淫美な虜囚

ヤミイ

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278 卑猥な生贄③

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「順番待ちの皆さまは、ご自分の番が来るまで、スクリーンでお楽しみください」

 流れるような調子で司会者が言うと、ミラーボールの光が消えて、舞台の背景がぼうっと明るくなった。

 広い壁面いっぱいに映し出されたのは、プール型のベッドに仰向けに寝そべる、純白のレオタード姿の翔である。

 なるほど、これは便利だ。

 二十人近い人間が、舞台に押しかけて押し合い圧し合いする必要もなく、じっくりプレイを観賞できるというわけだ。
 
 翔を取り囲む四人の中高年の男性は、いずれも僕や姉さんと同じ紐水着スタイルである。

 骨が透けて見えるほど痩せていたり、相撲取りのように下腹が出ていたりと体格はさまざまだが、共通しているのは、四人とも水着のデルタゾーンをぱんぱんに膨らませていることだった。

 スクリーンの画像は翔を真上から撮影したものと左右から撮影したものと三つあり、そのどれもに周囲を取り囲む四人の姿も映っているのだ。

「さて、始めますかな」

 長身の鶴みたいに痩せた老人の言葉に、お付きの老人がうなずいた。

 手に持った尿瓶のような容器を翔の上で傾け、中身をこぼし始める。

 どぼどぼと音を立て、翔を透明な液体が濡らしていく。

 人工的な光沢から、それがただの水でないことがわかった。

 少しとろみのある、ローションかオイルのようなものらしい。

 翔の白いレオタードに液体が沁み込むと、濡れたところから生地が透け始めた。

 乳輪、乳首、へその形がますますくっきりと浮かび上がり、皮膚の下の腱の微かな動きもわかるほどになる。

 極めつけは股間だった。

 鋭い角度で骨盤の上まで切れ上がったハイレグのデルタゾーン。

 内腿と内腿の間のその鋭角三角形の部分に、太くて長い円筒形の器官がみるみるうちに浮き彫りになっていく。

 海綿体に刻まれた静脈の網の目や、亀頭のエラ、先っちょの切れ込みすら視認できるほどにー。

「全然勃起してないのに、あの大きさ…。さすが翔だわ」

 感に堪えぬように姉さんが独りごちた時、長身の老人の骨張った手が翔の躰をまさぐり始めた。

 ぐっしょり濡れて第二の皮膚のようにぴったり肌に貼りついたレオタードの上から、まず胸を撫でさする。

「さあさ、皆さんも始めてくださいな。アレだけ後回しにして、まずは身体中を隈なく撫でてやりましょう」
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