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邪神ドラゾレーラ
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日が暮れる前にはテントを張って野営の支度を終え焚火を囲んで夕食を摂る。
遺跡周辺でテントを張り、野営をするのに適した場所を探したりと本来なら面倒だったりする事も、この遺跡群の周辺では無かった。
なんせ数百年前から多くの冒険者がこの地に来て廃墟を通り越して瓦礫だらけの遺跡を探索する為の拠点用に整地してあったり、小屋を建てたのか基礎だけが残っていたりと、テントを張る場所が幾つもあったからだ。
「それにしても、テントを張って拠点は簡単に確保出来たけど、夜になって魔物がどのぐらい現れるかが問題だよね」
「そうね、ただ探知で魔物の群れは引っ掛からないから、特に問題ないと思うけど、ここが大森林の中だってことを忘れず見張りは昨日まで同様に交代で、しっかり経験を積む事ね」
カトレアがそう言い、リーズと自分を見るがルイーズさんはすでに酒を飲みテントの中で眠りについている。
「それにしても、遺跡って言うからイメージ的にゴブリンやオーク、オーガとか魔物が住み着いて集落っぽいのを形成してそうな感でしたが…」
リーズがお茶を飲みながらそう言い不思議そうな顔をしている。
「屋根がある建物とかがあれば魔物も住み着くんだろうけど、ポツポツある建造物の残骸はどれも屋根も無く、むしろ瓦礫だらけで歩いて遺跡を探索するのも一苦労って感じな場所だから、流石に魔物も住み着かないでしょ…。 とは言え小型の動物や魔物、大型だとそれを狙う蛇やトカゲのような魔物はチラホラ居るみたいだけど」
「そうね、そう言う魔物が襲って来るかもしれないんだから見張りの際は気を抜かないようにね」
そう言うとカトレアはリーズと共に仮眠を取りにテントへ入っていく。
見張りの一番手は自分か…。
まあ4人パーティーだと見張りは1番手か4番手が気兼ねなく休めるから良いんだけど。
なんせ2番手、3番手だと寝て起きてまた寝てと休んだ気になれないし…。
そんな事を思いながら探知で周囲を警戒しつつ焚火に木の枝を投げ込んでいく。
大体午前0時ぐらいだろうか、見張り2番目のカトレアが交代の為にテントから出てきて焚火を挟んで自分の向かい側に腰掛ける。
「ねえカツヒコ、あなたは邪神ドラゾレーラの話を聞いてどう思った?」
「えっ? 突然何? 話を聞いたって言ってもここが邪神ドラゾレーラの神殿があった街の跡ってぐらいでどう思うって言われても…」
「そうね、じゃあ質問を変えるけど、邪神とその信奉者達は未踏の山脈の奥地に逃れたって言うのを信じる?」
「う~ん、カトレアが生きてた400年以上前の冒険者でも未踏の山脈を越えた人って居ないんでしょ? だとしたら大人数が越えるってのは現実的じゃないような気がする。 そもそも邪神って言うけどどんな邪神だったの? これだけ大きな遺跡って事は相当な信者が住んでたんだろうし、多分周辺にも町や村があったりしただろうし…」
「ドラゾレーラが邪神と言われる理由ね…。 それは私にも分からないわ、詳しく教えられたりもしなかったし、調べようとも思わなかったから。 あとカツヒコの言う通り、大人数で未踏の山脈を越えるのは現実的では無いわね」
「本来なら遺跡を調べて何かそれらしい本でも見つけられれば少しは分かるんだろうけど、ここまで瓦礫になってる上、数百年前から探索され尽くしてるからね、残ってても使われてた硬貨一つでも落ちてればいい方じゃない? それにしても珍しい。 カトレアがどう思うなんて聞いてくるとは思わなかった」
「あなたね~、私だって知らない事や疑問に思う事だってあるのよ! それに私だって昔は未踏の山脈を越えてみたいと思ってたんだから」
「そうなの? 確か以前会った霊獣のレイムダリーアはカトレアの事を知っていたみたいだったから未踏の山脈近辺までは行ったことがあるとは思ってたけど」
「行ったわよ、冒険者に同行してね…。 だけど行ったのは山脈の手前まで、山脈までは行けなかったわ」
「それはまた何で? 聞く限り一緒に行った冒険者も強そうだしカトレアも強いんだから行こうと思えば行けたんじゃない?」
そう疑問を口にするとカトレアは何故か苦笑いをしてる。
「行けなかったのよ、強いって言って私も今より弱かったし、山脈の奥に足を踏み入れたらそこに住む魔物が襲って来るし、足場も悪く地形も平地のようにはいかない山岳地帯を縄張りにしている魔物相手に連携して戦うなんてできないし。 それに昔は竜種が良く見かけられて噂では山脈の中腹を越えると襲って来るなんていわれてたから」
「竜種ってドラゴン? 見た事ないけどイメージと言うか前世では想像上最強の生き物って感じだから何となく想像は出来るけど、それならさっき言ってたここに住んでた人達が山脈を越えたってのも不可能っぽいね」
そう言うとカトレアも同じ考えだったのか「そうね」と言って空を埋め尽くす星を眺める。
「そう言えばカツヒコ、竜種の事をドラゴンって言ってたけど、少し違うわよ」
「えっ?」
不思議そうにカトレアを見ると、カトレアは竜種について説明をしてくれた。
どうやら竜種とは一概にドラゴンのみ差すものではなく、人に近い形をした竜人、空は飛ばないけど火や氷、雷や水などを纏った地竜、そして上位のドラゴンは人化が出来て力はそのまま、それどころか人型で武器や格闘術を使用できる分、人では倒すことは出来ないと言われるような存在も居るらしい。
大型で空を飛び、ブレスを吐いて攻撃するような生き物ってだけでも手におえなさそうなのに、能力をそのままに人化して武器も使ったりしたら確かに勝てるとは思えない。
やっぱりマンガやアニメみたいにドラゴンを一刀両断で倒すってのは無理っぽいんだ…。
まあ元からそんな現実離れした事が出来るとは思ってはいなかったけど、倒すには小まめに攻撃し相手の力が尽きるのを待ってトドメを刺すのがセオリーだったらしいし。
うん、幻想は捨てよう!
「それでカトレアはいつか未踏の山脈を踏破するの?」
「そうね、踏破してみたいって気持ちはあるわよ。 まああなた達が一人でも聖獣を相手にして戦えるぐらい強くなったら、気兼ねなく一人で挑めるしね」
「1人? みんなでじゃないの?」
「さっきも言ったように連携して戦えないような場所だし、私が行ってみたいだけだから、あなた達までそんな危ない場所に連れてけないでしょ、それに来たいと言ってもおいて行くけど」
1人で行くつもりなんだ…。
まあ一人で聖獣相手に戦えるぐらいの強さって相当な気がするからそう簡単にはそんな域に達しないけど、達したら達したでなんかルイーズさんとか絶対に行くとか言い出しそうな気がするんだけど…。
意外とルイーズさん戦闘狂っぽい所あるし…。
「さあ、カツヒコは休みなさい! いつまでも話してたら休む時間が減るわよ。 明日から有るとも限らない竜残血花を探すんだから」
そう言ってカトレアに焚火の前から追い出されたのでテントに入り睡眠をとる。
それにしても未踏の山脈に竜種か…。
行ってみたい気も、見てみたい気もするけど、瞬殺されそうだからな…。
それにしても邪神ドラゾレーラか~。
あまり神とかの存在を信じないんだけど、やっぱり異世界って神様が存在するのかな…。
遺跡周辺でテントを張り、野営をするのに適した場所を探したりと本来なら面倒だったりする事も、この遺跡群の周辺では無かった。
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「それにしても、テントを張って拠点は簡単に確保出来たけど、夜になって魔物がどのぐらい現れるかが問題だよね」
「そうね、ただ探知で魔物の群れは引っ掛からないから、特に問題ないと思うけど、ここが大森林の中だってことを忘れず見張りは昨日まで同様に交代で、しっかり経験を積む事ね」
カトレアがそう言い、リーズと自分を見るがルイーズさんはすでに酒を飲みテントの中で眠りについている。
「それにしても、遺跡って言うからイメージ的にゴブリンやオーク、オーガとか魔物が住み着いて集落っぽいのを形成してそうな感でしたが…」
リーズがお茶を飲みながらそう言い不思議そうな顔をしている。
「屋根がある建物とかがあれば魔物も住み着くんだろうけど、ポツポツある建造物の残骸はどれも屋根も無く、むしろ瓦礫だらけで歩いて遺跡を探索するのも一苦労って感じな場所だから、流石に魔物も住み着かないでしょ…。 とは言え小型の動物や魔物、大型だとそれを狙う蛇やトカゲのような魔物はチラホラ居るみたいだけど」
「そうね、そう言う魔物が襲って来るかもしれないんだから見張りの際は気を抜かないようにね」
そう言うとカトレアはリーズと共に仮眠を取りにテントへ入っていく。
見張りの一番手は自分か…。
まあ4人パーティーだと見張りは1番手か4番手が気兼ねなく休めるから良いんだけど。
なんせ2番手、3番手だと寝て起きてまた寝てと休んだ気になれないし…。
そんな事を思いながら探知で周囲を警戒しつつ焚火に木の枝を投げ込んでいく。
大体午前0時ぐらいだろうか、見張り2番目のカトレアが交代の為にテントから出てきて焚火を挟んで自分の向かい側に腰掛ける。
