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第13話 新パーティの設立
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【名前 リリ】
【ジョブ 助手】
【レベル 1】
【冒険者ランク 未記入】
【ステータス 体力 2310 魔力 2380 攻撃力 2380 防御力 2240 素早さ 2660器用さ 2870 魅力 3550】
【ユニークスキル:助手】
【スキル:アイテムボックス 投てきB 近接格闘B 剣技B 気配感知B 鑑定B 錬金C】
「ま、またレベル1で高いステータスですか……何者なんですか、アイクさん達って」
クエストの達成報告を無事に済ませた後、リリの冒険者登録に付き合っていると、ステータスを見たミリアが驚きの声を漏らしていた。
ちょっと前に俺が高すぎるステータスを出してしまい、ミリアを驚かせ後だったせいか、なぜかその驚きの目は俺に向けられていた。
クエストからの帰り道。リリも冒険者も登録に登録したいと言ってきたので、【鑑定】を使って、ステータスとスキルを覗いてみた。
こんなか弱そうな女の子が冒険者なんて無理だろうと思ってステータスを見て、俺もそのステータスの高さに驚いた。
「なんかスキルとか俺と似てるんですよね。ステータスも少し俺より低いくらいだし。あとは、魅力が少し高いかなって感じで」
「ふふんっ、助手ですから」
「いや、助手ってなんですか……」
ごもっともすぎるミリアのツッコミに、俺も心の中で小さく頷いていた。
まぁ、『道化師』の俺が言えたことじゃないけどな。
「えっと、クエストの達成経験がないので、冒険者ランクはGからなってしまうんですけど、多分アイクさん同様にすぐにランクは上がると思いますよ。あっ、パーティはアイクさんと同様に募集できそうな所に募集しますか?」
「いえ、私はアイクさんのパーティに入るので大丈夫です」
「いや、俺パーティに入ってないぞ」
つい最近パーティを追放された俺は、現在進行形で入れてもらえるパーティを探してもらっている状態だ。
当然、それはリリだって分かっているはず。
それだというのに、なんでそんな入るのが当たり前みたいな口調なのだろう。
「……そうか、リリとパーティを組めばいいのか」
今日魔物を相手に戦闘をしてみたが、どうやら俺は自分が思っている以上に強くなっているみたいだった。
それでも手が足りないと言うのなら、リリと組んでしまえばいい。リリもステータスは高い方だしスキルも豊富だ。
何より知りもしないパーティに突っ込まれるより、リリと二人の方が気が楽だし、楽しそうだ。
「リリ、俺とパーティを組んでくれるか?」
「もちろんです。助手ですから」
リリは当たり前だとでも言うかのように俺の提案に乗ってくれた。考えるまでもなかったらしく、考える素振りさえ見せなかった。
そこまで信頼されているのは嬉しいが、少しくらい考えていいのではないかと思ったりもしたりする。
「えっと、アイクさんも他のパーティ募集への応募は中止するということですか?」
「あ、はい。お願いしていたのに、申し訳ないです」
「いえいえ、気にしないでください。そうですね、アイクさんはそっちの方がいいかもしれませんね。そうなると、新しいパーティ設立の申請もしないとですね」
エミリはそう言うと、リリのギルドカードを作製した後にパーティの申請用紙を持ってきた。そこに名前を書いたりして用紙の項目を埋めていったのだが、一つの項目だけ書くのに時間がかかってしまっていた。
「アイクさん、どうしたんですか?」
「いや、パーティの名前が決まらなくて。あんまり名前つけるの得意じゃないんだよな」
ひょこっとリリが用紙を覗き込んできたので、そんなことを打ち明けてみた。
俺が記入したパーティの申請用紙は他の項目は埋まったのに、どうしてもパーティ名だけ埋められていなかった。
リリの名前だって花から取っただけだし、こういうのはあまり得意ではないのだ。
「リリは何か案とかある?」
「私ですか……そうですね」
リリは少し考える素振りを見せると、名案が浮かんだとでも言いたげに口元を緩めて言葉を続けた。
「『道化師の集い』っていうのはどうでしょうか? 私も助手ですし、私達のパーティって気がしませんか?」
「いや、二人で集いっていうのもどうなんだよ」
思わずそんなツッコミをしていしまったが、何となくその言葉の響きが嫌いではなかった。それに、冒険者のパーティで『道化師の集い』ってなんか面白いなとか思ったりしてしまった。
「まぁ、せっかくリリが付けてくれたし、それでいいか」
リリの名前は俺が付けたのだし、リリの居場所となるパーティの名前はリリが決めたものがいい。
そんなことを心のどこかで思っていた。
「え、アイクさん、本当にいいんですか? 私はアイクさんが付けてくれてのでいいですよ」
「いいんだよ。『道化師』とか『助手』とかのジョブの奴らにはぴったりだろ。それに、なんか冒険者らしくなくて結構好きだ」
俺はパーティ名の所に大きく『道化師の集い』と書いた用紙をミリアさんに提出した。
