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【テイラー】侍女
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「一番前のテイラー様から見て、一番左の者でしょうか?」
「ええ、その方です」
「誰だ?」
ライシードは顔と、名簿を見ながら確認をした。
「名前はメイミー・ライグ、侍女です」
「誰の侍女だ?」
「ハウニー妃です」
「ハウニー妃?ハウニーが関わっているというのか?」
ディオエルはテイラーを見つめたが、答えることなく、ライシードに問い掛けた。
「何者ですか?」
「あっ、はい、伯爵家の令嬢で、現在は子爵夫人です」
「どなたか妃との関わりはありますか?」
「そうですね、親族というほどではありませんが、ハウニー妃の実家の侯爵家と遠縁に当たります」
「そうですか…呼んでいただき、私が質問をさせていただいてもいいですか?」
「君が質問するのか?」
今まで一切、自分も質問させて欲しいと言わなかったのに、急にどうしたのだろうかと思った。
「自白剤を使うことも出来るが…?」
「口を割らなかったら、そうしてください。終盤ですから、陛下が答えるように圧を掛けて、私に質問させてください。終わるまで、口は挟まないでください」
「それは構わないが」
最初からそうしてくれても良かったと思ったが、それでは意味がないことも分かっている。
メイミー・ライグは一人呼び出されて、緊張の面持ちであった。
「これから、こちらの女性が質問をするから、私に問われている同等と考え、正直に答えてくれ。もしも、きちんと答えないならば、実力行使になると考えろ」
「は、はい…」
テイラーはこの部屋に来てから、初めて立ち上がり、メイミーに近付いた。
「では、質問を始めさせていただきます」
「…はい」
「あなたは、陛下の番であったアイルーン・デリアを知っていますか?」
「知ってはいます」
「関わったことはありますか?」
「ありません!私、疑われているんですか!関係ありません!」
メイミーは、慌てて声を大きくした。
「話したこともありませんか?」
「ありません」
事情を知らないものは普通の質問のように聞こえていたが、ディオエルとライシードは、どうして分かっているはずのことを聞くのかと不思議に思った。
イオリクに至っては再び、あの番の記憶も嘘だったのではないかとすら思い、忌々しい気持ちで見ていた。
「では眠くもないのに気付いたら、深く眠っていた。睡眠薬を飲まされたかもしれないと、思ったことはありませんか?」
「…え」
メイミーも驚いていたが、その場にいた皆も、どういう意味だろうかと驚いた。
「そういった心当たりはありませんか?」
「ありません!」
「起きたら、腕に身に覚えのない注射痕があったということはありませんか?」
「ありません!何なんですか」
「ちゃんと答えろ!」
相手が陛下ではないことで、メイミーはテイラーを侮り、声を荒げたために、ディオエルは口を挟むなと言われてはいたが、思わず怒鳴り付けた。
「申し訳ございません…ですがそのようなことは一度もありません」
「そうですか、では輸血されたことはありませんか?」
「えっ」
メイミーは先ほどよりも驚いた顔をして、テイラーを見つめた。
周りはその言葉に、睡眠薬の時よりも、まさかという目でテイラーとメイミーから目が離せなかった。
「他者の血を入れたことはありませんか?正直に答えてください」
「ありません!」
「もう一度、聞きます。本当にありませんか?」
「ですから!ありません」
「そっちか…」
テイラーは鼻で笑い、呆れたように首を振った。
「輸血はされていない、ということでいいのですね?」
「ですから、そう言っています」
「あなたおいくつ?」
「34です」
「そう…」
テイラーは聞きたかった質問を終え、さてどうしようかなと考えていた。
「何なんですか!」
「陛下、もう終わりでいいです。そちらに任せますわ」
「牢に入れるべきか?」
「ええ」
ディオエルは、とりあえず牢に入れる指示を出すしかなかった。
「ええ、その方です」
「誰だ?」
ライシードは顔と、名簿を見ながら確認をした。
「名前はメイミー・ライグ、侍女です」
「誰の侍女だ?」
「ハウニー妃です」
「ハウニー妃?ハウニーが関わっているというのか?」
ディオエルはテイラーを見つめたが、答えることなく、ライシードに問い掛けた。
「何者ですか?」
「あっ、はい、伯爵家の令嬢で、現在は子爵夫人です」
「どなたか妃との関わりはありますか?」
「そうですね、親族というほどではありませんが、ハウニー妃の実家の侯爵家と遠縁に当たります」
「そうですか…呼んでいただき、私が質問をさせていただいてもいいですか?」
「君が質問するのか?」
今まで一切、自分も質問させて欲しいと言わなかったのに、急にどうしたのだろうかと思った。
「自白剤を使うことも出来るが…?」
「口を割らなかったら、そうしてください。終盤ですから、陛下が答えるように圧を掛けて、私に質問させてください。終わるまで、口は挟まないでください」
「それは構わないが」
最初からそうしてくれても良かったと思ったが、それでは意味がないことも分かっている。
メイミー・ライグは一人呼び出されて、緊張の面持ちであった。
「これから、こちらの女性が質問をするから、私に問われている同等と考え、正直に答えてくれ。もしも、きちんと答えないならば、実力行使になると考えろ」
「は、はい…」
テイラーはこの部屋に来てから、初めて立ち上がり、メイミーに近付いた。
「では、質問を始めさせていただきます」
「…はい」
「あなたは、陛下の番であったアイルーン・デリアを知っていますか?」
「知ってはいます」
「関わったことはありますか?」
「ありません!私、疑われているんですか!関係ありません!」
メイミーは、慌てて声を大きくした。
「話したこともありませんか?」
「ありません」
事情を知らないものは普通の質問のように聞こえていたが、ディオエルとライシードは、どうして分かっているはずのことを聞くのかと不思議に思った。
イオリクに至っては再び、あの番の記憶も嘘だったのではないかとすら思い、忌々しい気持ちで見ていた。
「では眠くもないのに気付いたら、深く眠っていた。睡眠薬を飲まされたかもしれないと、思ったことはありませんか?」
「…え」
メイミーも驚いていたが、その場にいた皆も、どういう意味だろうかと驚いた。
「そういった心当たりはありませんか?」
「ありません!」
「起きたら、腕に身に覚えのない注射痕があったということはありませんか?」
「ありません!何なんですか」
「ちゃんと答えろ!」
相手が陛下ではないことで、メイミーはテイラーを侮り、声を荒げたために、ディオエルは口を挟むなと言われてはいたが、思わず怒鳴り付けた。
「申し訳ございません…ですがそのようなことは一度もありません」
「そうですか、では輸血されたことはありませんか?」
「えっ」
メイミーは先ほどよりも驚いた顔をして、テイラーを見つめた。
周りはその言葉に、睡眠薬の時よりも、まさかという目でテイラーとメイミーから目が離せなかった。
「他者の血を入れたことはありませんか?正直に答えてください」
「ありません!」
「もう一度、聞きます。本当にありませんか?」
「ですから!ありません」
「そっちか…」
テイラーは鼻で笑い、呆れたように首を振った。
「輸血はされていない、ということでいいのですね?」
「ですから、そう言っています」
「あなたおいくつ?」
「34です」
「そう…」
テイラーは聞きたかった質問を終え、さてどうしようかなと考えていた。
「何なんですか!」
「陛下、もう終わりでいいです。そちらに任せますわ」
「牢に入れるべきか?」
「ええ」
ディオエルは、とりあえず牢に入れる指示を出すしかなかった。
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