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第63話【閑話】満天の星の下でやることといえば?
しおりを挟むオリハルコンゴーレム討伐から数日が経った。
僕のホールブラザーズ、タカヒロが毎日せっせと娼館へ通うなか、僕はレベル上げをタカヒロに任せて♡羅♡部♡捕♡亭♡でノエルとイチャイチャしていた。
因みに分身であるタカヒロがやっても経験値は入る。
部屋の中では当然、お互い裸。キスしたり抱き合ったりしていると自然と始まる。ノエルが疲れると抱き合いながら眠る。
眠っている間も僕のものは〈ゼツリン〉のせいで起きている。だから彼女が目を覚ますとまたその気になって始まる。
蝙蝠アエロリットは僕達のをよくチラチラ見ているが、僕もノエルも途中から気にしなくなった。
3人で話すこともあるが、基本的にアエロリットは彼女専用の小さなクッションの上で水晶を眺めながらダラダラ過ごしている。
この水晶はアエロリットのアクティブスキルで大きさも変化するし消すこともできる。
【ノエル視点】
最近私の体変わったわ。簡単にいくようになってしまった。
今日なんて、たぶん100回以上……。
でも……、ゼツ君のSS級モンスターおち♡ぽは全然弱らないから、20回戦、30回戦とやってしまう。私も気持ちいいし、彼を満足させたいから、なし崩しでそうなるけど、このままだと体が持たない……。
【ゼツ視点】
朝から晩までずっとそんな性活をしていると、ティッシュが♡羅♡部♡捕♡亭♡に来て、キャンプに行こうと言い出した。
ノエルは大賛成で僕も楽しそうだから行くことにした。ちょうど〈渇きの砦〉攻略で使ったキャンプ道具があるから使える。
◇
翌日、僕達はスクワード近郊の森にある湖に来た。
キャンプ参加者は僕、ノエル、ティッシュ、アエロリットの4人。
昼間は4人で魚釣りをしたり、僕、ノエル、ティッシュは湖で泳いだりした。
夕方、釣った魚や肉や野菜を金網で焼いて食べる。
そうして楽しい時間を過ごしていると日は沈み辺りは真っ暗になった。
風のない夜、満天の星の下、湖の凪の水面をびっしりと埋め尽くす星の光を眺めながら、僕達は丸太に座ってのんびり話す。
「アッチの実家、凄く貧乏だからスクワードに出稼ぎに来たニャン。でも全然稼げなくて体売って……、正直まだ夢を見ている気分ニャン」
ティッシュは8人兄妹の長女で実家に仕送りをしながら、貧乏冒険者をやっていた。
そんな彼女が今回の稼ぎ全体の13%を貰う。
街の復興費で寄付したのは10%だからそれよりも多い。因みにリンダナ領年間予算よりも多い額だ。
「加護に感謝しないとな」
アターシャ達と合流してからティッシュは殆どやることがなかった。
ただ、働かずして稼ぐのが【HNギャンブラー】の本懐だから、彼女はまさにそれを体現したと言える。
「うんん、加護じゃないよ。アッチはゼツとノエルに感謝してるニャン」
「ティッシュはこれからどうするの?」
ノエルが尋ねる。
【ティッシュ視点】
「まだ決まってないニャン」
アッチもゼツ達を一緒に行きたいニャン。だから今日二人をキャンプに誘って、伝えようと思ったけど、……でも二人は付き合っててラブラブだから、アッチは邪魔になるニャンね。
うぅうううう。言えない。言えないけど、二人とお別れなんて嫌ニャン……。
「ゼツ君」
「ん?」
「向こうでティッシュと二人きりで話してきてもいい?」
「うん。……あ、それなら僕が席を外すよ。アエロリットを一人ぼっちにしちゃってるから様子を見てくる」
「わかった。……ありがとう」
ノエルはゼツに微笑みかける。
アッチと何を話すの?
ゼツが席を外すと。
「ねぇ、ティッシュ、ゼツ君とまたエッチしたい?」
ノエルは真剣な顔でアッチを見る。
そりゃゼツのは特別気持ちいいから、またやりたいニャン……。でもそれを言ったら、絶対にノエルは嫌がるニャン。
「アッチ……、またゼツとエッチしたいニャン……」
うぅううう!アッチは嘘付けない性格ニャン……ッ!
「ならティッシュが良かったらでいいんだけど、これからも一緒に冒険を続けない?それでティッシュが嫌じゃなかったら、たまにゼツ君とエッチしてあげて欲しいの……」
「ええええ!?ノエルは嫌じゃないニャンか?」
「二人が隠れてしてたら嫌だけど3人でするのは嫌じゃないよ……」
「ノエルちょっとおかしいニャン……。ゼツとラブラブだと思ってたけど」
「凄くラブラブだよ。でもゼツ君のあそこが凄過ぎて私一人じゃ手におえないんだよぉ」
ノエルは涙目で訴える。
「確かにあれ、凄過ぎニャンね……」
「私、ティッシュのこと好きだし、あなたならいいかなって」
「アッチも二人と一緒に行きたかったら……凄く嬉しいニャン!」
「なら決まりね。ふふふ」
ノエルが優しく微笑む。
「にひひひひ、今から二人でゼツを襲おうか?アッチやりたくなってきたニャンw」
「ふふふ、いいよ。二人でゼツ君、負かしちゃおうよw」
アッチ等はケラケラと笑い合った。
【ゼツ視点】
「二人とも楽しそうだな」
「クツクツ、主は仲間外れかのう?」
久しぶりのお出かけで今日はアエロリットも楽しそうにしていた。
「女の子には女の子の話しがあるんだよ」
良くわからないけどね。
アエロリットとのんびり雑談していると、ノエル達に呼ばれた。
「「ゼツ(君)~~!」」
「妾ここで寛いでおる。行ってこい」
蝙蝠アエロリットは宿から持ってきた彼女専用のクッションの上で丸まった。
◇
僕が戻ると。
「ゼツ君、これからもティッシュと一緒に冒険してもいいよね?」
とノエル。ティッシュは不安気な顔をしている。
「ああ、もちろんだ。ティッシュ、一緒に行こうよ」
「うん!ありがとう二人とも!」
ティッシュは満面の笑みを浮かべた。
「そうだ。僕のレベルが1000になったらホールブラザーズ―シュウイチって人が目覚める。彼は商売の天才だから商会をつくって任せるつもりなんだけど、ティッシュも力を貸してくれないかな? 【HNギャンブラー】のスキルが役に立つんだ」
ティッシュは目を輝かせた。
「アッチ、それやってみたいニャン!」
「なら決まりだな」
「ティッシュ良かったね」
僕達3人は笑う。
「話は纏まったから始めましょう。うふふふ♡」
「そうニャンね。にひひひひ♡」
女子二人が邪悪な表情になった。
「え?な、何を?」
それから――。僕は二人に押し倒され服を脱がされた。二人も服を脱ぎ息の合った連携プレイで僕を攻て攻めて攻め捲る。
「ほ~~ら、ゼツ君く~~ん♡ 気持ちいい?♡」
「アッチもたくさんやってあげるニャン♡」
二人とも物凄いテクニックだ。
これはヤバいぞ!
く、くっそう。負けてられるかッ!
「きゃ!」
「んにゃっ!」
今度は僕が二人を押し倒し攻めるッ!
「だ、だめぇ、壊れちゃうニャ~~ン♡」
「んっほ、も、もう何回もいってりゅからぁ~~♡」
こうして僕達は満天の星の下、湖の畔で朝までやりまくった。
そして、ティッシュが正式なパーティーメンバーに加わった。
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