞の様にひとこと言って去っていく男の人。テュケ君がそばに居てくれて助かったかも。
「どうかしましたか?ミナ様、テュケ君。お料理を持ってきましたけど…。」
クラースさんが両手に料理をいっぱい乗せたお皿を持って戻ってきた。
「あ、ありがとうございます。」
「こちらの方達は?」
「変な人に絡まれてしまって…それで集まってきちゃったんです。」
「そう、ですか。」
ティターニアの少年、ダークエルフの女性、ドワーフのおじさんをそれぞれ見比べるクラースさん。
「ミナ様がお世話になりました。どうやらこの会場は血の気の多い方がいらっしゃるみたいで。他の皆様も大丈夫でしょうか?」
「じゃ、オイラはこれで。」
「ちっつまらねーな。」
「無事解決か。大事なくて良かった。気を付けなされ。」
3人とも去って行った。軽口を叩いていたり、相手を挑発したり、落ち着いて諫めようとしていたりと三者三様だったけど、みんな気配が何か異様だった。
「みんなスゲー気配だった。隙が無いっていうか、このまま乱闘になるのかと思ったよ。」
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