淫美な虜囚

ヤミイ

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37 凌辱⑥

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 翔から連絡が来たのは、二日ほど経ってからのことだった。
 
 あれから佐代子姉さんが実際に翔と話し合ったのか、それは電話口の翔の様子からはわからなかった。

 どちらにしろ、いくら姉さんが抗議をしたとしても、それで翔がやり方を変えるとは思えない。

 僕はペニスリングをつけたまま、下着は穿かずに家を出た。


 数十分後ー。

「まずは浣腸からだ」

 僕を裸に剥くと、翔は言った。

 翔の広いトレーニングルームには、床にビニールプールが設えられていた。

 どうやらそこで僕に用を足せということらしい。

 大きなプラスチック製の漏斗を僕の肛門に突き刺すと、翔がどくどく薬液を注入し始めた。

 すぐに腹がゴロゴロ鳴り出し、僕は尻を高く上げているのさえ苦痛になってきた。

 きのうの夜、翔から連絡があって以来、今朝まで食事制限しておいたことが功を奏し、大して便は出なかった。

 排泄物をトイレに流し、ビニールプールを畳んでゴミ入れに捨てると、翔は自分も裸になり、僕に風呂に入るように命じた。

 風呂場で翔に洗われながら、熱いキスで口をふさがれた。

「よく剥けてるじゃないか」

 僕のペニスからリングを外し、竿の部分を弄びながら、翔が言った。

「きょうは、どんな…?」

 翔の分厚い胸に舌を這わせて、僕は甘えるように訊いてみた。

「思い切り恥ずかしいことをさせてやる」

 お返しにと、翔が僕の乳首を吸い出した。

「ああ・・・」

 乳首を吸いながら、翔がシャワーの水流を強にして、僕のアナルを責め始めた。

 開発されたアナルに当たる強い水流が心地よく、僕はむくむくとペニスを勃起させた。

 脱衣場で僕の躰を拭くと、翔が僕を持ち上げた。

 キスされながら、お姫様抱っこできのうの鉄棒のところへ運ばれた。

「また吊るすの?」

 口を尖らせて抗議すると、翔が僕をうつ伏せに突き転がした。

「な、なにを?」

 縛り方がきのうと違う。

 翔は僕の四肢を背中側に折り曲げると、手首と足首を腰の後ろで一括りにして、ロープで固く拘束してしまった。

 まるで自分が、大きな小包にでもなった気分だった。

 翔がロープを引くと、奇妙な姿勢のまま、僕の躰は翔の頭を越す高さまで、するすると持ち上げられた。

 躰を逆側に折り畳まれ、勃起したペニスだけを真下に突き出しているという、あまりに浅ましい格好だった。

「ふっ、いい眺めだ。巧、おまえはまさに、恥辱の塊だな」

 翔が顔を上に向け、僕の乳首を交互に吸った。

 吸いながら、床に向かって勃起した僕のペニスを両手で激しくしごき出す。

「ああだめっ!」

 僕はすすり泣いた。

「そんなことされたら、すぐ出ちゃうぅ!」

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