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初めての日
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出会ったのはたまたま、ゲイの男性が集まる所謂マッチングアプリで気まぐれに交わしたメッセージがきっかけだった。
「よければ一度お会いしてみませんか」
なんて、そういうアプリではなかなか見ない丁寧なメッセージを送ってきた佐原のことを、桃井は最初あまり期待していなかった。けれど、マッチングアプリでの出会いなんてものにはまだ慣れていなかったので、この人なら危ない目にはあわないかもしれないと思った。だから、最初は練習がてら会ってみようというような、そんな軽い気持ちだったのだ。
実際にカフェで待ち合わせして少し話してみた佐原は真面目そうで、神経質そうな見た目の線の細い男だった。
桃井はどちらかと言えば体格のいいがっちりとした男に抱かれたい願望があったから、そこもイメージとはマッチしないところだった。
佐原は若くして会社でプロジェクトのリーダーに任命されていたりと、社内での期待がかなり大きく、日々プレッシャーを抱えているらしい。
マッチングアプリはそのストレス解消のために始めてみたが、あまり自分の性癖と合致する人に出会えないようだった。
佐原のほうも、桃井はアプリ内でドマゾだと名乗っていたけれど、今時イケメン風の笑顔が爽やかな若い子が来たものだから最初はひやかしなのかと思ったくらいだった。
事実桃井はまだ若くて経験もさほど多くない。けれど若いからこそ、自分の中にずっとあるいじめられたい、抵抗できないくらいに支配してほしい、苦しいくらいに束縛してほしいという願望を叶えてくれる人に出会えたことはなく、マッチングアプリを始めたのだった。
お互いに相手のことを自分が求めているものを持っているようには見えなかったけれど、ふたりともどこか滲み出る色気のようなものにあてられて、会ったその日にホテルへ行くことになった。
ふたりがやっていたのは所謂ヤリモクのアプリだ。そういう目的のアプリで出会っておいて何もしないっていうのもな……二人とも、最初はそれくらいの気持ちだった。
「んあ゙ッ♡ そこっ、きもぢいッ♡♡ あ~~~ッまたイク、いくイクイクイクッ♡」
「経験浅いみたいなこと言ってたくせに、もう中でイッちゃうんだ? 恥ずかしいね。ほとんど初めてみたいな男の子なのにこんなに派手にイキ散らかして」
佐原と桃井のセックスの相性は抜群によかった。二人とも繊細そうで常識人のような顔をしておいて、いざベッドの上で裸になったならお互い感じるものがあった。
(透さん、外では大人しそうな、紳士的な人だったのに♡何回イッてもゆるしてくれないっ♡♡ガチイキしてるのに全部無視して穴扱いピストンッ♡♡きもち、よすぎ……っ♡あっ、イく♡イく♡イクッ♡♡何回も♡何回も♡イかされちゃうッ♡♡おれ、こんなの……っ♡完全にこの人のオモチャだ……っ♡♡♡)
~~~びくんッ♡びくッ♡びくッ♡ビクンッ♡ーーばちゅッ♡どちゅ♡どちゅ♡どちゅッ♡ごちゅッ♡ぱんぱんぱんぱんぱんぱんッ♡ばちゅッ♡グヂュッ♡グヂュッ♡
イキまくる桃井の身体を佐原は容赦なく責め立てる。激しく突くほどに悦ぶ淫らな身体を自覚させるようにイカセ続け、揺らされるのにあわせて寂しそうになみだを零しているおちんちんもくちゅくちゅ♡といじってやる♡
「ゆるじでッ♡ もうイけない゙っ♡♡♡まだァッ、いってるから♡♡」
「や~だ、痙攣してるメスイキ穴でシコるのが一番きもちいんだよ。この気持ちよさ、このちんこは一生知らないままなのかな?」
「あ゙っ! や、やっだ、……ッ♡ 両方でいっちゃう♡♡ ちんぽやだッッ♡♡ どっちもきもちいいぃッ♡」
「はは……ッ、ひっどいイキ方。ねえ、ほら、俺の中で受け止めてね……っ、ちゃんとザーメン零さずごくごくするんだよ」
最初にしてみた優しいキスよりも、力加減を確かめながらだんだんと強くつねられた乳首のほうが気持ちよかったし、ゆっくりと抜き挿しするピストンよりも奥をごりごりと潰されるような突き上げで身体が震えた。
そんな桃井を見て佐原もどんどんと夢中になっていった。もっとこの子の望むように抱いてやりたい。ひどいことや恥ずかしいことを言われてアナルをきゅんきゅんと締めつけてくるこの子がかわいくて仕方がない。快楽を与えれば与えるだけ呑み込んで、どこまでも乱れて汚れていく姿はこれまで見た何よりも綺麗だと思った。
「……ねえ、まだ足りないでしょ?」
「……ッ、たり、ない……ッ♡ もっと、いかせて……♡♡」
