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第5章 ついに始まった本当の戦い。
第27話 超疲労は、人を狂わせる。1
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う~!
カザトは、唸っていた。
疲労困憊状態にレベルアップ酔いが重なり、酷い状態。
カザト
「う、生徒会長とブレーダー王女の気配が増えたな。」
疲労困憊によって、嫌でも研ぎ澄まされた神経は、気配察知スキルを使わなくても、敵の気配を捕捉した。
カザトは、起きて果実水を飲んで食事にする。
トワイライト達と、レベルアップ酔いで倒れていたらしい。
メイド隊と、大精霊達が動いていた。
大精霊達に念話を繋いで、当分の間の雑務の仕事を任せる事にした。
怪獣達の動きを空間魔法で把握する。
レイダーは、瘴気の海に入って真っ黒だ。
そして、トカゲは人を喰うために徘徊してやがる。
ヒヨコは、生徒会長(勇者ゴン太)とブレーダー達を追いかけているな。
生徒会長…逃げ足だけは速いな。
ハァ?
ガス国王達とあのデーモンっぽい怪獣が、玉座の間で戦闘をしている?
他のガス貴族達も、城に籠城して内部に湧いたゴーストとかを、あまり起動していない[勇者]スキルを使って戦っている?
そうだよな!
自分たちで、戦えよな。
重い身体を動かして、様子を見る。
なんだ?
魔導通信珠が、全土放送受信モードになっている?
受信専用モードにして、みてみるか?
ホビット族の大王が、放送を始めたらしい。
早速、人類の為だとか言って怪獣討伐を俺に押し付ける演説を始めた。
あの野郎、全く反省していないな。
ホビット族農業組以外の、この大王に協賛した奴には関わらないで置こう。
そう決めたカザトは、食事をしながら聞いていた。
ホビット大王
「ハァ?既にカザトは出陣して、怪獣を5体討伐しただと?
残りの5体は、責任をとって討伐しろよだと!」
な!なんと!今念話で入った大精霊からの情報だと、メイド隊がすごく仕事をしているらしい。
既に、各国の首脳と話は終わってしまったようだ。
俺が、今怪獣討伐をしたことで、物資と疲労困憊で動けないから、休んでいると言うことを承認させたのだという。
更に、小国家群からボコボコに論破されるホビット大王。
あ、少し楽になったような。
うん、心持ちが良くなったな。
しかし、悲鳴をあげるように邪神討伐を主張する小国の宰相もいる。
元ニャントゥ王国と仲がよかった王国群だ。
貴様ら、中継ぎ貿易でたらふく儲けて軍隊の装備すら買わずに、きれいなドレスとかしか買ってなかっただろうが!
生徒会長達の思考パターンだと、というかクソな奴らの思考パターンはテンプレがあるのではないのか?と言われるほど、パターン化されている。
本当に謎なのだが、10パターンの存在をカザトは旧友達と共に確認していた。
まぁ、更に調査すればもっとテンプレパターンが存在するだろうが、調査していない理由はあるのだ。
反撃しすぎると、最悪の結末を迎える。
クソ達は、自分を正当化するために…いや、ここでは言わないで置こう。
経済的にも、論理的にも敗北したクソな外道達が取る最終手段の一手は、本当に面倒臭いから旧友達と話し合って、その寸前で放置する事にした。
え?誰がその実験台になったかって?
ある学校の担任と、権力をもったある同級生だったな。
う~ん。その権力をもった同級生って奴は、恐らく今から考えると、ブレーダー王女達から流れてくる生徒会長(勇者ゴン太)の情報と照らし合わせると、勇者ゴン太達と似たような組織と思われるのだけど、そんなところに入っていた同級生だったな。
さて、話を戻すと…、そのテンプレにハマってしまうのは、どうも個人だけではないらしい。
まぁ、王政のそれも独裁体制だからハマってしまったのかは、わからないけど間違いなくクソ野郎の取るテンプレだな。
反撃するか?
だけどな~。
国家自爆とか、起こるのに関わるのは嫌だよな。
無視するか?
それともこちらから…。
いかん!いかん!
駄目だって!
暗殺者を送り込むとか、思考が奴ら側になってきてる。
クソ、疲れているのだな。
あ~、ご先祖様達も苦労したのだよな。
で、外道共を処刑していったのだけど、時間が経って外道が湧いたという結果だと、ぶっ殺すという選択肢は不正解だったってことだよな。生まれ変わるという概念からすると、問題の先送りってことか…。
あ!
コスモさんが言っていた事は、これか!
いくら魂の記憶をリセットしても、根性が直らないと同じことしかしない。
それを治す苦行も管理者神の修行こ1つの項目だとか言っていたけど、辛いな。
辛い修行だよな。
アレ?
