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第32話 夏休みの楽しい家族計画。親が頑張れば子も頑張るもんだよ! その3
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今年の夏のイベント。友香ねぇさんが当選した、温泉旅館。そして3家族合同の初の旅行。
考えただけでなんだか、胸が高鳴る。
それは私だけじゃない。美奈子も朋絵もおんなじだった。
予約はもう済ませた。
8月はパパがちょっと忙しいのもあって、7月中に行くことになった。
まぁ、7月といっても本当に終わりの時。
それに8月は意外と予約が埋まっていた。まして3家族の予定を合わせるのは意外と大変だったかもしれない。友香ねぇさんご苦労様でした。て、言うよりお母さんたちのノリノリ感じは否めない。
正直に言おう。友香ねぇさんはマジ楽しんでいる。
そして朋絵のお母さんは、この旅行で孕むぞぉう! と宣言してしまっている。
で、で、美奈子のお母さんの事なんだけど、美奈子からは「お母さんずっと顔が赤いの。どうしたのって聞いたら、旅行のこと思うと何だか体が勝手にね……」と美奈子が言うには「ありゃ、もうやばいね。相当沙奈枝のお父さんとのこと意識しちゃってるみたい」
「なははは、マジかぁ―。ヤキモチちょっと妬きたくなるなぁ」
「あれぇ―、そうなの? 沙奈枝」
「なんとなくね。そこまでラブリ―されちゃうとねぇ―」
「まぁ私はいいんだけど、ここんところお父さん独り占めだし」
「ぶぅ―」
「どうしたの? 沙奈枝」
「その、お父さん独り占め状態がなんか羨ましいなって」
「あははは、沙奈枝もうヤキモチ妬いてるじゃん」
「うっさいな、もう――――! それより早く片付けちゃおう。こんな宿題」
「もう、それ、ドリルだけならまだしも、このプリントの量は何?」
「全くよねぇ、私達受験生よ一応。なのにこんなにプリント宿題出さなくたっていいんじゃない」
おいおい、多分さぁ、受験生だからこんなにプリント宿題出てんだと思うんだけど?
「もう今更こんな基礎なんか大量にやったって、意味ないと思うんだけどなぁ。もうこの時期だったら、自分の志望高に合わせた勉強しないと、間に合わないよ」
「あはははは、だねぇ。でもさぁ、高校行く気ないんだけど! 私」
「あ、それ言ったらこの前話したじゃない。私もそうだし」続いて朋絵も「多分さぁ、臨月あたりじゃないの? その頃って」
私と美奈子は顔を見合わせて。
「朋絵! もう孕んだの?」
「な、何? いきなり」
「だ、だって受験のあたりが臨月だっていうんだったら、もう孕んでないと!」
「うっ!」
「ああ、そうしたら、朋絵、あんたもう禁煙しないと! 今吸ってるのもう、消しなさいよ!」
「ゲッ!」
「そっかぁ―、それで朋絵、梅ジュースなんて飲んでるんだぁ―」
「あ、いや……その」
「あああああああ、なんだよぉ―! まだ早いって、言っていたのに。先にお母さんたちから孕ませないといけなかったんじゃないの?」
「いや、だから、そのぉ……」
私と美奈子はマジな顔して朋絵に言い寄る。
「で、実際どうなのよ!」
「ああ、もうぉ―――――! ちょっと待ってて」そう言って朋絵は立ち上がり部屋を出た。
「んっ?」と私達は顔を見合わせて。
「な、何あれ?」
「さぁ―」
と嘆くように言った。
少しして、ドアが開いた。
「ホレ!」朋絵が差し出したのは妊娠検査薬キットの結果だった。
「ん?」
「判定見てごらん」
「これつて、赤いのラインが出ていないっていうことは妊娠していないっていうこと?」
「だねぇ――――。残念ながら、まだ妊娠はしておりませんのよ! おほほほほ」
まったく、朋絵あんたはどこのおばさんよ!
おほほほ、じゃないちゅう――の!
考えただけでなんだか、胸が高鳴る。
それは私だけじゃない。美奈子も朋絵もおんなじだった。
予約はもう済ませた。
8月はパパがちょっと忙しいのもあって、7月中に行くことになった。
まぁ、7月といっても本当に終わりの時。
それに8月は意外と予約が埋まっていた。まして3家族の予定を合わせるのは意外と大変だったかもしれない。友香ねぇさんご苦労様でした。て、言うよりお母さんたちのノリノリ感じは否めない。
正直に言おう。友香ねぇさんはマジ楽しんでいる。
そして朋絵のお母さんは、この旅行で孕むぞぉう! と宣言してしまっている。
で、で、美奈子のお母さんの事なんだけど、美奈子からは「お母さんずっと顔が赤いの。どうしたのって聞いたら、旅行のこと思うと何だか体が勝手にね……」と美奈子が言うには「ありゃ、もうやばいね。相当沙奈枝のお父さんとのこと意識しちゃってるみたい」
「なははは、マジかぁ―。ヤキモチちょっと妬きたくなるなぁ」
「あれぇ―、そうなの? 沙奈枝」
「なんとなくね。そこまでラブリ―されちゃうとねぇ―」
「まぁ私はいいんだけど、ここんところお父さん独り占めだし」
「ぶぅ―」
「どうしたの? 沙奈枝」
「その、お父さん独り占め状態がなんか羨ましいなって」
「あははは、沙奈枝もうヤキモチ妬いてるじゃん」
「うっさいな、もう――――! それより早く片付けちゃおう。こんな宿題」
「もう、それ、ドリルだけならまだしも、このプリントの量は何?」
「全くよねぇ、私達受験生よ一応。なのにこんなにプリント宿題出さなくたっていいんじゃない」
おいおい、多分さぁ、受験生だからこんなにプリント宿題出てんだと思うんだけど?
「もう今更こんな基礎なんか大量にやったって、意味ないと思うんだけどなぁ。もうこの時期だったら、自分の志望高に合わせた勉強しないと、間に合わないよ」
「あはははは、だねぇ。でもさぁ、高校行く気ないんだけど! 私」
「あ、それ言ったらこの前話したじゃない。私もそうだし」続いて朋絵も「多分さぁ、臨月あたりじゃないの? その頃って」
私と美奈子は顔を見合わせて。
「朋絵! もう孕んだの?」
「な、何? いきなり」
「だ、だって受験のあたりが臨月だっていうんだったら、もう孕んでないと!」
「うっ!」
「ああ、そうしたら、朋絵、あんたもう禁煙しないと! 今吸ってるのもう、消しなさいよ!」
「ゲッ!」
「そっかぁ―、それで朋絵、梅ジュースなんて飲んでるんだぁ―」
「あ、いや……その」
「あああああああ、なんだよぉ―! まだ早いって、言っていたのに。先にお母さんたちから孕ませないといけなかったんじゃないの?」
「いや、だから、そのぉ……」
私と美奈子はマジな顔して朋絵に言い寄る。
「で、実際どうなのよ!」
「ああ、もうぉ―――――! ちょっと待ってて」そう言って朋絵は立ち上がり部屋を出た。
「んっ?」と私達は顔を見合わせて。
「な、何あれ?」
「さぁ―」
と嘆くように言った。
少しして、ドアが開いた。
「ホレ!」朋絵が差し出したのは妊娠検査薬キットの結果だった。
「ん?」
「判定見てごらん」
「これつて、赤いのラインが出ていないっていうことは妊娠していないっていうこと?」
「だねぇ――――。残念ながら、まだ妊娠はしておりませんのよ! おほほほほ」
まったく、朋絵あんたはどこのおばさんよ!
おほほほ、じゃないちゅう――の!
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