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第2章 改革と戦争の足音編
第5話 工場見学をしよう〜改革特務部のお仕事その2〜
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・・5・・
4の月4の日
午前9時半
アルネセイラ新市街南部リバリール地区
駅の視察を行った翌日、この日も馬車での移動で僕とリイナ、兵器改革課課長のジョセフ大尉の三人はアルネセイラ南部にあるリバリール地区へ向かっていた。
今日の視察先はドルノワ工業アルネセイラ工場。ノースロード領に本社を置くこの工場は、王都にもノイシュランデ近郊にある工場と同程度の大規模工場があって新型ライフルD1836はアルネセイラ工場でも生産されており、他にもガトリング砲や大砲などの重火器類も他の会社や王立工廠と共に生産している。故に僕達はここへ訪れたのだ。
到着まではまだ数分ほどあったので僕は資料の読み込みをしていると、おどおどとしつつだけどコミュニケーションを図ろうとしたのかジョセフ大尉が話し掛けてきた。
「ア、アカツキ大佐。そういえば、ドルノワ工業といえば、ご実家の領が発祥地でしたよね?」
「そうだね。ノイシュランデに本社と本社工場が、南西部のシュナイヤと連合王国直轄領の境界にあるグラセゴーにも工場があるよ。ノースロード領に限れば三つ、今から行くアルネセイラ工場や他のも含めれば七つはあったかな。新進気鋭とはいえ、成長目ざましい会社だよ」
「今回の視察にあたって調査させてもらいましたけど、急な増産にも対応可能だなんて、す、凄いなあって……」
「元々生産ラインを拡大する予定だったからみたいだよ。新年度だからちょうど従業員も増えてたところだし」
「運が良かった、という事ですかね? 王立工廠はともかく、他工場はこの大増産にドタバタされてる、み、みたいでしたから……」
「だけれどもジョセフ大尉、他の工業系会社もやれないわけじゃないのよね?」
「は、はい。大口の発注で利益になる話ですからどこも最大限の稼働はすると」
「会社は得する、僕等連合王国側も大量生産によって一丁あたりのコストは下げられる。どっちにとっても美味しい話だよ」
「そこまで考えられていたんですね。やっぱり、アカツキ大佐って凄いです……」
「凄いのは突然の改革執行にも動いてくれた会社の方かな。好景気だから積極的に設備投資してるのもあるけどさ」
「け、謙虚なんですね」
「そうでもないさ」
僕がそう言うと、ジョセフ大尉はぼ、ぼくも頑張らなきゃ……。と小さく拳を握っていた。彼の士気が上がるのは悪くない事だね。
「あら、もうすぐ着くみたいよ。アカツキ大佐、鞄はお持ち致しますね」
「うん、ありがとう」
馬車は目的地のアルネセイラ工場へ到着し、馬車から下りると清々しい晴天が広がっていた。うんうん、視察日和だ。
僕達が降車すると、待っていた背広の一団がこちらにやってくる。ドワーフが経営している会社だけあって、半数はドワーフで残りが人間だった。
その中でも真ん中にいる人がここの工場長で、彼は僕を見つけると喜色の笑身を浮かべて。
「お待ちしておりました、次期当主様! いや、失礼。今は王宮伯爵閣下でありましたね」
「久しぶりだね、ナルダさん。工場長に栄転してちょうど二年かな?」
「ええ! お陰様で景気は大変良くなっておりまして、今の立場にも慣れてきたところです」
ナルダ・モリソン。ドルノワ工業アルネセイラ工場の工場長で四十代前半の男性。ノイシュランデ出身の、ドルノワ工廠の中でも指折りの技術者だ。堅実ながらも着実に出世をしている人でもあるね。
ナルダは僕との二年ぶりの再会に握手を交わすと、隣に控えていたリイナとジョセフ大尉に気づく。
昨日と同じようにリイナは自己紹介し、ジョセフ大尉はどうやら既に事前に交流はあったようで、僕達は早速アルネセイラ工場内へと向かった。
まず最初の視察は第一工場からだ。アルネセイラ工場の中でも一番大規模施設であるここではD1836が生産されている。そして、驚くべきはその生産方式にあった。
「へえ、まさかライン生産方式だとは思わなかったね」
「アカツキ王宮伯爵閣下、ご存知だったのですか。ライン生産方式、ドルノワ生産方式とも呼ばれていますが」
「う、うん。まあね。事前には調べてあるから」
事前に調べたというのは半分当たりで半分ハズレ。当たりなのは視察をするにあたってドルノワ工業については改めて資料に目を通していた事。嘘なのは前世の知識のお陰で一目見てライン生産方式だと気付いた点だね。生産能力が他社より高い時点で違和感を抱いてはいたけれど、よもや異世界でこの生産方法を目の当たりにするとは思っていなかった。
だけど、改革にとっては好都合だ。ライン生産方式にはデメリットも存在するけれど、十九世紀に編み出された手法が二十一世紀そこそこになっても有用だったんだからさ。
だけど、一応僕は改革特務部の部長だ。デメリットに対する懸念が生じないかは聞いておく必要がある。
「ナルダさん。ドルノワ生産方式は単調な作業で従業員の負担も大きいけれど、その対策は?」
「今回の大型発注により、賃金のベースを上げました。近年制定された労働法にある休日確保も厳守しております。また、人件費は増えますが新規に大量の雇用もしています。長期的な視点で鑑みればきっとプラスになるとの社長の判断です」
「完璧だね。他も後追いしてほしいくらいだ」
「我らドルノワは元々余裕がありましたから可能なだけで、他社はどうか分かりませんね……。補助金が下りれば話は変わるかもしれませんが……」
「補助金かあ……。ジョセフ大尉はどうおもう?」
「ぼ、ぼくですか? うーん……。正直な所、厳しいかと思われます。兵器改革のみでも相当な予算を投入していますから。元々D1836は従来十五年で更新のところを三年で、重火器類も十年程度を四年で旧世代からの更新です。た、確かに単価は短期一括導入効果により相応に下がりましたが、景気が良く産業基盤の整っている連合王国だからこそ可能な芸当で、その我が国が特別予算編成を組んでまでしてこぎつけた改革です。他にも大型案件の鉄道や魔法無線装置もありますから、こ、これ以上の予算編成は財務省の方々が悲鳴すら上げない惨事になるかと……。第一、本改革で財務大臣は死んだ魚の目になっていたくらいですから……」
「ま、そうだよねえ……」
所々詰まる話し方ではあるけれど、ジョセフ大尉も若くして課長に昇任する人材だけあって分析力は高かった。
ジョセフ大尉の言う通り、A号改革は大量の予算を投入している諸外国にとっては衝撃の改革内容だった。
鉄道敷設はともかく、武器の一挙更新なんてお隣の平和ボケ丸出しの共和国が懸念を示したくらいだ。どこかに侵攻でもする前準備なのかと。軍国主義に走り、人類諸国の頂点に君臨するつもりかと。
現実は魔人出現と不穏な動き、将来に対する対策なんだから的外れもいい所だし、曲がりなりにも国境を接している連邦や法国からは反対の声は無かったし、植民地ヒャッハーしている協商連合は興味無し。だから共和国の声明も大した問題にはならなかった。
話を国内に戻そう。ともかくA号改革は既に史上かつてない規模で予算編成しているから、いくら好景気で財政に余裕がある連合王国と言えどもさらなる特別予算という次弾装填は厳しい。だからこそジョセフ大尉の発言は的を得ているんだ。
「想定はしておりました。ウチの会社は現状通りで構いませんが、他社には経営努力をしてもらわないといけない。でしょうね」
「そんなとこだね。まあ、そもそも今回の発注で関係各社は利益を生んでるはず。どうとでも出来ると僕は思うけど、一応他の会社の声も聞いておくかな。ジョセフ大尉、仕事が増えるけどよろしくね」
「りょ、了解です! 期待に応えられるよう頑張ります!」
「うん。けど、くれぐれも無理はしないようにね?」
「は、はい!」
「あ、そうだ。ナルダさん、渡しておきたいものがあるんだ」
「おや、なんですかね?」
「リイナ少佐、黄色い表紙で綴じた資料を出してくれる?」
「今日持っていくと、アカツキ大佐が言っていたものですね」
「そそ」
「改革提案者から渡される書類とは、楽しみですね。早速見せてもらっても?」
「いいよ。どーぞ」
「ありがとうございます」
僕はリイナから黄色い表紙の書類を受け取ると、ナルダに渡す。彼はすぐに書類のページを捲り始めると、最初こそ目を丸くしていたけれど次第に楽しそうな表情に変わっていく。
「どうかな?」
「面白いですね。これなら生産の範囲内で可能ですし、何より社長が喜んでやりそうな案件です」
「でしょ? どう使うかは僕の方で軍に掛け合っておくから、手筈は整えておいてね」
「分かりました!」
僕が書類に記載した提案。それが判明するのは暫く後の事になる。
このあとはよくある視察の形式のように工場を見て回り、生産計画や納入期日の確認などをしてその日の仕事を終えたのだった。
4の月4の日
午前9時半
アルネセイラ新市街南部リバリール地区
駅の視察を行った翌日、この日も馬車での移動で僕とリイナ、兵器改革課課長のジョセフ大尉の三人はアルネセイラ南部にあるリバリール地区へ向かっていた。
今日の視察先はドルノワ工業アルネセイラ工場。ノースロード領に本社を置くこの工場は、王都にもノイシュランデ近郊にある工場と同程度の大規模工場があって新型ライフルD1836はアルネセイラ工場でも生産されており、他にもガトリング砲や大砲などの重火器類も他の会社や王立工廠と共に生産している。故に僕達はここへ訪れたのだ。
到着まではまだ数分ほどあったので僕は資料の読み込みをしていると、おどおどとしつつだけどコミュニケーションを図ろうとしたのかジョセフ大尉が話し掛けてきた。
「ア、アカツキ大佐。そういえば、ドルノワ工業といえば、ご実家の領が発祥地でしたよね?」
「そうだね。ノイシュランデに本社と本社工場が、南西部のシュナイヤと連合王国直轄領の境界にあるグラセゴーにも工場があるよ。ノースロード領に限れば三つ、今から行くアルネセイラ工場や他のも含めれば七つはあったかな。新進気鋭とはいえ、成長目ざましい会社だよ」
「今回の視察にあたって調査させてもらいましたけど、急な増産にも対応可能だなんて、す、凄いなあって……」
「元々生産ラインを拡大する予定だったからみたいだよ。新年度だからちょうど従業員も増えてたところだし」
「運が良かった、という事ですかね? 王立工廠はともかく、他工場はこの大増産にドタバタされてる、み、みたいでしたから……」
「だけれどもジョセフ大尉、他の工業系会社もやれないわけじゃないのよね?」
「は、はい。大口の発注で利益になる話ですからどこも最大限の稼働はすると」
「会社は得する、僕等連合王国側も大量生産によって一丁あたりのコストは下げられる。どっちにとっても美味しい話だよ」
「そこまで考えられていたんですね。やっぱり、アカツキ大佐って凄いです……」
「凄いのは突然の改革執行にも動いてくれた会社の方かな。好景気だから積極的に設備投資してるのもあるけどさ」
「け、謙虚なんですね」
「そうでもないさ」
僕がそう言うと、ジョセフ大尉はぼ、ぼくも頑張らなきゃ……。と小さく拳を握っていた。彼の士気が上がるのは悪くない事だね。
「あら、もうすぐ着くみたいよ。アカツキ大佐、鞄はお持ち致しますね」
「うん、ありがとう」
馬車は目的地のアルネセイラ工場へ到着し、馬車から下りると清々しい晴天が広がっていた。うんうん、視察日和だ。
僕達が降車すると、待っていた背広の一団がこちらにやってくる。ドワーフが経営している会社だけあって、半数はドワーフで残りが人間だった。
その中でも真ん中にいる人がここの工場長で、彼は僕を見つけると喜色の笑身を浮かべて。
「お待ちしておりました、次期当主様! いや、失礼。今は王宮伯爵閣下でありましたね」
「久しぶりだね、ナルダさん。工場長に栄転してちょうど二年かな?」
「ええ! お陰様で景気は大変良くなっておりまして、今の立場にも慣れてきたところです」
ナルダ・モリソン。ドルノワ工業アルネセイラ工場の工場長で四十代前半の男性。ノイシュランデ出身の、ドルノワ工廠の中でも指折りの技術者だ。堅実ながらも着実に出世をしている人でもあるね。
ナルダは僕との二年ぶりの再会に握手を交わすと、隣に控えていたリイナとジョセフ大尉に気づく。
昨日と同じようにリイナは自己紹介し、ジョセフ大尉はどうやら既に事前に交流はあったようで、僕達は早速アルネセイラ工場内へと向かった。
まず最初の視察は第一工場からだ。アルネセイラ工場の中でも一番大規模施設であるここではD1836が生産されている。そして、驚くべきはその生産方式にあった。
「へえ、まさかライン生産方式だとは思わなかったね」
「アカツキ王宮伯爵閣下、ご存知だったのですか。ライン生産方式、ドルノワ生産方式とも呼ばれていますが」
「う、うん。まあね。事前には調べてあるから」
