15 / 101
怪談話をする係
しおりを挟む
学校で怪談話をする係になった。
怖がりなのに。
仲良しのお友達がやろうって言うから。
怪談なんて知らないし。
本で調べるのも怖いのにどうやって怪談なんてすればいいんだろう?
そんな時、放課後係の話し合いで学校に残ることになった。
あーでもない、こーでもないって話は続いて
下校時間はとうに過ぎていた。
ガラッと教室の戸を開ける音。
女の先生がひょこっと入ってきて、
「ほら~下校時間過ぎてるよ!早く帰る!」
と怒られた。
私たちはあわてて帰る準備をして教室の外に出た。
「先生さよなら!」
「はい、さようなら!気をつけて帰りなさいよ」
そう言って見送る先生を後に家に帰った。
次の日の朝、友達が凄い勢いで私や係の所に来て言った。
「昨日の先生!覚えてる?」
皆、昨日のことなので、
「覚えてるよ~」
友達は私達をグイグイと校長室前にある学校の歴史のショーケースの前に連れてきて、
「この人だよね」
もちろん、そうだよと皆答えた。
「その人、ここの初代の校長先生だよ」
この世にはもういない人だった。
怖がりなのに。
仲良しのお友達がやろうって言うから。
怪談なんて知らないし。
本で調べるのも怖いのにどうやって怪談なんてすればいいんだろう?
そんな時、放課後係の話し合いで学校に残ることになった。
あーでもない、こーでもないって話は続いて
下校時間はとうに過ぎていた。
ガラッと教室の戸を開ける音。
女の先生がひょこっと入ってきて、
「ほら~下校時間過ぎてるよ!早く帰る!」
と怒られた。
私たちはあわてて帰る準備をして教室の外に出た。
「先生さよなら!」
「はい、さようなら!気をつけて帰りなさいよ」
そう言って見送る先生を後に家に帰った。
次の日の朝、友達が凄い勢いで私や係の所に来て言った。
「昨日の先生!覚えてる?」
皆、昨日のことなので、
「覚えてるよ~」
友達は私達をグイグイと校長室前にある学校の歴史のショーケースの前に連れてきて、
「この人だよね」
もちろん、そうだよと皆答えた。
「その人、ここの初代の校長先生だよ」
この世にはもういない人だった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる