67 / 117
3章 7人の婚約者編
聖女
しおりを挟む
【3章開始】
「ということで、500年前に魔王を封印した賢者さんです」
「はーい!500年前、『賢者』って呼ばれてたヨルカでーす!この娘は自動人形のシーナ!ウチのメイドだよ!」
「初めまして。シーナと申します」
俺はヨルカさんとシーナさんを連れて冒険者協会へ向かう。
「なるほどなるほど……うん。1から説明してくれ」
さすがに省きすぎたようで、目の前にいるソフィア会長が頭を抱えた。
俺は頭を抱えているソフィアさんに先ほどの出来事を1から説明していく。
「つまり、ヨルカさんが『剣聖』や『聖女』の能力を500年後の誰かに引き継がせ、魔王を討伐するために約450年間眠りについた。そして若返った姿で目覚めたというわけか」
「そういうことです」
簡単にまとめたソフィアさんの発言に頷く。
すると神妙な面持ちでソフィアさんが口を開く。
「実はアタシもそろそろ魔王が復活するのではないかと思っていた。『剣聖』の能力を引き継いだ人を探すようにお婆様から言われた時、魔王が復活することも一緒に伝えられていたからな」
(やっぱり魔王が復活することを知っていたか)
剣聖カインは死ぬ間際にスキルを引き継いだ者をサポートするよう、とある女性にお願いしていた。
その女性の子孫がソフィアさんとなるため、魔王が復活することを知っていると思った。
「魔王討伐のために何か対策とかしてますか?」
俺の問いかけにソフィアさんは首を横に振る。
「全く進んでいないと言っていいだろう。一つの国を除いて魔王が復活すると思っていないからな。まぁ、復活することを知ってる王都も冒険者を育てることに力を入れてるだけだが」
その返答に俺は納得する。
俺だってカインの記憶とヨルカさんの話がなければ復活するなんて信じられないからだ。
「じゃあ対策というのは冒険者学校で強い冒険者を育てることくらいですか?」
「そうだ」
詳しく聞くと、昔、魔王が復活することを聞いたソフィアさんの祖先は魔王討伐のため、他国に協力を要請した。
しかし一つの国しか要請に応じてくれなかったため、当時の国王陛下と協力して冒険者学校を作った。
今ではどの国にも存在する冒険者学校だが、当初は王都と要請に応じてくれた一国しか冒険者学校がなかったらしい。
「魔王復活が近づく中、アタシは魔王討伐のために女王陛下の協力を得ながら【鑑定】スキルのレベル上げに勤しんだ。理由は『剣聖』の能力を引き継いでいるカミトくんと、『聖女』の能力を引き継いでいる彼女のスキルを確認するためだ。魔王討伐には絶対に『剣聖』と『聖女』の力が必要になるからな」
ソフィアさんは【鑑定】スキルを持っており、俺の【@&\#%】が【剣聖】スキルであることを看破していた。
しかし、【@&\#%】がどうやって【剣聖】スキルになるかまでは鑑定することができず、【鑑定】スキルのレベル上げに努めていたとのこと。
たまたま俺は自力で【@&\#%】を【剣聖】スキルへと変えることができたが、本来ならソフィアさんの鑑定結果を頼りに【剣聖】スキルへと変える予定だった。
「ソフィアさんやソフィアさんの祖先が今まで魔王討伐に向けて動いていることは理解しました。それで気になったのですが、『聖女』の能力を引き継いでる人に心当たりがあるんですか?」
先ほどソフィアさんは「『聖女』の能力を引き継いでいる彼女のスキルを確認するため」と言った。
つまり、俺と同じように文字化けして『聖女』の能力を発揮できていない人に心当たりがあるということだ。
「あぁ。カミトくんの鑑定とともに彼女の鑑定も定期的に行っていた。そしてその度にアタシは彼女にアドバイスをしていた。カインの能力を引き継いだ人を探す過程でたまたま見つけたんだけどな」
「その人ってセリアさんと一緒にパーティーを組んでるソラさんですか?」
「お、よく分かったな。このことは女王陛下しか知らないはずだぞ」
「ヨルカさんから教えてもらいました。俺が気づいたわけではありません」
どうやら俺の知ってるソラさんが『聖女』の能力を引き継いでいるらしい。
(ってことは、ソラさんが俺の婚約者の1人かぁ。どうやってソラさんが婚約者になったのか、すごく気になるんだけど)
今の関係からどのようにソラさんが婚約者になるのか理解できないため、過程がすごく気になる。
そんなことを思っていると、ヨルカさんが話しかけてきた。
「カミトくんの知ってる娘が『聖女』の力を引き継いでるってことでいいの?」
「はい。そうらしいです」
「やはりカミトくんを待ってて正解だったね」
自分の考えが当たり、嬉しそうな顔をするヨルカさん。
「なら今からソラさんに会って『聖女』の能力について尋ねないといけませんね。ちなみにソラさんは完璧に『聖女』の力を引き継いでいるんですか?」
「まだ完璧とは言えないな。おそらく『聖女』の力を半分も使いきれていないだろう」
(半分も使いきれていない状況でランクAのモンスターと1人で戦え、重症の俺を完璧に回復させることができるのか)
ソラさんが完全な【聖女】スキルを得たら化け物になる気配しかしない。
「ねぇ。さっきから気になってたんだけど、もしかして『聖女』スキルって不完全な形で引き継がれてる?」
俺とソフィアさんの会話を聞き、ヨルカさんが聞いてくる。
「俺の【剣聖】スキルも不完全な形でしたので、ソラさんの【聖女】スキルも不完全な可能性はありますよ」
「カミトくんの【剣聖】スキルも不完全だったんだ。じゃあ、『聖女』の引き継ぎも失敗してたってことかぁ」
「仕方ありませんよ。500年後の誰かに引き継がせるなんて普通はできませんから」
「うぅ~、やってしまった……」
ヨルカさんが見るからに凹んでいる。
魔女の帽子を被り、ぶかぶかのコートを着ている小さな女の子が凹んでいる姿をあまり見たくないので、俺はヨルカさんを励ます。
「き、気分転換に美味しい物でも食べますか?俺、【剣聖】スキルを引き継がせてくれたヨルカさんには感謝してますから」
「ほんと!?ならさっき来る途中にあった“どーなつ”って食べ物が食べたい!」
「私も“どーなつ”という食べ物が食べたいです」
一瞬で元気になったヨルカさんだけでなく、近くにいたシーナさんも賛同する。
「ははっ、分かりました。では、俺たちはソラさんに会ってきます。俺とヨルカさんがいれば【聖女】スキルの覚醒もできると思いますので」
「あぁ。頼んだぞ」
俺は嬉々として部屋を出るヨルカさんとシーナさんの後に続き、部屋を出た。
「ということで、500年前に魔王を封印した賢者さんです」
「はーい!500年前、『賢者』って呼ばれてたヨルカでーす!この娘は自動人形のシーナ!ウチのメイドだよ!」
「初めまして。シーナと申します」
俺はヨルカさんとシーナさんを連れて冒険者協会へ向かう。
「なるほどなるほど……うん。1から説明してくれ」
さすがに省きすぎたようで、目の前にいるソフィア会長が頭を抱えた。
俺は頭を抱えているソフィアさんに先ほどの出来事を1から説明していく。
「つまり、ヨルカさんが『剣聖』や『聖女』の能力を500年後の誰かに引き継がせ、魔王を討伐するために約450年間眠りについた。そして若返った姿で目覚めたというわけか」
「そういうことです」
簡単にまとめたソフィアさんの発言に頷く。
すると神妙な面持ちでソフィアさんが口を開く。
「実はアタシもそろそろ魔王が復活するのではないかと思っていた。『剣聖』の能力を引き継いだ人を探すようにお婆様から言われた時、魔王が復活することも一緒に伝えられていたからな」
(やっぱり魔王が復活することを知っていたか)
剣聖カインは死ぬ間際にスキルを引き継いだ者をサポートするよう、とある女性にお願いしていた。
その女性の子孫がソフィアさんとなるため、魔王が復活することを知っていると思った。