こうして、新たなパーティ『道化師の集い』が結成されたのだった。
【ジョブ 助手】
【レベル 1】
【冒険者ランク 未記入】
【ステータス 体力 2310 魔力 2380 攻撃力 2380 防御力 2240 素早さ 2660器用さ 2870 魅力 3550】
【ユニークスキル:助手】
【スキル:アイテムボックス 投てきB 近接格闘B 剣技B 気配感知B 鑑定B 錬金C】
「ま、またレベル1で高いステータスですか……何者なんですか、アイクさん達って」
クエストの達成報告を無事に済ませた後、リリの冒険者登録に付き合っていると、ステータスを見たミリアが驚きの声を漏らしていた。
ちょっと前に俺が高すぎるステータスを出してしまい、ミリアを驚かせ後だったせいか、なぜかその驚きの目は俺に向けられていた。
クエストからの帰り道。リリも冒険者も登録に登録したいと言ってきたので、【鑑定】を使って、ステータスとスキルを覗いてみた。
こんなか弱そうな女の子が冒険者なんて無理だろうと思ってステータスを見て、俺もそのステータスの高さに驚いた。
「なんかスキルとか俺と似てるんですよね。ステータスも少し俺より低いくらいだし。あとは、魅力が少し高いかなって感じで」
「ふふんっ、助手ですから」
「いや、助手ってなんですか……」
ごもっともすぎるミリアのツッコミに、俺も心の中で小さく頷いていた。
まぁ、『道化師』の俺が言えたことじゃないけどな。
「えっと、クエストの達成経験がないので、冒険者ランクはGからなってしまうんですけど、多分アイクさん同様にすぐにランクは上がると思いますよ。あっ、パーティはアイクさんと同様に募集できそうな所に募集しますか?」
「いえ、私はアイクさんのパーティに入るので大丈夫です」
「いや、俺パーティに入ってないぞ」
つい最近パーティを追放された俺は、現在進行形で入れてもらえるパーティを探してもらっている状態だ。
当然、それはリリだって分かっているはず。
それだというのに、なんでそんな入るのが当たり前みたいな口調なのだろう。
「……そうか、リリとパーティを組めばいいのか」
今日魔物を相手に戦闘をしてみたが、どうやら俺は自分が思っている以上に強くなっているみたいだった。
それでも手が足りないと言うのなら、リリと組んでしまえばいい。リリもステータスは高い方だしスキルも豊富だ。
何より知りもしないパーティに突っ込まれるより、リリと二人の方が気が楽だし、楽しそうだ。
「リリ、俺とパーティを組んでくれるか?」
「もちろんです。助手ですから」
リリは当たり前だとでも言うかのように俺の提案に乗ってくれた。考えるまでもなかったらしく、考える素振りさえ見せなかった。
そこまで信頼されているのは嬉しいが、少しくらい考えていいのではないかと思ったりもしたりする。
「えっと、アイクさんも他のパーティ募集への応募は中止するということですか?」
「あ、はい。お願いしていたのに、申し訳ないです」
「いえいえ、気にしないでください。そうですね、アイクさんはそっちの方がいいかもしれませんね。そうなると、新しいパーティ設立の申請もしないとですね」
エミリはそう言うと、リリのギルドカードを作製した後にパーティの申請用紙を持ってきた。そこに名前を書いたりして用紙の項目を埋めていったのだが、一つの項目だけ書くのに時間がかかってしまっていた。
「アイクさん、どうしたんですか?」
「いや、パーティの名前が決まらなくて。あんまり名前つけるの得意じゃないんだよな」
ひょこっとリリが用紙を覗き込んできたので、そんなことを打ち明けてみた。
俺が記入したパーティの申請用紙は他の項目は埋まったのに、どうしてもパーティ名だけ埋められていなかった。
リリの名前だって花から取っただけだし、こういうのはあまり得意ではないのだ。
「リリは何か案とかある?」
「私ですか……そうですね」
リリは少し考える素振りを見せると、名案が浮かんだとでも言いたげに口元を緩めて言葉を続けた。
「『道化師の集い』っていうのはどうでしょうか? 私も助手ですし、私達のパーティって気がしませんか?」
「いや、二人で集いっていうのもどうなんだよ」
思わずそんなツッコミをしていしまったが、何となくその言葉の響きが嫌いではなかった。それに、冒険者のパーティで『道化師の集い』ってなんか面白いなとか思ったりしてしまった。
「まぁ、せっかくリリが付けてくれたし、それでいいか」
リリの名前は俺が付けたのだし、リリの居場所となるパーティの名前はリリが決めたものがいい。
そんなことを心のどこかで思っていた。
「え、アイクさん、本当にいいんですか? 私はアイクさんが付けてくれてのでいいですよ」
「いいんだよ。『道化師』とか『助手』とかのジョブの奴らにはぴったりだろ。それに、なんか冒険者らしくなくて結構好きだ」
俺はパーティ名の所に大きく『道化師の集い』と書いた用紙をミリアさんに提出した。
こうして、新たなパーティ『道化師の集い』が結成されたのだった。
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