「ねえカツヒコ、あなたは邪神ドラゾレーラの話を聞いてどう思った?」
「えっ? 突然何? 話を聞いたって言ってもここが邪神ドラゾレーラの神殿があった街の跡ってぐらいでどう思うって言われても…」
「そうね、じゃあ質問を変えるけど、邪神とその信奉者達は未踏の山脈の奥地に逃れたって言うのを信じる?」
「う~ん、カトレアが生きてた400年以上前の冒険者でも未踏の山脈を越えた人って居ないんでしょ? だとしたら大人数が越えるってのは現実的じゃないような気がする。 そもそも邪神って言うけどどんな邪神だったの? これだけ大きな遺跡って事は相当な信者が住んでたんだろうし、多分周辺にも町や村があったりしただろうし…」
「ドラゾレーラが邪神と言われる理由ね…。 それは私にも分からないわ、詳しく教えられたりもしなかったし、調べようとも思わなかったから。 あとカツヒコの言う通り、大人数で未踏の山脈を越えるのは現実的では無いわね」
「本来なら遺跡を調べて何かそれらしい本でも見つけられれば少しは分かるんだろうけど、ここまで瓦礫になってる上、数百年前から探索され尽くしてるからね、残ってても使われてた硬貨一つでも落ちてればいい方じゃない? それにしても珍しい。 カトレアがどう思うなんて聞いてくるとは思わなかった」
「あなたね~、私だって知らない事や疑問に思う事だってあるのよ! それに私だって昔は未踏の山脈を越えてみたいと思ってたんだから」
「そうなの? 確か以前会った霊獣のレイムダリーアはカトレアの事を知っていたみたいだったから未踏の山脈近辺までは行ったことがあるとは思ってたけど」
「行ったわよ、冒険者に同行してね…。 だけど行ったのは山脈の手前まで、山脈までは行けなかったわ」
「それはまた何で? 聞く限り一緒に行った冒険者も強そうだしカトレアも強いんだから行こうと思えば行けたんじゃない?」
そう疑問を口にするとカトレアは何故か苦笑いをしてる。
「行けなかったのよ、強いって言って私も今より弱かったし、山脈の奥に足を踏み入れたらそこに住む魔物が襲って来るし、足場も悪く地形も平地のようにはいかない山岳地帯を縄張りにしている魔物相手に連携して戦うなんてできないし。 それに昔は竜種が良く見かけられて噂では山脈の中腹を越えると襲って来るなんていわれてたから」
「竜種ってドラゴン? 見た事ないけどイメージと言うか前世では想像上最強の生き物って感じだから何となく想像は出来るけど、それならさっき言ってたここに住んでた人達が山脈を越えたってのも不可能っぽいね」
そう言うとカトレアも同じ考えだったのか「そうね」と言って空を埋め尽くす星を眺める。
「そう言えばカツヒコ、竜種の事をドラゴンって言ってたけど、少し違うわよ」
「えっ?」
不思議そうにカトレアを見ると、カトレアは竜種について説明をしてくれた。
どうやら竜種とは一概にドラゴンのみ差すものではなく、人に近い形をした竜人、空は飛ばないけど火や氷、雷や水などを纏った地竜、そして上位のドラゴンは人化が出来て力はそのまま、それどころか人型で武器や格闘術を使用できる分、人では倒すことは出来ないと言われるような存在も居るらしい。
大型で空を飛び、ブレスを吐いて攻撃するような生き物ってだけでも手におえなさそうなのに、能力をそのままに人化して武器も使ったりしたら確かに勝てるとは思えない。
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「そうね、踏破してみたいって気持ちはあるわよ。 まああなた達が一人でも聖獣を相手にして戦えるぐらい強くなったら、気兼ねなく一人で挑めるしね」
「1人? みんなでじゃないの?」
「さっきも言ったように連携して戦えないような場所だし、私が行ってみたいだけだから、あなた達までそんな危ない場所に連れてけないでしょ、それに来たいと言ってもおいて行くけど」
1人で行くつもりなんだ…。
まあ一人で聖獣相手に戦えるぐらいの強さって相当な気がするからそう簡単にはそんな域に達しないけど、達したら達したでなんかルイーズさんとか絶対に行くとか言い出しそうな気がするんだけど…。
意外とルイーズさん戦闘狂っぽい所あるし…。
「さあ、カツヒコは休みなさい! いつまでも話してたら休む時間が減るわよ。 明日から有るとも限らない竜残血花を探すんだから」
そう言ってカトレアに焚火の前から追い出されたのでテントに入り睡眠をとる。
それにしても未踏の山脈に竜種か…。
行ってみたい気も、見てみたい気もするけど、瞬殺されそうだからな…。
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