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第2章 三人の婚約者
その2 大人買いしちゃうよ?
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とりあえず、向こうで、使えそうなモノか。
「サバイバル系のグッズって、案外、使いにくいんだよな。まあ、容量は気にしなくて良いんだから、日用品レベルと、サバイバルグッズは両方入れておくか」
夜中であっても買い物ができるのは、OK。とりあえず、明日配達してもらえそうな食料やら、小物やら。ラノベに出てくるとおり、あっちは中世レベルの文明らしいから、案外と、ナベやフライパン、包丁なんかも貴重になる。
そうそう。コイツ。現地が中世レベルなら、この類いを持っていけば、ウケるよな。それに、宝飾品も必要か。
かねがね不思議だったのだ。いくら文明レベルが違っても、美しさに対する感性というのは、そうそう変わるものではない。百均のガラスの皿やら食器が、いくら現代文明の産物であっても、果たしてありがたがるだろうかってこと。
『工業製品が珍重されるのはわかる、だが、美しさとはまた違うはずだ。だから、技術レベルが高くて、なおかつ、安く手に入るモノが必要だよな』
貴族同士の贈答に使えるモノだ。
ってことで、こいつらをポチッとな。
一つひとつが高くなくても、さすがにカードの使用がどこまでできるかって感じだが。
『こういう時にブラックカードを持っている連中なら、良いんだろうがな』
ゴールドカードくらいは持っていても、大金を使うのはって思ってるところにカード会社から確認の電話がきた。早いな!
とまあ、多少不審がられたかもしれないが本人が良いって言ってるんで、通ったらしい。ま、そりゃ、毎月、日用品程度しか買ってない人間が、いきなり百万単位の買い物をしたら当然か。
とは言え、この辺りは、ま、オジさんの余裕ってヤツ。違うカードを使えば、さらにイケる。付き合いで作ったヤツも含めて、十枚以上は使えるもんね。
よ~しっと。一通りの「ポチッ」が終われば、後は勉強あるのみ。今すぐ、現地に行きたいのはやまやまだけど、準備もナシに出かけても、いきなり出てくる魔王にチョンで、終わりにされてしまうんだもんな。
「あのポンコツは、時間の流れが千倍だと言っていた。となると、瑞樹たちがオカシクなって、十一日経ってるから、現地では、まだ、数時間。ここに、五日間、つまり120時間をフルに使っても、むこうでは七分ちょっと増えるだけだ。大きくは変わらない。
その間に、有効な手を考えてみるしかないな。
とにかく準備だ。
おっと、それに、貴族の坊ちゃんだからな。ある程度の量があっても、さばけるだろう。ってことで、明日は、輸入物も取り扱っている商社に電話っと。
そして5日の間に全ての物品をインベントリに収納すると、十日間の休暇届を出した。
職員室の引き出しには、退職届を念のため。
そしてマンションにある私物を整理し終えたオレは、再度、ログインした。
「サバイバル系のグッズって、案外、使いにくいんだよな。まあ、容量は気にしなくて良いんだから、日用品レベルと、サバイバルグッズは両方入れておくか」
夜中であっても買い物ができるのは、OK。とりあえず、明日配達してもらえそうな食料やら、小物やら。ラノベに出てくるとおり、あっちは中世レベルの文明らしいから、案外と、ナベやフライパン、包丁なんかも貴重になる。
そうそう。コイツ。現地が中世レベルなら、この類いを持っていけば、ウケるよな。それに、宝飾品も必要か。
かねがね不思議だったのだ。いくら文明レベルが違っても、美しさに対する感性というのは、そうそう変わるものではない。百均のガラスの皿やら食器が、いくら現代文明の産物であっても、果たしてありがたがるだろうかってこと。
『工業製品が珍重されるのはわかる、だが、美しさとはまた違うはずだ。だから、技術レベルが高くて、なおかつ、安く手に入るモノが必要だよな』
貴族同士の贈答に使えるモノだ。
ってことで、こいつらをポチッとな。
一つひとつが高くなくても、さすがにカードの使用がどこまでできるかって感じだが。
『こういう時にブラックカードを持っている連中なら、良いんだろうがな』
ゴールドカードくらいは持っていても、大金を使うのはって思ってるところにカード会社から確認の電話がきた。早いな!
とまあ、多少不審がられたかもしれないが本人が良いって言ってるんで、通ったらしい。ま、そりゃ、毎月、日用品程度しか買ってない人間が、いきなり百万単位の買い物をしたら当然か。
とは言え、この辺りは、ま、オジさんの余裕ってヤツ。違うカードを使えば、さらにイケる。付き合いで作ったヤツも含めて、十枚以上は使えるもんね。
よ~しっと。一通りの「ポチッ」が終われば、後は勉強あるのみ。今すぐ、現地に行きたいのはやまやまだけど、準備もナシに出かけても、いきなり出てくる魔王にチョンで、終わりにされてしまうんだもんな。
「あのポンコツは、時間の流れが千倍だと言っていた。となると、瑞樹たちがオカシクなって、十一日経ってるから、現地では、まだ、数時間。ここに、五日間、つまり120時間をフルに使っても、むこうでは七分ちょっと増えるだけだ。大きくは変わらない。
その間に、有効な手を考えてみるしかないな。
とにかく準備だ。
おっと、それに、貴族の坊ちゃんだからな。ある程度の量があっても、さばけるだろう。ってことで、明日は、輸入物も取り扱っている商社に電話っと。
そして5日の間に全ての物品をインベントリに収納すると、十日間の休暇届を出した。
職員室の引き出しには、退職届を念のため。
そしてマンションにある私物を整理し終えたオレは、再度、ログインした。
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