「魔王討伐のために何か対策とかしてますか?」
俺の問いかけにソフィアさんは首を横に振る。
「全く進んでいないと言っていいだろう。一つの国を除いて魔王が復活すると思っていないからな。まぁ、復活することを知ってる王都も冒険者を育てることに力を入れてるだけだが」
その返答に俺は納得する。
俺だってカインの記憶とヨルカさんの話がなければ復活するなんて信じられないからだ。
「じゃあ対策というのは冒険者学校で強い冒険者を育てることくらいですか?」
「そうだ」
詳しく聞くと、昔、魔王が復活することを聞いたソフィアさんの祖先は魔王討伐のため、他国に協力を要請した。
しかし一つの国しか要請に応じてくれなかったため、当時の国王陛下と協力して冒険者学校を作った。
今ではどの国にも存在する冒険者学校だが、当初は王都と要請に応じてくれた一国しか冒険者学校がなかったらしい。
「魔王復活が近づく中、アタシは魔王討伐のために女王陛下の協力を得ながら【鑑定】スキルのレベル上げに勤しんだ。理由は『剣聖』の能力を引き継いでいるカミトくんと、『聖女』の能力を引き継いでいる彼女のスキルを確認するためだ。魔王討伐には絶対に『剣聖』と『聖女』の力が必要になるからな」
ソフィアさんは【鑑定】スキルを持っており、俺の【@&\#%】が【剣聖】スキルであることを看破していた。
しかし、【@&\#%】がどうやって【剣聖】スキルになるかまでは鑑定することができず、【鑑定】スキルのレベル上げに努めていたとのこと。
たまたま俺は自力で【@&\#%】を【剣聖】スキルへと変えることができたが、本来ならソフィアさんの鑑定結果を頼りに【剣聖】スキルへと変える予定だった。
「ソフィアさんやソフィアさんの祖先が今まで魔王討伐に向けて動いていることは理解しました。それで気になったのですが、『聖女』の能力を引き継いでる人に心当たりがあるんですか?」
先ほどソフィアさんは「『聖女』の能力を引き継いでいる彼女のスキルを確認するため」と言った。
つまり、俺と同じように文字化けして『聖女』の能力を発揮できていない人に心当たりがあるということだ。
「あぁ。カミトくんの鑑定とともに彼女の鑑定も定期的に行っていた。そしてその度にアタシは彼女にアドバイスをしていた。カインの能力を引き継いだ人を探す過程でたまたま見つけたんだけどな」
「その人ってセリアさんと一緒にパーティーを組んでるソラさんですか?」
「お、よく分かったな。このことは女王陛下しか知らないはずだぞ」
「ヨルカさんから教えてもらいました。俺が気づいたわけではありません」
どうやら俺の知ってるソラさんが『聖女』の能力を引き継いでいるらしい。
(ってことは、ソラさんが俺の婚約者の1人かぁ。どうやってソラさんが婚約者になったのか、すごく気になるんだけど)
今の関係からどのようにソラさんが婚約者になるのか理解できないため、過程がすごく気になる。
そんなことを思っていると、ヨルカさんが話しかけてきた。
「カミトくんの知ってる娘が『聖女』の力を引き継いでるってことでいいの?」
「はい。そうらしいです」
「やはりカミトくんを待ってて正解だったね」
自分の考えが当たり、嬉しそうな顔をするヨルカさん。
「なら今からソラさんに会って『聖女』の能力について尋ねないといけませんね。ちなみにソラさんは完璧に『聖女』の力を引き継いでいるんですか?」
「まだ完璧とは言えないな。おそらく『聖女』の力を半分も使いきれていないだろう」
(半分も使いきれていない状況でランクAのモンスターと1人で戦え、重症の俺を完璧に回復させることができるのか)
ソラさんが完全な【聖女】スキルを得たら化け物になる気配しかしない。
「ねぇ。さっきから気になってたんだけど、もしかして『聖女』スキルって不完全な形で引き継がれてる?」
俺とソフィアさんの会話を聞き、ヨルカさんが聞いてくる。
「俺の【剣聖】スキルも不完全な形でしたので、ソラさんの【聖女】スキルも不完全な可能性はありますよ」
