アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~

ma-no

文字の大きさ
163 / 755
第六章 ハンター編其の四 遊ぶにゃ~

161 女王、帰還にゃ~

しおりを挟む

 女王一行と海で遊び終わり、わしはビーダール王都に向けて飛行機を離陸させる。機内では海の話題と、わしの説教で盛りあがり、太陽が地平線に落ちて行く光景にも盛りあがっていたが、しだいに寝息へと変わっていった。

「ありがとう」
「にゃ?」

 膝の上に猫型のわしを乗せ、優しく撫でる女王の感謝の言葉に、わしはどうしたのかと振り向く。

「海に連れて来てくれた事よ」
「そう言って、また怒るにゃ?」
「それはシラタマが悪いのよ!」
「ほら~。女王も寝るにゃ。疲れているから怒りっぽくなってるんにゃ」
「まったくシラタマは……。そうしたいところだけど、まだ気持ちが落ち着いていないのよ」
「女王も楽しかったんにゃ」
「楽しかったわ。久し振りに、女王の権威を脱いだ気分よ」

 女王は自分の肩を回し、軽くなったような仕草をした。

「やっぱり重いかにゃ?」
「そうね。サティに耐えられるかどうか……」
「さっちゃんは我が儘なところはあるけど、強い子だから大丈夫にゃ」
「そうだといいけど……」
「心配にゃら、民に任すかにゃ?」
「民に?」

 わしの出した案に、女王は撫でる手が止まる。

「民が代表を決め、その代表が国を治めるにゃ」
「それは国家の理想ね。でも、無理だわ」
「そうだにゃ。優秀な人材が多く必要になるにゃ。それと民の教育にも、もっとお金を割かないといけないにゃ」
「民の教育か……なるほど」
「まぁ王族の独裁も、女王のような立派な人がいれば、民も幸せに暮らせるにゃ」
「褒めてくれるのね」

 わしが褒めると、女王は嬉しそうな声になった。

「わしみたいにゃ異形の者を、街のみんにゃは受け入れてくれたにゃ。わしは街のみんにゃに感謝してるにゃ」
「ウフフ。私が褒められるより、民が褒められるのはいいものね」
「そういうところにゃ。だから、民も国が好きになるにゃ」
「私のして来た事は間違いじゃなかったのね。シラタマ。ありがとう。でも……」
「でもにゃ?」
「なんでそこまで国に詳しいのよ!」
「シーーーにゃ! みんにゃ寝てるにゃ~」
「あ……」

 女王が突然大きな声を出すので、わしは慌てて止めた。女王はそれでも納得のいかない顔をしているので、少し正体を明かす事にする。

「わしが詳しいのは……」
「詳しいのは?」
「猫だからにゃ」
「猫だから? そんなわけないでしょ!」
「シーーーにゃ!」

 正体を明かすのは、本当に少しだったので……いや、ただのボケだったので、また怒鳴られてしまった。すると、女王も諦めたような顔になった。

「話したくないなら、それでいいわよ。シラタマの話は勉強になったわ。猫に教わったのはしゃくだけどね」
「わしも女王の民だから、少しは力になれてよかったにゃ」
「民じゃなくて、ペットになってくれたら、もっと力になれわよ?」
「……城に火魔法、撃ち込んでいいかにゃ?」

 わしが女王を脅すボケをすると、どこからともなく声が聞こえる。

「だから、わたしのお家壊さないで~。むにゃむにゃ」
「さっちゃん?」
「サティ?」
「「ぷっ」」
「にゃはははは」
「アハハハハ」
「シラタマちゃ~ん。むにゃむにゃ」

 わしと女王の話に、さっちゃんが寝言で割り込んで来たので、二人で吹き出して笑う。そうして笑い疲れたのか、女王も目をつぶる。
 わしは静かになった機内で一人、飛行機を操縦し、ビーダール王都が近付くと静かに着陸する。それから車に乗り換える為に寝てる者を起こすが、起きない者は抱き抱え、車に乗せる。
 ビーダール王都に着くと、帰りが遅かったから門兵に心配されたので、謝って宿に戻る。宿でも起きない者がいたが、何人か寝た振りをしていた。怒りたかったが、わしも疲れているので、黙ってベッドまで運んだ。

 そして、リータとメイバイの待つ部屋へ……

 ガシッ!

