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ヤミイ

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 大学図書館の自習室の片隅。
 机の上に、全裸の若者が仰臥させられている。
 腰だけを机に乗せた若者は上半身と下半身を背中側に反り返らせ、中心から肌色の肉僕だけを屹立させている。
 本来なら生殖のために使われるはずのその器官は、今やカチカチに膨張し、恥ずかしげもなく膨れ上がったその先端を粘液と精液で濡らしている。
 筋肉を捩り合わせて作られたようなその生きたソーセージは、表面に太い血管を浮き立たせ、己の発する熱で湯気まで上げている。
 男根とまさには言い得て妙だった。
 その筋肉でできた長大な筒を両手で大切そうにはさみ、柚葉が先生の亀頭に口を近づけていく。
 小さな口から生まれたての蛇みたいな舌が現れ、唇をぞろりと舐める。
 そのまま口をぎりぎりまで近づけると、尖った舌先を割れた鈴口に突っ込んだ。
 ちゅるっと舐め上げ、精液の付着した舌を口の中に戻す。 
「はうっ」
 突然の愛撫に、先生が喘いだ。
 ぴゅるっ。
 微妙な快感に、またぞろエキスを滲み出させている。
「どうですか?」
 先生の左の乳首をコリコリ弄り、陰嚢と肛門を責め続けながら、僕はたずねた。
「変わった味ですね・・・」
 考え込むように、柚葉が両眼で自分の鼻の頭を見つめるような顏をした。
「苦いようで、ほんのり甘い・・・。それに、この強烈な青臭さは、独特です・・・」
「慣れると、おいしいんですよ。僕なんか、先生の精液なら、いくらでも飲めちゃいます。もちろん、自分の出したのも、ですけどね・・・」
 つい、言葉が過ぎたようだ。
 と、そこに柚葉が食いついた。
「自分のも? あなたは、そんなことができるんですか?」
「ええ・・・幼い頃から躰が柔らかいもので・・・」
「つまり、自分で自分のモノを、その、咥えることができると・・・?」
 先生の亀頭を、小鳥が餌をついばむように連続して舌先でつつきながら、柚葉が訊いた。
「まあ、そうですね」
 僕はさすがに少し赤くなった。
 ひとりフェラチオなんて、変態の極みだからだ。
 が、柚葉の反応は、予想外のものだった。
 眼鏡の奥から僕をじっと見つめて、ぽつりとつぶやいたのだ。
「見たい・・・」
「それなら」
 僕は苦笑し、首を横に振った。
 実演してみせる気にはならなかった。
 ここでの生贄、いや、主役は僕ではない。
 先生なのだ。
「もっといい考えがありますよ。先生に、ここでひとりフェラチオをやらせるんです」


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