悪魔皇子達のイケニエ(番外スピンオフは別紙へ移動)

亜依流.@.@

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二章

re.《417》拒絶

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しばらくすると、段々もどかしさが蓄積してゆく。やがて耐え難いほどのじれったさに、弱々しい甘声が鳴く。

もう、ナカが切ないのだ。


「ねぇ「好き」は?」

「ぁ♡しゅ、き♡しゅき♡」

「·····かわいい·····っ♡♡ほら♡もっと言って?♡」

「ふぁぁ?♡♡」


舐めとる水音に、チ"ュッ、と、短い濁音が混ざる。

潤った表面へキスするようにして、軽く吸われたのだ。
それから舌に混ぜて、執拗にリップ音を落とされる。いやらしい唇や舌に震えながら、ミチルはとうとう絶頂した。


「しゅ、き·····♡♡」

(イッちゃった·····♡♡)


遊戯はそれだけでは終わらなかった。

あろうことか、長い指はそっとひだを捲り上げたではないか。
クパクパ強弱しているのが自分でもわかる。そして熱くなったナカに少し冷たい空気が感じられて、内側を見られているのだと察知する。

押し付けられたのは高い鼻筋だった。


「えへへ♡♡みーちゃんの匂い·····♡♡」

「ふ、へ、?♡♡ぁ♡だめぇ♡♡」

「もっと·····♡♡」

「·····!·····ッ♡♡」


したの滑り込んでくる気配に、恥ずかしいのに、そっと下唇を噛んで待つ。
だってもうナカが切なくてたまらない。ちょっとでもいいから、撫でて貰えたら、少しは気分が収まるのに───。


「なんてね·····♪♪」

「·····───へぅ、?♡♡」


パッとこちらを仰ぎ見てきたローゼの湖に、ミチルは情けない顔を晒すことになった。


「ふふ♡物欲し気なお顔して、可愛い·····♡ねぇなんで?」

「ぁ·····♡なんれ·····♡」


これみよがしに舌を投げ出した唇から目が離せなくなる。
いつも、内側を激しく暴れ回る生き物だ。
思わず唾液を飲み込む。クゥンと喉が鳴ると、甘いマスクはたまらなさそうに微笑んだ。


「はぁ·····♡♡可愛い·····♡♡ねぇ、なんでそんな可愛いお顔するの·····?♡」


(おしり、寂しい·····♡)

目の前にさらけ出しているのに、舌は触れそうで触れない。
最も卑しいところを味わわれ、中まで覗き込まれて、臭いを嗅がれたのだ。


「そんな顔·····僕以外にしちゃダメだよ·····?♡」


わざとだ。ずっと、ナカだけお預けされてる。
どうしてそんなことするのか分からなくて、またじんわり涙が滲む。


「ねえ」

「ふ、ニャッ?♡♡」


内ももにキスを落とされて飛び上がる。

少傷みさえ感じるキス。
歯を立てられたのかと思った。


「お返事は?」


ミチルはビクリとしてルビーを見つめた。

優しげな声は変わらない。
それなのに、有無を言わせぬ言い方だ。
彼は息子なのに───こういう時、たまに、とても強靭で───服従以外を許されない相手にすら思える。

そんなわけない。
こんなこと、おかしいんだ。


「ぅ♡♡ニャ·····ッ」


ミチルはふいと顔を逸らして、下唇をかみ締めた。







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