【完結】引継ぎ加護持ち王女様魅せられちゃったから 仕方ない

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それからは　色々なところを廻ったの
庭とか　庭とか　庭とか………
凄く広くて！
お城だから当たり前なのだけど

その日はそれで終了

「ソフィア様
お疲れになったでしょう？
ここまで歩くなんて無い事ですもの」

「うーん
疲れちゃったけど　カーラの方が
疲れたでしょ？」

「まぁ…ここまで歩くことも
あまり無いことですが……
当日より　日を開けて出ると言いますものね……筋肉痛が……」

「カーラごめんね　年のことを考えないで……」

「寄る年波には勝てない　でございますね……」
しみじみ……

「そんなことより　明日の朝
お祖父様にご報告なさるのでしょう？
お食事の前にまとめられたほうがよろしいですよ　多分お休みになるのは　早いでしょうから」

「そうね　先にやってしまうわ
思ったことをを忘れないうちに」

カーラの言ったことは正しかったわ
すぐ寝てしまいましたもの


翌朝お祖父様にご報告したの


「ソフィアどうだったかい？」

お祖父様からお尋ねがあったの

すぅ～っと一度深呼吸して
昨日書いたノートを開いて

「まず　私が各場所を見学に行くことで
皆さんの作業を止めてしまった事が
申し訳ないと思いました」

「ふむ　それで？」

そこからは　書き留めたことをまとめていたから　お祖父様に説明していったわ

「うん　よくまとめているし
よく　観察しているね
頑張ったね」

お祖父様に褒められて凄く嬉しかった

「でも　お祖父様？」

「なんだい？」
「今回見て回って終わりなのですか？」

お祖父様に疑問を投げてみた

「そうだね　ソフィアはどう思う？」

「続けて見て回らないと駄目じゃないかと思いました」

「それはなぜ？」

「だって　一つ解決しても
別の事が問題になるかもしれないでしょ？」

「ほう　そうだね
では　続けて見ても良いのじゃないか？」

お祖父様の了承を得た私は

「ありがとうございます!
私続けてみます!」
嬉しかった
自分でも出来ることを見つけたから
お兄様　お姉様とは違うと
わかってはいたけど
やっぱり　自分も役に立つのは
嬉しい