370 / 390
第25章 帝国皇后クーデターと落日の堕天戦乙女編
第1話 決着をつけるため
しおりを挟む
・・1・・
4の月16の日
午後8時半過ぎ
人類諸国統合軍・オチャルフ前線総司令部
「北部方面軍、南部方面軍共に敗走する帝国軍に対し包囲環を形成しながら順調に前進中!」
「北部方面軍より連絡! 帝国軍前面の師団を粉砕しつつ、能力者及びゴーレム搭乗能力者部隊を中心とした部隊は快速で進出! 上空援護を受けつつ急速に展開中! 明日までに四〇キーラの前進可能とのこと!」
「さらに北部方面軍より連絡! 先程帝国軍一個師団の全面降伏を確認! また敵一個師団の包囲を完了!」
「北部方面軍各師団長からは先日までの帝国軍の様子とはまるで変わり容易に攻勢が成功! 現場師団長クラスからは早速捕らえた捕虜が司令部と繋がらない旨を吐いたそうです!」
「南部方面軍も攻勢は順調! 温存していた能力者化 師団や能力者増強師団等を前面に前進! 帝国軍は潰走し、再奪還領域を広げつつあります! 最前方部隊はこの一日で約二五キーラ進出!」
「帝国軍は統制が取れておらず各個反撃が精々と現場からの報告が多数! 南部方面軍も包囲環を形成しており、明日には敵二個師団の包囲環が完成するとのこと!」
「現状の侵攻速度と兵站線から、明日までにはトルポッサの再奪還は十分に可能と進出中の師団から連絡あり! 帝国軍の抵抗は無いに等しいそうです!!」
「ここまで作戦は完璧に進んでいるな!! 全軍、そのまま快速で侵攻するよう命じろ!! 併せて兵站にはここ数日が戦況の明暗を分ける事になると伝え、惜しみなく物資を運ぶよう通達! 作戦に従い、足りなくなれば予備人員も使って構わんと伝えろ!」
『了解!!』
反攻作戦が始まって半日が過ぎた。
僕達人類諸国統合軍はこれまでの苦戦が嘘かのように、そして帝国軍にしてやられたこの世界における電撃戦を、帝国軍のそれを上回る速度と火力投射量で進めていた。
「まだ半日とはいえ、こんなに鮮やかに決まるだなんて思わなかったよ。やっぱり敵司令部機能喪失を目的とした作戦は正解だった。帝国軍は烏合の衆になってる」
「耐え抜いた甲斐があったわよね。情報部が敵の無線を傍受しているけれど、ほぼ機能が死んでいるみたい。作戦開始前までは活発に行われていた帝国軍の情報交換はほぼゼロになっているもの」
「マスター、情報を抜粋しました。帝国軍の無線通信網は現在においても南北軍集団相互通信網は途絶。さらにムィトゥーラウ方面との連絡も機能停止したままです。ほぼ確定事項、南北軍集団野戦司令部は完全に機能を喪失。前線と野戦司令部間情報連絡線、野戦司令部と前線司令部連絡線の機能も喪失と思われます」
「完璧だ。これなら早期にまずはトルポッサや前線司令部のあるムィトゥーラウの近くまで進軍出来るね。再び統合軍の南北方面軍も合流出来るだろうし、去年末から失った占領地域のかなりを取り戻せる。まあ、あくまで帝国軍が中々立て直しを出来なかった場合の希望論だけど」
「そうね。でも、希望論が現実になる可能性は高いと思うわ。一〇〇万を越える軍の再建なんて簡単にはいかないもの。それは私達がよく知ってるわ」
リイナの言う通りだ。僕達統合軍より兵力に勝る帝国軍が僕達の反攻作戦前の統率を取り戻せるのには間違いなく時間がかかる。一日や二日で回復するのはまず無理だ。比較するまでもないけれど、僕達統合軍は去年末の攻勢を受けた時に司令部機能は生きていた。だから再編指示も出来たし統率回復も多少時間がかかったとはいえ、なんとか持ち直した。
だけど、帝国軍は違う。『L3ロケット』で頭脳たる司令部機能が喪失して命令を送れなくなっている。また、推測だけど帝都からムィトゥーラウへの通信も傍受の結果無茶苦茶らしく、参謀本部の見立てでは『L4ロケット』はとても運がいい事にちゃんと帝都に着弾したらしい。
つまり、中枢機能の麻痺と前線野戦司令部の機能の喪失という、軍にとっては余りにも致命的な状況が今の帝国軍。
そこから導き出されるのは……。
「もしかして、もしかして、だ。この戦争、勝ちが確定したんじゃ……?」
戦争の趨勢については非常に慎重派と周りから評価されている僕でも、そう思えるくらいの状況になった、と。
「参謀本部は少なくとも再奪還と占領域の拡大には積極的よ。瓦解した軍は脆い。ってね」