「カミトくんの【剣聖】スキルも不完全だったんだ。じゃあ、『聖女』の引き継ぎも失敗してたってことかぁ」
「仕方ありませんよ。500年後の誰かに引き継がせるなんて普通はできませんから」
「うぅ~、やってしまった……」
ヨルカさんが見るからに凹んでいる。
魔女の帽子を被り、ぶかぶかのコートを着ている小さな女の子が凹んでいる姿をあまり見たくないので、俺はヨルカさんを励ます。
「き、気分転換に美味しい物でも食べますか?俺、【剣聖】スキルを引き継がせてくれたヨルカさんには感謝してますから」
「ほんと!?ならさっき来る途中にあった“どーなつ”って食べ物が食べたい!」
「私も“どーなつ”という食べ物が食べたいです」
一瞬で元気になったヨルカさんだけでなく、近くにいたシーナさんも賛同する。
「ははっ、分かりました。では、俺たちはソラさんに会ってきます。俺とヨルカさんがいれば【聖女】スキルの覚醒もできると思いますので」
「あぁ。頼んだぞ」
俺は嬉々として部屋を出るヨルカさんとシーナさんの後に続き、部屋を出た。
259
お気に入りに追加
1,355
あなたにおすすめの小説
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
クラスごと異世界に召喚されたんだけど別ルートで転移した俺は気の合う女子たちととある目的のために冒険者生活 勇者が困っていようが助けてやらない
枕崎 削節
ファンタジー
安西タクミ18歳、事情があって他の生徒よりも2年遅れで某高校の1学年に学期の途中で編入することになった。ところが編入初日に一歩教室に足を踏み入れた途端に部屋全体が白い光に包まれる。
「おい、このクソ神! 日本に戻ってきて2週間しか経ってないのにまた召喚かよ! いくらんでも人使いが荒すぎるぞ!」
とまあ文句を言ってみたものの、彼は否応なく異世界に飛ばされる。だがその途中でタクミだけが見慣れた神様のいる場所に途中下車して今回の召喚の目的を知る。実は過去2回の異世界召喚はあくまでもタクミを鍛えるための修行の一環であって、実は3度目の今回こそが本来彼が果たすべき使命だった。
単なる召喚と思いきや、その裏には宇宙規模の侵略が潜んでおり、タクミは地球の未来を守るために3度目の異世界行きを余儀なくされる。
自己紹介もしないうちに召喚された彼と行動を共にしてくれるクラスメートはいるのだろうか? そして本当に地球の運命なんて大そうなモノが彼の肩に懸かっているという重圧を撥ね退けて使命を果たせるのか?
剣と魔法が何よりも物を言う世界で地球と銀河の運命を賭けた一大叙事詩がここからスタートする。
異世界転生でチートを授かった俺、最弱劣等職なのに実は最強だけど目立ちたくないのでまったりスローライフをめざす ~奴隷を買って魔法学(以下略)
朝食ダンゴ
ファンタジー
不慮の事故(死神の手違い)で命を落としてしまった日本人・御厨 蓮(みくりや れん)は、間違えて死んでしまったお詫びにチートスキルを与えられ、ロートス・アルバレスとして異世界に転生する。
「目立つとろくなことがない。絶対に目立たず生きていくぞ」
生前、目立っていたことで死神に間違えられ死ぬことになってしまった経験から、異世界では決して目立たないことを決意するロートス。
十三歳の誕生日に行われた「鑑定の儀」で、クソスキルを与えられたロートスは、最弱劣等職「無職」となる。
そうなると、両親に将来を心配され、半ば強制的に魔法学園へ入学させられてしまう。
魔法学園のある王都ブランドンに向かう途中で、捨て売りされていた奴隷少女サラを購入したロートスは、とにかく目立たない平穏な学園生活を願うのだった……。
※『小説家になろう』でも掲載しています。
幼馴染み達が寝取られたが,別にどうでもいい。
みっちゃん
ファンタジー
私達は勇者様と結婚するわ!
