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1回戦 Sランク冒険者ゲーム16
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また、ステータス画面には、1回戦開始前にはなかった矢印ボタンもついていた。その矢印ボタンを押すと、1回戦の残り時間と、地球代表チームと敵であるピラクリウム星代表チームの平均値が表示された。
残り時間は64日と3時間くらいだった。すでに1回戦が始まってから数時間が経過したはずだが、1日の長さが世界によって違うせいで、1回戦の期間である64日を超えているのかもしれない。平均値はどちらもまだ0点だった。
「この〈アイテム複製〉とか〈スキルツリー複製〉って、RPGとかでよくあるスキルツリーってやつなのかな」
俺はステータス画面を見ながらそう言った。スキルツリーとは、スキルポイントを振ることで、魔法やスキルが使えるようになるというシステムだ。
「魔法やスキルを発動するにはスキルツリーにスキルポイントを振らないといけなかったなら、スタンピードに巻き込まれた時点では前衛も後衛も生産職も関係なかったってことか……」
鈴本蓮は苦虫を噛み潰したような表情でそう言った。
「そんなことより、烏丸Pの〈スキルツリー複製〉って、他人のスキルツリーをコピーする能力ってこと? だったら、物凄く強い職業なんじゃないの?」
有希が目を輝かせながらそう言った。
「烏丸がSランク冒険者のスキルツリーを複製すれば、すぐにでもSランク冒険者になれるんじゃないのか?」
青山も期待に満ちた表情で振り返り、そう言った。
「どうだろうなあ……」
複製師はハズレ職業かと思いきや、まさかの最強チート職業説が浮上し、俺は動揺しながらそう呟いた。
「チートめ……」
米崎陽人は前を向きながら呪詛するような声でそう呟いた。聞こえてるぞ、おい。
「あ、これ、スキルツリーのところを押すと、説明が表示されるぞ」
千野圭吾が何もない空間を押すような仕草をしながらそう言った。
早速、俺も画面の〈スキルツリー複製〉のところを人さし指で押してみた。
【〈スキルツリー複製〉
・同じパーティかつ信頼し合っている人のスキルツリーを複製する能力。
・スキルツリー複製には相手の承諾が必要。
・複製して保有できるスキルツリーの数には上限があるが、スキルポイントを振ることで上限を増やすことができる。】
画面が切り替わり、そう表示された。
俺がその説明を読み上げると、微妙な空気が漂った。
「つまり、Sランク冒険者のスキルツリーを複製するには、Sランク冒険者の仲間になって、信頼し合った状態になって、承諾してもらわないといけないのか……。結構ハードルが高いな」
青山は腕を組んでそう言った。
「しかも、よく考えたら、スキルツリーだけコピーしてもステータスに変化はなさそうだよな……。烏丸くんのステータスの数値って、どんな感じなんだ?」
米崎陽人が振り返ってそう訊いた。
俺が自分のステータスを読み上げると、またしても微妙な空気が漂った。
「HPは、レベル1の私と同じ数値ね」
商人の夏目理乃がそう言った。
「MPと魔力は、私と同じ」
基礎レベル1の錬金術士の国吉文絵がそう言った。
「筋力は俺より低いな」
基礎レベル2の料理人の青山がそう言った。
「敏捷は僕と同じみたい」
基礎レベル1の運び屋の佐古くんが申し訳なさげにそう報告した。
「器用さは、レベル2の俺と同じだな」
鍜治屋の千野圭吾がそう言った。
そして運に至っては、12人の中で最下位だと判明した。俺、3人しかいない基礎レベル2なのに……。
「他のパラメーターの意味は何となく分かるけど、器用さとか運はどういう意味なの?」
有希がそう訊いた。
「多分だけど、器用さが高いと生産時には生産物の成功率や品質が上昇して、戦闘時には攻撃の命中率が高くなる感じかな。運のパラメーターはゲームによって扱いが大きく違うけど、運が高いと、魔物を倒したときのドロップ率が高くなったり、敵の攻撃を回避しやすくなったり、敵を攻撃したときにクリティカルヒットが出やすくなったりする感じだと思う。あくまでもゲームの話だから、この世界ではどうなのか分かんないけどね」
ゲームに詳しいらしい夏目理乃がそう答えた。
「要するに、烏丸くんは器用さ以外のステータスが全体的に低めで、生産職向きってことだね。戦闘に関するステータスが低いから、戦闘職の強いスキルツリーを複製しても、その戦闘職の劣化コピーというか器用貧乏っぽい感じになっちゃいそうかな。生産職のスキルツリーを複製した方が活躍できそうだね」
鈴本蓮がそう総括した。他人事だと思って、簡単に総括しやがって。
みんなして、持ち上げてから落とすのやめろよ! もしかして俺は最強なんだろうかと浮かれていた烏丸九郎くんの気持ちも考えてやれよ!
