さよなら水龍さま

閉ざされた村の秘密を知るとき、
それはお別れのとき

***

チュセが住む村は、山に囲まれた盆地にある。
村の唯一の水源は中央に位置する湖だ。
そして、そこには水龍が棲むという。
水龍の加護を受け裕福だが閉ざされた村に暮らす人々は、一生を村で終える。
そのことにわずかの疑問も不満も抱かない。

十年に一度、水龍様へ差し出される贄の選抜儀式、その贄候補に選ばれたチュセは、思いを寄せる幼馴染のカイザスにあるお願いをする。
しかし、予想通り冷たくあしらわれ…

※一話が長いです…読みづらいかもですが、ご容赦下さい。
※ミステリーというよりミステリー風味のお話です。
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