こんなことをしてくれるのは、こんな自分を受け入れてくれるのは、きっとこの人だけだ。
二人は互いに、そう思った。
「よければ一度お会いしてみませんか」
なんて、そういうアプリではなかなか見ない丁寧なメッセージを送ってきた佐原のことを、桃井は最初あまり期待していなかった。けれど、マッチングアプリでの出会いなんてものにはまだ慣れていなかったので、この人なら危ない目にはあわないかもしれないと思った。だから、最初は練習がてら会ってみようというような、そんな軽い気持ちだったのだ。
実際にカフェで待ち合わせして少し話してみた佐原は真面目そうで、神経質そうな見た目の線の細い男だった。
桃井はどちらかと言えば体格のいいがっちりとした男に抱かれたい願望があったから、そこもイメージとはマッチしないところだった。
佐原は若くして会社でプロジェクトのリーダーに任命されていたりと、社内での期待がかなり大きく、日々プレッシャーを抱えているらしい。
マッチングアプリはそのストレス解消のために始めてみたが、あまり自分の性癖と合致する人に出会えないようだった。
佐原のほうも、桃井はアプリ内でドマゾだと名乗っていたけれど、今時イケメン風の笑顔が爽やかな若い子が来たものだから最初はひやかしなのかと思ったくらいだった。
事実桃井はまだ若くて経験もさほど多くない。けれど若いからこそ、自分の中にずっとあるいじめられたい、抵抗できないくらいに支配してほしい、苦しいくらいに束縛してほしいという願望を叶えてくれる人に出会えたことはなく、マッチングアプリを始めたのだった。
お互いに相手のことを自分が求めているものを持っているようには見えなかったけれど、ふたりともどこか滲み出る色気のようなものにあてられて、会ったその日にホテルへ行くことになった。
ふたりがやっていたのは所謂ヤリモクのアプリだ。そういう目的のアプリで出会っておいて何もしないっていうのもな……二人とも、最初はそれくらいの気持ちだった。
「んあ゙ッ♡ そこっ、きもぢいッ♡♡ あ~~~ッまたイク、いくイクイクイクッ♡」
「経験浅いみたいなこと言ってたくせに、もう中でイッちゃうんだ? 恥ずかしいね。ほとんど初めてみたいな男の子なのにこんなに派手にイキ散らかして」
佐原と桃井のセックスの相性は抜群によかった。二人とも繊細そうで常識人のような顔をしておいて、いざベッドの上で裸になったならお互い感じるものがあった。
(透さん、外では大人しそうな、紳士的な人だったのに♡何回イッてもゆるしてくれないっ♡♡ガチイキしてるのに全部無視して穴扱いピストンッ♡♡きもち、よすぎ……っ♡あっ、イく♡イく♡イクッ♡♡何回も♡何回も♡イかされちゃうッ♡♡おれ、こんなの……っ♡完全にこの人のオモチャだ……っ♡♡♡)
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イキまくる桃井の身体を佐原は容赦なく責め立てる。激しく突くほどに悦ぶ淫らな身体を自覚させるようにイカセ続け、揺らされるのにあわせて寂しそうになみだを零しているおちんちんもくちゅくちゅ♡といじってやる♡
「ゆるじでッ♡ もうイけない゙っ♡♡♡まだァッ、いってるから♡♡」
「や~だ、痙攣してるメスイキ穴でシコるのが一番きもちいんだよ。この気持ちよさ、このちんこは一生知らないままなのかな?」
「あ゙っ! や、やっだ、……ッ♡ 両方でいっちゃう♡♡ ちんぽやだッッ♡♡ どっちもきもちいいぃッ♡」
「はは……ッ、ひっどいイキ方。ねえ、ほら、俺の中で受け止めてね……っ、ちゃんとザーメン零さずごくごくするんだよ」
最初にしてみた優しいキスよりも、力加減を確かめながらだんだんと強くつねられた乳首のほうが気持ちよかったし、ゆっくりと抜き挿しするピストンよりも奥をごりごりと潰されるような突き上げで身体が震えた。
そんな桃井を見て佐原もどんどんと夢中になっていった。もっとこの子の望むように抱いてやりたい。ひどいことや恥ずかしいことを言われてアナルをきゅんきゅんと締めつけてくるこの子がかわいくて仕方がない。快楽を与えれば与えるだけ呑み込んで、どこまでも乱れて汚れていく姿はこれまで見た何よりも綺麗だと思った。
「……ねえ、まだ足りないでしょ?」
「……ッ、たり、ない……ッ♡ もっと、いかせて……♡♡」
こんなことをしてくれるのは、こんな自分を受け入れてくれるのは、きっとこの人だけだ。
二人は互いに、そう思った。
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