という事は?
フェイクというか、元人間の古代王女のフロンダーパは、そんな修行は1ミリどころかナノレベルでもしていないよな?!
それどころか、ゲス放題とか突っ走る事しかしていないから、マイナス方面か?
ハァ?
って事は、いくら勇者達から経験値を搾取する[魔王ホイホイ]を成功させてレベルアップしたとしても、昇進なんて出来ないじゃないか!
あ~、また疲労困憊になってきた。
ドンドンドンドンドンドンドン!
なんだ~?
上の方から、何か音と振動がするな~。
空間把握で見てみると、レ、レイダーだ!
怪獣になったレイダーが、シェルターの上空からこちらを攻撃してきたのだ。
瘴気を吸って真っ黒になってやがる。
ムカッ!
ムカッムカッムカッムカッムカッムカッムカッ!
かなり、ムカつくな。
なぜここを特定した?
ん、鑑定眼で何か念波が見えるぞ。
日頃は、見たくもないモノが見えるから、制限していたけど、見るか?!
鑑定眼制限、全解除!
なに?
□□□□□□
「フェイク様のお使いレイダー様!
冒険者カザトあぶり出し作戦は、実行しています。」
レイダー
「よろしい。もっと長くラッド国王や他の国王を非難してでも、時間を稼げ!
魔導通信で、全土放送をしろ!
カザトは、それを見るはずだ。
受信モードであっても、受信した所は魔力波が受信の為に少し弱くなるはずだ。
それで、カザトがどこにいるかわかる。
見つけ次第、我が美貌で籠絡して天下を取るぞ!
さぁ、人民が苦しむのはカザトが傀儡にならないからだと言うことにしてしまえ!
そして、やつを追い詰めるのだ!
ヒャッハッハハハハハハハハ!」
□□□□□□□
オェーーー!
カザトは、吐いた。吐いた。吐いた。
先程、なんとか食べたモノが全て吐き出されてしまった。
何が好きで、あんなクソレイダーなんて抱かないといけない。
オェーー!
ムカッ!ムカッムカッムカッムカッムカッムカッムカッ!
ムカつく奴らだ。
強ミントの果実水でうがいをしている内に、考えというか、これからの方針の案がまとまってきた。
そうだよな。
レイダーは、フェイクの下僕だ。
討伐対象だ!
だから、討伐しよう。
そして、早めに疫病を巻き散らかす怪獣を討伐しよう。
そして、その後フェイク側の奴らをモンスター認定して討伐だ!
念話で、レイダーの怪獣化によって冒険者ギルド公認の討伐対象にするように、申請してくれと大精霊達とメイド隊に通信をする。
レイダーの事は、今申請中らしい。
だが、旧グランド王国の国王の娘で王太子の位にいたものなのでワールドルール上、モンスター討伐し指定に各国の許可がいるのだが、小王国群が認定しないらしい。
小国群でも、レイダーと分離してから討伐すれば良いと言う王国もあれば、レイダーは怪獣化したが、討伐禁止だとか言っている小国もある。
つまりだな解決方法としては、反対する王国に説明して、それでも駄目だったらその国を滅ぼすしか無い、というものと、小王国群が討伐禁止するなら、邪神達も討伐禁止だよな?!と言って、全ての責任を小王国群に持ってもらう事にするしか無いと、カザトは思ったのでその事を伝える。
冒険者ギルド側が、魔導通信の会議でいきなりその事を言い出した。
はや!
あ!
小王国群が、キレだした。
逆ギレだな。
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
うわ~レイダーの奴も逆ギレし始めたぞ!
瘴気砲の乱射だな。
う!
頭が痛い!
く、疲労困憊のせいで、頭痛がする。
血圧が上がっているのか?
急いで、鑑定眼でセルフスキャンするが原因は、頭の何かを抑えていモノが動き出しているらしい。
解決方法は?
ストレスの素を、排除。
つまりだな、今はレイダー排除か。
ムカッムカッムカッムカッムカッ!
やってやる!
どうせ、このシェルターはもう保たない。
すぐにスタミナポーションをのみ直して、食事をする。
そして、レイダーが原因で吐くことになってしまった食糧のなれはて(ゲロ)を空間魔法でレイダーの頭の上に転移させる。
レイダー!
俺の眠りを妨げた恨み!
俺と、トワイライト達が大切に育てた食糧を駄目にした恨み!
そして、俺を利用しようと動くムカつき!
晴らさせてもらうぞ!
念話で怪獣連合と戦闘に入る為に出陣すると、連絡してカザトはガス王都上空に出た。
日頃できるだけ避けるカザトが、ついに撃って出た。
疲労困憊から起こるムカつきによって、カザトの怒りはブーストされてしまった。
さぁ、戦闘が始まります。
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