「器用貧乏か……。なるほどな」
青山が腕を組んでそう言った。
「何がなるほどなんだよ。青山、俺のことを器用貧乏だと思ってたのか」
俺は青山を睨んでそう言った。
「あ、違う違う! 烏丸が予選のときに色んなことに手を出しまくって、自分からどんどん仕事を増やしまくってたのを思い出して、器用貧乏か、なるほどな、って言っただけだから!」
青山は慌てた様子でそう弁解した。でも、内容をよく聞くと弁解になってないぞ? 俺のことを器用貧乏だと思ってたのは事実じゃねえか。
「あ、そうか! 烏丸Pは予選のときに『1の3』のグッズを大量生産してたから、そのせいで複製師なんて職業になっちゃったのかも!」
有希は腑に落ちたという表情で手を叩いてそう言った。
「ああ……。そう言えば俺、色んなグッズに『1の3』の判子を押しまくってたわ。あれは確かに『複製』だな。活版印刷のアイデアとかも売ったし、リバーシとかトランプも大量生産させたし、あれも『複製』と言えば『複製』か……」
そのせいで複製師になってしまったのだろうか、と思いながら俺はそう言った。
「『1の3』って何?」
夏目理乃がそう訊いたので、俺と青山と有希は代わる代わる、予選でのアイドル活動について説明した。
「なるほどな……。あの予選の8日間は、運営にとっては、誰にどの職業を付与するかの適性を見極めるための期間だったのかもしれないな」
鈴本蓮はそう言って頷いた。
「それは違う! だったら、僕がこんな職業になったのはおかしい!」
突然、米崎陽人が話の腰を折るようにそう叫んだ。
「米崎くんの職業は小説家だよな? 予選のときには小説を書いたり、そのアイデアを出版社に売ったりしてたんじゃないのか? 何がおかしいんだ?」
俺は疑問に思ってそう訊いた。
「えっ? あ……。うん、そうだ。確かに僕は、地球の色んな小説のあらすじを出版社や作家志望者達に売ってたんだけど……」
米崎陽人は奥歯に物が挟まったような返答をした。
「そんなことより、もう1つの〈アイテム複製〉のスキルツリーの説明を教えてよ」
有希にそう言われ、俺は画面の〈アイテム複製〉のところを押した。
【〈アイテム複製〉
・触れているアイテムを複製する能力。
・ただし、複製したアイテムの品質はオリジナルに劣る。
・複製するには原材料が必要であり、原材料がスキル使用者から半径3メートル以内に存在しなければ複製は失敗する。
・スキルポイントを振ることで、複製したアイテムの品質を上げたり、必要な原材料が存在しなければならない半径の長さを伸ばしたりすることができる。】
使い勝手が悪そうな能力だな、と思いながらも、俺はその説明をみんなに報告した。予想通り、微妙な空気が漂ってしまった。
「原材料が必要なのは、無から有を生み出すことはできない、ってことなんだろうね。何もないところに同じ品質のコピーを出現させることができれば、凄く強い能力だったんだけどね」
鈴本蓮は残念そうにそう言った。
残り時間は64日と3時間くらいだった。すでに1回戦が始まってから数時間が経過したはずだが、1日の長さが世界によって違うせいで、1回戦の期間である64日を超えているのかもしれない。平均値はどちらもまだ0点だった。
「この〈アイテム複製〉とか〈スキルツリー複製〉って、RPGとかでよくあるスキルツリーってやつなのかな」
俺はステータス画面を見ながらそう言った。スキルツリーとは、スキルポイントを振ることで、魔法やスキルが使えるようになるというシステムだ。
「魔法やスキルを発動するにはスキルツリーにスキルポイントを振らないといけなかったなら、スタンピードに巻き込まれた時点では前衛も後衛も生産職も関係なかったってことか……」
鈴本蓮は苦虫を噛み潰したような表情でそう言った。
「そんなことより、烏丸Pの〈スキルツリー複製〉って、他人のスキルツリーをコピーする能力ってこと? だったら、物凄く強い職業なんじゃないの?」
有希が目を輝かせながらそう言った。
「烏丸がSランク冒険者のスキルツリーを複製すれば、すぐにでもSランク冒険者になれるんじゃないのか?」
青山も期待に満ちた表情で振り返り、そう言った。
「どうだろうなあ……」
複製師はハズレ職業かと思いきや、まさかの最強チート職業説が浮上し、俺は動揺しながらそう呟いた。
「チートめ……」
米崎陽人は前を向きながら呪詛するような声でそう呟いた。聞こえてるぞ、おい。
「あ、これ、スキルツリーのところを押すと、説明が表示されるぞ」
千野圭吾が何もない空間を押すような仕草をしながらそう言った。
早速、俺も画面の〈スキルツリー複製〉のところを人さし指で押してみた。
【〈スキルツリー複製〉
・同じパーティかつ信頼し合っている人のスキルツリーを複製する能力。
・スキルツリー複製には相手の承諾が必要。
・複製して保有できるスキルツリーの数には上限があるが、スキルポイントを振ることで上限を増やすことができる。】
画面が切り替わり、そう表示された。
俺がその説明を読み上げると、微妙な空気が漂った。
「つまり、Sランク冒険者のスキルツリーを複製するには、Sランク冒険者の仲間になって、信頼し合った状態になって、承諾してもらわないといけないのか……。結構ハードルが高いな」
青山は腕を組んでそう言った。
「しかも、よく考えたら、スキルツリーだけコピーしてもステータスに変化はなさそうだよな……。烏丸くんのステータスの数値って、どんな感じなんだ?」
米崎陽人が振り返ってそう訊いた。
俺が自分のステータスを読み上げると、またしても微妙な空気が漂った。
「HPは、レベル1の私と同じ数値ね」
商人の夏目理乃がそう言った。
「MPと魔力は、私と同じ」
基礎レベル1の錬金術士の国吉文絵がそう言った。
「筋力は俺より低いな」
基礎レベル2の料理人の青山がそう言った。
「敏捷は僕と同じみたい」
基礎レベル1の運び屋の佐古くんが申し訳なさげにそう報告した。
「器用さは、レベル2の俺と同じだな」
鍜治屋の千野圭吾がそう言った。
そして運に至っては、12人の中で最下位だと判明した。俺、3人しかいない基礎レベル2なのに……。
「他のパラメーターの意味は何となく分かるけど、器用さとか運はどういう意味なの?」
有希がそう訊いた。
「多分だけど、器用さが高いと生産時には生産物の成功率や品質が上昇して、戦闘時には攻撃の命中率が高くなる感じかな。運のパラメーターはゲームによって扱いが大きく違うけど、運が高いと、魔物を倒したときのドロップ率が高くなったり、敵の攻撃を回避しやすくなったり、敵を攻撃したときにクリティカルヒットが出やすくなったりする感じだと思う。あくまでもゲームの話だから、この世界ではどうなのか分かんないけどね」
ゲームに詳しいらしい夏目理乃がそう答えた。
「要するに、烏丸くんは器用さ以外のステータスが全体的に低めで、生産職向きってことだね。戦闘に関するステータスが低いから、戦闘職の強いスキルツリーを複製しても、その戦闘職の劣化コピーというか器用貧乏っぽい感じになっちゃいそうかな。生産職のスキルツリーを複製した方が活躍できそうだね」
鈴本蓮がそう総括した。他人事だと思って、簡単に総括しやがって。
みんなして、持ち上げてから落とすのやめろよ! もしかして俺は最強なんだろうかと浮かれていた烏丸九郎くんの気持ちも考えてやれよ!
「器用貧乏か……。なるほどな」
青山が腕を組んでそう言った。
「何がなるほどなんだよ。青山、俺のことを器用貧乏だと思ってたのか」
俺は青山を睨んでそう言った。
「あ、違う違う! 烏丸が予選のときに色んなことに手を出しまくって、自分からどんどん仕事を増やしまくってたのを思い出して、器用貧乏か、なるほどな、って言っただけだから!」
青山は慌てた様子でそう弁解した。でも、内容をよく聞くと弁解になってないぞ? 俺のことを器用貧乏だと思ってたのは事実じゃねえか。
「あ、そうか! 烏丸Pは予選のときに『1の3』のグッズを大量生産してたから、そのせいで複製師なんて職業になっちゃったのかも!」
有希は腑に落ちたという表情で手を叩いてそう言った。
「ああ……。そう言えば俺、色んなグッズに『1の3』の判子を押しまくってたわ。あれは確かに『複製』だな。活版印刷のアイデアとかも売ったし、リバーシとかトランプも大量生産させたし、あれも『複製』と言えば『複製』か……」
そのせいで複製師になってしまったのだろうか、と思いながら俺はそう言った。
「『1の3』って何?」
夏目理乃がそう訊いたので、俺と青山と有希は代わる代わる、予選でのアイドル活動について説明した。
「なるほどな……。あの予選の8日間は、運営にとっては、誰にどの職業を付与するかの適性を見極めるための期間だったのかもしれないな」
鈴本蓮はそう言って頷いた。
「それは違う! だったら、僕がこんな職業になったのはおかしい!」
突然、米崎陽人が話の腰を折るようにそう叫んだ。
「米崎くんの職業は小説家だよな? 予選のときには小説を書いたり、そのアイデアを出版社に売ったりしてたんじゃないのか? 何がおかしいんだ?」
俺は疑問に思ってそう訊いた。
「えっ? あ……。うん、そうだ。確かに僕は、地球の色んな小説のあらすじを出版社や作家志望者達に売ってたんだけど……」
米崎陽人は奥歯に物が挟まったような返答をした。
「そんなことより、もう1つの〈アイテム複製〉のスキルツリーの説明を教えてよ」
有希にそう言われ、俺は画面の〈アイテム複製〉のところを押した。
【〈アイテム複製〉
・触れているアイテムを複製する能力。
・ただし、複製したアイテムの品質はオリジナルに劣る。
・複製するには原材料が必要であり、原材料がスキル使用者から半径3メートル以内に存在しなければ複製は失敗する。
・スキルポイントを振ることで、複製したアイテムの品質を上げたり、必要な原材料が存在しなければならない半径の長さを伸ばしたりすることができる。】
使い勝手が悪そうな能力だな、と思いながらも、俺はその説明をみんなに報告した。予想通り、微妙な空気が漂ってしまった。
「原材料が必要なのは、無から有を生み出すことはできない、ってことなんだろうね。何もないところに同じ品質のコピーを出現させることができれば、凄く強い能力だったんだけどね」
鈴本蓮は残念そうにそう言った。
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