「このまま推移していけば、統合軍逆転の可能性はかなり高いです。マイマスター」
「そう、だよね。なら、だったら」
僕にとってやるべき事は二つだ。
一つ目は軍人としての役目。この攻勢で僕はずっと司令部にいるわけではない。第一能力者化師団や予備兵力を伴って、第二陣として前に出ることになっていて、参謀本部内とマーチス侯爵とも既に会議をした上で決まっているんだ。
けど、それだけじゃない。とても個人的なやるべき事だけどそれが二つ目。
あの人とのケリをつけること。どんな形でもいい。有り得ないだろうけど、『L3ロケット』で既に死んでいるかもしれない。
でも、恐らくまだ生きているだろう。となれば、捕虜にするときても殺すことにしても、いずれかの形で決着はつけないといけない。
だから、思い立ったら、すぐに僕は行動に移した。
「マーチス元帥閣下」
「どうした、アカツキ中将」
「先日お話致しました、第二陣は既に進発準備は終わっておりますので明日の昼までには出ようかと思います」
「許可する。いい頃合いではあるし、全ての用意が整っている。お前の指揮下にある第一能力者化師団の他、予備にしていた第二陣も含めた約六〇〇〇〇を頼む」
「了解致しました。受領致します。我々はムィトゥーラウ方面へ向かいますので、帝国軍の追撃及び掃討、南部方面軍集団総指揮官のリシュカ・フィブラの捜索も同時に行います」
僕は自身の任務内容を述べていくと、マーチス侯爵はすぐに了承の意志を表す。
直後、彼は僕に近づくと小声で、
「リシュカ・フィブラについては危険極まりない人物故に対処手段と生死は問わない。お前自身の為にも、終止符を打ってこい。それが、ひいては、人類諸国の為にもなる」
「ありがとう、ございます」
僕は感謝の言葉を小さい声で返す。
それから敬礼すると、
「では、これより準備に取り掛かります」
「ああ、貴官の武運を祈る」
マーチス侯爵の答礼の後、僕とリイナとエイジスは早速動き出す。
「決着をつけましょう、旦那様」
「うん。――そして、必ず生きて帰ろう」
「ええ、旦那様」
「サー、マイマスター」
決戦の日は近い。
4の月16の日
午後8時半過ぎ
人類諸国統合軍・オチャルフ前線総司令部
「北部方面軍、南部方面軍共に敗走する帝国軍に対し包囲環を形成しながら順調に前進中!」
「北部方面軍より連絡! 帝国軍前面の師団を粉砕しつつ、能力者及びゴーレム搭乗能力者部隊を中心とした部隊は快速で進出! 上空援護を受けつつ急速に展開中! 明日までに四〇キーラの前進可能とのこと!」
「さらに北部方面軍より連絡! 先程帝国軍一個師団の全面降伏を確認! また敵一個師団の包囲を完了!」
「北部方面軍各師団長からは先日までの帝国軍の様子とはまるで変わり容易に攻勢が成功! 現場師団長クラスからは早速捕らえた捕虜が司令部と繋がらない旨を吐いたそうです!」
「南部方面軍も攻勢は順調! 温存していた能力者化 師団や能力者増強師団等を前面に前進! 帝国軍は潰走し、再奪還領域を広げつつあります! 最前方部隊はこの一日で約二五キーラ進出!」
「帝国軍は統制が取れておらず各個反撃が精々と現場からの報告が多数! 南部方面軍も包囲環を形成しており、明日には敵二個師団の包囲環が完成するとのこと!」
「現状の侵攻速度と兵站線から、明日までにはトルポッサの再奪還は十分に可能と進出中の師団から連絡あり! 帝国軍の抵抗は無いに等しいそうです!!」
「ここまで作戦は完璧に進んでいるな!! 全軍、そのまま快速で侵攻するよう命じろ!! 併せて兵站にはここ数日が戦況の明暗を分ける事になると伝え、惜しみなく物資を運ぶよう通達! 作戦に従い、足りなくなれば予備人員も使って構わんと伝えろ!」
『了解!!』
反攻作戦が始まって半日が過ぎた。
僕達人類諸国統合軍はこれまでの苦戦が嘘かのように、そして帝国軍にしてやられたこの世界における電撃戦を、帝国軍のそれを上回る速度と火力投射量で進めていた。
「まだ半日とはいえ、こんなに鮮やかに決まるだなんて思わなかったよ。やっぱり敵司令部機能喪失を目的とした作戦は正解だった。帝国軍は烏合の衆になってる」
「耐え抜いた甲斐があったわよね。情報部が敵の無線を傍受しているけれど、ほぼ機能が死んでいるみたい。作戦開始前までは活発に行われていた帝国軍の情報交換はほぼゼロになっているもの」
