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幸せな未来 〜性の超一致〜 ☆
しおりを挟む「ふぐ……っ! う……うぅぅ……んっ」
「息を吐け。……そうだ、上手いぞ?」
吐精を禁じて、豪はゆっくりと風月の中を暴いてゆく。熱く猛りきった剛直が内部を押し開き、軽く腰を前後させながら、ずず…っと捩じ込まれる一物に風月は頭が真っ白になった。
長く慣らしを受けてきていた身体は、玩具と違う生身の一物を悦んで咥え込む。
……これが、豪さんの? 熱…ぃ。すごく……、あっ! おっきいぃ…ぃぃ、ひぃぁ………っ!
本気で夢にまで見た豪のモノだ。その興奮もひとしおで、あまりの歓喜でに風月は無意識に腰を振り、素直に佳がった。
「イ、イくっ! あっ! ……気持ち悦ぃぃっ!」
「我慢しろ。出したらお仕置きだって言ってんだろうが。それともお仕置きして欲しくて強請ってんのか? 恥ずかしい奴だなぁ?」
ぬちゅ……っと淫らな水音をたてて、豪はもどかしいほどゆっくり、じわじわと最奥を衝く。
体内の肉壁を穏やかにこすり、あまり刺激を与えないよう動いている一物が風月には恨めしい。
………違うぅぅっ! なんで? すごい気持ち悦いよ? 初めてなのにぃぃっ!
はひはひ息を荒らげてシーツを掴む風月の手。それを掴むよう己の手を重ね、己のモノ全てを仔犬に呑み込ませると、豪は夢にまで見た最愛の中で、得も言われぬ快感に襲われる。
……くっそ、気持ち悦いは、こっちの台詞だわっ! なんだこれっ! 油断したら、すぐに持ってかれっぞっ!!
酷く緩慢な豪の動き。
それに焦れ、風月は腰を振って身悶えた。もっと激しく責めて欲しい。中をぐちゃぐちゃに掻き回してイかせて欲しいと、貪欲に中のモノを締め付ける。
脳内だだもれな仔犬の喘ぎは、全て豪の耳に届いていた。鼓膜を蕩かす甘い言葉。それに全身を震わせ、豪は押し寄せる劣情と戦う。
…………っ! 動くなぁっ! イっちまうだろうがぁぁっ!!
…………っ! 動いてよぉぉっ! イきたいぃぃ!!
イくまいと堪える豪と、イきたくて佳がる風月。
風月にやってきた爛れたプレイの思い出補正やベタ惚れな愛情が高波のように押し寄せ、今にも爆発しそうな情欲を死物狂いで抑え込む豪。
初夜なのだ。風月の初めてなのだ。こんなあっさり暴発して堪るかと、豪は冷や汗をたらしながら己の激情が落ち着くのを待った。
だけど、待たされている風月は、たまったものじゃない。甘く絡みつく愉悦の波に悶絶し、仔犬は思わず意識を飛ばしそうになる。
「ひあ……っ! あっ、あっ、豪さ…ぁん……っ!」
……お腹が……っ! 捩れるぅぅ…… イきたいようぅぅ……っ!
体内深くで脈打つ御立派様。その熱い質量が、掻きむしるように風月の情欲を煽った。臍の裏が溶鉱炉のように熱く滾り、今にも達してしまいそうにギュンギュン疼いている。
あとほんの少し。ミリ単位にまで迫った絶頂を前に、風月は眼を見開いて佳がり狂う。
「動いて……っ! ねえっ! も……っ、許してよぅぅ、ふぇぇんっ!」
「駄目だ……と、何度も……っ、くあっ!」
きゅんきゅん泣いて強請る風月の姿に、豪は、背中越しで挿れて良かったと心から安堵した。
自重で風月の動きを押さえ込めるし、泣き顔も見ないで済む。これが正面からだったら、きっと己は暴発していた。
泣き叫ぶ子犬の顔と、豪を求めて佳がる淫らな身体。それに耐えられる自信は微塵もない。
……ぎっちり人のモノを締め上げやがってぇぇっ、煽んなぁぁっ!……くそっ!
脳内で悪態をつき、必死に己を戒める豪。
しばらくして、ようよう落ち着いてきた彼は、風月の背中に被さりながら甘く囁いた。
こうなれば、いつもの余裕も復活だ。盛りのついた思春期のごとき激情が失せ、豪の中には最愛を可愛がりたいという純粋な欲望が巻き起こった。
「……イきたいか?」
「ひゃぃ…… イきひゃ……ぃ。……ぅ…」
焦らされ過ぎてもはや呂律も回らずパニック状態の風月。すでに意識が飛びまくり、朦朧と頷くそれに苦笑して、豪は仔犬の望むモノを与える。
緩やかだった動きが速くなり、凶悪に反り返ったエラが風月の悦いところを深く抉った瞬間、感じる凄まじい愉悦。
「はう…っ? あっ?! あ、あっ!」
……悦いっ! あっ、イ、イくっ?!
最奥に溜まりに溜まっていた快感が一気に破裂し、滑らかな腹とシーツに挟まれた風月の一物が、ぐんっと強度を増した。そして熟れ切った先端もあっさり弾け、ぱっくりあいた鈴口から温かな雫を迸らせる。
「ひゃああぁぁっ?! あっ、あっ! あーっ!!」
軽く腰を引き、豪が掻き回してやっただけなのに。
呆気ないほど簡単に達した仔犬が愛おしく、汗びっしょりで、ぴるぴると力なく震える風月の頭を、豪は抱えるように撫で回した。
「う……ふぅぅ……ぅ、はひ……、は……ぁぁ……」
ようやく望むものを与えられ、恍惚とした顔で放心状態な風月。くるりとひっくり返した仔犬の顔は真っ赤に泣き腫らしている。
その蕩けた顔に、ほたほた零れ落ちる涙はいじらしく、あまりの嬉しさに、豪は風月の顔中キスの雨を降らせた。
「よく我慢したな。可愛いよ。じゃ、ご褒美だ。好きなだけイけ」
「ひゃ……? ひう…、ふあっ?! あああっ!」
膝を胸に着くほど深く折り曲げて、豪は思いの丈を小さな身体にブチ込んだ。
どちゅばちゅと最奥目がけて衝き上げ、暴れ狂う彼の御立派様。はしたないお汁が飛び散るほど激しく穿たれて、風月もまた、再び熱く昂っていく。
それを優しく撫でて、豪は感無量。
素直に感じてくれる風月の一物を片手で掴み、上から下まで丹念に扱きながら、未だにあいた口から溢れる雫を、親指の腹で過敏な先端に塗り込んでやった。
「あひゃ……っ! あっ! あぁっ?! ……っ!……ひぃぃっ!……ひあ? え……? ちょ……、なに?」
寸止めさせられ過ぎて朦朧としていた風月だが、その欲望が果たされた今、急速に意識が回復していく。そして、くちくちと敏感な部分を弄る豪の心地好い愛撫に背筋を震わせた。
「はふ……ぅ、あ……? …ぁ…ん、豪……さん? うひゃあっ?!」
どちゅっと一気に打ち抜かれた風月の身体に、堪らない愉悦が走る。ぐにぐにと最奥を掻き回しては、ずるっと引き抜かれ、また鋭く穿つ熱い凶器。
それが何なのか自覚した途端、風月の顔が赤みを増した。
……なにぃぃーっ? ふあっ?! 待って待って、どこもかしこも熱いんですけどぉーっ!
お尻の入口から最奥まで侵した、蕩けるような気持ち悦さと、股間から四肢まで突き抜ける淡い快感。こんな溺れるような愉悦は知らないと、可愛い仔犬はジタバタ狼狽えた。
「ちょ……っ! えっ? ……僕、なんで……っ?!」
「最中に放心すんなよ。お前、完全に飛んでたから記憶がごっちゃになってんだな」
「飛んで……?」
聞き慣れない言葉に、きょんと惚ける眼。
あざといまでの無垢さに当てられ、豪が獰猛に眼をギラつかせる。
「教えたらあ。たっぷりとな」
「え……、うわあっ?!」
御主人様を煽ったとも知らず、夜もすがら嬲りつくされる風月。
一晩かけて、ねっとり何度も飛ばされた仔犬は、実践で飛ぶという感覚を叩き込まれた。
「も……っ、やあ…ぁぁっ! あひっ? あひゃま……が……っ」
「おーぅ、可愛いなぁ? トロトロなお前は最高だぞ?」
……トロトロ? これが? ……んう……、分かんないけど……気持ち悦い……ぃ。
例の脳内麻薬な豪の声まで使われ、媚薬要らずの御主人様は、仔犬の艶姿に眼を細めた。
満願成就。
こうして御主人様の新たな束縛が始まる。
「ここはアメリカだからな? 日本と同じに思うなよ? 怪しい奴につけられたり、強盗に遭ったら素直に金を渡せ。何も言うな。出来たらポストや側溝なんかに財布を入れろ。そして一目散に逃げるんだ。金銭目的な奴は、そっちに目がいくから……」
必要事項のベクトルも違い過ぎた。
門限や有事の心得など、移動中の飛行機でアレコレ細かく説明する旦那様。新婚旅行だというのに、まるで叱られる子どものような気分の風月は、うんざりと窓の外を見た。
「おい、ちゃんと聞けっ! 門限やメールとかは日本に帰っても同じだからな? ちゃんと覚えろよ?」
「い……っ? 日本でも門限が五時半なのっ? ちょっと買い物しただけでも間に合わなくなっちゃうよ?」
「そんなんネットで注文したら良いだろうが。何か特別な物が欲しいなら俺の休みに一緒して買いに行こう。秋には五時でも暗くなるんだぞ? そんな中でお前を歩かせられるわけがないだろうが」
至極真面目に宣う豪。
唖然とした顔の風月に小首を傾げ、ちょっと不安そうになった旦那様が、なんとなく可愛らしく、風月は仕方なさげに笑った。
「束縛ッキーだねぇ? 今どき小学生でも、そんな門限はないよ?」
「……自覚はしてる。でも止まらない。良いな? 絶対に守れよ?」
守らなければ繋ぐと横顔で語る旦那様。
その束縛を心地好く感じる自分もまた、末期だなあと、幸せなそうに自嘲を浮かべ、風月は空の旅を楽しんだ。
これからもきっと、豪は風月が不安を感じる暇もないほどガチガチに束縛してくれるだろう。
常に最悪ばかりを考えてしまう超ネガティブな仔犬には、願ってもいない優良物件な御主人様だ。
そして、超束縛ッキーで眼の届くところに最愛を置いおかずにおれない豪には、喜んで縛られてくれる仔犬が目に入れて持ち歩きたいほど可愛らしい。
無意識下の性癖まで合致している二人に、怖いものなど何もない。
縛り、縛られ、心地好い網の中で二人は生きてゆく。
ベストパートナーなことを知りもせずに出逢い、拗れた愛を紡ぎ、結婚まで辿り着いた豪の執念。
そして、および腰でありながらも彼を慕い、懊悩に掻きむしられ、それでも諦めず豪と共に居ることを望んだ風月の健気な恋心に乾杯♪
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