[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

文字の大きさ
146 / 334
第3章 爆闘!魔王の墳墓と呼ばれたダンジョン

第45話 掃除と言う戦いの果て…

しおりを挟む
カザト達は、ヘッドローの目が光ったのを見た!

ヘッドロー
「瘴気汚泥広域爆拡散波!」

ヘッドローの身体が、光る!

カザトが、拳に濃縮した光をまとわせて、弾幕を張る!

カザト
「くそ!結界では無理だ!
叩き落とすしかない!」

カザトが、何百と正拳突きを繰り出す。

ハァハァハァハァ
クソ!いくつ叩き落したら終わる?

カザトが、心のなかで悪態をつく。

トワイライト達も、ヘッドローが出す一撃でも外に放出すると、壊滅的破壊が起こると理解していたので、カザトを結界を張って支えるのだが、助力にすらならない状態だった。

カザトの目が霞む…

クソ!前が見えなくなってきた!
腕の筋肉が、切れていくのがわかる。

ぶちぶち痛いのがわかるのだが、止められない。

この異世界が、吹っ飛ぶろうが知ったことではないのだが、トワイライト達を守りたいとの信念だけは残っていた。

いや…それだけしか残らないような程の状態である。


クラッ…

クソ!
身体を無限回牢ダンジョンでの精神体実体化モードに、切り替えてヘッドローの攻撃を叩き落とす。


はっきりと言うと、精神体実体化モードはやりたくない!

何故か、二度と戻れないかも知れないという、漠然とした不安が常にあるからだ。

だけど、今はそんな事を考えている余裕なんて無い!

もう、対処方法がこれしかないのだ!

目が霞む。

精神体実体化モードに入って、ボロボロになっていく身体を作り直す。

カザトの弾幕が、押されていたのだが…
ゆっくりと押し返していく。


瘴気ヘドロの魔王!
ヘッドロー
‹クソ!押し返して来やがった!
なにくそ!第2コア点火!
第3・4・5コア全開!
第1コア…クソ!
もう保たないのか!
第1コア爆破!›

ヘッドローの攻撃が激化する。

カザトが押し返してもうすぐ、ヘッドローの身体に攻撃が当たる寸前で、ヘッドローが押し返しだした!

カザト
「何!
コアが、5つ?
つまり、ヤツの魔石コアは5つ!

その1つを爆破させて繰り出したワザか!
点火ってことは、2つ目も爆破させるってことだよな。

クソ!
負けて た… た… たまるか…!」

カザトの意識がもうろう…と、なってきた。

正拳突きって、これで正しかったのか?

混濁する意識のなかで、突然浮かびだす疑問?

違う?
そんなはずは無い…。
だけど…
違う…


アレ…
眼の前が、真っ白になってきた…

○○○○○○○○○


??
‹もっと、重心を下げるのだ!
そう、この重心人形(ヤジロベーみたいなもの)みたいに、地面の下に重心をおいて、柳の如く力を流せるようにしていくと、場の力場を感じるようになる。

それが、第一段階…

第二段階で、その力場を纏めたりすることが出来る。

百本先のろうそくの火だけ消す正拳突きは、そうやって出来るようになる。

仕組みだけ、聞けばむずかしそうだが、やることが出来るようになれば、タネが公開された手品と同じで簡単なモノにしか感じない。

まぁ、出来る段階になればの話だかな。

第3段階は………›


カザト?
‹こう?兄様?›



○○○○○○○○○○○○○


アレ?
アレ~?

オレ…
正拳突きしながら…
はて?

夢?
夢見てたのか?
オレ…俺は、長男だから…
アレ?
なんだか、そう!
育ての親代わりの、お兄さん?
いや、俺の両親は健全だぞ!

はて?
やはり夢?
だけど…懐かしいな…
すっごく懐かしい…


そうだ!
こうだ!
こうやって、正拳突きって出すだな。
出すというよりも、まず置くって感覚で始めて…



ドン!ドドン!ドドドドン!

段々と、またカザトの弾幕が押し始めた。


瘴気ヘドロの魔王!
ヘッドロー
‹クソーーーーーー!
第2コア点火!爆破!
チキショーーーーーーー!›

ドン!

ヘッドローの弾幕が、少しまた押し返し出す。


カザト
‹拳を置く次は、力の流れをゆっくりと感じながら、拳の形にしてしまってもいいのだけど…›


パン!
パパパパパパパパパ!

カザトの正拳突きの衝突音が変わる。

ヘッドローの弾幕が崩れだした!

瘴気ヘドロの魔王!
ヘッドロー
‹第2がまだ燃え尽きて無いぞ!
ヒィーーーーーー!

クソ!クソ!
死ぬよりかましだ!
クソ!
第3点火!爆破!
クソ!また、弾幕が破られた!
第4点火!
嫌だ!嫌だ!クソ!
弾幕が保たない!
嫌だ!俺は、人の悲鳴を聞いて、あの快楽にまた浸るのだ!

クソ!
第4爆破!›


トワイライト達は、カザト達の攻撃の弾幕の衝突の衝撃波から身を守るだけで、精一杯になる。

カザト
‹そのあと…ゴブシは…
く!よくも、トワイライト達を…
よくも!よくも!よくも!›


バリ!バリ!バリバリバリバリバリバリ!

また、衝突音が変わる。


瘴気ヘドロの魔王!
ヘッドロー
‹ひ!は?
あいつ、え?
よくもって、なぜ?
なぜ?この言葉を知っている…

クソ!そんな事言っている場合ではない!
クソ!意識の核(コア)を分離!
よし!これで吹き飛んでも、俺は瘴気があればなんとか復活出来る。

クソ!
もう!ヤケクソだ!
残りの全コア点火!爆破!
ヤケクソダーチキショー!›


カザト
‹あ!そうだ!
そうだった!

こうだ!›

ペン!


その音だった!
トワイライト達は、後でカザトに語ったのはそんな音としか聞こえなかったらしい。


後に残ったのは、小さな小粒の小石?だけで、ヘッドローは、消し飛んでしまったらしい。

そして、カザトはその小石?をビンに入れて封印したという。



カザトは、最後あたりの事は覚えていなかった。

無意識にやっていたらしい。




カザトは、目を覚ました時…
あの浄化掃除戦闘の現場で簡易ベッドで寝ていて、トワイライト達に、その顛末を聞いたのだった。

カザトの聖域結界を張っていたところだけキレイだ。

食事をして、カザトは手をにぎにぎして、確かめる。

今も、精神実体化モードをやっているのだが、すごく馴染んでいる感覚だ。

ほぼ、肉体のみモードと遜色ない。

魔力等も、回復している。

とりあえず、リズムを取り戻すために掃除続行して、掃除を完了することにした。

高圧洗浄再開だ!

そして、3時間後…
瘴気ヘドロまみれの空間の正体が現れる。




□□□□□□□□□□□□□


ブチ!

勇者ゴン太
「ギャーーーーーー!」


邪神オークが、勇者達の魂からフェイクが付け足した、チートではない詐欺なスキルを分離するというよりも、引きちぎっていたのだ!


肉体の痛みではなく、魂からの痛みなのでめちゃくちゃ痛い!  


もう、声なんて出ない!
ただ苦痛のみを、耐えて3日間その状態。

空腹よりも、痛いのだ。


そして、なんとか耐えたあとパシリ1号がマトの街の屋台から、食料を、かってきた。


そして、なんとか落ち着いた勇者ゴン太達の見たものは…


恐ろしい、ヘドロの如く黒く禍々しいかたまりだった。

ジョブ勇者(バカ)のスキルの正体であった。

そして、ジョブ賢者(クソ)の正体…とか。

「おい…やっぱり詐欺スキルだったのかよ~。」

「クソ!ダマシやがって!」
「何が、魔王を倒して英雄になってくれだ!」



勇者ゴン太は、スッキリした反面…
押し寄せる事実に、頭が痛かった。

カザトが、言っていたことは本当だった。

そして、カザトはチートスキルなしで戦っているのだ。


そこから、どうしても出てくる答え…

それは、ゴミはゴン太達ではないか?


カザトは、どう見てもレベルアップをして強くなっている…。

カザトの先祖の代から、散々冤罪をかけたりクソ悪い事をしてきた生徒会長(ゴン太)達の一族と、その手下の子孫が、今の勇者隊だ。

クソ!
女子高生組は、なにかの手段で日本に帰ったらしい。

ガス国王の中の部下天使に聞いたけど、帰ったのは確実なのだが、管理者神フェイクの(ニセ)チートスキルは、すでに分離されておりそして、大問題は…どうやって帰ったのか分からない!部下天使でもわからなかったらしいのだ!


クソ!カザトに女子高生組をあてがって、懐柔する案はすでに廃案だ。


カザトは、俺達に復讐する力をすでに持っている。



バキ!
バキバキバキバキバキバキ!

その時である。
遥かに向こうの方の、カザト達が戦っているらしい方角から振動が来た。

ヒィーーーーーーー!
無理無理無理無理無理無理!
今のヤツに勝てるわけがない!

クソ…。
こうなったら、邪神オーク様にすがりついて、パワーアップだ!

俺達のハーレムを作るのだ!


同じような考えと、結論に至った元勇者ゴン太達を、冷たい目で邪神オークは見ていた。

邪神オーク
「(こいつら?部下として使えるのか?)」






しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~

志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」 この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。 父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。 ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。 今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。 その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす

黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。 4年前に書いたものをリライトして載せてみます。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜

みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。 …しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた! 「元気に育ってねぇクロウ」 (…クロウ…ってまさか!?) そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム 「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが 「クロウ•チューリア」だ ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う 運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる "バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う 「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と! その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ 剣ぺろと言う「バグ技」は "剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ この物語は 剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語 (自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!) しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~

緋色優希
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

少し冷めた村人少年の冒険記 2

mizuno sei
ファンタジー
 地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。  不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。  旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。

処理中です...