「マスター、情報を抜粋しました。帝国軍の無線通信網は現在においても南北軍集団相互通信網は途絶。さらにムィトゥーラウ方面との連絡も機能停止したままです。ほぼ確定事項、南北軍集団野戦司令部は完全に機能を喪失。前線と野戦司令部間情報連絡線、野戦司令部と前線司令部連絡線の機能も喪失と思われます」
「完璧だ。これなら早期にまずはトルポッサや前線司令部のあるムィトゥーラウの近くまで進軍出来るね。再び統合軍の南北方面軍も合流出来るだろうし、去年末から失った占領地域のかなりを取り戻せる。まあ、あくまで帝国軍が中々立て直しを出来なかった場合の希望論だけど」
「そうね。でも、希望論が現実になる可能性は高いと思うわ。一〇〇万を越える軍の再建なんて簡単にはいかないもの。それは私達がよく知ってるわ」
リイナの言う通りだ。僕達統合軍より兵力に勝る帝国軍が僕達の反攻作戦前の統率を取り戻せるのには間違いなく時間がかかる。一日や二日で回復するのはまず無理だ。比較するまでもないけれど、僕達統合軍は去年末の攻勢を受けた時に司令部機能は生きていた。だから再編指示も出来たし統率回復も多少時間がかかったとはいえ、なんとか持ち直した。
だけど、帝国軍は違う。『L3ロケット』で頭脳たる司令部機能が喪失して命令を送れなくなっている。また、推測だけど帝都からムィトゥーラウへの通信も傍受の結果無茶苦茶らしく、参謀本部の見立てでは『L4ロケット』はとても運がいい事にちゃんと帝都に着弾したらしい。
つまり、中枢機能の麻痺と前線野戦司令部の機能の喪失という、軍にとっては余りにも致命的な状況が今の帝国軍。
そこから導き出されるのは……。
「もしかして、もしかして、だ。この戦争、勝ちが確定したんじゃ……?」
戦争の趨勢については非常に慎重派と周りから評価されている僕でも、そう思えるくらいの状況になった、と。
「参謀本部は少なくとも再奪還と占領域の拡大には積極的よ。瓦解した軍は脆い。ってね」
「このまま推移していけば、統合軍逆転の可能性はかなり高いです。マイマスター」
「そう、だよね。なら、だったら」
僕にとってやるべき事は二つだ。
一つ目は軍人としての役目。この攻勢で僕はずっと司令部にいるわけではない。第一能力者化師団や予備兵力を伴って、第二陣として前に出ることになっていて、参謀本部内とマーチス侯爵とも既に会議をした上で決まっているんだ。
けど、それだけじゃない。とても個人的なやるべき事だけどそれが二つ目。
あの人とのケリをつけること。どんな形でもいい。有り得ないだろうけど、『L3ロケット』で既に死んでいるかもしれない。
でも、恐らくまだ生きているだろう。となれば、捕虜にするときても殺すことにしても、いずれかの形で決着はつけないといけない。
だから、思い立ったら、すぐに僕は行動に移した。
「マーチス元帥閣下」
「どうした、アカツキ中将」
「先日お話致しました、第二陣は既に進発準備は終わっておりますので明日の昼までには出ようかと思います」
「許可する。いい頃合いではあるし、全ての用意が整っている。お前の指揮下にある第一能力者化師団の他、予備にしていた第二陣も含めた約六〇〇〇〇を頼む」
「了解致しました。受領致します。我々はムィトゥーラウ方面へ向かいますので、帝国軍の追撃及び掃討、南部方面軍集団総指揮官のリシュカ・フィブラの捜索も同時に行います」
僕は自身の任務内容を述べていくと、マーチス侯爵はすぐに了承の意志を表す。
直後、彼は僕に近づくと小声で、
「リシュカ・フィブラについては危険極まりない人物故に対処手段と生死は問わない。お前自身の為にも、終止符を打ってこい。それが、ひいては、人類諸国の為にもなる」
「ありがとう、ございます」
僕は感謝の言葉を小さい声で返す。
それから敬礼すると、
「では、これより準備に取り掛かります」
「ああ、貴官の武運を祈る」
マーチス侯爵の答礼の後、僕とリイナとエイジスは早速動き出す。
「決着をつけましょう、旦那様」
「うん。――そして、必ず生きて帰ろう」
「ええ、旦那様」
「サー、マイマスター」
決戦の日は近い。
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる