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番外編5 こぼれ話
4 ルイスとレンの日常生活②(※)
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午後一時。
食事を終えたルイスは書斎に戻ってふたたび仕事をし、レンはルイスに紅茶を淹れて、自分にも紅茶を淹れて、片づけをして、サンルームで、来月の献立を考えていた。
料理雑誌を見たり、去年の献立を見たりして、ざっくり一か月分の献立を用意している。その日の材料の仕入れによって多少は変化するが。
レンが少しうとうとしていると、サンルームの引き戸を開ける音がして、レンはルイスが入ってきたな、と思う。
眠気を押さえて振り返ろうとしたが、その前に、ルイスがレンの背後からふわっと腕を回してきたので、そのまま抱かれることにする。
あたたかく抱かれて心地好い。
ルイスはレンの髪や、耳元や首筋に、柔らかく、力強く唇を寄せる。
時々、ちゅ、と音を立てる。
レンはくすぐったさに笑いながら訊ねた。
「ジェイミー、もう休憩? 何か飲み物を用意しようか」
「レンもお仕事中でしょう。たまには僕が淹れよう。何がいい?」
そう言いながら、ルイスはレンが持っていた料理雑誌を取り上げて、サイドテーブルに置いた。
ルイスはレンの肩を撫で、背後からおとがいを持ち上げて、上からキスをする。紅茶味の口づけにレンがうっとりしているのを確認して、ルイスは舌を入れていく。
「んん……」
「ん、レン」
しばらくの間、キスを続けた。そうするうちに、気分が盛り上がってくる。お互いに大きく息を吸い込んで、キスに集中する。
ルイスはレンの座るソファの前に回り込んで、床に膝をついた。
レンはルイスの肩に両腕を回しながら、前屈みになる。
唇を離すと、お互いに呼吸が荒い。顔も熱くなっている。
ルイスはレンのシャツを脱がせようとする。
「ジェイミー、ここでするの?」
「どうしようか」
「ベッドに行きたいな……」
「明るいのもいいよね」
「恥ずかしいよ。ここってすごく明るいし」
「恥ずかしがるレンが可愛いせいだよ。ああ、可愛いな。仕方ない。おいで、レン」
レンはルイスに抱き着いて、ルイスはレンを軽々と抱き上げる。
横抱きにされて、レンは笑った。
「わっ、あはは、面白いね。こういう感じなんだ。大丈夫? 腰を悪くしない?」
「もう少ししっかり掴まってくれると楽かな」
レンはルイスの首に腕を回して、密着しながらルイスの頬に口づける。
「ちゅ。ジェイミー、好き」
「レン。いま何時?」
「ええと、一時過ぎ」
サンルームからリビングの時計が見える。
レンが答えると、ルイスは寝室に足を向けながら言った。
「実は二時から会議なんですが」
「あ、ごめん。じゃあやめておこうか。準備もあるでしょ」
そう言ったレンの額に、ルイスは頬をすりつける。
「あるけど。そんなわけにいかないんだよ。したい。というか、する。止められない。でも二時までに終わらせられるかわからない」
「困ったねぇ」
「可愛くて困るよレン。痛いくらい勃ってるんだけど。すぐしよう。今すぐ」
明るい寝室に入って、ルイスはレンをベッドにおろした。抱き合いながら横たわる。夢中で口づけながら、お互いに脱がせた。全裸になって、擦り合ったり、肌を重ねる。
そろそろという段階で、レンは言った。
「ジェイミー、遮光カーテンを閉めていい? 明るいから……」
「明るいところでしたいな。レンのあそこがよく見えるように」
「恥ずかしいってば」
「恥ずかしいことなら、今までだっていくらでもしたでしょ。ほら、姿見。レン、僕に入れられるの見ていて」
ルイスは寝室のクローゼットを開けて、内側についている姿見をベッドに向ける。ルイスはベッドの端に腰掛け、レンを鏡に向かわせる形で、上に跨らせる。
背面座位でルイスはレンに挿入を試みる。両足を大きく開かせながら、これはいいなとルイスは思う。首筋に口づけつつ、先端で秘部を探って少しずつ入れる。レンも手を添えて、挿入を手伝う。
「あっ……あっ……」
「ちゃんと見ているね?」
「やっ……いじわる」
「レン、だけど、とっても気持ちよさそうだよ」
結合部分があらわになっている。ゆっくりと飲み込んでいく。レン自身の屹立が透明な液体を垂らしている。レンは眉を寄せて、顔を真っ赤にして、たまらなさそうに喘ぐ。すべてが映っている。
「あああ……」
鏡の中のレンと目を合わせながら、ルイスは言った。
「レンはこんな風にされるのが大好きだね。可愛いな、レン」
「んん……、やだ、あっ、気持ちいい。あっ、あっ、出る」
「出るの? レン?」
「ん、出る。あ、イく……」
ルイスがレンの耳に舌を入れながらすべて挿入すると、レンは痙攣しながら射精した。つながっている場所に白濁の液体が伝って垂れてくる。
ルイスも興奮して震える。身体を強張らせるレンを抱きしめながらあちこちに口づける。
「レン、レン。本当に可愛い……」
「ああ……」
ルイスはレンの頬に口づけて、下から突き上げる。鏡に映るあまりの痴態に、レンは目をそらしたい。本当にいやらしい。だがルイスの本能的な表情はそそるとレンは思う。
「あっ、あっ、ジェイミー、好き、好き……」
「レン、僕も。僕の可愛いレン」
しばらくのあいだ、鏡に映しながら犯した後、ルイスはベッドのほうへ方向を変えて、レンを前のめりにさせて背後から突く。
レンの両腕をとってその体を浮かせながら、激しく揺さぶった。
「あっ、ジェイミー、俺、またイく。あっ、奥に」
「レン」
「あ、ああっ、奥に、ちょうだい」
レンのおねだりに、ルイスはさらに激しさを増す。
「あっ、ジェイミー、あ、イく、あああ……!」
「レン、僕も」
レンが達するのを待ってから、ルイスも奥深くで射精した。
食事を終えたルイスは書斎に戻ってふたたび仕事をし、レンはルイスに紅茶を淹れて、自分にも紅茶を淹れて、片づけをして、サンルームで、来月の献立を考えていた。
料理雑誌を見たり、去年の献立を見たりして、ざっくり一か月分の献立を用意している。その日の材料の仕入れによって多少は変化するが。
レンが少しうとうとしていると、サンルームの引き戸を開ける音がして、レンはルイスが入ってきたな、と思う。
眠気を押さえて振り返ろうとしたが、その前に、ルイスがレンの背後からふわっと腕を回してきたので、そのまま抱かれることにする。
あたたかく抱かれて心地好い。
ルイスはレンの髪や、耳元や首筋に、柔らかく、力強く唇を寄せる。
時々、ちゅ、と音を立てる。
レンはくすぐったさに笑いながら訊ねた。
「ジェイミー、もう休憩? 何か飲み物を用意しようか」
「レンもお仕事中でしょう。たまには僕が淹れよう。何がいい?」
そう言いながら、ルイスはレンが持っていた料理雑誌を取り上げて、サイドテーブルに置いた。
ルイスはレンの肩を撫で、背後からおとがいを持ち上げて、上からキスをする。紅茶味の口づけにレンがうっとりしているのを確認して、ルイスは舌を入れていく。
「んん……」
「ん、レン」
しばらくの間、キスを続けた。そうするうちに、気分が盛り上がってくる。お互いに大きく息を吸い込んで、キスに集中する。
ルイスはレンの座るソファの前に回り込んで、床に膝をついた。
レンはルイスの肩に両腕を回しながら、前屈みになる。
唇を離すと、お互いに呼吸が荒い。顔も熱くなっている。
ルイスはレンのシャツを脱がせようとする。
「ジェイミー、ここでするの?」
「どうしようか」
「ベッドに行きたいな……」
「明るいのもいいよね」
「恥ずかしいよ。ここってすごく明るいし」
