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第7章
第307話 動物クッキーとおやつタイム①※
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午後3時、リリーとテアが帰り、戻ってきたクライスと二人でおやつタイム。
「お泊まり会は楽しかったか?」
「ん、すごく。はい、これクライスに。お茶淹れるから待ってて」
「ありがとう。これは……動物クッキーか」
「そうなの。みんなで作ったんだよ」
「うまそうだ」
紅茶と一緒にクッキーを並べる。
ねこもうさぎもりすも可愛らしくできている。味もとっても美味しくて、さっき三人で食べた時はすぐに完食してしまった。(クライスの分を先に取り分けていてよかった!)
二人きりでゆっくりお茶……なんだかそういうのは久しぶりだな、としみじみ思う。
「こっちに来い」
そう手招きされて彼の膝の上に座ると、なんともいえない安心感に包まれる。それと、ちょっとした照れが混じり胸の奥がきゅんとした。
「あの、僕、重くない? ほら、6年生になったし」
心配になってそういうと、ふっと後ろでクライスが笑う気配がした。
「大丈夫だ。俺も6年生になったからな」
そうか、と納得する。成長率というのは人によって違うらしく、クライスはかなり背が伸びた上にめちゃくちゃ逞しくなってる。背中や太ももに当たってる筋肉も硬い。僕はなんだか前以上に白く柔らかく華奢な…なよなよしたかんじになっちゃってるのに。
(くう、細マッチョのイケメン王子め、早く成長期が終わってしまえばいいのに!)
ちょっとやさぐれながら紅茶を飲んで、失敗した。
「あつっ!」
淹れたての熱いお茶を一気に煽ってしまい口の中を火傷した。ガチャンと音をたててティーカップを置き、手のひらで口を押さえる。ん~~~ヒリヒリする……。涙目で俯いていると、クライスが僕の頬に手を当て、ぐいっと無理やり彼の方に顔を向けさせられた。
「手をどけて口の中を見せてみろ」
「ん…ぁ……」
彼の指が口に入ってきて、ぱかりと大きなお口を開かされる。なんか、治療のためとわかっているのに口の中を視姦されてるようで恥ずかしい。(僕のバカ、やけどを診てもらってるだけなのにいやらしいことを考えるなんて)
口の中を探る指の味と感触に……んぁああ、クライスのあれを舐めた時の苦いお味と感触が思い出されて頭がショートした。
「ああ、赤くなってるな。皮も捲れて痛そうだ。すぐ治してやる」
指が引き抜かれ潜り込んできたのは彼の舌で、息が止まりそうになった。
「……んぅ……あ……ぐ……ふぁ……」
上顎と下顎を舐め、左右の頬の内側を舐め舌を絡ませ扱くように唾液を擦り付けられる。どんどんと深まるキスは喉の奥深くまで届き、深いところを犯されてるような気分になる。
「も……はぁ……やめ…んぐ」
じゅっじゅと唾液を吸われたり、送り込まれたりしてそれに乗った魔力が交換される。だんだん行き来する魔力は甘味を増していき、最後にはハチミツのように濃厚な甘さになった。
ああ、なんて甘いキスなんだろう。
でもなんかこれ、やばい。僕……勃ってる!?
「キルナはキスが好きだな」
「ん、……もうこれ以上すると……(出ちゃぅよぉ)」
キスだけでイきそうな自分が信じられない。勃ってるのが見えないようにうさもこウェアのズボンの前を手で隠す。でもその手の上に彼の大きな手が重ねられ……ピクンとまた大きくしてしまう。
「……可愛い。ベッドへいこう」
どうしようもない自分の体に絶望しつつ、こくりと頷いた。
「お泊まり会は楽しかったか?」
「ん、すごく。はい、これクライスに。お茶淹れるから待ってて」
「ありがとう。これは……動物クッキーか」
「そうなの。みんなで作ったんだよ」
「うまそうだ」
紅茶と一緒にクッキーを並べる。
ねこもうさぎもりすも可愛らしくできている。味もとっても美味しくて、さっき三人で食べた時はすぐに完食してしまった。(クライスの分を先に取り分けていてよかった!)
二人きりでゆっくりお茶……なんだかそういうのは久しぶりだな、としみじみ思う。
「こっちに来い」
そう手招きされて彼の膝の上に座ると、なんともいえない安心感に包まれる。それと、ちょっとした照れが混じり胸の奥がきゅんとした。
「あの、僕、重くない? ほら、6年生になったし」
心配になってそういうと、ふっと後ろでクライスが笑う気配がした。
「大丈夫だ。俺も6年生になったからな」
そうか、と納得する。成長率というのは人によって違うらしく、クライスはかなり背が伸びた上にめちゃくちゃ逞しくなってる。背中や太ももに当たってる筋肉も硬い。僕はなんだか前以上に白く柔らかく華奢な…なよなよしたかんじになっちゃってるのに。
(くう、細マッチョのイケメン王子め、早く成長期が終わってしまえばいいのに!)
ちょっとやさぐれながら紅茶を飲んで、失敗した。
「あつっ!」
淹れたての熱いお茶を一気に煽ってしまい口の中を火傷した。ガチャンと音をたててティーカップを置き、手のひらで口を押さえる。ん~~~ヒリヒリする……。涙目で俯いていると、クライスが僕の頬に手を当て、ぐいっと無理やり彼の方に顔を向けさせられた。
「手をどけて口の中を見せてみろ」
「ん…ぁ……」
彼の指が口に入ってきて、ぱかりと大きなお口を開かされる。なんか、治療のためとわかっているのに口の中を視姦されてるようで恥ずかしい。(僕のバカ、やけどを診てもらってるだけなのにいやらしいことを考えるなんて)
口の中を探る指の味と感触に……んぁああ、クライスのあれを舐めた時の苦いお味と感触が思い出されて頭がショートした。
「ああ、赤くなってるな。皮も捲れて痛そうだ。すぐ治してやる」
指が引き抜かれ潜り込んできたのは彼の舌で、息が止まりそうになった。
「……んぅ……あ……ぐ……ふぁ……」
上顎と下顎を舐め、左右の頬の内側を舐め舌を絡ませ扱くように唾液を擦り付けられる。どんどんと深まるキスは喉の奥深くまで届き、深いところを犯されてるような気分になる。
「も……はぁ……やめ…んぐ」
じゅっじゅと唾液を吸われたり、送り込まれたりしてそれに乗った魔力が交換される。だんだん行き来する魔力は甘味を増していき、最後にはハチミツのように濃厚な甘さになった。
ああ、なんて甘いキスなんだろう。
でもなんかこれ、やばい。僕……勃ってる!?
「キルナはキスが好きだな」
「ん、……もうこれ以上すると……(出ちゃぅよぉ)」
キスだけでイきそうな自分が信じられない。勃ってるのが見えないようにうさもこウェアのズボンの前を手で隠す。でもその手の上に彼の大きな手が重ねられ……ピクンとまた大きくしてしまう。
「……可愛い。ベッドへいこう」
どうしようもない自分の体に絶望しつつ、こくりと頷いた。
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