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第21話 運命の公開アフレコです。
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3日後のアフレコ本番がメディア陣への公開アフレコとして行われることを告げられた直後の本番さながらのリハーサル。つぼみは大勢の記者の前で行う本番に向けてしっかりとリハーサルに取り組んでいた。
「こんにちは!私はピクモ!あなたはだあれ?」
ダイゴ「つぼみちゃん、この数週間でより上達したのは明らかだな!」
ケイコ「きっとこの調子なら本番も大丈夫そうね!」
ラク子「私…あまね…中学3年生…」
ケイコ「ラク子さんの若々しい演技も素晴らしいわ!つぼみちゃんにとってもいい刺激になってるみたいね!」
高津「はい、いったんストップ!2人とも初めの頃からだいぶステップアップしたね!本番も今の調子を心がけてみて!」
そして3日後、公開アフレコの日。スタジオ内のホールにて何十社ともいうメディア陣を招き、ステージ上でつぼみとラク子はアフレコを行う。
アフレコの様子は石嶺家も家族総出で取材陣の後ろで見学。
ダイゴ「ニュースとかで何度も見てきたが公開アフレコってこんなに取材来るもんなんだ…!」
ケイコ「やっぱり世界の高津監督の作品だからね!」
コテツ「つぼみのやつ緊張してないだろうか…」
コテツの不安は見事に的中まさにその頃舞台裏にてつぼみとラク子は…
つぼみ「お、思った以上にたくさん…あんなに言ってくれたのにごめんなさいラク子さん、やっぱり向こうに取材の人がいっぱいいると思うと緊張してきちゃった…」
「正直私もよ…でも楽しんでやれば大丈夫!緊張も楽しんでこそのプロだもん!」
「…うん!」
高津監督「メディア各社の皆さま、本日はお集りいただきありがとうございます。ただいまよりスタジオカリフ短編集最新作”あまねと星の妖精”の公開アフレコを行っていきたいと思います!それではご登壇いただきましょう。あまね役の佐渡島ラク子さんとピクモ役の矢澤つぼみさんです!」
…名前を呼ばれ、つぼみはラク子に続いて登壇していく。ラク子のおかげでリラックスはできているようだがそれでもその表情は緊張を完全に隠しきれていない様子であった。
コテツ「何とか抑えているみたいだが緊張は隠しきれてないみたいだ…大丈夫か?」
ダイゴ「つぼみちゃんなら大丈夫!オレが保証する!」
コテツ「気持ちはわかるがなに偉そうに言ってんだ!」
ケイコ「だってダイゴくんはつぼみの一番のファンですもんね!もちろん私も母としてつぼみちゃんが無事にアフレコを終えることを信じてますよ!コテツさん、もちろんあなたもそうでしょ?」
「ですよね~!つぼみなら大丈夫ですよね~!」
「ケイコさんに言われたらすぐ手のひらを返しちゃって…」
そして始まったアフレコ…最初はラク子のセリフから始まる
「わたしはあまね、中学3年生。幼いころにお母さんを亡くして今はお父さんとひとり暮らし。明日は運命の高校受験の日だけれども…」
ケイコ「やっぱりラク子さんの演技若々しくて上手ね…」
コテツ「今年で40代とは思えないな…」
ダイゴ「みなさーん!ラク子さんの演技に惚れているところ悪いですけどいよいよつぼみちゃんの出番ですよ~!」
コテツ「おっ!そうだった!ずっとラク子さんの番だったからな…」
つぼみ「こんにちは!私はピクモ!あなたはだあれ?」
ダイゴ「ほれ!心配はなかった!全然できてんじゃん!」
…それからアフレコは進み…
「わああああ~っ!!」
ケイコ「叫ぶシーンも息ぴったりね!たくさん練習してきたから…」
そしてついにラストシーン、ここではつぼみの十八番、「泣き」のシーンがある。
つぼみ「そろそろ帰らなきゃ…ありがとう…試験に付き合ってくれて…あまねちゃんに出会えてなかったら合格できてなかったかもしれないと思うと私、わたし…」
ダイゴ「さすがつぼみちゃん!泣きの演技は最強だ!」
ラク子「私の方こそありがとう!おかげで自信が出たよ!ほら!涙は拭いて!笑顔でお別れよ!私もあなたが頑張ったように試験がんばるから!」
「うん!私、ずっとずっと見守ってるから…あまねちゃんのこと忘れないから…また会おうね!その時はお互い今よりも立派になった姿でね…!」
「わかった!約束ね…!」
コテツ「ええ話や…!久々に映画で泣かせてもらったで…!」
ダイゴ「おっ!薄情な親父の目にも涙か!さすが世界の高津監督!」
コテツ「薄情は余計じゃ!」
こうして無事アフレコは終了。メディア陣からは終了とともに拍手喝采が巻き起こった。
その後、舞台裏にてつぼみとラク子、そして石嶺家は監督に呼ばれ…
高津監督「つぼみちゃん、ラク子さん、よかったよ!ステージ横から見てたけど練習が始まった時からの積み重ねがしっかり見て取れた!ステージの上にあまねとピクモが本当に見えた!あまねとピクモを2人に任せて正解だったと本当に思ったよ!」
つぼみ・ラク子「ありがとうございます!」
ダイゴ「高津サンジロウ様、我が妹をほめていただきありがとうございます…今後とも我が家ともどもよろしくお願いいたします…」
コテツ「お礼はいいことだがお前はいちいちしゃしゃり出るな!」
高津監督「ハハハ…面白いお兄ちゃんじゃないか!次の作品の主人公は君がモデルでもいいかもな!」
ダイゴ「マジっすか!?ありがとうございます!」
コテツ「おい!お前は一般人だからメディアに顔出ししないって言ってただろ!」
「あくまでもオレそのものじゃなくモデルだぜ?それにアニメだから顔出しじゃないし、声も他の人にお願いするっての!ギャラだってもらわねえ!だいいちオレCMに出たときも顔隠したしギャラもらわなかっただろ!?」
ケイコ「まあまあ2人ともそう熱くならず…」
つぼみ「やっぱりつぼみの家族はおもしろ~い!」
ラク子「私も家庭を持ったらこんな楽しい家族を作りたいな」
高津監督「この家族は僕の映画も顔負けのビックスケールだな!」
つぼみちゃんを陰で応援するタレント以上に愉快な家族、石嶺家。舞台裏にてプロの声優やアニメ映画界の巨匠をも楽しませていた…
「こんにちは!私はピクモ!あなたはだあれ?」
ダイゴ「つぼみちゃん、この数週間でより上達したのは明らかだな!」
ケイコ「きっとこの調子なら本番も大丈夫そうね!」
ラク子「私…あまね…中学3年生…」
ケイコ「ラク子さんの若々しい演技も素晴らしいわ!つぼみちゃんにとってもいい刺激になってるみたいね!」
高津「はい、いったんストップ!2人とも初めの頃からだいぶステップアップしたね!本番も今の調子を心がけてみて!」
そして3日後、公開アフレコの日。スタジオ内のホールにて何十社ともいうメディア陣を招き、ステージ上でつぼみとラク子はアフレコを行う。
アフレコの様子は石嶺家も家族総出で取材陣の後ろで見学。
ダイゴ「ニュースとかで何度も見てきたが公開アフレコってこんなに取材来るもんなんだ…!」
ケイコ「やっぱり世界の高津監督の作品だからね!」
コテツ「つぼみのやつ緊張してないだろうか…」
コテツの不安は見事に的中まさにその頃舞台裏にてつぼみとラク子は…
つぼみ「お、思った以上にたくさん…あんなに言ってくれたのにごめんなさいラク子さん、やっぱり向こうに取材の人がいっぱいいると思うと緊張してきちゃった…」
「正直私もよ…でも楽しんでやれば大丈夫!緊張も楽しんでこそのプロだもん!」
「…うん!」
高津監督「メディア各社の皆さま、本日はお集りいただきありがとうございます。ただいまよりスタジオカリフ短編集最新作”あまねと星の妖精”の公開アフレコを行っていきたいと思います!それではご登壇いただきましょう。あまね役の佐渡島ラク子さんとピクモ役の矢澤つぼみさんです!」
…名前を呼ばれ、つぼみはラク子に続いて登壇していく。ラク子のおかげでリラックスはできているようだがそれでもその表情は緊張を完全に隠しきれていない様子であった。
コテツ「何とか抑えているみたいだが緊張は隠しきれてないみたいだ…大丈夫か?」
ダイゴ「つぼみちゃんなら大丈夫!オレが保証する!」
コテツ「気持ちはわかるがなに偉そうに言ってんだ!」
ケイコ「だってダイゴくんはつぼみの一番のファンですもんね!もちろん私も母としてつぼみちゃんが無事にアフレコを終えることを信じてますよ!コテツさん、もちろんあなたもそうでしょ?」
「ですよね~!つぼみなら大丈夫ですよね~!」
「ケイコさんに言われたらすぐ手のひらを返しちゃって…」
そして始まったアフレコ…最初はラク子のセリフから始まる
「わたしはあまね、中学3年生。幼いころにお母さんを亡くして今はお父さんとひとり暮らし。明日は運命の高校受験の日だけれども…」
ケイコ「やっぱりラク子さんの演技若々しくて上手ね…」
コテツ「今年で40代とは思えないな…」
ダイゴ「みなさーん!ラク子さんの演技に惚れているところ悪いですけどいよいよつぼみちゃんの出番ですよ~!」
コテツ「おっ!そうだった!ずっとラク子さんの番だったからな…」
つぼみ「こんにちは!私はピクモ!あなたはだあれ?」
ダイゴ「ほれ!心配はなかった!全然できてんじゃん!」
…それからアフレコは進み…
「わああああ~っ!!」
ケイコ「叫ぶシーンも息ぴったりね!たくさん練習してきたから…」
そしてついにラストシーン、ここではつぼみの十八番、「泣き」のシーンがある。
つぼみ「そろそろ帰らなきゃ…ありがとう…試験に付き合ってくれて…あまねちゃんに出会えてなかったら合格できてなかったかもしれないと思うと私、わたし…」
ダイゴ「さすがつぼみちゃん!泣きの演技は最強だ!」
ラク子「私の方こそありがとう!おかげで自信が出たよ!ほら!涙は拭いて!笑顔でお別れよ!私もあなたが頑張ったように試験がんばるから!」
「うん!私、ずっとずっと見守ってるから…あまねちゃんのこと忘れないから…また会おうね!その時はお互い今よりも立派になった姿でね…!」
「わかった!約束ね…!」
コテツ「ええ話や…!久々に映画で泣かせてもらったで…!」
ダイゴ「おっ!薄情な親父の目にも涙か!さすが世界の高津監督!」
コテツ「薄情は余計じゃ!」
こうして無事アフレコは終了。メディア陣からは終了とともに拍手喝采が巻き起こった。
その後、舞台裏にてつぼみとラク子、そして石嶺家は監督に呼ばれ…
高津監督「つぼみちゃん、ラク子さん、よかったよ!ステージ横から見てたけど練習が始まった時からの積み重ねがしっかり見て取れた!ステージの上にあまねとピクモが本当に見えた!あまねとピクモを2人に任せて正解だったと本当に思ったよ!」
つぼみ・ラク子「ありがとうございます!」
ダイゴ「高津サンジロウ様、我が妹をほめていただきありがとうございます…今後とも我が家ともどもよろしくお願いいたします…」
コテツ「お礼はいいことだがお前はいちいちしゃしゃり出るな!」
高津監督「ハハハ…面白いお兄ちゃんじゃないか!次の作品の主人公は君がモデルでもいいかもな!」
ダイゴ「マジっすか!?ありがとうございます!」
コテツ「おい!お前は一般人だからメディアに顔出ししないって言ってただろ!」
「あくまでもオレそのものじゃなくモデルだぜ?それにアニメだから顔出しじゃないし、声も他の人にお願いするっての!ギャラだってもらわねえ!だいいちオレCMに出たときも顔隠したしギャラもらわなかっただろ!?」
ケイコ「まあまあ2人ともそう熱くならず…」
つぼみ「やっぱりつぼみの家族はおもしろ~い!」
ラク子「私も家庭を持ったらこんな楽しい家族を作りたいな」
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