「恥ずかしがるレンが可愛いせいだよ。ああ、可愛いな。仕方ない。おいで、レン」
レンはルイスに抱き着いて、ルイスはレンを軽々と抱き上げる。
横抱きにされて、レンは笑った。
「わっ、あはは、面白いね。こういう感じなんだ。大丈夫? 腰を悪くしない?」
「もう少ししっかり掴まってくれると楽かな」
レンはルイスの首に腕を回して、密着しながらルイスの頬に口づける。
「ちゅ。ジェイミー、好き」
「レン。いま何時?」
「ええと、一時過ぎ」
サンルームからリビングの時計が見える。
レンが答えると、ルイスは寝室に足を向けながら言った。
「実は二時から会議なんですが」
「あ、ごめん。じゃあやめておこうか。準備もあるでしょ」
そう言ったレンの額に、ルイスは頬をすりつける。
「あるけど。そんなわけにいかないんだよ。したい。というか、する。止められない。でも二時までに終わらせられるかわからない」
「困ったねぇ」
「可愛くて困るよレン。痛いくらい勃ってるんだけど。すぐしよう。今すぐ」
明るい寝室に入って、ルイスはレンをベッドにおろした。抱き合いながら横たわる。夢中で口づけながら、お互いに脱がせた。全裸になって、擦り合ったり、肌を重ねる。
そろそろという段階で、レンは言った。
「ジェイミー、遮光カーテンを閉めていい? 明るいから……」
「明るいところでしたいな。レンのあそこがよく見えるように」
「恥ずかしいってば」
「恥ずかしいことなら、今までだっていくらでもしたでしょ。ほら、姿見。レン、僕に入れられるの見ていて」
ルイスは寝室のクローゼットを開けて、内側についている姿見をベッドに向ける。ルイスはベッドの端に腰掛け、レンを鏡に向かわせる形で、上に跨らせる。
背面座位でルイスはレンに挿入を試みる。両足を大きく開かせながら、これはいいなとルイスは思う。首筋に口づけつつ、先端で秘部を探って少しずつ入れる。レンも手を添えて、挿入を手伝う。
「あっ……あっ……」
「ちゃんと見ているね?」
「やっ……いじわる」
「レン、だけど、とっても気持ちよさそうだよ」
結合部分があらわになっている。ゆっくりと飲み込んでいく。レン自身の屹立が透明な液体を垂らしている。レンは眉を寄せて、顔を真っ赤にして、たまらなさそうに喘ぐ。すべてが映っている。
「あああ……」
鏡の中のレンと目を合わせながら、ルイスは言った。
「レンはこんな風にされるのが大好きだね。可愛いな、レン」
「んん……、やだ、あっ、気持ちいい。あっ、あっ、出る」
「出るの? レン?」
「ん、出る。あ、イく……」
ルイスがレンの耳に舌を入れながらすべて挿入すると、レンは痙攣しながら射精した。つながっている場所に白濁の液体が伝って垂れてくる。
ルイスも興奮して震える。身体を強張らせるレンを抱きしめながらあちこちに口づける。
「レン、レン。本当に可愛い……」
「ああ……」
ルイスはレンの頬に口づけて、下から突き上げる。鏡に映るあまりの痴態に、レンは目をそらしたい。本当にいやらしい。だがルイスの本能的な表情はそそるとレンは思う。
「あっ、あっ、ジェイミー、好き、好き……」
「レン、僕も。僕の可愛いレン」
しばらくのあいだ、鏡に映しながら犯した後、ルイスはベッドのほうへ方向を変えて、レンを前のめりにさせて背後から突く。
レンの両腕をとってその体を浮かせながら、激しく揺さぶった。
「あっ、ジェイミー、俺、またイく。あっ、奥に」
「レン」
「あ、ああっ、奥に、ちょうだい」
レンのおねだりに、ルイスはさらに激しさを増す。
「あっ、ジェイミー、あ、イく、あああ……!」
「レン、僕も」
レンが達するのを待ってから、ルイスも奥深くで射精した。
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