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ヤミイ

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 これは…?
 薄目を開いた僕は、危うく声をあげそうになった。
 いつのまにか、周囲の様子が様変わりしている。
 性具だらけのあのプレイルームではなく、見慣れた和風の部屋の中に僕は居た。
 目の前には炬燵があり、炬燵板の上に広げられているのは、数学の問題集だ。
 電気炬燵とエアコンの暖房で、部屋の中は初夏のように温かく、僕はシャツ一枚の薄着だった。
 間違いない。
 ここは、僕の部屋だ。
 遠くから聞こえるテレビの声。
 両親が居間でバラエティー番組を見ているのだろう。
 正月のテレビ番組といえば、穴埋めのバラエティーばかり。
 なのになぜか大人はそれが好きなのだ。
 それ以外は、とても静かだった。
 僕の部屋はこの日本家屋の離れにあって、母屋とは庭で隔てられているからだ。
 ただ、ひとつだけ、気になる音があった。
 どくんどくんどくん…。
 そうだ。
 これは、心臓の鼓動。
 でも、僕のものではない。
 誰かがすぐそばにいる。
 まるで、背後から僕に覆い被さるように…。
 そう意識したとたん、頬が熱いものに触れた。
「ん? どうした?」
 僕の顔に顔をくっつけるようにして身を寄せていた、”彼”が言った。
「せ、先生こそ…」
 僕は右手の違和感の正体に気づき、小声で言い返す。
 僕の右手は炬燵の中で、先生のズボンの前に乗っている。
 そして、そのズボンの前は、びっくりするほど膨れ上がり、硬くなっている。
「ああ…」
 先生が頬を赤らめた。
「少し、休もうか」
 銀縁眼鏡の奥から、僕を意味ありげに見て、言った。
 いつもの合図だった。
 いつだって、そうだ。
 決まって先に我慢できなくなるのは、先生のほうなのである。
 炬燵の後ろには、熱くなったら出て座れるように、二人掛けのソファが置いてある。
 先生は炬燵から下半身を引き出すと、ソファに後頭部をあずけて、仰向けになった。
「もう、こんなになっちゃって…。恥ずかしくないんですか?」
 先生のコットンパンツのベルトを緩め、ファスナーを下ろしながら、僕は言う。
「おまえの、せいだ…」
 少し苦し気な声で、先生が答えた。
「おまえが、誘うから…」
 確かにそうだ。
 僕はほくそ笑む。
 勉強を教わりながら、僕は時々先生の躰に触ってやる。
 服の上から胸を撫でたり、逞しい首筋に唇を滑らせたり…。 
 もちろん、やがて来るこの時のために。
 ファスナーを半分下ろしただけで、中からビキニブリーフに包まれた隆起がこぼれ出た。
 薄手の水色の際どいブリーフは、真ん中が縦に膨張して、性器の形が丸わかりだ。
 ファスナーを下ろすと、僕は先生のコットンパンツを膝までずり下げた。
 そうしておいて、自分も短パンを脱いで、下はビキニブリーフ一枚になる。
「どうしたんですか? ここ、もう、濡れちゃってますよ」
 パンパンに膨れ上がった先生のブリーフの頂点についた黒い染みー。
 それを人差し指でつついてからかうと、
「ああ…早く、しろ…」
 先生が切なげに僕を見上げて、そう言った。 

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