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オナニー愛好家と元クソ野郎が恋人になるまで
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「声、我慢してます?」
「え?」
数日前に願った通り、週末の今日は古町さんのチンコをお借りしていっぱいズコバコして貰った俺はスッキリ大満足でベッドの上にいた。
めちゃくちゃ気持ち良かった~。
やっぱり肉ディルドに勝る物は無い、って言うのが立証された感じがする。
そんな、いまだ全裸で快楽の余韻に浸っている俺とは違い、既にボクサーパンツを穿いた古町さんは俺の寝ている横に腰を下ろしていた。
「声ですか?……ええっと……そう、ですね。以前古町さんに声漏れがあるって教えて貰ったじゃないですか。それからは気を付ける様にしてるんですけど……もしかして、まだうるさいですか?」
だとしたら一大事だぞ!? もう、これ以上声を我慢するのは無理だ。
オナニーだって我慢出来る訳が無いし、引っ越しだって資金面の問題で厳しい。
これは由々しき事態だ。かくなる上は防音室を作るしか……
「いえ、声の漏れは以前からうるさいなんて思った事はありませんよ。最近は、あまり聞こえてなかったので止めたのかと……でも、そういう訳では無かったんですね………では無くて。あの、今日とか、以前もですけど。ヤッてる時に声を出すのを我慢している様でしたので、どうしてかと……」
「それは……古町さんの部屋に声が漏れてるなら、反対の部屋にも漏れてるかも知れないじゃないですか……」
そう、声漏れは古町さんの部屋だけとは限らない。
反対の部屋の住人は滅多に会う事も無いし、確かサラリーマン風のおじさんだったと思うけど。嫌じゃん? 男がアヘアヘ言ってる声を聞かせるのも聞かれるのも。
もし聞かれてたとしたら、俺どんな顔して挨拶したら良いんだよ。
「確かに、反対の部屋か……なるほど、廣邊君が声を我慢する理由は分かりましたが……我慢しているのは辛くありませんか?」
「まぁ、多少は」
嘘、多少どころじゃない。本当は結構辛い。
やっぱ、精子と一緒で出すもん出さないとスッキリ気持ち良くって感じじゃないんだよな。
「ふむ……でしたら、今度ホテルに行ってみませんか?」
「ホテル?」
「ラブホテルとか、気軽に行ける所で」
ラブホテル!? 今、ラブホテルって言った!? ラブホテルって、あの!? あのラブホテル!?
「あ、ラブホとかは、あんまり……でしたか?」
「いえ! そんなんじゃ無いんです!! ただ俺、行った事無くて」
俺の戸惑いを乗り気じゃない、と捉えたらしい古町さんの少し控えめな笑顔に慌てて否定する。
本当に別に嫌だとかでは無いんだよ。ただ、古町さんから『ラブホ』だなんて言葉が出た事に驚いちゃっただけなんだよ。
今は雄み溢れる古町さんだけど、普段の古町さんってオドオドした挙動不審じゃん? その時の古町さんを思い浮かべると意外って言うか……どんな顔してラブホに行ったんだろ? って……
「え? 行った事が無かったんですか? へー……なるほど、そうなんですね。僕も、もう何年も利用していないので詳しくは無いですが、今は男同士でも気軽に入れるホテルもありますし、声も気にしなくて良いですし、いかがですか?」
「勿論行きます!」
当然行くに決まってんじゃん!!
ガバリと勢い良く起き上がり、早速スマホのスケジュールを開いて来週の予定をチェックする。
声を気にせず出来るっていうのは勿論魅力的なんだけど、実は俺……ラブホテルって一度行ってみたかったんだ!
だって、ラブホテルと言えばエロのカテドラル! そんな場所、エッチに好奇心旺盛な青少年である俺が憧れない訳がない!
「古町さん、次いつ開いてますか? 俺、全然スケジュール開いてるんでいつでもOKです!」
一人じゃ行けない憧れの場所に行けるなんて! 振って沸いたこの機会は絶対に逃せない!
「え?」
数日前に願った通り、週末の今日は古町さんのチンコをお借りしていっぱいズコバコして貰った俺はスッキリ大満足でベッドの上にいた。
めちゃくちゃ気持ち良かった~。
やっぱり肉ディルドに勝る物は無い、って言うのが立証された感じがする。
そんな、いまだ全裸で快楽の余韻に浸っている俺とは違い、既にボクサーパンツを穿いた古町さんは俺の寝ている横に腰を下ろしていた。
「声ですか?……ええっと……そう、ですね。以前古町さんに声漏れがあるって教えて貰ったじゃないですか。それからは気を付ける様にしてるんですけど……もしかして、まだうるさいですか?」
だとしたら一大事だぞ!? もう、これ以上声を我慢するのは無理だ。
オナニーだって我慢出来る訳が無いし、引っ越しだって資金面の問題で厳しい。
これは由々しき事態だ。かくなる上は防音室を作るしか……
「いえ、声の漏れは以前からうるさいなんて思った事はありませんよ。最近は、あまり聞こえてなかったので止めたのかと……でも、そういう訳では無かったんですね………では無くて。あの、今日とか、以前もですけど。ヤッてる時に声を出すのを我慢している様でしたので、どうしてかと……」
「それは……古町さんの部屋に声が漏れてるなら、反対の部屋にも漏れてるかも知れないじゃないですか……」
そう、声漏れは古町さんの部屋だけとは限らない。
反対の部屋の住人は滅多に会う事も無いし、確かサラリーマン風のおじさんだったと思うけど。嫌じゃん? 男がアヘアヘ言ってる声を聞かせるのも聞かれるのも。
もし聞かれてたとしたら、俺どんな顔して挨拶したら良いんだよ。
「確かに、反対の部屋か……なるほど、廣邊君が声を我慢する理由は分かりましたが……我慢しているのは辛くありませんか?」
「まぁ、多少は」
嘘、多少どころじゃない。本当は結構辛い。
やっぱ、精子と一緒で出すもん出さないとスッキリ気持ち良くって感じじゃないんだよな。
「ふむ……でしたら、今度ホテルに行ってみませんか?」
「ホテル?」
「ラブホテルとか、気軽に行ける所で」
ラブホテル!? 今、ラブホテルって言った!? ラブホテルって、あの!? あのラブホテル!?
「あ、ラブホとかは、あんまり……でしたか?」
「いえ! そんなんじゃ無いんです!! ただ俺、行った事無くて」
俺の戸惑いを乗り気じゃない、と捉えたらしい古町さんの少し控えめな笑顔に慌てて否定する。
本当に別に嫌だとかでは無いんだよ。ただ、古町さんから『ラブホ』だなんて言葉が出た事に驚いちゃっただけなんだよ。
今は雄み溢れる古町さんだけど、普段の古町さんってオドオドした挙動不審じゃん? その時の古町さんを思い浮かべると意外って言うか……どんな顔してラブホに行ったんだろ? って……
「え? 行った事が無かったんですか? へー……なるほど、そうなんですね。僕も、もう何年も利用していないので詳しくは無いですが、今は男同士でも気軽に入れるホテルもありますし、声も気にしなくて良いですし、いかがですか?」
「勿論行きます!」
当然行くに決まってんじゃん!!
ガバリと勢い良く起き上がり、早速スマホのスケジュールを開いて来週の予定をチェックする。
声を気にせず出来るっていうのは勿論魅力的なんだけど、実は俺……ラブホテルって一度行ってみたかったんだ!
だって、ラブホテルと言えばエロのカテドラル! そんな場所、エッチに好奇心旺盛な青少年である俺が憧れない訳がない!
「古町さん、次いつ開いてますか? 俺、全然スケジュール開いてるんでいつでもOKです!」
一人じゃ行けない憧れの場所に行けるなんて! 振って沸いたこの機会は絶対に逃せない!
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