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第18話 僕の知らない彼女 ACT 3
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彼女はにやりと口角を上げ。
制服のリボンを取り、シャツの襟ボタンを外し、またその下のボタンを外していく。見たいわけでじゃないけど目に入るレースのついた可愛らしいブラ。えっとまずいなぁ。
「これより、あなたの前世の記憶を取り戻す儀式を執り行う。我のこの封印し、左手が阻まれし時の壁を取り払い。我が、かけられた呪いを吸いだしてあげよう」
そう言うと彼女の左手が僕の頭を力強く鷲掴み。グイっと顔を上げさせた。
プチっと音がしたと思うとベンチに座る僕の足元に何か布のようなもの……もしかしてこれ、スカート? てことは視線を下にやるとシャツの下からこれまた白のかわいらしいレースのついたパンツ……えっ! パ、パンツ! ちょっと待て、ここは学校だぞ、いくら人気のない裏庭だとしても誰かに見られたら、この状態は非常にまずいのでは……。
にやりと笑う彼女の顔が近づき、プルンとしたピンクの唇が僕の唇と重なった。
「うぐっ!」
ヌルっと、温かい彼女の舌が入ってくる。
な、なんだぁ! なんでこういう展開になるんだぁ!
彼女の左手が頭から離れ両手で僕を抱きかかえるように自分の体へと引き寄せる。
ちょっとまて、これ以上は……。まずいぞ! 絶対にまずい。
今さっき声をかけられたばかりの子にこんなにさせられて、これ、大問題だよな。……た、たぶん。
「ぷはぁ―――――!」
ようやく彼女の唇が離れると「ああ、美味しかった。どうします? この続き続行しますか。ならば、秘密の場所にご招待いたしますよ。笹崎結城先輩」
「こ、この続きって……」
「やだぁ――、そんなこと私の口からは言えないですよぉ……。前世のちぎりを再復興させるなんてぇ。まだ思い出してもらえないんですかぁ」
「ぜ、全然」
「んつもう! じゃぁ―、もう一回」
と、彼女がまた体を引き寄せようとした時「あ、見つけた!」と、声がした。
「ちょっと、あんたたちいったい何やってんのよ! こんなところで」
聞き覚えのある声。その声の方を見ると
「げっ!」恵美。
そして僕の顔を見て「嘘、結城?」
まずい、非常にまずい展開になってしまった。
暫く茫然としていた恵美が我を取り戻したかのように、彼女の体を僕から引き離すと、正面に仁王立ちにして、ぎろりとにらみつけた。
次の瞬間、パシッ! パシッ!と思いっきり往復ビンタを食らわせた。
「結城、いったいあなた何考えてるのよ。不潔。後輩に手を出すなんて、それもこんなところで」
「いや、違う。誤解だってば!」
「何よ、言い訳するの! ほんとあなたがこんなにも腐った男だなんて思ってもいなかったわ」
「だから違うんだってば! 俺の話を聞いてくれよ」
「聞く? この目で見たんだから、話なんか聞かなくたって、なにしようとしているくらいわかるわよ」
猛烈な勢いで恵美は言い放つ。
「さ、行くわよ、制服ちゃんとさせて。真莉愛」
「ふぁ――ぃ。恵美先輩」
「全くもう、いい加減にしなさい今度こういうことしたら、ただじゃ済まないわよ真莉愛」
「えへへへ。ごめんねぇ笹崎先輩。あ、そうそう、私、1年の乃木満里奈です。恵美おねぇさんと一緒に暮らしている笹崎先輩に物凄く興味あるんですよぉ! だからこれからもよろしくね。それじゃ」
ニコット笑いながら「恵美おねぇさん、そんなに怒んないでくださいよ。私はおねぇさん一筋なんですから。これはちょっとした興味がそうさせたんですから」しっかりと恵美の腕に抱き着いて、すりすりと体を恵美にこすり合わせていた。
な、何なんだ――――――いったい、この子は?
それ以来恵美は今まで以上に僕を避けるようになった。
同じ家に住みながら、ここまで避けられると、本当になんだか気まずいどころじゃない。
毎日が拷問の日々のように感じるのは僕だけか?