そう言われたのが1年後に再会した幼馴染みと義姉と義妹だった。
「.....そうか,じゃあ婚約破棄は俺から両親達にいってくるよ。」
そう言って俺は彼女達と別れた。
しかし彼女達は知らない自分達が魅了にかかっていることを、主人公がそれに気づいていることも,そして,最初っから主人公は自分達をあまり好いていないことも。
幼馴染達にフラれた俺は、それに耐えられず他の学園へと転校する
あおアンドあお
ファンタジー
俺には二人の幼馴染がいた。
俺の幼馴染達は所謂エリートと呼ばれる人種だが、俺はそんな才能なんて
まるでない、凡愚で普通の人種だった。
そんな幼馴染達に並び立つべく、努力もしたし、特訓もした。
だがどう頑張っても、どうあがいてもエリート達には才能の無いこの俺が
勝てる訳も道理もなく、いつの日か二人を追い駆けるのを諦めた。
自尊心が砕ける前に幼馴染達から離れる事も考えたけど、しかし結局、ぬるま湯の
関係から抜け出せず、別れずくっつかずの関係を続けていたが、そんな俺の下に
衝撃な展開が舞い込んできた。
そう...幼馴染の二人に彼氏ができたらしい。
※小説家になろう様にも掲載しています。
田舎で師匠にボコされ続けた結果、気づいたら世界最強になっていました
七星点灯
ファンタジー
俺は屋上から飛び降りた。いつからか始まった、凄惨たるイジメの被害者だったから。
天国でゆっくり休もう。そう思って飛び降りたのだが──
俺は赤子に転生した。そしてとあるお爺さんに拾われるのだった。
──数年後
自由に動けるようになった俺に対して、お爺さんは『指導』を行うようになる。
それは過酷で、辛くて、もしかしたらイジメられていた頃の方が楽だったかもと思ってしまうくらい。
だけど、俺は強くなりたかった。
イジメられて、それに負けて自殺した自分を変えたかった。
だから死にたくなっても踏ん張った。
俺は次第に、拾ってくれたおじいさんのことを『師匠』と呼ぶようになり、厳しい指導にも喰らいつけるようになってゆく。
ドラゴンとの戦いや、クロコダイルとの戦いは日常茶飯事だった。
──更に数年後
師匠は死んだ。寿命だった。
結局俺は、師匠が生きているうちに、師匠に勝つことができなかった。
師匠は最後に、こんな言葉を遺した。
「──外の世界には、ワシより強い奴がうじゃうじゃいる。どれ、ワシが居なくなっても、お前はまだまだ強くなれるぞ」
俺はまだ、強くなれる!
外の世界には、師匠よりも強い人がうじゃうじゃいる!
──俺はその言葉を聞いて、外の世界へ出る決意を固めた。
だけど、この時の俺は知らなかった。
まさか師匠が、『かつて最強と呼ばれた冒険者』だったなんて。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
転生幼児は夢いっぱい
meimei
ファンタジー
日本に生まれてかれこれ27年大学も出て希望の職業にもつき順風満帆なはずだった男は、
ある日親友だと思っていた男に手柄を横取りされ左遷されてしまう。左遷された所はとても忙しい部署で。ほぼ不眠不休…の生活の末、気がつくとどうやら亡くなったらしい??
らしいというのも……前世を思い出したのは
転生して5年経ってから。そう…5歳の誕生日の日にだった。
これは秘匿された出自を知らないまま、
チートしつつ異世界を楽しむ男の話である!
☆これは作者の妄想によるフィクションであり、登場するもの全てが架空の産物です。
誤字脱字には優しく軽く流していただけると嬉しいです。
☆ファンタジーカップありがとうございました!!(*^^*)
今後ともよろしくお願い致します🍀
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる