30 / 121
街へ
しおりを挟む
「太陽が眩しい!!」
やっとのことで地上へ出て最初の言葉だ…。
100階層から地上へ向かうにつれ階層主も魔物も徐々に弱くなっていくので楽に地上へ出れると思っていたけどカトレアからダンジョンのマッピングもと言われ各階層をくまなく回りマッピングをしていたら結構時間がかかってしまった。
各階層には宝箱も生まれていたが100階層に有ったどの品よりも質の低いものばかりで自分としては徒労としか思えない。
「カツヒコ、太陽はこんなにも眩しく温かかったんだな…」
地上に出るまで時間がかかった事に若干の不満な自分に対しカトレアは400年以上ぶりの太陽の光を浴び気持ち良さそうな顔をしている。
「うん、太陽は眩しくて日の光は暖かいよ…。 マッピングで各階層をくまなく歩きまわらなければもっと早く日の光に当たれたんだよ」
「カツヒコ、何度も言うがマッピングは重要よ、大きなダンジョンなんかは一回で攻略は出来ないから何度もダンジョンに入る必要が出て来るんだから。 その時に地図が無ければ以前言った場所まで行くのに時間がかかってしまうから効率が悪くなるでしょ。 ダンジョンで最深部を目指すにしても持ち込める食料とか限りがあるんだから一回潜ったら制覇するまでダンジョン生活なんて出来ないのよ」
そう言ってマッピングの意義を語るカトレア。
まあ確かに正しい事を言っているのは分かるんだけど、自分はそんなダンジョンを制覇したいとか言う願望は無いんだけどな…。
「まあ、マッピングの重要性は分かったから、とりあえずキャールの街を目指そう。 太陽の位置を見る限りまだ昼前みたいだから暗くなる前には近くの村に着けるでしょ」
「そうね、ここで時間を潰しても意味無いし、近くにあるって言う村に向かいましょ」
そう言って歩き出すカトレアだけど、方向が違うから!!!
ていうか、自分の居る場所がどこか把握してないのに何の疑いも無く堂々と村と逆の方向に歩いて行くの?
カトレアにそっちじゃないとツッコミを入れ、村へと向かって歩き出す。
それにしても昼間なのに眠い。
ダンジョンの中では昼も夜も分からなくって疲れて眠くなったら寝るという生活だったせいか完全に時差ボケを起こしてる。
「そう言えばカトレアは眠くないの? 一度も寝てるところを見た事ないんだけど…」
「ん? 私はちゃんと睡眠をとっていたわよ」
「いつ!! 目を開けて立ったまま寝れるの?」
「はぁ? そんな事出来る訳ないでしょ!! 私を何だと思ってるのよ? 普通に寝てたわよ。 あなたが寝た後に寝て、起きそうな気配がしたら起きてたのよ。 男に寝込みを襲われるなんて嫌だからね」
「そう…。 って寝込みなんて襲わないし!!! 15歳だよ!! 確かに思春期で異性に興味を持つ年齢だけど15歳で年上女性の寝込み襲うような男ってそうそう居ないでしょ!!」
「そう? 15歳って言ったら成人してる訳だし備えておくに越したことはないわよ。 それにあなたは見た目は15歳だけど、転生前は20代後半だったんでしょ? 15歳の皮をかぶった男ならなおさら危ないわ!!」
「いや、皮は被ってないぞ!! 前世でも今世でも!!」
「そういう意味じゃないわよ!!! カツヒコが前世でも今世でも皮を被ってないとかどうでもいいから!! むしろそう言う発言を平然とする時点で普通は警戒するでしょ!! 女の子相手によく臆面もなくそういう事言えるわね…」
カトレアに呆れられた…。
いや、本当に前世でも今世でも被ってないよ。
それに前世よりも若干サイズアップしてるし、どこで出しても恥ずかしくないはずだよ。
まあ露出趣味は無いから出さないけどさ…。
そんなくだらない会話をしながら歩いていると、日が傾き始めるころに村に着いた。
墳墓のダンジョンに行く前に泊まった宿に行きカトレアと自分の部屋として2部屋用意してもらい、併設された食堂で食事を摂る。
「お~! 坊主、ハズレダンジョンに行くって言って1月近く帰って来ないから死んだかと思ってたぞ!! それがまさか女連れで戻って来るとは、ダンジョンじゃなくて街に女を探しに行ってたのか?」
そう宿屋の親父が豪快に笑いながら声をかけて来たので、カトレアと事前に打ち合わせをしておいた通り、カトレアは山奥で祖父に育てられたが、祖父が亡くなった為に山奥から人里に降りて来たところ森で偶然知り合って一緒にダンジョンを探索した冒険者志望の女の子だと伝える。
「ぶぁははははは!!!! 隠さなくったっていいんだぞ! ダンジョンに二人っきりで1月も居れば色々あるだろ?」
「いや、本当に無いですから!! それよりもこの村はこれから栄えると思いますよ? 今のうちに改装と増築して部屋数増やして綺麗にしといた方が良いかも」
「はぁ? お前何を言ってるんだ? まさか預言者にでもなったつもりか?」
「預言者とか胡散臭い者になったつもりとか無いから!! 自分が行ったハズレダンジョン、ハズレじゃ無かったんだよ! 財宝に魔道具ザックザクだったから!」
「お前、頭おかしくなったのか? ハズレダンジョンに財宝に魔道具がザックザクだと?」
「おかしくなって無いから、あのダンジョンは100階層に厳重な結界があってそれが原因で上層階に魔力が流れなかったからアンデッドも弱いし魔石も小さかったんだよ。 100階層でノーライフキングを浄化したら結界が無くなって魔力が上層階に流れ出したからアンデッドも強くなってるし、各階層に宝箱も現れるようになってるから」
「100階層? ノーライフキング? お前な~、ウソをつくならもっとうまくウソをつけ、お前がノーライフキングを浄化出来るわけがないだろう!! ノーライフキングなんて災害級どころじゃないぞ、Aランク以上の冒険者パーティーどころか国が軍を動かすレベルの魔物だぞ!!」
「いやいや、事実だから! まあ実際にはノーライフキングと戦った訳じゃなく浄化を頼まれたから浄化したって感じだけど」
「はぁ? ますます意味が分からん! 何をどうしたらノーライフキングに浄化を頼まれるってんだ?」
「う~ん、ノーライフキングの話によると400年以上ダンジョンの100階層で結界に閉じ込められていたからもう疲れたって言ってたよ」
そう言ってアイテムボックスから100階層に有った宝石類の一部を机に並べて宿屋の親父に見せると見る見るうちに馬鹿にしていた顔が真顔になっていく。
「お、おい、本当にハズレじゃなかったのか? いや、それよりもあのダンジョンにはそんな宝石類がゴロゴロとしてるのか?」
「まあ100階層に有った宝石類や魔道具類は根こそぎ戴いて来たからもうないけど各階層にあった宝箱には宝石類や魔道具とかもあったよ。 それにドロップしたスケルトンの武器や防具は深い階層の物はそこそこ良い物だったし」
「まじか!! それならこの村を拠点にダンジョンに挑む奴が増えるじゃないか!!!」
「だから、さっきからそう言ってるじゃん!! 結界が無くなったら1階層のスケルトンの魔石も2センチ程のサイズだったからゴブリンの魔石と変わらないぐらいだったし、下層に行ったら魔石も大きくなるよ」
そんな宿屋の親父としているやり取りをカトレアは黙って聞いているけど、まあウソは言ってない。
ノーライフキングの浄化はしてないけど人間に戻したから浄化したのと同じようなもんだ。
うん、そういう事にしよう。
その後も宿屋の親父にあれこれ聞かれ、100階層に有った物の一部を見せるといつ街に行くんだとか、ダンジョンの事はすぐ報告するのか? など色々と質問攻めにあった。
どうやら本気で宿屋の改装と増築を考え始めたらしい。
確かに冒険者が殺到しだしたら改装なんて出来ないもんね。
それにしてもこの親父意外と商売の才能あるな…。
独りでブツブツと改装、増築費用の借り入れと冒険者増加による売り上げ、そして返済計画を計算しはじめてるし。
こういうチャンスを逃さない人が成功するんだろうな…。
やっとのことで地上へ出て最初の言葉だ…。
100階層から地上へ向かうにつれ階層主も魔物も徐々に弱くなっていくので楽に地上へ出れると思っていたけどカトレアからダンジョンのマッピングもと言われ各階層をくまなく回りマッピングをしていたら結構時間がかかってしまった。
各階層には宝箱も生まれていたが100階層に有ったどの品よりも質の低いものばかりで自分としては徒労としか思えない。
「カツヒコ、太陽はこんなにも眩しく温かかったんだな…」
地上に出るまで時間がかかった事に若干の不満な自分に対しカトレアは400年以上ぶりの太陽の光を浴び気持ち良さそうな顔をしている。
「うん、太陽は眩しくて日の光は暖かいよ…。 マッピングで各階層をくまなく歩きまわらなければもっと早く日の光に当たれたんだよ」
「カツヒコ、何度も言うがマッピングは重要よ、大きなダンジョンなんかは一回で攻略は出来ないから何度もダンジョンに入る必要が出て来るんだから。 その時に地図が無ければ以前言った場所まで行くのに時間がかかってしまうから効率が悪くなるでしょ。 ダンジョンで最深部を目指すにしても持ち込める食料とか限りがあるんだから一回潜ったら制覇するまでダンジョン生活なんて出来ないのよ」
そう言ってマッピングの意義を語るカトレア。
まあ確かに正しい事を言っているのは分かるんだけど、自分はそんなダンジョンを制覇したいとか言う願望は無いんだけどな…。
「まあ、マッピングの重要性は分かったから、とりあえずキャールの街を目指そう。 太陽の位置を見る限りまだ昼前みたいだから暗くなる前には近くの村に着けるでしょ」
「そうね、ここで時間を潰しても意味無いし、近くにあるって言う村に向かいましょ」
そう言って歩き出すカトレアだけど、方向が違うから!!!
