23 / 151
第一章
1-21
しおりを挟む
訓練場に戻り、団員達と手合わせするジュリアス様を見るとやはり強いのが分かる。諜報部であるため、そこまで強さは求められないがそれでも弱いよりは強い方が絶対に良い。
「やっぱりジュリアス様はお強いわね」
「そうね。お兄様は書類仕事よりは諜報活動や訓練の方がお好きなようですし」
「ええ」
そういえば明日ジュリアス様の生誕パーティーがあるが、リズ様は何を用意しているのだろうか?
「リズ様はジュリアス様のプレゼント、何を用意したの?」
「わたくしはーーー」
しばらくリズ様と話し、そろそろピアスを取りに行かないといけない時間だったため、また明日と言って別れた。
「オリヴィアさん、もう完成したかしら?」
「ええ。こんな感じでどうですか?」
想像通りのデザインで完璧だった。台座に深紅の宝石がよく合っている。
「ええ、素晴らしいわ!ありがとう。包んで頂ける?」
「かしこまりました。喜んで頂けたようでなによりです」
そう言って小さめの箱に包んでくれる。リズ様の持っているネックレスのデザインと同じだからきっと喜んで貰えるだろう。
派手すぎず地味すぎずバランスの良いデザインである。
「どうぞ。代金は300万Gになります」
「はい」
「ありがとうございました」
「こちらこそありがとう」
今回、ジュリアス様のプレゼントは宝石を使ったピアスなのでそれなりに値段がする。ちなみにこの国の通貨は、
銅貨一枚=100G=100円
銀貨一枚=1000G=1000円
金貨一枚=1万G=1万円
白銀貨一枚=10万G=10万円
白金貨一枚=100万G=100万円
となる。貴族であるため個人的なプレゼントとはいえ誕生日となると白銀貨五枚以内くらいが妥当だ。
旦那様の言っていたイニシャル入りの万年筆も安物ではないだろう。
平民となると流石にこれは難しいと思うが貴族なのでお金はある。
使える時に使っておかないと、経済が回らないし持っている意味がない。
働いている訳でもないのに何故私がこんなにお金を持っているかというと、私が学生時代に推し活には自分で稼いだお金を使いたいからと、年に一度開かれる大会にほぼ毎年出て、優勝し続けていたからである。
これはリリアの知らない話だが、ただの令嬢が優勝しまくっていたため、そちらの世界でもリリアは有名だ。
それはともかく、今日は良い買い物が出来て満足だ。早く帰って明日に備えようと思う。明日は昼から夜までパーティーだ。
「やっぱりジュリアス様はお強いわね」
「そうね。お兄様は書類仕事よりは諜報活動や訓練の方がお好きなようですし」
「ええ」
そういえば明日ジュリアス様の生誕パーティーがあるが、リズ様は何を用意しているのだろうか?
「リズ様はジュリアス様のプレゼント、何を用意したの?」
「わたくしはーーー」
しばらくリズ様と話し、そろそろピアスを取りに行かないといけない時間だったため、また明日と言って別れた。
「オリヴィアさん、もう完成したかしら?」
「ええ。こんな感じでどうですか?」
想像通りのデザインで完璧だった。台座に深紅の宝石がよく合っている。
「ええ、素晴らしいわ!ありがとう。包んで頂ける?」
「かしこまりました。喜んで頂けたようでなによりです」
そう言って小さめの箱に包んでくれる。リズ様の持っているネックレスのデザインと同じだからきっと喜んで貰えるだろう。
派手すぎず地味すぎずバランスの良いデザインである。
「どうぞ。代金は300万Gになります」
「はい」
「ありがとうございました」
「こちらこそありがとう」
今回、ジュリアス様のプレゼントは宝石を使ったピアスなのでそれなりに値段がする。ちなみにこの国の通貨は、
銅貨一枚=100G=100円
銀貨一枚=1000G=1000円
金貨一枚=1万G=1万円
白銀貨一枚=10万G=10万円
白金貨一枚=100万G=100万円
となる。貴族であるため個人的なプレゼントとはいえ誕生日となると白銀貨五枚以内くらいが妥当だ。
旦那様の言っていたイニシャル入りの万年筆も安物ではないだろう。
平民となると流石にこれは難しいと思うが貴族なのでお金はある。
使える時に使っておかないと、経済が回らないし持っている意味がない。
働いている訳でもないのに何故私がこんなにお金を持っているかというと、私が学生時代に推し活には自分で稼いだお金を使いたいからと、年に一度開かれる大会にほぼ毎年出て、優勝し続けていたからである。
これはリリアの知らない話だが、ただの令嬢が優勝しまくっていたため、そちらの世界でもリリアは有名だ。
それはともかく、今日は良い買い物が出来て満足だ。早く帰って明日に備えようと思う。明日は昼から夜までパーティーだ。
応援ありがとうございます!
22
お気に入りに追加
211
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる