推しアイドルの専属マネージャーになるには『大きいこと』が大切でした。

おさかな

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撮影の休憩時間に

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 あの初めて双子に搾り取られてから数日。持田も双子も忙しく働いていた。
 とはいえ、初日に草野が話していたように持田のマネージャーとしての営業仕事はほとんどないと言ってよい状況だった。KATのスケジュールは半年以上先まで埋まっており、さらにその先の管理が主な仕事だった。始めは草野や社長と相談しながら数々の出演オファーから仕事を選びうまくスケジュールにはめ込んでいく。
 前職でもチームメンバーの仕事配分を調整していた経験が活きたが、アイドルとして優先していくべき仕事を選んでいくノウハウは学んでいかなければならないことだった。

 それと持田にはもう一つ本気で取り組まねばならないことがあった。

「ただいま葵、持田さん。俺いったん休憩だって……って、やってるねえ」
「享さん、お疲れ様です。すみません、お見苦しいところを」

 その日はCM撮影でハウススタジオに来ていた。撮影は一階のリビングのセットで行われていて、二階が出演者用の楽屋代わりになっていた。
 まずは個別のシーンのために享が撮影を済ませて戻ってきたところだ。
 持田は草野に渡されたマネジメントの本を読みながら筋トレを行っていた。それは二人の欲求に応えていくための体力作りのためだった。
 葵もそれを邪魔しないように、次のライブに向けた曲を聴いたり本を読んで過ごしていたようだった。

「見苦しくなんてないよ。勉強もしながらトレーニングなんて、真面目ですごいね」
「……ありがとうございます。僕らのために……」
「いえ、もっともっとお二人の役に立ちたいですから」

 持田はどこまでもブレない男である。持田にとって真面目であることとKATが推しアイドルであり役に立ちたいと思うことはごく当たり前のことだった。

 そのために持田は日々精力をつけるための食事に配り体力作りと筋トレに励んでいた。

「そこまで努力してるの見ちゃうとさ、流石にちょっと嬉しくなっちゃうよね~♡」
「享、あんまりマネージャーに負担かけちゃダメだよ」
「え~、せっかくこんなに頑張ってくれてるのに?」
 持田の努力に喜んでくれる亨に、気遣ってくれる葵。そのどちらもが持田にとっては嬉しいものだった。

「お気遣いありがとうございます、葵さん。享さんも、頑張りを見ていてくれて嬉しいです」
「あははっ、持田さんのそういう素直なとこ、好きだな~♡」
「あっ、ありがとうございます……!」
 推しからの『好き』という言葉についどぎまぎとしてしまう持田。持田はまだ二人に元々ファンであったことは話せていなかった。
 そんな持田の心境を知ってか知らずか、享はぐいぐいと持田に接近して身体に触れてくる。

「言ってるそばから……」
「いーじゃん♡てか葵は待ってる間何もしなかったんだ?」
「……僕は享とは違うから。じゃ、次行ってくるね」
「はーい!いってらっしゃーい」

 そう言って葵は一階の撮影スタジオへと向かった。見送る間も、享は持田の腕に絡みついたままだった。それどころか、その腕をすりすり♡と撫でたり揉んだりし始める……♡

「もともとイイ身体だったけど、最近頑張ってるからかよりイイ感じだよね♡俺、このがっちりした筋肉好きだなぁ……♡」
「ぅ、ん……っ♡ありがとう、ございます……」
「あはっ♡かわいー、腕もみもみされただけで反応しちゃった?持田さんも、だんだん俺に適応してきたよねえ~」
 今告げられた『好き』は、性的な興奮を覚えるという意味だ。それも流石にもう意味がわかる。
 マネージャーとしての仕事をするようになってから、主に享からのスキンシップを受けるとすぐに身体が反応するようになってしまった。

 しかしそれは、享にとっては都合のいいことだった。忙しい中でも溢れる性欲をいつでも満たすためには、持田がすぐに対応可能になることが大事だからだ。

 この時もまた、カラダをぴったりと密着されたことにより少しずつ反応しかけている持田の股間を、享は嬉しそうに両手ですりすり……♡と摩る。
「ぅ、とおる、さん……っ」
「ふふ、いいでしょ?撮影結構長いから、待ち時間結構あるよ。その間俺と遊んでよ……♡」
「……っ、く………はい……♡わかりました……」
 持田の返事ににっこりと笑う享は、そのまま手をどんどん下にずらしていき、やがて持田の熱を持ち始めた股間にたどり着く。

「すご……持田さんの、布越しでもデッカくて熱いのわかるよ……♡」
 すり、すり…♡する♡こすこす……♡
 持田のそこは亨に擦られるたびにむくむくと膨らんでいく♡
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