僕は家畜人 ~”連続絶頂” どうせ逝くなら、君の手で~

ヤミイ

文字の大きさ
上 下
45 / 61

44 脱毛エステ①

しおりを挟む
 さすがに疲れが出て、起きると午後近くになっていた。
 貧血を起こしたかのように、頭がふらついた。
 出し過ぎて、”躰”が空っぽになっているのだ。
 特に下半身に力が入らず、ベッドから降りるだけでよろめいてしまう始末である。
 幸い、ソウルフーズでの次のシフトは1週間後だった。
 その1週間の間に、たっぷり”ミルク”を貯めておけ、というわけだ。
 ため息をつき、シャワーを浴びることにした。
 浴室で裸になり、鏡に自分の裸体を映してみる。
 そこに映るのは、10代半ばの少年のように華奢な裸身である。
 あばらの浮き出た上半身に、桜色の絵の具を落としたかのような一対の乳輪と乳首が初々しい。
 しかしその中でも異質なのは、股間からぶら下がる生々しいウインナーソーセージ状の器官だった。
 日焼けしていない太腿の白さとは対照的に、下半身ではその部分だけ乳首同様濃いピンク色をしているのだ。
 先っちょこそ包皮に包まれてチューリップの蕾のような形をしているが、サイズはかなりのものである。
 萎えているにもかかわらず、その長さはすでに15センチ近くあり、成人男性の勃起時の基準に達している。
 トイレで僕を襲った変質者が瞠目したのもむべなるかな、だった。
 シャワーを浴びた後、鏡を見ながらいつもの癖で乳首を弄り出す。
 最初は手のひらの内側で撫でるようにしてさすり、固く尖ってきたら指でつまむのだ。
 疼くような快感が生じるまでに大して時間はかからなかった。
 いつしか僕はふたつの薔薇色の突起をツンツンに尖らせて、息を荒くしていた。
 何気に目をやると、股間の淡い茂みから垂れ下がった肉の筒が少し硬さを取り戻し、角度を上げようとしていた。
 僕が調教師との約束を思い出したのは、その時だ。
「次に来る時までに、全身脱毛しておけ。系列会社のエステを紹介してやる。そこなら格安でやってくれるから、大丈夫だ。多少の費用はきさまにも負担してもらうが、基本、給料から天引きだから大したことはない」
 作業場ーいわゆる”畜舎”で本格的に働くためには、食品衛生上どうしても必要なことらしい。
 抵抗は、無かった。
 いや、むしろ、大歓迎だ。
 僕はもともと体毛の薄いほうである。
 それに飽き足らず、以前からツルスベの躰に憧れていたところだったのだ。
 しかし、自分で剃るには、どうしても限界があった。
 カミソリでは、細かい所に生えている陰毛を除去するのは不可能に近いのである。
 一刻も早く見てみたかった。
 ツルツルになった股間からそそり立つ、あからさまなまでに淫らな己の勃起男根を。
 そのさまを想像するだけで、勃ってきた。
 さっそく行ってみよう。
 決意すると、僕は鏡を見ながらオナるために通販で購入しておいた、とっておきのショーツを身に着けた。
 
 
 
 
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

アルバイトで実験台

夏向りん
BL
給料いいバイトあるよ、と教えてもらったバイト先は大人用玩具実験台だった! ローター、オナホ、フェラ、玩具責め、放置、等々の要素有り

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

モルモットの生活

麒麟
BL
ある施設でモルモットとして飼われている僕。 日々あらゆる実験が行われている僕の生活の話です。 痛い実験から気持ち良くなる実験、いろんな実験をしています。

魔王のペットの嫁

よしゆき
BL
異世界に召喚された不憫受けが魔王のペットの嫁にされる話。 攻めが人外です。 攻めは言葉を話しません。 攻めは人の姿ではなく、人の姿になりません。

処理中です...