[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!

どら焼き

文字の大きさ
100 / 334
第2章 動きだした凶悪な者達

第49話 遂にやってしまい、本性がバレてしまう。

しおりを挟む
 フェイクランドの空から、突然ドーーンという爆音と共にフェイク率いる軍団が現れた!

 もう夜!
その夜空を汚染する、汚い瘴気の黒を焼き払うように現れる天使軍団!

 人々は、やっと…

「フェイク様が、お救いに現れた!」

「勇者ピエロ達は役に立たん!
 フェイクが、直々に来られた!
 邪神共め!
 滅びの時が来たのだ!」

なんて、内容の声が方方からきこえてくる。

 カザトも、工房でのこれからの事をトワイライト達と話し合っていたときに、上空にフェイクの軍団が見えて来たので、まぁ、世界崩壊の危機でやっと動き出したのか!!と、ひょっとしたら、悲惨過ぎる魔神・邪神討伐計画が軽くなるかもと、少し肩の張っていたのが緩んだのだが…。


管理者神フェイク
「皆共!
 我が!フェイクランドの人民よ!
 聞け!
 私の方針に、背く!
 私の計画に背くボケを、ここで焼いてやる!

 どうなるのか、よく見ておけ!」


 フェイクの、怒号の叫びともいえる声がフェイクランドに響く!

 ガス国王達と、勇者ゴン太達はガタガタ震えて見ている。

 他の王国の国王達は、やっと邪神討伐に動いたのかよ~という反応だ。

 そして、冒険者ギルド本部は…
 実はグランド王国は内乱状態に…
 また!陥っていた!

 今度は、冒険者ギルド本部のカザト奴隷化政策に賛同する、前国王派が冒険者ギルド本部と結託してエルフの世界樹の巫女長達との内戦になっていたのである。

冒険者ギルド本部グランドマスター
「フハハハハハハハ!
 フェイク様の御降臨だ!
 これで勇者達を扱き使って、邪神討伐させたら全て解決だ!

 俺たちが、正しいのだよ!
 巫女長よ!
 我らの軍門に下れば、今なら許してやる!
 フハハハハハハハハ!」

 もうグランド王国の国内は無茶苦茶…
 フェイクの姿を見て、世界樹の巫女長達と大精霊達の派閥に入っていたエルフ達の裏切り者も、続出していた。

ため息を、つく大精霊達。
そして、
大精霊(土)ランド
大精霊(風) ウェンディ
大精霊(火) フレイム
達は、怒りで震えていた。

 そして決心をする。
 その大精霊の決断に世界樹も賛同して、もはや100人足らずになった巫女長派達(政権内)も、世界樹に集結して、結界内に籠城する。
 あれ?前国王派だった、あのエルフの最強戦士王女もいる。
 彼女が、大精霊・巫女長達に言うには、カザト派らしい。

 なるほどね~なんて、大精霊達がうなずいていた時、フェイクは地上の全ての者達の頭の中に今、何が起こっているのかをわかるように映像をライブ配信し始めた。

 もちろん強制視聴!


フェイク
「よく見ろ!
 俺様の、昇進計画に!
 俺様の崇拝計画に!
 俺様の奴隷が、言うことを聞かなかった末路を見せてやる!」

 アレ?
 それを聞いた、何人か??となる。

フェイク
「喰らえ!ワシの楽して昇進する計画を邪魔した者め!
 ホーリーサンダー!」

ピカ!

ドギャンドジャガーーーーーーン!


 ハァ?(゚Д゚)?
 そして、フェイクランドの全人民は自分の中にある違和感の正体に気がついた。

 ドワーフ国と、ベイントス公国との国境緩衝地帯(仮)のカザトの工房では、カザトに向かって来たフェイクの撃つ半分黒いカミナリを見たとき、カザトはすぐに結界を50重ねがけをして、トワイライト達を緊急事態用の転移魔法で強制脱出させたのだ!

カザト
「邪神よりも、俺か!」

バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!バリン!

20近くの結界が割られてやっと防御出来た!

 
 元ガス王国内の、邪神オークは部下のパシリ1号に聞いていた。

邪神オーク
「お前の同級生のカザトは、邪神だったのか?」

パシリ1号
「いえ…、人間だったはずですが…。」


 同じく、バッタ人間1号も同じ事を邪神バッタに聞かれていた。


バッタ人間1号
「いえ、人間ですよ。
アイツこの世界に拉致されて、あのブレーダーに追放されても、俺達に支援物資を送って来たりしていたやつでしたからね。」

邪神バッタたちは、フェイクを見ていた。
いつでも、迎撃出来る戦闘状態であった。



 管理者神フェイクは、自らのカミナリが白ではなく黒に染まっていた事に、自ら恐怖して逆ギレするのと、それを結界らしきもので防御された事でさらにキレた!

管理者神フェイク
「ホーリーサンダー!ホーリーサンダー!ホーリーサンダー!ホーリーサンダー!ホーリーサンダー!ホーリーサンダー!ホーリーサンダー!ホーリーサンダー!ホーリーサンダー!ホーリーサンダー!ホーリーサンダー!」

 爆音が、何度もして段々黒くなっていくデカいカミナリがカザトを襲ったが、全てカザトに防御されてしまった。
 もはや、ホーリーなんて聖なるものではなくてイビル!邪悪なカミナリである。

 邪神ラット軍団の邪神ラット・リーヴは、その様子を見て、部下の魔王リーンゴ・ラット、元リーンゴ元国王に質問していた。

邪神ラット・リーヴ
「おい!この世界は邪神が管理者神に勝って占領した世界だったのか?」

部下の魔王リーンゴ・ラット
「いえ…、管理者神フェイク様そのままです。
 その、言いにくい事ですが、実は邪神様はフェイク様の罠にかかってます。
 お、怒らず聞いて下さい!
 魔王ホイホイという計画で勇者に魔王討伐をさせて、勇者から経験値を搾取して管理者神フェイクは昇進しようとしている計画なのですよ!
 本当ですって!」


邪神ラット・リーヴ
「舐められたものだね!
 だけど、何故?勇者側というか、邪神と対立する存在の人間を攻撃しているのだい?
 やっていることは、邪神,魔神そのものだよ?
 どういう事だい?」



 管理者神フェイクは、カザトをカミナリの一撃で焼いて、勇者達にムチを入れて魔王討伐させて計画の復旧をするつもりだった。

 自分が、勇者に非道な事をしすぎて計画が壊れた現実を全く見ないで、無理矢理実行させようとしているが、勇者達には魔王討伐の力がないことすら無視しての行動なので、もはや発狂としか部下天使達にも見えなかった。


 管理者神フェイクは、このままだと反撃を少しでも食らうとヤバいと思い出した。
 カザトの周りにはクレーターができているが、それはカザトの周りだけである。
 カザトは、その位置で全て防御している。
 生命力が、全く揺らいですらいない!

先手必勝!
(既に先手ではないが、まだ反撃は受けていないから、一応先手?)


 フェイクは、袖の下から札を出した。
 それは、この世界に管理者神として赴任したときに、上司にねだって授かった、「無限界牢ダンジョン行き強制転移符」である。

 フェイクが負けそうな時の非常時にのみ、使用するように言われた、敵対する強力な邪神を「無限界牢ダンジョン」に強制的に送り込んで封印するものであり、フェイクの文字通り切り札であった。

 札の束帳から、札を破り話して火をつけてカザトに投げつけた!
 カザトの周りに黒い空間の歪みが発生する。


 カザトが、消えてしまった。



 それと同時に聖女達からの、
「何故魔神討伐をしている、カザト殿を殺したのか」
という、悲鳴に似た祈りがフェイクに突き刺さるようにやって来た。


 フェイクは、気がついた。
 ヤベ!
 やらかした!

 しかし、「無限界牢ダンジョン行き強制転移符」は、フェイクの能力を遥かに越えるモノであって、フェイクにはどうしようも無かった。

フェイク
「………。」


 地上からは、人々からの自分に対する疑問の思念が上がってくる。

 魔神達が、攻撃をしてきた!
 白い目で見る部下天使達に、「オレを守れ」と、命令して何発か魔神達の攻撃を被弾しながら執務空間に逃げ込んだフェイクだった。


しおりを挟む
感想 20

あなたにおすすめの小説

S級冒険者の子どもが進む道

干支猫
ファンタジー
【12/26完結】 とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。 父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。 そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。 その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。 魔王とはいったい? ※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。

お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~

志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」 この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。 父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。 ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。 今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。 その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす

黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。 4年前に書いたものをリライトして載せてみます。

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~

夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。 雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。 女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。 異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。 調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。 そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。 ※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。 ※サブタイトル追加しました。

パワハラ騎士団長に追放されたけど、君らが最強だったのは僕が全ステータスを10倍にしてたからだよ。外れスキル《バフ・マスター》で世界最強

こはるんるん
ファンタジー
「アベル、貴様のような軟弱者は、我が栄光の騎士団には不要。追放処分とする!」  騎士団長バランに呼び出された僕――アベルはクビを宣言された。  この世界では8歳になると、女神から特別な能力であるスキルを与えられる。  ボクのスキルは【バフ・マスター】という、他人のステータスを数%アップする力だった。  これを授かった時、外れスキルだと、みんなからバカにされた。  だけど、スキルは使い続けることで、スキルLvが上昇し、強力になっていく。  僕は自分を信じて、8年間、毎日スキルを使い続けた。 「……本当によろしいのですか? 僕のスキルは、バフ(強化)の対象人数3000人に増えただけでなく、効果も全ステータス10倍アップに進化しています。これが無くなってしまえば、大きな戦力ダウンに……」 「アッハッハッハッハッハッハ! 見苦しい言い訳だ! 全ステータス10倍アップだと? バカバカしい。そんな嘘八百を並べ立ててまで、この俺の最強騎士団に残りたいのか!?」  そうして追放された僕であったが――  自分にバフを重ねがけした場合、能力値が100倍にアップすることに気づいた。  その力で、敵国の刺客に襲われた王女様を助けて、新設された魔法騎士団の団長に任命される。    一方で、僕のバフを失ったバラン団長の最強騎士団には暗雲がたれこめていた。 「騎士団が最強だったのは、アベル様のお力があったればこそです!」  これは外れスキル持ちとバカにされ続けた少年が、その力で成り上がって王女に溺愛され、国の英雄となる物語。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~

緋色優希
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

少し冷めた村人少年の冒険記 2

mizuno sei
ファンタジー
 地球からの転生者である主人公トーマは、「はずれギフト」と言われた「ナビゲーションシステム」を持って新しい人生を歩み始めた。  不幸だった前世の記憶から、少し冷めた目で世の中を見つめ、誰にも邪魔されない力を身に着けて第二の人生を楽しもうと考えている。  旅の中でいろいろな人と出会い、成長していく少年の物語。

処理中です...