65 / 145
EPISODE65
しおりを挟む
「田舎って暇だな」
来て早々に俺は飽きていた。てか、まだ何もやってないけど・・・
「まぁ、昼間はね・・・特にいい物もないし。もっと歳が小さかったら虫取りとかでガチになれたけどね・・・」
「まぁ、そこまで小さくはないもんな。なんだったら虫は嫌いだし・・・カブト、クワガタまでは許せる。けど、コウロギお前はダメだ」
そんな雑談をしていると、外で虫取り網を持った紗奈ちゃんが蝶々を追いかけていた。
「あの娘は何時になってもガキね」
今では見慣れたポニーテールがグアングアンしてる。
「ガキって・・・あなたの妹ですよ」
「修の妹でもあるけどね」
「残念、親父たちは籍を入れてないから俺はまだ一人っ子ですぅ」
「最後のですぅってウザイわね。タラちゃんって呼ぶよ・・・と、まぁ、いいや。」
アイスを食べ終わった実莉は立ち上がり、「行くよ」と、俺に向かって言ってから歩き始める。
訳が分からんが、これはついて行った方がいいやつだ。
襖を数回開け閉めし、ようやく着いた部屋には大きな仏壇が一つだけあった。
無言のまま俺たちは足を進め、仏壇の前で正座をする。仏壇に飾ってあった写真は二つ、年齢からして、おじいちゃんと実莉の元親父さんだと思う。
そこで俺たちは数分間、目を瞑り手を合わせた。
来て早々に俺は飽きていた。てか、まだ何もやってないけど・・・
「まぁ、昼間はね・・・特にいい物もないし。もっと歳が小さかったら虫取りとかでガチになれたけどね・・・」
「まぁ、そこまで小さくはないもんな。なんだったら虫は嫌いだし・・・カブト、クワガタまでは許せる。けど、コウロギお前はダメだ」
そんな雑談をしていると、外で虫取り網を持った紗奈ちゃんが蝶々を追いかけていた。
「あの娘は何時になってもガキね」
今では見慣れたポニーテールがグアングアンしてる。
「ガキって・・・あなたの妹ですよ」
「修の妹でもあるけどね」
「残念、親父たちは籍を入れてないから俺はまだ一人っ子ですぅ」
「最後のですぅってウザイわね。タラちゃんって呼ぶよ・・・と、まぁ、いいや。」
アイスを食べ終わった実莉は立ち上がり、「行くよ」と、俺に向かって言ってから歩き始める。
訳が分からんが、これはついて行った方がいいやつだ。
襖を数回開け閉めし、ようやく着いた部屋には大きな仏壇が一つだけあった。
無言のまま俺たちは足を進め、仏壇の前で正座をする。仏壇に飾ってあった写真は二つ、年齢からして、おじいちゃんと実莉の元親父さんだと思う。
そこで俺たちは数分間、目を瞑り手を合わせた。
0
あなたにおすすめの小説
男女比5対1の女尊男卑の世界で子供の頃、少女を助けたら「お嫁さんになりたい!」と言って来た。まさか、それが王女様だったなんて……。
楽園
恋愛
「将来、あなたのお嫁さんになりたい」
10年前、俺は魔法の力で一人の少女を救った。
……そして現在。ここは男女比5:1の女尊男卑の世界。
男は女に「選ばれる」ためだけの存在する。
俺、アルトは、前世の記憶と女でさえ持っていない無限の魔力を隠し、父と静かに暮らす「モブ」になるはずだった。
「待っていましたわ、アルト」
学園で再会したあの時の少女は、驚くべきことにリリアーナ王女だった。
どうやら彼女、あの日の「約束」を本気で果たしに来たらしい。
(俺の平穏なモブ生活が……!)
最強を隠したい男と、その秘密ごと彼を手に入れたい王女の、すれ違い学園ファンタジー!
私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。
石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。
自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。
そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。
好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。
桜庭かなめ
恋愛
高校2年生の白石洋平のクラスには、藤原千弦という女子生徒がいる。千弦は美人でスタイルが良く、凛々しく落ち着いた雰囲気もあるため「王子様」と言われて人気が高い。千弦とは教室で挨拶したり、バイト先で接客したりする程度の関わりだった。
とある日の放課後。バイトから帰る洋平は、駅前で男2人にナンパされている千弦を見つける。普段は落ち着いている千弦が脚を震わせていることに気付き、洋平は千弦をナンパから助けた。そのときに洋平に見せた笑顔は普段みんなに見せる美しいものではなく、とても可愛らしいものだった。
ナンパから助けたことをきっかけに、洋平は千弦との関わりが増えていく。
お礼にと放課後にアイスを食べたり、昼休みに一緒にお昼ご飯を食べたり、お互いの家に遊びに行ったり。クラスメイトの王子様系女子との温かくて甘い青春ラブコメディ!
※特別編4が完結しました!(2026.2.22)
※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、いいね、感想などお待ちしております。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
【完結80万pt感謝】不貞をしても婚約破棄されたくない美男子たちはどうするべきなのか?
宇水涼麻
恋愛
高位貴族令息である三人の美男子たちは学園内で一人の男爵令嬢に侍っている。
そんな彼らが卒業式の前日に家に戻ると父親から衝撃的な話をされた。
婚約者から婚約を破棄され、第一後継者から降ろされるというのだ。
彼らは慌てて学園へ戻り、学生寮の食堂内で各々の婚約者を探す。
婚約者を前に彼らはどうするのだろうか?
短編になる予定です。
たくさんのご感想をいただきましてありがとうございます!
【ネタバレ】マークをつけ忘れているものがあります。
ご感想をお読みになる時にはお気をつけください。すみません。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる