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オマケの2 ありすチャン、実は?

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 「あによ、あによ!

 ひまりんも理央チャンも幸せゲットして!

 ひまりん、テレビの仕事は減らして遊んでくれないし、理央チンは結婚してAV辞めて、妊活始めりゃぁ、すぐ孕んじゃってるしーー⁈

 ズルいのよー!

 サクちゃんすら、若い男の子と付き合い始めたのよー!

 …アレ、絶対狙いよね?

 ねぇ、聞いてる?

 オオタ君?」



 ココは何かと皆んなが利用しているオデンの屋台。

 イケメン店主に代わってからは、その事に気づいて女性客が増えて来た。

 「あ、ありすさん、飲み過ぎでは?」

 「う、うるさ~い!
 ワタシがワタシの金で呑み食いしてるのよ、文句あるの!」


 駄目だ、オレにはどうする事も出来ない。

 最悪は理央さんに…

 いやいや、一緒に飲んでさらに事態は悪化する…

 いやいや、今理央さんは妊婦さんだ!

 ありすさんが、理央さんの暴れてお腹でも蹴られたら大変だ!



 やはり、ネコ森サンやシオタさんにお願いするか?


 「おお~い、オオタくん、今日泊めてくれ。

 の、飲み過ぎた…うぅ、吐くかも…。」


 「えぇー⁈」



 






 「ごめんねぇ、大変だったでしょ?」 


 「す、すいません、ひまりサン!」

 結局、ネコ森さんの婚約者、ひまりサンに保護してもらった。

 さすがにオレの汚い部屋に泊めるのは避けた。

 もったいないけど、




 「この根性ナシ…。」





 最近、ありすさんはの後輩を連れて、お店に来てくれてる。


 「ココですか?

 グラドルの聖地って?」

 「ソレはアキバね、ココはまだソコで撮影会をヤルには早い二軍的な場所かな?」



 何気にデスってますか、ありすサン?



 「あ、オオタ君、この子、ウチの新人の「かのんチャン」ね!

 ロリ系コスモノでグイグイ行くからよろしくね!」

 「は、はぁ。」



 ネコ森さん…小森サンが社員になり、アダルト専任では無くなって、新たにオレがアダルトコーナーの専任になった。

 決して責任者では無いけど。



 「…アンタ、DTでしょ?」

 いきなり新人かのんさんがオレを指差し、言い放った?

 「そ、そんなの関係ありますか⁈」

 「う~ん、無くは無いよ?

 変な期待とか、邪な思いとか抱かれると仕事に影響するしね?」


 いつに無く、ありすサンが真面目な顔で答える。


 「よし、オオタ君のDT、チャンがもらってあげるよ!」


 「へ、えぇーー!」




 
 「毎度!遊佐だぜ!」


 元同僚が、間違い無く面白がっている!



 「アラ、遊佐サン、良い部屋取ってあるかしら?」

 ココは彼の実家の某ホテル。


 「シンプルなのが良いって聞いてたから、ビジネスホテル風のを用意してるよ。

 …撮影じゃ無いんだよな?」


 「もぅー!野暮なコト、言わないでよ、なんかココまで来て急に恥ずかくなってきたじゃない!」

 えっ、ありすサンが恥ずかしい?

 あの、アヘ顔でピースとかしているアノ、ありすサンが⁈


 「キミ、いま、とっても失礼な事、想像したでしょ?」







 「いらっしゃいまーせー!」

 あの日から、俺の人生は変わった!

 進化したとも言えなくも無い!

 言うならば「ジョグ🔳ス進化」だ!

 合体しただけに⁈


 ありすサンとの初体験はそれだけ素晴らしいモノだったのダ!


 ふふ~ん、みんな知らないだろう?

 ありすサンをはじめ、おそらくAV女優さんは作品中は全てなんだぜ!

 だって、オレはありすサンのDVDやBlu-ray、全て購入して見ているけど、のありすサンはソノどれとも違っていたんだ。

 初めてのオレを優しく導いてくれて、俺のを全て受け止めてくれた!

 よくある、引くほど白目剥くくらいイキまくってるのは、何かのだね?

 AVでやらかしてる様なハードプレイじゃなくて、しっとり甘いソフトなだったさ!

 「ごめん、あんまり乱暴なのは、私もからもう少しゆっくり動いてくれる?」

 「は、はい!すいません!」

 女性のナカ膣内は元々デリケートなんだ!

 俺は優しい男だから、自分勝手に腰を動かしたりしない!

 お互い気持ち良くなる為、お互いを労りながらするのが、愛あるセック○なのだ!








 「おい、お前⁈」

 「は、はい!

 アレ、かのんチャン?

 何か用ですか?」


 アダルトコーナーにありすサンの後輩がやって来て、俺の胸ぐらを掴んで、店の裏に連れて行かれた⁈



 「テメェー、妙な事言いふらしたりするなよ!

 ありすさんはテメェに同情して、お前のクソちん○を挟んでやったに過ぎないんだからな!」


 モノ凄い言われ様だけど、心配しなくてもはオレとありすサン、二人だけの秘密なんだ!

 おいそれとは話す訳が無いさ!



 「さ、さぁ何の事かなぁ~?」

 それにしても、かのんチャンのこの様子や行動?

 何か見覚えが有る?

