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21 淫靡な搾乳①
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僕が連れていかれたのは、一番奥のブースである。
まず、行きつくまでの道中が、溜まりに溜まった僕には、ある意味”地獄”だった。
”快楽の園”ともいうべき光景が、通路の左右に立ち並ぶ各ブースで展開されていたからだ。
それに加えて、与えられたブースの中に入ると、薄い壁の向こうから生の喘ぎ声が聞こえてきて、僕はそれだけでもう、鼻血が出そうなほど、興奮してしまった。
「じっとしてろよ」
巨漢がそう言いながら、僕の手足に結束バンドを取り付けていく。
結束バンドにはロープが繋がれていて、あっという間に僕はブースの中央に宙吊りにされてしまった。
四肢をX字形に開き、すべての恥部を露出したあられもない恰好である。
しかも、ブースの三面の壁にはそれぞれ等身大の鏡がはめ込まれていて、そこにはガウンをむしり取られ、股間から熟したバナナそっくりの巨大な男根を反り返らせた全裸の僕が隈なく映し出されているのだ。
「いい眺めだ」
僕の陰部をしげしげと眺めながら、巨漢が言った。
「竿も立派だし、玉もでかい。きさま、普段、一日何回オナニーをしている?」
「え…?」
僕は目を伏せた。
そんな恥ずかしいこと、言えるはずがない。
「答えろ」
下から丸太のような太い右手を伸ばし、グローブみたいな手でだしぬけに僕の睾丸を握ると、巨漢が迫った。
ぎゅうっ。
袋ごと握りしめられ、中でアーモンドの形をした精巣と精巣がこすれ合う。
「3回、くらいです…」
睾丸を締め付けられる痛みとも快感ともつかぬ異様な感触に襲われ、無意識のうちに僕は口走っていた。
「調子がいい時は…5回か、6回…」
「ほほう」
握力が緩んだ。
「毎日それだけ射精できるなんて、大したもんだ。悪く言えば病気だな」
「そ、そんな…」
病気…。
屈辱で、顔が熱くなるのがわかった。
自慰の回数が多いのは、自分でも気にしていることである。
いつぞやネットで検索してみたら、僕の歳でもせいぜい毎日1、2回が限度と出ていた。
でも、正直、それでは足りないのだ。
一度出した程度では、僕はすぐまた欲情してしまい、夜の入浴時に連続2回は抜いてしまう。
「ズリネタはなんだ? お決まりのエロ動画か?」
「い、いえ…」
これだけは言えない。
そう思いながらかぶりを振ると、巨漢が今度はぎゅっと勃起陰茎を握ってきた。
ゆっくり扱き始めると、ぬるぬるの亀頭が包皮の裏側にこすれて、僕は思わず「あんっ」とうめいてしまう。
「出したいんだろ? なら、言え」
「く、くう…」
快感が躰の芯を突き抜け、大きく僕はのけぞった。
巨漢の扱きはまさにプロの技だった。
強すぎもせず緩すぎもせず、ちょうどいい力加減の握力で竿を握って扱き、時々愛しむように皮ごと亀頭をこね回すのだ。
「じ、自分の、裸、です…」
気づくと僕は、一生の恥を口にのぼせていた。
「鏡の前で、全裸になって、感じる自分を見ながら、抜くのが、一番、好き…」
そうなのだ。
僕は、全裸の僕に欲情する。
童顔で、子供じみた貧相な躰に少女のようなピンクの乳首を持ち、そのくせ性器だけ大きなこの躰に…。
「つまりはナルシストってわけか。そりゃあ、安上がりでけっこうなことだ。ここなら部屋中鏡だらけだからな」
カラカラ笑うと、僕の性器を解放して、巨漢が言った。
「よし、俺のことはこれから調教師と呼べ。つまり、ここではきさまは人間ではなく、ただの家畜だってことだ。俺たちはきさまたちを”家畜人”と呼んでいる。じゃあ、さっそく、本格的な”搾乳”を始めるとするか」
まず、行きつくまでの道中が、溜まりに溜まった僕には、ある意味”地獄”だった。
”快楽の園”ともいうべき光景が、通路の左右に立ち並ぶ各ブースで展開されていたからだ。
それに加えて、与えられたブースの中に入ると、薄い壁の向こうから生の喘ぎ声が聞こえてきて、僕はそれだけでもう、鼻血が出そうなほど、興奮してしまった。
「じっとしてろよ」
巨漢がそう言いながら、僕の手足に結束バンドを取り付けていく。
結束バンドにはロープが繋がれていて、あっという間に僕はブースの中央に宙吊りにされてしまった。
四肢をX字形に開き、すべての恥部を露出したあられもない恰好である。
しかも、ブースの三面の壁にはそれぞれ等身大の鏡がはめ込まれていて、そこにはガウンをむしり取られ、股間から熟したバナナそっくりの巨大な男根を反り返らせた全裸の僕が隈なく映し出されているのだ。
「いい眺めだ」
僕の陰部をしげしげと眺めながら、巨漢が言った。
「竿も立派だし、玉もでかい。きさま、普段、一日何回オナニーをしている?」
「え…?」
僕は目を伏せた。
そんな恥ずかしいこと、言えるはずがない。
「答えろ」
下から丸太のような太い右手を伸ばし、グローブみたいな手でだしぬけに僕の睾丸を握ると、巨漢が迫った。
ぎゅうっ。
袋ごと握りしめられ、中でアーモンドの形をした精巣と精巣がこすれ合う。
「3回、くらいです…」
睾丸を締め付けられる痛みとも快感ともつかぬ異様な感触に襲われ、無意識のうちに僕は口走っていた。
「調子がいい時は…5回か、6回…」
「ほほう」
握力が緩んだ。
「毎日それだけ射精できるなんて、大したもんだ。悪く言えば病気だな」
「そ、そんな…」
病気…。
屈辱で、顔が熱くなるのがわかった。
自慰の回数が多いのは、自分でも気にしていることである。
いつぞやネットで検索してみたら、僕の歳でもせいぜい毎日1、2回が限度と出ていた。
でも、正直、それでは足りないのだ。
一度出した程度では、僕はすぐまた欲情してしまい、夜の入浴時に連続2回は抜いてしまう。
「ズリネタはなんだ? お決まりのエロ動画か?」
「い、いえ…」
これだけは言えない。
そう思いながらかぶりを振ると、巨漢が今度はぎゅっと勃起陰茎を握ってきた。
ゆっくり扱き始めると、ぬるぬるの亀頭が包皮の裏側にこすれて、僕は思わず「あんっ」とうめいてしまう。
「出したいんだろ? なら、言え」
「く、くう…」
快感が躰の芯を突き抜け、大きく僕はのけぞった。
巨漢の扱きはまさにプロの技だった。
強すぎもせず緩すぎもせず、ちょうどいい力加減の握力で竿を握って扱き、時々愛しむように皮ごと亀頭をこね回すのだ。
「じ、自分の、裸、です…」
気づくと僕は、一生の恥を口にのぼせていた。
「鏡の前で、全裸になって、感じる自分を見ながら、抜くのが、一番、好き…」
そうなのだ。
僕は、全裸の僕に欲情する。
童顔で、子供じみた貧相な躰に少女のようなピンクの乳首を持ち、そのくせ性器だけ大きなこの躰に…。
「つまりはナルシストってわけか。そりゃあ、安上がりでけっこうなことだ。ここなら部屋中鏡だらけだからな」
カラカラ笑うと、僕の性器を解放して、巨漢が言った。
「よし、俺のことはこれから調教師と呼べ。つまり、ここではきさまは人間ではなく、ただの家畜だってことだ。俺たちはきさまたちを”家畜人”と呼んでいる。じゃあ、さっそく、本格的な”搾乳”を始めるとするか」
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