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第3章第二次妖魔大戦開戦編
第3話 開戦と蹂躙と
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・・3・・
1839年5の月26の日
イリス法国東部・妖魔国境地帯ウィディーネ地方
午前5時02分
イリス法国の東に位置するウィディーネ地方はいつもと変わらない日曜の夜明けを迎えていた。首都イリスから離れているこの地方はのどかな農業地帯で、のんびりとした空気が流れており、それは警備をしている軍人も同じであった。
イリス法国と妖魔帝国の国境はかつての妖魔大戦後に万が一に備えて十キロまでは一般人が立ち入り不可能な地帯になっており、示威行動のためにもと演習地帯も兼ねている。
一種の緩衝地帯になっているその国境から五キロ付近を、三人の軍人達は馬に乗って日課の見回りを行っていた。去年から魔物出現数が多くなっていた法国は警戒を若干は強めていたものの、今日は日曜で本来ならば休日。そのせいか見回りの兵達のやる気はお世辞にも高くは無かった。
「ふわぁぁ、ねみい……」
「もうすぐ日が昇る時間だもんな……。けどこれが終われば帰れるんだしとっとと終わらせようぜ」
「そうだな……。けど、ねみいもんは仕方ないって」
「気持ちはよく分かるぞライル魔法軍曹、ジュリス魔法軍曹。俺も早く娘の顔を見たくてな」
「そう言えばローレン魔法曹長はお子さんが生まれたばかりですもんね」
眠気に耐えていたライル魔法軍曹は欠伸をしながら、ローレン魔法曹長に言う。
ジュリス魔法軍曹は羨ましそうに、
「いいっすよねえ、子供って。オレも彼女と近いうちに結婚考えてるんすよ」
「おっ、いよいよか! 俺も呼んでくれよ?」
「もちろんです曹長。招待状は出しますよ。奥さんと子供と一緒に来てください」
「おうともさ。めでたい場は好きだからなー」
「ちくしょー。曹長もジュリスも幸せそうだなあ」
「お前は早く彼女見つけろよ」
「うっせえジュリス。魔法軍人は給料がいいからすぐ見つかるっての」
「本当かよ。まあでもお前も今年で二十だろ。田舎に帰ればいるって」
「気になる人はいるんだけどなー。よし、今度の帰省休暇の時に攻勢かけてみるか!」
「その意気だぜ。お前はいいヤツなんだから大丈夫さ。長年同僚やってるオレが言うんだから間違いねえ」
「上官の俺も保証する。いい結果を待ってるぞ?」
「ありがとうございますローレン魔法曹長!」
国境地帯の警備とはいえ、ここ二週間は魔物の出現数が減少傾向にある。ましてや本来なら休みの日なので巡回中の会話は和やかなものであった。周りに何も無い草原地帯には小鳥の囀りが聞こえ、三人にとっては仕事とはいえ早めの散歩の時間のような感覚であった。
ところが、警備巡回も残り三十分程になった頃、ローレン魔法曹長はとある違和感を抱く。
「ん? 今何か魔力を感じたような……」
「魔力ですか? オレは特に感じませんでしたよ。ライルはどうだ?」
「いいや、おれも反応はしなかったぞ。ローレン魔法曹長、どこからですか?」
「東、妖魔共の国境側の森林からだ」
「妖かしの森からですか」
ライルの言葉に、ローレン魔法曹長は今いる場所からでもはっきりと確認可能な程に広大な、妖魔側からすぐに広がる妖かしの森の方を睨む。しかし、森はいつも通り無人であった。
「おかしいな……。先週いた魔物がいないのはともかく、動物までいない……」
「探知魔法、かけますか?」
「ああ、俺がやる」
「三人で並列化すれば広範囲にやれますけど」
「ライル、そこまではやらなくていい。俺だけでやってみる」
「了解」
三人は国境二キーラまで接近すると馬を止める。
直前まで注意力が散漫だったライルとジュリスはローレンの真剣な面持ちに顔を引き締まらせた。
ローレンは妖かしの森方面を見ると、探知魔法にしてはやや長めの詠唱を行って魔法を発動させる。彼は魔法曹長にしては魔力が多く、相当の魔力を消費すれば探知範囲を広げられる。探知範囲はおよそ五キーラ。精度はかなり落ちるがそれでも八キーラまでは探知可能だ。八キーラであれば森の入口まで探知範囲に入る。
ローレンは魔法を発動させると意識を研ぎ澄まさせ、異常がないかを探る。
「…………嘘、だろ」
探知魔法を発動させたローレン魔法曹長はみるみる顔が青ざめていき、声を震わせる。
「ど、どうしたですか魔法曹長!?」
「この世の終わりみたいな顔してますよ!?」
初めて見る上官の表情に二人は戸惑う。明らかに何らかの異常があったとしか思えないローレンの様子に、二人は自身達でも探知魔法を発動した。
そこで彼等は現実を直視してしまったのである。
「有り得ねえ、なんでだ……」
「聞こえるはずの音も、聞こえなかったのに……」
体を震わせる二人は、ローレンと同じものを感じてしまった。
直後、悪夢は現れる。
妖かしの森から現れたのは、おぞましい数の魔物だった。先日までの出現数の比ではない、目視だけでも数千の魔物。小型のゴブリンやコボルドから、大型のオークやオーガもいた。そして信じられない事に、数千の魔物を率いていたのは魔人ではなく、オーク・コマンダー。魔物を統べる指揮官職にあたる上級の魔物だった。
有り得ない光景を前に、ローレンは二人に命令をする。それは、生き残る為には正しい命令だった。
「この場から逃げるぞ!! こんな数、三人じゃ対処可能な域をとっくのとっくに越えている!」
「は、はい!」
「り、了解ッ!」
森から現れた有象無象の魔物達に恐怖を感じながら、三人は反転して逃走を始める。だが単に逃げている訳ではない。一秒でも早くこの事態を駐屯地に伝令しなければならないからだ。
イリス法国は魔法が発展している国だけあって魔法無線装置は連合王国に次いで普及している。改革を遂行中の連合王国は計画通り既に東部で連隊単位で配備されており、法国はそれには及ばないものの師団単位でなら導入されている。
幸い彼等の位置から師団本部の距離は五十キーラと近い。だが、裏を返せば師団本部から五十キーラしかないということにもなる。情報の即時報告は法国にとっての死活問題だった。故に彼等は師団本部へと急ぐ。
しかし、三人は運が悪かった。悲劇的に悪かった。
馬で駆けるその先には目深にフードを被った二人がいたのである。
「あらあら、必死な人間がいるわね」
「これから死ぬのに可哀想な人間ね、お姉様」
二人は女で、アカツキの前に現れたあの双子だった。しかし三人は当然この二人を知るはずもなく、ローレンは彼女らに大声で話し掛けてしまった。
「誰だお前ら! そこで何をやっているんだ!」
「何をやっているかってえ? 戦争よお馬鹿さぁん」
「ええ、愉しい愉しい戦争の始まりなのよ人間?」
「はっ? 何をふざけた事を――」
ローレンはしかし、最後まで言葉を発する事は叶わなかった。突然、彼の首から先が飛んだからである。ローレンは愛しい我が子に会えず、妻にも会えずその命を儚く終える事となる。
「なっ……!? きっさまぁ!!」
「よくもぉぉ!!」
歪に口角を曲げる二人に対して、上官を殺されたジュリスとライルは激昂する。
「私達を殺せるとでも思ってぇ?」
「あの可愛らしい人間ならともかくぅ」
初めに姉が、続いて妹が短縮化した詠唱で火系統魔法を発動する。その魔法はジュリスとライルが詠唱を完了する前に届いてしまう程に早かった。
結果、二人は悲惨な末路を辿ることとなる。
「がぁぁぁぁぁ、あづいいいいぃぃ!!」
「ひぎぁぁぁぁぁ!!」
初級魔法と言えども双子が放った強力な一撃は、魔法障壁を張る暇すら与えられなかった二人に直撃し馬ごと丸焼けになる。
結局、彼等はほぼ無抵抗で殺され残ったのは首から上がない死体と丸焦げになった二つの死体だけであった。
「あーあ、つまんないわねえ」
「ええ、つまらないわお姉様」
「そもそも私は連合王国に行きたかったのに、どうして法国なのかしら」
「わたしもよお姉様。連合王国ならあの人間に会えたかもしれないのに」
「まったくよ。けど、楽しみは後に取っておきましょう。今は、この国を蹂躙する時間なのだから」
「ええ、そうねお姉様」
凶悪に嗤う双子は西を見据える。まるでこれから玩具で遊ぶかのような顔つきであった。
・・Φ・・
ヨールネイト暦一八三九年五の月二十六の日。穏やかな休日になるはずだったこの日、人類諸国は恐怖のどん底に叩き落とされる事となる。
約二百五十年の時を経て、妖魔帝国は連合王国を始めとした人類諸国へ宣戦布告。
その時の布告文はこうであった。
『愚かな人間共よ。二百五十年もの間平和を貪り食っていた人間共よ。我らは妖魔帝国、真の世界の覇者になるべき者なり。この日、妖魔帝国皇帝の名において人類諸国へ宣戦布告し、全てを蹂躙する。我が国の目的は世界征服。貴様らを根絶やしにする殲滅戦争である。滅びたくなくば抗って見せよ。これから始まるは、愉快極まりない戦争の時間である』
余りにも挑発的な宣戦布告文はしかし、その言葉通りまずはイリス法国から蹂躙戦を開始した。
後に『第二次妖魔大戦』と呼ばれるこの戦争は、とうとう幕開けを迎えてしまったのであった。
1839年5の月26の日
イリス法国東部・妖魔国境地帯ウィディーネ地方
午前5時02分
イリス法国の東に位置するウィディーネ地方はいつもと変わらない日曜の夜明けを迎えていた。首都イリスから離れているこの地方はのどかな農業地帯で、のんびりとした空気が流れており、それは警備をしている軍人も同じであった。
イリス法国と妖魔帝国の国境はかつての妖魔大戦後に万が一に備えて十キロまでは一般人が立ち入り不可能な地帯になっており、示威行動のためにもと演習地帯も兼ねている。
一種の緩衝地帯になっているその国境から五キロ付近を、三人の軍人達は馬に乗って日課の見回りを行っていた。去年から魔物出現数が多くなっていた法国は警戒を若干は強めていたものの、今日は日曜で本来ならば休日。そのせいか見回りの兵達のやる気はお世辞にも高くは無かった。
「ふわぁぁ、ねみい……」
「もうすぐ日が昇る時間だもんな……。けどこれが終われば帰れるんだしとっとと終わらせようぜ」
「そうだな……。けど、ねみいもんは仕方ないって」
「気持ちはよく分かるぞライル魔法軍曹、ジュリス魔法軍曹。俺も早く娘の顔を見たくてな」
「そう言えばローレン魔法曹長はお子さんが生まれたばかりですもんね」
眠気に耐えていたライル魔法軍曹は欠伸をしながら、ローレン魔法曹長に言う。
ジュリス魔法軍曹は羨ましそうに、
「いいっすよねえ、子供って。オレも彼女と近いうちに結婚考えてるんすよ」
「おっ、いよいよか! 俺も呼んでくれよ?」
「もちろんです曹長。招待状は出しますよ。奥さんと子供と一緒に来てください」
「おうともさ。めでたい場は好きだからなー」
「ちくしょー。曹長もジュリスも幸せそうだなあ」
「お前は早く彼女見つけろよ」
「うっせえジュリス。魔法軍人は給料がいいからすぐ見つかるっての」
「本当かよ。まあでもお前も今年で二十だろ。田舎に帰ればいるって」
「気になる人はいるんだけどなー。よし、今度の帰省休暇の時に攻勢かけてみるか!」
「その意気だぜ。お前はいいヤツなんだから大丈夫さ。長年同僚やってるオレが言うんだから間違いねえ」
「上官の俺も保証する。いい結果を待ってるぞ?」
「ありがとうございますローレン魔法曹長!」
国境地帯の警備とはいえ、ここ二週間は魔物の出現数が減少傾向にある。ましてや本来なら休みの日なので巡回中の会話は和やかなものであった。周りに何も無い草原地帯には小鳥の囀りが聞こえ、三人にとっては仕事とはいえ早めの散歩の時間のような感覚であった。
ところが、警備巡回も残り三十分程になった頃、ローレン魔法曹長はとある違和感を抱く。
「ん? 今何か魔力を感じたような……」
「魔力ですか? オレは特に感じませんでしたよ。ライルはどうだ?」
「いいや、おれも反応はしなかったぞ。ローレン魔法曹長、どこからですか?」
「東、妖魔共の国境側の森林からだ」
「妖かしの森からですか」
ライルの言葉に、ローレン魔法曹長は今いる場所からでもはっきりと確認可能な程に広大な、妖魔側からすぐに広がる妖かしの森の方を睨む。しかし、森はいつも通り無人であった。
「おかしいな……。先週いた魔物がいないのはともかく、動物までいない……」
「探知魔法、かけますか?」
「ああ、俺がやる」
「三人で並列化すれば広範囲にやれますけど」
「ライル、そこまではやらなくていい。俺だけでやってみる」
「了解」
三人は国境二キーラまで接近すると馬を止める。
直前まで注意力が散漫だったライルとジュリスはローレンの真剣な面持ちに顔を引き締まらせた。
ローレンは妖かしの森方面を見ると、探知魔法にしてはやや長めの詠唱を行って魔法を発動させる。彼は魔法曹長にしては魔力が多く、相当の魔力を消費すれば探知範囲を広げられる。探知範囲はおよそ五キーラ。精度はかなり落ちるがそれでも八キーラまでは探知可能だ。八キーラであれば森の入口まで探知範囲に入る。
ローレンは魔法を発動させると意識を研ぎ澄まさせ、異常がないかを探る。
「…………嘘、だろ」
探知魔法を発動させたローレン魔法曹長はみるみる顔が青ざめていき、声を震わせる。
「ど、どうしたですか魔法曹長!?」
「この世の終わりみたいな顔してますよ!?」
初めて見る上官の表情に二人は戸惑う。明らかに何らかの異常があったとしか思えないローレンの様子に、二人は自身達でも探知魔法を発動した。
そこで彼等は現実を直視してしまったのである。
「有り得ねえ、なんでだ……」
「聞こえるはずの音も、聞こえなかったのに……」
体を震わせる二人は、ローレンと同じものを感じてしまった。
直後、悪夢は現れる。
妖かしの森から現れたのは、おぞましい数の魔物だった。先日までの出現数の比ではない、目視だけでも数千の魔物。小型のゴブリンやコボルドから、大型のオークやオーガもいた。そして信じられない事に、数千の魔物を率いていたのは魔人ではなく、オーク・コマンダー。魔物を統べる指揮官職にあたる上級の魔物だった。
有り得ない光景を前に、ローレンは二人に命令をする。それは、生き残る為には正しい命令だった。
「この場から逃げるぞ!! こんな数、三人じゃ対処可能な域をとっくのとっくに越えている!」
「は、はい!」
「り、了解ッ!」
森から現れた有象無象の魔物達に恐怖を感じながら、三人は反転して逃走を始める。だが単に逃げている訳ではない。一秒でも早くこの事態を駐屯地に伝令しなければならないからだ。
イリス法国は魔法が発展している国だけあって魔法無線装置は連合王国に次いで普及している。改革を遂行中の連合王国は計画通り既に東部で連隊単位で配備されており、法国はそれには及ばないものの師団単位でなら導入されている。
幸い彼等の位置から師団本部の距離は五十キーラと近い。だが、裏を返せば師団本部から五十キーラしかないということにもなる。情報の即時報告は法国にとっての死活問題だった。故に彼等は師団本部へと急ぐ。
しかし、三人は運が悪かった。悲劇的に悪かった。
馬で駆けるその先には目深にフードを被った二人がいたのである。
「あらあら、必死な人間がいるわね」
「これから死ぬのに可哀想な人間ね、お姉様」
二人は女で、アカツキの前に現れたあの双子だった。しかし三人は当然この二人を知るはずもなく、ローレンは彼女らに大声で話し掛けてしまった。
「誰だお前ら! そこで何をやっているんだ!」
「何をやっているかってえ? 戦争よお馬鹿さぁん」
「ええ、愉しい愉しい戦争の始まりなのよ人間?」
「はっ? 何をふざけた事を――」
ローレンはしかし、最後まで言葉を発する事は叶わなかった。突然、彼の首から先が飛んだからである。ローレンは愛しい我が子に会えず、妻にも会えずその命を儚く終える事となる。
「なっ……!? きっさまぁ!!」
「よくもぉぉ!!」
歪に口角を曲げる二人に対して、上官を殺されたジュリスとライルは激昂する。
「私達を殺せるとでも思ってぇ?」
「あの可愛らしい人間ならともかくぅ」
初めに姉が、続いて妹が短縮化した詠唱で火系統魔法を発動する。その魔法はジュリスとライルが詠唱を完了する前に届いてしまう程に早かった。
結果、二人は悲惨な末路を辿ることとなる。
「がぁぁぁぁぁ、あづいいいいぃぃ!!」
「ひぎぁぁぁぁぁ!!」
初級魔法と言えども双子が放った強力な一撃は、魔法障壁を張る暇すら与えられなかった二人に直撃し馬ごと丸焼けになる。
結局、彼等はほぼ無抵抗で殺され残ったのは首から上がない死体と丸焦げになった二つの死体だけであった。
「あーあ、つまんないわねえ」
「ええ、つまらないわお姉様」
「そもそも私は連合王国に行きたかったのに、どうして法国なのかしら」
「わたしもよお姉様。連合王国ならあの人間に会えたかもしれないのに」
「まったくよ。けど、楽しみは後に取っておきましょう。今は、この国を蹂躙する時間なのだから」
「ええ、そうねお姉様」
凶悪に嗤う双子は西を見据える。まるでこれから玩具で遊ぶかのような顔つきであった。
・・Φ・・
ヨールネイト暦一八三九年五の月二十六の日。穏やかな休日になるはずだったこの日、人類諸国は恐怖のどん底に叩き落とされる事となる。
約二百五十年の時を経て、妖魔帝国は連合王国を始めとした人類諸国へ宣戦布告。
その時の布告文はこうであった。
『愚かな人間共よ。二百五十年もの間平和を貪り食っていた人間共よ。我らは妖魔帝国、真の世界の覇者になるべき者なり。この日、妖魔帝国皇帝の名において人類諸国へ宣戦布告し、全てを蹂躙する。我が国の目的は世界征服。貴様らを根絶やしにする殲滅戦争である。滅びたくなくば抗って見せよ。これから始まるは、愉快極まりない戦争の時間である』
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