事前に調べたというのは半分当たりで半分ハズレ。当たりなのは視察をするにあたってドルノワ工業については改めて資料に目を通していた事。嘘なのは前世の知識のお陰で一目見てライン生産方式だと気付いた点だね。生産能力が他社より高い時点で違和感を抱いてはいたけれど、よもや異世界でこの生産方法を目の当たりにするとは思っていなかった。
だけど、改革にとっては好都合だ。ライン生産方式にはデメリットも存在するけれど、十九世紀に編み出された手法が二十一世紀そこそこになっても有用だったんだからさ。
だけど、一応僕は改革特務部の部長だ。デメリットに対する懸念が生じないかは聞いておく必要がある。
「ナルダさん。ドルノワ生産方式は単調な作業で従業員の負担も大きいけれど、その対策は?」
「今回の大型発注により、賃金のベースを上げました。近年制定された労働法にある休日確保も厳守しております。また、人件費は増えますが新規に大量の雇用もしています。長期的な視点で鑑みればきっとプラスになるとの社長の判断です」
「完璧だね。他も後追いしてほしいくらいだ」
「我らドルノワは元々余裕がありましたから可能なだけで、他社はどうか分かりませんね……。補助金が下りれば話は変わるかもしれませんが……」
「補助金かあ……。ジョセフ大尉はどうおもう?」
「ぼ、ぼくですか? うーん……。正直な所、厳しいかと思われます。兵器改革のみでも相当な予算を投入していますから。元々D1836は従来十五年で更新のところを三年で、重火器類も十年程度を四年で旧世代からの更新です。た、確かに単価は短期一括導入効果により相応に下がりましたが、景気が良く産業基盤の整っている連合王国だからこそ可能な芸当で、その我が国が特別予算編成を組んでまでしてこぎつけた改革です。他にも大型案件の鉄道や魔法無線装置もありますから、こ、これ以上の予算編成は財務省の方々が悲鳴すら上げない惨事になるかと……。第一、本改革で財務大臣は死んだ魚の目になっていたくらいですから……」
「ま、そうだよねえ……」
所々詰まる話し方ではあるけれど、ジョセフ大尉も若くして課長に昇任する人材だけあって分析力は高かった。
ジョセフ大尉の言う通り、A号改革は大量の予算を投入している諸外国にとっては衝撃の改革内容だった。
鉄道敷設はともかく、武器の一挙更新なんてお隣の平和ボケ丸出しの共和国が懸念を示したくらいだ。どこかに侵攻でもする前準備なのかと。軍国主義に走り、人類諸国の頂点に君臨するつもりかと。
現実は魔人出現と不穏な動き、将来に対する対策なんだから的外れもいい所だし、曲がりなりにも国境を接している連邦や法国からは反対の声は無かったし、植民地ヒャッハーしている協商連合は興味無し。だから共和国の声明も大した問題にはならなかった。
話を国内に戻そう。ともかくA号改革は既に史上かつてない規模で予算編成しているから、いくら好景気で財政に余裕がある連合王国と言えどもさらなる特別予算という次弾装填は厳しい。だからこそジョセフ大尉の発言は的を得ているんだ。
「想定はしておりました。ウチの会社は現状通りで構いませんが、他社には経営努力をしてもらわないといけない。でしょうね」
「そんなとこだね。まあ、そもそも今回の発注で関係各社は利益を生んでるはず。どうとでも出来ると僕は思うけど、一応他の会社の声も聞いておくかな。ジョセフ大尉、仕事が増えるけどよろしくね」
「りょ、了解です! 期待に応えられるよう頑張ります!」
「うん。けど、くれぐれも無理はしないようにね?」
「は、はい!」
「あ、そうだ。ナルダさん、渡しておきたいものがあるんだ」
「おや、なんですかね?」
「リイナ少佐、黄色い表紙で綴じた資料を出してくれる?」
「今日持っていくと、アカツキ大佐が言っていたものですね」
「そそ」
「改革提案者から渡される書類とは、楽しみですね。早速見せてもらっても?」
「いいよ。どーぞ」
「ありがとうございます」
僕はリイナから黄色い表紙の書類を受け取ると、ナルダに渡す。彼はすぐに書類のページを捲り始めると、最初こそ目を丸くしていたけれど次第に楽しそうな表情に変わっていく。
「どうかな?」
「面白いですね。これなら生産の範囲内で可能ですし、何より社長が喜んでやりそうな案件です」
「でしょ? どう使うかは僕の方で軍に掛け合っておくから、手筈は整えておいてね」
「分かりました!」
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