 「……お前、ありすサンの事
どのくらい知ってる?」



 「…身長151センチで、上から81、51、78で、体重が…」

 「誰が公式プロフィール言えって言ったんだよ!」


 「え、違うの?」


 「あの人はな、本来ワタシらみたいにAVなんて出なくても、ゴージャスに生活出来るくらい、資産持ってんだよ!

 あー、お前なんかに話したくねー!」


 「ハハハ、嫌われたかな?」

慕っている先輩に、俺みたいなさえない奴が近づくのが許せないのかな?


 「ありすサンはな、過去にスゲー辛い事が有って、ソレから逃げない為にAVなんかに出ているんだよ!

 お前なんか、そのついでの気まぐれなんだよ。

 本気なんかじゃねぇーからな!」


 辛い事?

 何だろ?

 他に知ってそうなのは…

 理央サンかな? 




 「あ、あの~?」


 「ハイ!  …って、オオタくんが?

 何かな?」


 最近の理央サンは若奥様メイクで、主に一階で副店長奥さんと接客している。


 「ちょっとお伺いしたい事が…」




 「ソレ、私に聞いちゃう?」

 「駄目ッスか?」


 「聞いたら、後戻り出来ないよ?

 真実を知って、ありすから逃げたら私、君を軽蔑するかも?

 どうする?」



 


 聞けなかった…



 「よう、ちょっといいかな?」



 「ネコ森、何か?」


 



 



 「ありすさーん、オレと#真剣____#で付き合って下さーいっ!」


 「…えっ?

 やだ。」


 「な、なんでデスカ?」


 「キミ、ありすチャンの事、好きなんじゃ無くてしてない?」

 「そんな事ありませーん!」



 「…うるさいから、外でやってくれないかな、オオタさん?」



 しおりんに怒られた。








 ありすサンは以前住んでいた町で、ソコの素行の悪い連中に暴行されたそうだ。

 その時に子宮などが傷ついて、赤ちゃんが出来ない体にされてしまったそうだ。


 実はありすサンは元々レディース(暴走族の方)で、喧嘩は強いそうなんだけど、相手は二十人程いたらしい。


 …最初に聞いた時は何かのかと思った。

 ネコさんは古賀さんから聞いていたらしい。

 事情を抱えた人だと。



 「あり…ワタシはアンタが思っている程、まともなオンナじゃないよ。

 わかってる?」


 「…覚えてますか?

 ココで、ありすさんが最初にサイン会をした時、途中でありすサンが泣き出したの。」



 「…?

 アレ、ココだったっけ?」



 ネコさんから聞いた話しには続きが有って、なんでもありすサンは乱暴された時に脅しのネタにスマホで撮影されていたそうで、この事をバラしたらネットに動画を晒すとか言われたらしい?


 しかし、その直後にありすサンの友達や古賀さんの後輩が助けにそうで、脅しの画像入りスマホもその時に連中共々バッキバキに…

 ただ、直前に自宅のパソコンにデータを飛ばしたかも知れない?


 連中が入院中に各自宅のパソコンを強引に調べたが、のデータは見つかったけど、ありすサンのデータは発見出来なかった。


 安心は出来ない!

 どうせなら、そのデータが無価値なモノになれば、奴らに屈した事にはならないのでは?


 ソレが、ありすサンがAVに出演するきっかけらしい?



 でも、そんな事なんか関係無しにありすサンは人気AV女優になってしまったのだ⁈



 「あのサイン会の日が、オレの初バイトの日なんです!

 あ、あの日、ありすさんの泣き顔みて、オレ、ありすさんがになって、ありすサンのDVD全部買って、毎晩お世話になって、ソレから…」


 「…もう、わかったからやめてよ!

 いたたまれないから、

 本当、ナニ聞かされてるのよ、



 …つまり、アンタは、ナニしてるワケよね?

 いや、ソレはソレで正しい使い方なんだけど、

 こうして聞くと、キモいと言うより、普通に恥ずかしいよ!」


 この時点で、俺がありすサンの過去の事を知っているのは、言っていない。

 言う必要も無いと思った。


 「…で、付き合いたいんだ、ありすチャンと?

 ソレとも…」

 「先日、俺のDTをありすさんとデスっ!」


 「…へぇ…?

 どゆこと?」


 「先程も言いましたが、オレ、ありすサンがご出演している作品は全部見てます!

 でも、あの日のありすさんはそのどれとも違いました。


 あの時のありすさんと付き合いたいデスっ!」



 「…分かったよ、幾つか条件が有るけど、ソレが守れるなら考えてあげる。」


 「ほ、本当デスか!」


 「一つ、私の出ている作品以外のAVは、全部ココ古本屋に売れ!」

 「へ?」

 「私と付き合えるんだ、もう必要無いでしょ?

 次、

 二つ、痩せて!

 重いの、キミ。

 上に乗られると苦しくて大変だったんだから。

 腹筋割れとまで言わないから、そうね、せめてネコッチくらいにはなってよ!」

 た、たしかにオレは95キロ、お腹はダルダルだ。

 「分かりました!

 今日から俺、頑張ります!」


 「三つ、…」

 「まだ有るんですか?」


 「…赤ちゃん、欲しいの…

 ワタシ、事情が有って出来にくいなんだ!

 だから、AVなんてやってる訳では無いんだけど、

 でも、でもね!


 …諦めたくないの…

 ソレでも…いい?」



 俺の答えは決まっている!


 「大丈夫デスっ!

 野球いや、サッカーチームが出来るくらい作りますよ!」


 「馬鹿、気が早いぞ!」




 その先は

 またわからない。


 
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