ていうか、自分の居る場所がどこか把握してないのに何の疑いも無く堂々と村と逆の方向に歩いて行くの?
カトレアにそっちじゃないとツッコミを入れ、村へと向かって歩き出す。
それにしても昼間なのに眠い。
ダンジョンの中では昼も夜も分からなくって疲れて眠くなったら寝るという生活だったせいか完全に時差ボケを起こしてる。
「そう言えばカトレアは眠くないの? 一度も寝てるところを見た事ないんだけど…」
「ん? 私はちゃんと睡眠をとっていたわよ」
「いつ!! 目を開けて立ったまま寝れるの?」
「はぁ? そんな事出来る訳ないでしょ!! 私を何だと思ってるのよ? 普通に寝てたわよ。 あなたが寝た後に寝て、起きそうな気配がしたら起きてたのよ。 男に寝込みを襲われるなんて嫌だからね」
「そう…。 って寝込みなんて襲わないし!!! 15歳だよ!! 確かに思春期で異性に興味を持つ年齢だけど15歳で年上女性の寝込み襲うような男ってそうそう居ないでしょ!!」
「そう? 15歳って言ったら成人してる訳だし備えておくに越したことはないわよ。 それにあなたは見た目は15歳だけど、転生前は20代後半だったんでしょ? 15歳の皮をかぶった男ならなおさら危ないわ!!」
「いや、皮は被ってないぞ!! 前世でも今世でも!!」
「そういう意味じゃないわよ!!! カツヒコが前世でも今世でも皮を被ってないとかどうでもいいから!! むしろそう言う発言を平然とする時点で普通は警戒するでしょ!! 女の子相手によく臆面もなくそういう事言えるわね…」
カトレアに呆れられた…。
いや、本当に前世でも今世でも被ってないよ。
それに前世よりも若干サイズアップしてるし、どこで出しても恥ずかしくないはずだよ。
まあ露出趣味は無いから出さないけどさ…。
そんなくだらない会話をしながら歩いていると、日が傾き始めるころに村に着いた。
墳墓のダンジョンに行く前に泊まった宿に行きカトレアと自分の部屋として2部屋用意してもらい、併設された食堂で食事を摂る。
「お~! 坊主、ハズレダンジョンに行くって言って1月近く帰って来ないから死んだかと思ってたぞ!! それがまさか女連れで戻って来るとは、ダンジョンじゃなくて街に女を探しに行ってたのか?」
そう宿屋の親父が豪快に笑いながら声をかけて来たので、カトレアと事前に打ち合わせをしておいた通り、カトレアは山奥で祖父に育てられたが、祖父が亡くなった為に山奥から人里に降りて来たところ森で偶然知り合って一緒にダンジョンを探索した冒険者志望の女の子だと伝える。
「ぶぁははははは!!!! 隠さなくったっていいんだぞ! ダンジョンに二人っきりで1月も居れば色々あるだろ?」
「いや、本当に無いですから!! それよりもこの村はこれから栄えると思いますよ? 今のうちに改装と増築して部屋数増やして綺麗にしといた方が良いかも」
「はぁ? お前何を言ってるんだ? まさか預言者にでもなったつもりか?」
「預言者とか胡散臭い者になったつもりとか無いから!! 自分が行ったハズレダンジョン、ハズレじゃ無かったんだよ! 財宝に魔道具ザックザクだったから!」
「お前、頭おかしくなったのか? ハズレダンジョンに財宝に魔道具がザックザクだと?」
「おかしくなって無いから、あのダンジョンは100階層に厳重な結界があってそれが原因で上層階に魔力が流れなかったからアンデッドも弱いし魔石も小さかったんだよ。 100階層でノーライフキングを浄化したら結界が無くなって魔力が上層階に流れ出したからアンデッドも強くなってるし、各階層に宝箱も現れるようになってるから」
「100階層? ノーライフキング? お前な~、ウソをつくならもっとうまくウソをつけ、お前がノーライフキングを浄化出来るわけがないだろう!! ノーライフキングなんて災害級どころじゃないぞ、Aランク以上の冒険者パーティーどころか国が軍を動かすレベルの魔物だぞ!!」
「いやいや、事実だから! まあ実際にはノーライフキングと戦った訳じゃなく浄化を頼まれたから浄化したって感じだけど」
「はぁ? ますます意味が分からん! 何をどうしたらノーライフキングに浄化を頼まれるってんだ?」
「う~ん、ノーライフキングの話によると400年以上ダンジョンの100階層で結界に閉じ込められていたからもう疲れたって言ってたよ」
そう言ってアイテムボックスから100階層に有った宝石類の一部を机に並べて宿屋の親父に見せると見る見るうちに馬鹿にしていた顔が真顔になっていく。
「お、おい、本当にハズレじゃなかったのか? いや、それよりもあのダンジョンにはそんな宝石類がゴロゴロとしてるのか?」
「まあ100階層に有った宝石類や魔道具類は根こそぎ戴いて来たからもうないけど各階層にあった宝箱には宝石類や魔道具とかもあったよ。 それにドロップしたスケルトンの武器や防具は深い階層の物はそこそこ良い物だったし」
「まじか!! それならこの村を拠点にダンジョンに挑む奴が増えるじゃないか!!!」
「だから、さっきからそう言ってるじゃん!! 結界が無くなったら1階層のスケルトンの魔石も2センチ程のサイズだったからゴブリンの魔石と変わらないぐらいだったし、下層に行ったら魔石も大きくなるよ」
そんな宿屋の親父としているやり取りをカトレアは黙って聞いているけど、まあウソは言ってない。
ノーライフキングの浄化はしてないけど人間に戻したから浄化したのと同じようなもんだ。
うん、そういう事にしよう。
その後も宿屋の親父にあれこれ聞かれ、100階層に有った物の一部を見せるといつ街に行くんだとか、ダンジョンの事はすぐ報告するのか? など色々と質問攻めにあった。
どうやら本気で宿屋の改装と増築を考え始めたらしい。
確かに冒険者が殺到しだしたら改装なんて出来ないもんね。
それにしてもこの親父意外と商売の才能あるな…。
独りでブツブツと改装、増築費用の借り入れと冒険者増加による売り上げ、そして返済計画を計算しはじめてるし。
こういうチャンスを逃さない人が成功するんだろうな…。
134
あなたにおすすめの小説
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情され、異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
転生能無し少女のゆるっとチートな異世界交流
犬社護
ファンタジー
10歳の祝福の儀で、イリア・ランスロット伯爵令嬢は、神様からギフトを貰えなかった。その日以降、家族から【能無し・役立たず】と罵られる日々が続くも、彼女はめげることなく、3年間懸命に努力し続ける。
しかし、13歳の誕生日を迎えても、取得魔法は1個、スキルに至ってはゼロという始末。
遂に我慢の限界を超えた家族から、王都追放処分を受けてしまう。
彼女は悲しみに暮れるも一念発起し、家族から最後の餞別として貰ったお金を使い、隣国行きの列車に乗るも、今度は山間部での落雷による脱線事故が起きてしまい、その衝撃で車外へ放り出され、列車もろとも崖下へと転落していく。
転落中、彼女は前世日本人-七瀬彩奈で、12歳で水難事故に巻き込まれ死んでしまったことを思い出し、現世13歳までの記憶が走馬灯として駆け巡りながら、絶望の淵に達したところで気絶してしまう。
そんな窮地のところをランクS冒険者ベイツに助けられると、神様からギフト《異世界交流》とスキル《アニマルセラピー》を貰っていることに気づかされ、そこから神鳥ルウリと知り合い、日本の家族とも交流できたことで、人生の転機を迎えることとなる。
人は、娯楽で癒されます。
動物や従魔たちには、何もありません。
私が異世界にいる家族と交流して、動物や従魔たちに癒しを与えましょう!
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる