淫美な虜囚

ヤミイ

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164 淫らなテレワーク⑩

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「もう一回、勃起してみせるから、よく見ていてくれ」

 上ずった声で、翔が言う。

 画面の中の翔は、熱に浮かされたような眼をしている。

 薄茶色の双眸に不穏な光をぎらつかせて、反らし気味のたくましい胸板に咲いた”グミ”を弄り捲っている。

 指で抓み、引っ張っては、離す。

 乳頭の膨らみを抓んでは、右に左に、捻り回す。

 あるいは指先で茸の笠みたいに膨らんだ部分をつんつん弾いたり、乳頭のへこみに爪を突き立てたり…。

 そうするうちにも、翔のペニスはメキメキと角度を上げてくる。

 手で触ってもいないのに、自らの意志で動き出したかのようなその筋肉の棍棒は、胸がざわつくほど卑猥である。

 眼のない両生類の頭部のようなハート形の亀頭は綺麗なピンク色に上気して、切れ込み状の”口”から唾液のような粘液を吐いている。

 翔の尿道を遡って分泌されたそのカウパー腺液は、流線形の亀頭全体をすっかりぬるつかせてしまっている。

 僕の視線は、否が応でも動くものに吸い寄せられていく。

 この場合の動くものといえば、画面の中の翔の男根だ。

 僕ほどではないにせよ、きょうすでに何度か射精している翔は、さっきからずっと勃起と萎えを繰り返している。

 そのため、僕は翔のペニスが動くさまを、何度も目にすることができるのだ。

 翔のペニスは僕のより長く、少し細身で美しいフォルムをしている。

 海綿体の結節と血管を浮き立たせたその竿の部分は、赤ん坊の肌のようにつるすべの肌色だ。

 そしてすっかり包皮の剥けた亀頭の、大きくて立派なこと!

 僕はその亀頭を口いっぱいに頬張った時のことを思い出し、烈しいめまいを覚えずにはいられなかった。

 あの時僕らは陰陽の印みたいな恰好で互いの股間に顔をうずめ、相手の生殖器官を夢中でしゃぶり合ったのだー。
  
 興奮で見開いた僕の眼の中で、翔のペニスがゆっくりと動いている。

 自分以外の男の生殖器官が勃起するさまをじっくり観察するのは、実際これが初めてだった。

 ああ、それにしても、なんてエッチな眺めなんだろう…。

 脱毛してるから、いやらしい部分が、尚更目立ってしまっている。

 翔…。

 あなたの”それ”…。

 僕は、欲しくて、たまらないー。
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