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リサイタルで山口を訪れた演歌歌手の和田夏美。政治家の先生に口説かれて断れない。
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【リサイタルで山口を訪れた演歌歌手の和田夏美】
【リサイタルの前日に山口出身の国会議員と料亭で食事をすることになる】
【適当におしゃべりの相手をしながら食事を済ませると、大事な話があるらしい】
(河野先生)いやあ、ワシはまだ商工会議所の役員だった時から夏美ちゃんのファンね、是非頼みたいことがあってね
(夏美)なんでしょうか、私でできる事でしたらなんでも言って下さい
(河野先生)ワシの後援会で国会報告のパーティーをやるんだが集りが悪くてね、夏美ちゃんに是非きてもらって歌を歌って欲しいんだ
(河野先生)パーティーは年に何度もやるから、その度に来てくれるとありがたいんだ
【政治家のパーティーなら、チケットを売るのに苦労しなくてすむし、歌も数曲歌うだけでいい】
(夏美)是非やらせていただきます。私先生のためだったら何でもします
(河野先生)所で夏美ちゃん、付おうとる男はいるんかいね
(夏美)私はまだ独身ですけど
(河野先生)そうやない、女なんだから一人じゃさみしいかろというとるんじゃ
(夏美)私は歌が、恋人ですから歌さえ歌っていれば寂しくなんかないです
(河野先生)夏美ちゃん、出身はどこやったいね
(夏美)川崎ですけど
(河野先生)付き合うんだったら川崎の男はやめときんしゃい、山口の男の方がよっぽどよかけん
【余計なお世話だと思ったが、うっかり口答えして男を怒らせるわけにもいかない】
(夏美)そうなんですか
(河野先生)山口の男は女の扱いになれてるんじゃい。嘘だとおもったら試して見るばい
【試して見るって言われても、どう答えていいのか判らない】
(夏美)はい
(河野先生)山口の男は腰の使い方が川崎なんかとは全然違うけん、鍛えとるから動きが上手いんじゃ
【どうもエッチな話をしてるらしいけど、言い返せない】
(夏美)そうなんですか
(河野先生)山口の女は、毎晩極楽にいっちょるけん子供が多いんじゃ
(河野先生)まあ一杯飲みんしゃい。山口の酒は一度飲んだら止められんけん、朝までしこっちゃりたくなるんじゃ。いきっぱなしにしちゃるけん
【男の言葉の意味は分からないが、お誘いの言葉に間違いはなさそうだ】
(夏美)じゃあ一杯いただきます
【一口味わってかなり強い酒だとすぐ分かった】
(河野先生)もっと飲みんしゃい。おなごは酔えば酔うほど色っぽくなるんじゃい
【夏美が酔ったふりをして足を崩すと河野先生は夏美を抱き寄せてきた】
(夏美)あ、だめ、およしになって
【暗黒の闇が夏美の体を支配すると、宙を舞いながら奈落の底に落ちて行った】
【リサイタルの前日に山口出身の国会議員と料亭で食事をすることになる】
【適当におしゃべりの相手をしながら食事を済ませると、大事な話があるらしい】
(河野先生)いやあ、ワシはまだ商工会議所の役員だった時から夏美ちゃんのファンね、是非頼みたいことがあってね
(夏美)なんでしょうか、私でできる事でしたらなんでも言って下さい
(河野先生)ワシの後援会で国会報告のパーティーをやるんだが集りが悪くてね、夏美ちゃんに是非きてもらって歌を歌って欲しいんだ
(河野先生)パーティーは年に何度もやるから、その度に来てくれるとありがたいんだ
【政治家のパーティーなら、チケットを売るのに苦労しなくてすむし、歌も数曲歌うだけでいい】
(夏美)是非やらせていただきます。私先生のためだったら何でもします
(河野先生)所で夏美ちゃん、付おうとる男はいるんかいね
(夏美)私はまだ独身ですけど
(河野先生)そうやない、女なんだから一人じゃさみしいかろというとるんじゃ
(夏美)私は歌が、恋人ですから歌さえ歌っていれば寂しくなんかないです
(河野先生)夏美ちゃん、出身はどこやったいね
(夏美)川崎ですけど
(河野先生)付き合うんだったら川崎の男はやめときんしゃい、山口の男の方がよっぽどよかけん
【余計なお世話だと思ったが、うっかり口答えして男を怒らせるわけにもいかない】
(夏美)そうなんですか
(河野先生)山口の男は女の扱いになれてるんじゃい。嘘だとおもったら試して見るばい
【試して見るって言われても、どう答えていいのか判らない】
(夏美)はい
(河野先生)山口の男は腰の使い方が川崎なんかとは全然違うけん、鍛えとるから動きが上手いんじゃ
【どうもエッチな話をしてるらしいけど、言い返せない】
(夏美)そうなんですか
(河野先生)山口の女は、毎晩極楽にいっちょるけん子供が多いんじゃ
(河野先生)まあ一杯飲みんしゃい。山口の酒は一度飲んだら止められんけん、朝までしこっちゃりたくなるんじゃ。いきっぱなしにしちゃるけん
【男の言葉の意味は分からないが、お誘いの言葉に間違いはなさそうだ】
(夏美)じゃあ一杯いただきます
【一口味わってかなり強い酒だとすぐ分かった】
(河野先生)もっと飲みんしゃい。おなごは酔えば酔うほど色っぽくなるんじゃい
【夏美が酔ったふりをして足を崩すと河野先生は夏美を抱き寄せてきた】
(夏美)あ、だめ、およしになって
【暗黒の闇が夏美の体を支配すると、宙を舞いながら奈落の底に落ちて行った】
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