琥珀色の花嫁

1000年の繁栄を誇るゴアドア王国。

周囲に広がる暗黒の森が城を守り、他国の侵略を防いできたという。

魔物を手懐け、美女をさらっては妻にする不死の青年ラルフ――若く美しく、氷のように冷酷な彼こそが、国の守り人であり、森の番人だった。

ある日、彼の前に一人の娘が現れる。貧相なその姿に眉をひそめるが、彼女が持つ『石』に魅了され、魔物に喰わせるのを思いとどまる。

番人ラルフと、謎の娘。

琥珀をめぐる二人の運命を染めるのは、暗黒の闇か、それとも……





※R18ですが、さほど過激ではありません
※表紙画像/イラストAC
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