【R-18】17歳の落書き

六楓(Clarice)

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藤田先生と千晴

【1】ふたりの夜。*R18

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「あ、そんなにしないで……っ」

閉じようとする私の脚を、先生の腕が力強く押さえつけている。
私の脚の間で、溢れ出る場所を探り、慈しむように愛撫を続けながら。

ソファの上で、とろりとした蜜にキスをして、芽を唇で撫でられる。
その刺激は大きなうねりとなって、私の下腹部を熱く襲う。

「んっ……もう、だ、だめ」

先生は震える太ももにキスをして、体を起して少し口角を上げた。

ねっとりと濃厚な愛撫。年を追うごとに、深い快感を与えられているような気がする。
それを先生に言ったら、「どうにか満足させたいんだよ」と静かに苦笑していた。


「もう……挿れてもいいか」

私が頷くのと同時に、ぴとりと先生の熱い塊が当てられた。散々先生に愛され尽くした透明の雫が、先生を今か今かと迎えるべく滴っていた。

私は、これ以上開かないぐらいに脚を広げ、貫かれるのを待った。
ぬるりと滑りながら先生が力を掛け、私の奥へと重く進んでくる。

太い――。

全然、衰えなんて感じない。
先生は気にしているようだけど――。
昔のまま、逞しくて、情欲に翻弄させられるセックスを与えてくれる。

「ん、あう……っ」

ゆっくりと最奥を突くように、先生が力を込めた。
かすかにうめくような声が漏れ聞こえて、私の体はぞくぞくと快感を知る。

「あっ、はああ……」
「気持ちいいのか」
「んっ、聞かないで……」

言葉責めと呼べるほど囁かれはしないけど、先生の低く男らしい声は、耳元で発されるととろけてしまう。

「んっ……んんっ……」

自分の指を噛みながら、よがりあげてしまいそうな快感をどうにか逃す。
先生はすぐに気付き、私の指を取りあげ、指の一本一本に濃厚なキスを施してきた。

「哲さん、それ逆効果だから……。余計に声出ちゃう……」
「はは。……そうか」

こんなに、いやらしいことをしているのに、先生の無邪気な笑顔を見ると、ちょっときゅんと胸が鳴る。
最近は、昔のようなときめきを感じることが増えてきた。

先生は、一旦私から離れると、ソファに伏せさせるようにして、床に膝をつかせた。
そして先生は後ろから覆いかぶさるようにして、両手をソファに縫いとめるようにする。

背中にキスを繰り返し、うなじを舐め上げて、肩を甘噛みされながら、先生の下腹部で反り返っているそれが、私を背後から貫くようにして、規則的な水音と、肌がぶつかる音を立てて出入りした。

「………っ」

声は出せない。
秘密のセックス。

耳元で、先生の短く続く息に一層の快感を覚えながら、先生の動きに合わせるように腰を振り続ける。

「もう、だめ……」
「……ここか?」

逞しく浅黒い右手の中指が、いやらしくつながっているすぐ上の突起を押しつぶした。

「うああっ!」

恥ずかしく濡らした場所に強く閃光が走る。
何度か捏ねるようにされただけで、あっけなくエクスタシーを迎えてしまった。

「あ、ぁ、もう、もう、だめ…っ許して、許して……」

淫らな部分を収縮させながら、ソファの上で力なく許しを乞う私の背中に、先生がそっと口づけをしながら動き出す。

「千晴。愛してる。……きれいだよ」
「あぁ、哲さん……!」

絶頂直後で、収縮もおさまっていない中を、極太のそれで掻き回された後は。



「出る……、……くっ……」



後ろから私を強く抱きしめながら、熱く滾った精が奥に放たれた。


「はあ…はあ…」

肩で息をする私と先生。
先生は私の背中にどさりと体重をあずけてきた。

「哲さん~。苦しい~」
「ああ。すまない……」

まだけだるい体をのっそりと起こして、先生は床に横たわる。


「気持ち良かったね、哲さん」
「ああ……そうだな」

私もソファから下りて横たわり、先生の腕を枕にして抱きついた。
そして、大きな手で頭を撫でられ、幸せな気分に浸る。


ひんやりとした床の上。
ベッドの上で愛し合えたらいいけれど、寝室では、惺がすうすうと寝息を立てている。

「ベッドでエッチできる日はいつかなぁ……」
「千晴は、ベッドがいいのか?」
「そりゃあ……」

でも、惺がいるところではできない。気分的に。



「哲さんはベッドじゃないほうがいいの?」


そう聞いてみると、先生は私の頭を撫でる手を止め、肩を抱き寄せて頬にキスをする。


「千晴となら、俺はどこでもいいよ」


先生の、迷いのない言葉に、ひどく照れる。
つきあいたてでもないのに、惜しみない愛の言葉をくれる。

恥ずかしくて黙ってしまった私の髪を撫でながら、先生は満足そうに微笑んでいた。
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