制服のリボンを取り、シャツの襟ボタンを外し、またその下のボタンを外していく。見たいわけでじゃないけど目に入るレースのついた可愛らしいブラ。えっとまずいなぁ。
「これより、あなたの前世の記憶を取り戻す儀式を執り行う。我のこの封印し、左手が阻まれし時の壁を取り払い。我が、かけられた呪いを吸いだしてあげよう」
そう言うと彼女の左手が僕の頭を力強く鷲掴み。グイっと顔を上げさせた。
プチっと音がしたと思うとベンチに座る僕の足元に何か布のようなもの……もしかしてこれ、スカート? てことは視線を下にやるとシャツの下からこれまた白のかわいらしいレースのついたパンツ……えっ! パ、パンツ! ちょっと待て、ここは学校だぞ、いくら人気のない裏庭だとしても誰かに見られたら、この状態は非常にまずいのでは……。
にやりと笑う彼女の顔が近づき、プルンとしたピンクの唇が僕の唇と重なった。
「うぐっ!」
ヌルっと、温かい彼女の舌が入ってくる。
な、なんだぁ! なんでこういう展開になるんだぁ!
彼女の左手が頭から離れ両手で僕を抱きかかえるように自分の体へと引き寄せる。
ちょっとまて、これ以上は……。まずいぞ! 絶対にまずい。
今さっき声をかけられたばかりの子にこんなにさせられて、これ、大問題だよな。……た、たぶん。
「ぷはぁ―――――!」
ようやく彼女の唇が離れると「ああ、美味しかった。どうします? この続き続行しますか。ならば、秘密の場所にご招待いたしますよ。笹崎結城先輩」
「こ、この続きって……」
「やだぁ――、そんなこと私の口からは言えないですよぉ……。前世のちぎりを再復興させるなんてぇ。まだ思い出してもらえないんですかぁ」
「ぜ、全然」
「んつもう! じゃぁ―、もう一回」
と、彼女がまた体を引き寄せようとした時「あ、見つけた!」と、声がした。
「ちょっと、あんたたちいったい何やってんのよ! こんなところで」
聞き覚えのある声。その声の方を見ると
「げっ!」恵美。
そして僕の顔を見て「嘘、結城?」
まずい、非常にまずい展開になってしまった。
暫く茫然としていた恵美が我を取り戻したかのように、彼女の体を僕から引き離すと、正面に仁王立ちにして、ぎろりとにらみつけた。
次の瞬間、パシッ! パシッ!と思いっきり往復ビンタを食らわせた。
「結城、いったいあなた何考えてるのよ。不潔。後輩に手を出すなんて、それもこんなところで」
「いや、違う。誤解だってば!」
「何よ、言い訳するの! ほんとあなたがこんなにも腐った男だなんて思ってもいなかったわ」
「だから違うんだってば! 俺の話を聞いてくれよ」
「聞く? この目で見たんだから、話なんか聞かなくたって、なにしようとしているくらいわかるわよ」
猛烈な勢いで恵美は言い放つ。
「さ、行くわよ、制服ちゃんとさせて。真莉愛」
「ふぁ――ぃ。恵美先輩」
「全くもう、いい加減にしなさい今度こういうことしたら、ただじゃ済まないわよ真莉愛」
「えへへへ。ごめんねぇ笹崎先輩。あ、そうそう、私、1年の乃木満里奈です。恵美おねぇさんと一緒に暮らしている笹崎先輩に物凄く興味あるんですよぉ! だからこれからもよろしくね。それじゃ」
ニコット笑いながら「恵美おねぇさん、そんなに怒んないでくださいよ。私はおねぇさん一筋なんですから。これはちょっとした興味がそうさせたんですから」しっかりと恵美の腕に抱き着いて、すりすりと体を恵美にこすり合わせていた。
な、何なんだ――――――いったい、この子は?
それ以来恵美は今まで以上に僕を避けるようになった。
同じ家に住みながら、ここまで避けられると、本当になんだか気まずいどころじゃない。
毎日が拷問の日々のように感じるのは僕だけか?
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