「シラタマちゃ~ん。むにゃむにゃ」
「さっちゃん。起きてるにゃ!」
「起きてないよ。むにゃむにゃ」
「喋ってるにゃ~!」
「シラタマ。もう諦めなさい。むにゃむにゃ~」
「女王まで……」

 こうして、今日もさっちゃんと女王にがっしりロックされて、眠りに就くわしであったとさ。




 翌朝、バハードゥとハリシャが宿へ来て、王族みずから王都の案内をしてくれる。ちなみに、東の国王族と侍女、イサベレ以外は別行動だ。

「これだよこれ。もう一度乗りたかったんだ」
「いいですよね~」

 どうやらバハードゥは車に乗りたかったみたいだ。ハリシャも前回乗った事があるので気に入っているみたいだ。あれこれ聞かれるのは面倒臭いので、二号車に押し込んで発車する。
 トロトロと走る車は、馬に乗った兵士に案内され、市場を中心に回る。女王は特産品を売り付けられているみたいだ。
 どちらかと言うと女王のほうが乗り気で、たくさん買い漁っていた。服やスパイス、東の国では珍しい宝飾品。全てわしの次元倉庫行きだ。

 買い物が終わると、ビーダールの高級料理店で食事をとる。城とは違い、家庭料理に近い料理だったが、スパイスが効いて美味しかった。
 ここでもバクバク食べていたら、さっちゃんに行儀が悪いと頬袋をつつかれた。そのせいで皆に笑われて、恥ずかしい思いをする事となった。

 食事も終わり、昼一の鐘が鳴り終わると宿に戻り、皆を車に押し込む。そうして最後に押し込む予定だった女王とバハードゥは別れの挨拶を交わす。

「ペトロニーヌ陛下。短い滞在期間でしたが、満足していただけましたか?」
「ええ。楽しめたわ」
「まだ、国はごたついておりますので誕生祭には行けませんが、心より祝いの言葉を述べさせていただきます」
「ありがとう。バハードゥ王も民の為、一刻も早く、国を建て直せるように祈っている」
「はっ! ありがとうございます」

 バハードゥと握手を交わした女王が車に乗り込むと、バハードゥはわしにも別れの挨拶をする。

「シラタマ。こんなに早く、ペトロニーヌ陛下に会わせてくれて感謝する」
「気にするにゃ。また遊びに来るにゃ~」
「ハハハ。いつでも歓迎する。またな」

 わし達はバハードゥに見送られ、ビーダールをあとにする。車から飛行機に乗り換え、南の国の砂漠で小休憩。再び離陸し、東の国の王都へ辿り着いた時には、日が暮れてしまった。
 城の訓練場に降りるには光が足りないので、街外れに着陸し、車に乗り換える。そして【光玉】を車の上に灯し、城門に到着。

 女王の権力で、初めて車を王都で走らせる事が出来た。だが、今回だけの特例らしい。馬に乗った騎士の案内で、城までノロノロ走り。野次馬の見守る中、やっとこさ城に到着。もう遅いので皆を降ろして解散となった。
 女王には泊まって行くように言われたが、逃げた。だって、リータとメイバイの目が怖かったんじゃもん。

 そうして追い付いて来たリータとメイバイと手を繋ぎ、家路に就く。家に帰ると旅の疲れを取るべく、お風呂に飛び込む。

「「「ハァ~~~」」」

 温かいお湯に浸かると、三人の気持ちの良さそうな声が重なった。

「やっぱり、家のお風呂はいいにゃ~」
「そうですね~」
「やっとシラタマ殿にも抱きつけるニャー」
「そ、それはホドホドでお願いするにゃ~」
「え~! この三日、全然相手をしてくれなかったじゃないですか~」

 わしが抱きつく二人を軽く拒否すると、よけい強く抱き締められてしまった。

「にゃ!? 苦しいにゃ~。てか、さっちゃん達に捕まっていたから、仕方ないにゃ~」
「シラタマ殿は、王女様に甘いニャー!」
「そうかにゃ? よくケンカしてるにゃ」
うらやましいです~」
「私もシラタマ殿とケンカしたいニャー」
「二人とは、いつまでも仲良くしたいにゃ」
「「シラタマ(殿)さん……」」

 二人は感動しているよに見えたので、このいい雰囲気の中なら聞いてくれるかもと、ついでにお願いをしてみる。

「だから怒らないで欲しいにゃ~」
「「それはで出来ません!」」
「にゃんでにゃ~!」
「シラタマさんが悪いからです」
「シラタマ殿が悪いニャー」
「わしは悪い事にゃんてしてないにゃ。いつも被害者にゃ~」
「よく抱きつかれているじゃないですか?」
「抱きつく人が悪いにゃ!」
「よく挟まれているニャー」
「挟む人が悪いにゃ!」
「「強く断らない、シラタマ(殿)さんが悪い!」」

 二人してそんなに怒らんでも……。でも、断ったらいいって事なのかな?

「じゃあ……二人も離れてくれにゃ……」
「そんな……」
「ひどいニャーーー!」

 うそ……なにその絶望したような顔……

「じょ、冗談にゃ。にゃ?」
「「シラタマ(殿~)さ~ん」」
「泣くにゃ~。ごめんにゃ~」

 結局、強く言えないわしであった……


 翌朝、前日の激しいスキンシップで毛が乱れたわしは、目覚めてすぐに猫型に戻って、二人の拘束から抜け出し、一人でシャワーを浴びる。

 最近、朝風呂が日課になってきておる。ここまで来ると虐待じゃないか? ちょっと強く言うと泣くし、どうしたものか……
 こうなったら、さっちゃんに頼まれた旅に出るか? 二人と一緒に旅に出れば、心配事も減って、激しいスキンシップは減るかもしれん。そうなれば、必然的に怒られる事も減る!
 また怒られる心配をしておるな。おっと、早く戻らないと二人が目覚めてしまう。


 わしはお風呂から上がると寝ている二人の間に潜り込み、人型に変身する。そして、二人が起きるのを待って、朝食、ブラッシング、掃除を行う。

 掃除が終わると、一人で城に向かう。さっちゃんを訪ね……

「なんで逃げるのよ!」

 怒られ、さっちゃんの計らいで女王を訪ね……

「なんで逃げるのよ!」

 怒られる。落ち着いたところで、女王の依頼であった護衛依頼、輸送依頼の依頼完了書を貰う。そして、女王が買い付けた物を在るべき所に出して行き、おやつとお茶をご馳走になって城をあとにする。

 労いの言葉と撫で回しを貰ったわしは、櫛で毛並みを調えながら、商業ギルドへ依頼完了書を提出する。
 エンマにも撫で回され、また櫛を出して、ハンターギルドへ向かう。昼二の鐘が鳴り終わった頃に辿り着いたギルドでは、待ち合わせをしていたリータとメイバイと合流し、黒燕くろつばめ黒鮪くろまぐろの素材を買い取ってもらった。

 買い取りを済ましたら、暇そうにしていたティーサに報告書と依頼完了書を提出して談笑する。

「はい。依頼完了書も報告書も処理が終わりました。皆さんお疲れ様でした。でも、また変わった素材を持ち込みましたね。どこに居たのですか?」
「それは女王の依頼に関わるから言えないにゃ」
「あ! 場所は非公開でしたね。失礼しました」
「それにしても暇そうだにゃ~」
「オフシーズンですからね。狩の仕事は減りますが、女王陛下の誕生祭の仕事は増えて来てますよ」

 ふ~ん。オフシーズンでも、それでハンターは食いっぱぐれないのかな?

「あ、そうそう。ギルマスからの伝言です」
「スティナの……」
「そんなに嫌そうな顔しないでくださいよ。第二回キャットカップの開催日時が決まりました。指定依頼なので、空けておくように言われています」
「キャットカップ……ティーサもまたキャットガールになるにゃ?」
「あ……」
「ほら。嫌そうな顔になったにゃ」
「どうしましょう?」
「スティナに言えばいいにゃ」
「そんなこと出来ません! 猫ちゃん助けて~」
「にゃ! くっつくにゃ!! 離れるにゃ~」

 ティーサが抱きついて来ても、ちゃんと拒否している。ほら? わし、悪く無い。

「「悪い!!」」
「にゃんでにゃ~~~!」

 こうして女王からの旅の依頼は、最後まで心を読まれ、怒られて終わるのであった。
しおりを挟む
感想 962

あなたにおすすめの小説

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~

一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。 しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。 流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。 その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。 右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。 この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。 数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。 元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。 根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね? そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。 色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。 ……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し

gari@七柚カリン
ファンタジー
 突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。  知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。  正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。  過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。  一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。  父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!  地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……  ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!  どうする? どうなる? 召喚勇者。  ※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。  

【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う

こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
 異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。  億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。  彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。  四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?  道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!  気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?    ※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

異世界へ行って帰って来た

バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。 そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。

【完結】まもの牧場へようこそ!~転移先は魔物牧場でした ~-ドラゴンの子育てから始める異世界田舎暮らし-

いっぺいちゃん
ファンタジー
平凡なサラリーマン、相原正人が目を覚ましたのは、 見知らぬ草原に佇むひとつの牧場だった。 そこは、人に捨てられ、行き場を失った魔物の孤児たちが集う場所。 泣き虫の赤子ドラゴン「リュー」。 やんちゃなフェンリルの仔「ギン」。 臆病なユニコーンの仔「フィーネ」。 ぷるぷる働き者のスライム「モチョ」。 彼らを「処分すべき危険種」と呼ぶ声が、王都や冒険者から届く。 けれど正人は誓う。 ――この子たちは、ただの“危険”なんかじゃない。 ――ここは、家族の居場所だ。 癒やしのスキル【癒やしの手】を頼りに、 命を守り、日々を紡ぎ、 “人と魔物が共に生きる未来”を探していく。 ◇ 🐉 癒やしと涙と、もふもふと。 ――これは、小さな牧場から始まる大きな物語。 ――世界に抗いながら、共に暮らすことを選んだ者たちの、優しい日常譚。 ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。

捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ

月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。 こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。 そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。 太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。 テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

処理中です...