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藤田先生と千晴
【1】ふたりの夜。*R18
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「あ、そんなにしないで……っ」
閉じようとする私の脚を、先生の腕が力強く押さえつけている。
私の脚の間で、溢れ出る場所を探り、慈しむように愛撫を続けながら。
ソファの上で、とろりとした蜜にキスをして、芽を唇で撫でられる。
その刺激は大きなうねりとなって、私の下腹部を熱く襲う。
「んっ……もう、だ、だめ」
先生は震える太ももにキスをして、体を起して少し口角を上げた。
ねっとりと濃厚な愛撫。年を追うごとに、深い快感を与えられているような気がする。
それを先生に言ったら、「どうにか満足させたいんだよ」と静かに苦笑していた。
「もう……挿れてもいいか」
私が頷くのと同時に、ぴとりと先生の熱い塊が当てられた。散々先生に愛され尽くした透明の雫が、先生を今か今かと迎えるべく滴っていた。
私は、これ以上開かないぐらいに脚を広げ、貫かれるのを待った。
ぬるりと滑りながら先生が力を掛け、私の奥へと重く進んでくる。
太い――。
全然、衰えなんて感じない。
先生は気にしているようだけど――。
昔のまま、逞しくて、情欲に翻弄させられるセックスを与えてくれる。
「ん、あう……っ」
ゆっくりと最奥を突くように、先生が力を込めた。
かすかにうめくような声が漏れ聞こえて、私の体はぞくぞくと快感を知る。
「あっ、はああ……」
「気持ちいいのか」
「んっ、聞かないで……」
言葉責めと呼べるほど囁かれはしないけど、先生の低く男らしい声は、耳元で発されるととろけてしまう。
「んっ……んんっ……」
自分の指を噛みながら、よがりあげてしまいそうな快感をどうにか逃す。
先生はすぐに気付き、私の指を取りあげ、指の一本一本に濃厚なキスを施してきた。
「哲さん、それ逆効果だから……。余計に声出ちゃう……」
「はは。……そうか」
こんなに、いやらしいことをしているのに、先生の無邪気な笑顔を見ると、ちょっときゅんと胸が鳴る。
最近は、昔のようなときめきを感じることが増えてきた。
先生は、一旦私から離れると、ソファに伏せさせるようにして、床に膝をつかせた。
そして先生は後ろから覆いかぶさるようにして、両手をソファに縫いとめるようにする。
背中にキスを繰り返し、うなじを舐め上げて、肩を甘噛みされながら、先生の下腹部で反り返っているそれが、私を背後から貫くようにして、規則的な水音と、肌がぶつかる音を立てて出入りした。
「………っ」
声は出せない。
秘密のセックス。
耳元で、先生の短く続く息に一層の快感を覚えながら、先生の動きに合わせるように腰を振り続ける。
「もう、だめ……」
「……ここか?」
逞しく浅黒い右手の中指が、いやらしくつながっているすぐ上の突起を押しつぶした。
「うああっ!」
恥ずかしく濡らした場所に強く閃光が走る。
何度か捏ねるようにされただけで、あっけなくエクスタシーを迎えてしまった。
「あ、ぁ、もう、もう、だめ…っ許して、許して……」
淫らな部分を収縮させながら、ソファの上で力なく許しを乞う私の背中に、先生がそっと口づけをしながら動き出す。
「千晴。愛してる。……きれいだよ」
「あぁ、哲さん……!」
絶頂直後で、収縮もおさまっていない中を、極太のそれで掻き回された後は。
「出る……、……くっ……」
後ろから私を強く抱きしめながら、熱く滾った精が奥に放たれた。
「はあ…はあ…」
肩で息をする私と先生。
先生は私の背中にどさりと体重をあずけてきた。
「哲さん~。苦しい~」
「ああ。すまない……」
まだけだるい体をのっそりと起こして、先生は床に横たわる。
「気持ち良かったね、哲さん」
「ああ……そうだな」
私もソファから下りて横たわり、先生の腕を枕にして抱きついた。
そして、大きな手で頭を撫でられ、幸せな気分に浸る。
ひんやりとした床の上。
ベッドの上で愛し合えたらいいけれど、寝室では、惺がすうすうと寝息を立てている。
「ベッドでエッチできる日はいつかなぁ……」
「千晴は、ベッドがいいのか?」
「そりゃあ……」
でも、惺がいるところではできない。気分的に。
「哲さんはベッドじゃないほうがいいの?」
そう聞いてみると、先生は私の頭を撫でる手を止め、肩を抱き寄せて頬にキスをする。
「千晴となら、俺はどこでもいいよ」
先生の、迷いのない言葉に、ひどく照れる。
つきあいたてでもないのに、惜しみない愛の言葉をくれる。
恥ずかしくて黙ってしまった私の髪を撫でながら、先生は満足そうに微笑んでいた。
閉じようとする私の脚を、先生の腕が力強く押さえつけている。
私の脚の間で、溢れ出る場所を探り、慈しむように愛撫を続けながら。
ソファの上で、とろりとした蜜にキスをして、芽を唇で撫でられる。
その刺激は大きなうねりとなって、私の下腹部を熱く襲う。
「んっ……もう、だ、だめ」
先生は震える太ももにキスをして、体を起して少し口角を上げた。
ねっとりと濃厚な愛撫。年を追うごとに、深い快感を与えられているような気がする。
それを先生に言ったら、「どうにか満足させたいんだよ」と静かに苦笑していた。
「もう……挿れてもいいか」
私が頷くのと同時に、ぴとりと先生の熱い塊が当てられた。散々先生に愛され尽くした透明の雫が、先生を今か今かと迎えるべく滴っていた。
私は、これ以上開かないぐらいに脚を広げ、貫かれるのを待った。
ぬるりと滑りながら先生が力を掛け、私の奥へと重く進んでくる。
太い――。
全然、衰えなんて感じない。
先生は気にしているようだけど――。
昔のまま、逞しくて、情欲に翻弄させられるセックスを与えてくれる。
「ん、あう……っ」
ゆっくりと最奥を突くように、先生が力を込めた。
かすかにうめくような声が漏れ聞こえて、私の体はぞくぞくと快感を知る。
「あっ、はああ……」
「気持ちいいのか」
「んっ、聞かないで……」
言葉責めと呼べるほど囁かれはしないけど、先生の低く男らしい声は、耳元で発されるととろけてしまう。
「んっ……んんっ……」
自分の指を噛みながら、よがりあげてしまいそうな快感をどうにか逃す。
先生はすぐに気付き、私の指を取りあげ、指の一本一本に濃厚なキスを施してきた。
「哲さん、それ逆効果だから……。余計に声出ちゃう……」
「はは。……そうか」
こんなに、いやらしいことをしているのに、先生の無邪気な笑顔を見ると、ちょっときゅんと胸が鳴る。
最近は、昔のようなときめきを感じることが増えてきた。
先生は、一旦私から離れると、ソファに伏せさせるようにして、床に膝をつかせた。
そして先生は後ろから覆いかぶさるようにして、両手をソファに縫いとめるようにする。
背中にキスを繰り返し、うなじを舐め上げて、肩を甘噛みされながら、先生の下腹部で反り返っているそれが、私を背後から貫くようにして、規則的な水音と、肌がぶつかる音を立てて出入りした。
「………っ」
声は出せない。
秘密のセックス。
耳元で、先生の短く続く息に一層の快感を覚えながら、先生の動きに合わせるように腰を振り続ける。
「もう、だめ……」
「……ここか?」
逞しく浅黒い右手の中指が、いやらしくつながっているすぐ上の突起を押しつぶした。
「うああっ!」
恥ずかしく濡らした場所に強く閃光が走る。
何度か捏ねるようにされただけで、あっけなくエクスタシーを迎えてしまった。
「あ、ぁ、もう、もう、だめ…っ許して、許して……」
淫らな部分を収縮させながら、ソファの上で力なく許しを乞う私の背中に、先生がそっと口づけをしながら動き出す。
「千晴。愛してる。……きれいだよ」
「あぁ、哲さん……!」
絶頂直後で、収縮もおさまっていない中を、極太のそれで掻き回された後は。
「出る……、……くっ……」
後ろから私を強く抱きしめながら、熱く滾った精が奥に放たれた。
「はあ…はあ…」
肩で息をする私と先生。
先生は私の背中にどさりと体重をあずけてきた。
「哲さん~。苦しい~」
「ああ。すまない……」
まだけだるい体をのっそりと起こして、先生は床に横たわる。
「気持ち良かったね、哲さん」
「ああ……そうだな」
私もソファから下りて横たわり、先生の腕を枕にして抱きついた。
そして、大きな手で頭を撫でられ、幸せな気分に浸る。
ひんやりとした床の上。
ベッドの上で愛し合えたらいいけれど、寝室では、惺がすうすうと寝息を立てている。
「ベッドでエッチできる日はいつかなぁ……」
「千晴は、ベッドがいいのか?」
「そりゃあ……」
でも、惺がいるところではできない。気分的に。
「哲さんはベッドじゃないほうがいいの?」
そう聞いてみると、先生は私の頭を撫でる手を止め、肩を抱き寄せて頬にキスをする。
「千晴となら、俺はどこでもいいよ」
先生の、迷いのない言葉に、ひどく照れる。
つきあいたてでもないのに、惜しみない愛の言葉をくれる。
恥ずかしくて黙ってしまった私の髪を撫でながら、先生は満足そうに微笑んでいた。
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