146 / 340
第十三話 6
しおりを挟む
「片桐さん、すみません」
「はい」
「私、プレゼントが初めてで…どう選べば良いかわからないので助けて頂けますか?」
「もちろんでございます。プレゼントは高須様へ?」
「彼だけでなく潤と駿にも、プレゼントと言っても毎日のお礼なんです。それと誕生日プレゼントをひとつ…兄へ」
「かしこまりました。いくつかご提案させて頂きますのでごゆっくりお選びください」
ソファー席でいくつかの小物類とネクタイを並べて頂き、一目で気に入ったのがカーブチェーンのブレスレットだった。それからとても迷ったのだ…お揃いって嫌かな、と。でも間違いなく4人に似合いそうで、髪色に合いそうなゴールドをリッキーへ、シルバーを潤と駿へと決めた。正宗へはシルバーのカーブチェーンにプレートが付いた物を選び刻印をお願いした。
私のお願いした文字を見た片桐さんは、一文字間違いではないかと確認してくるが間違いではない。
刻印があるので後日まとめて受け取る事にし、カードを持たない私は、4つのブレスレット分とスリムタイプの小さなキーケースを2つ分現金で支払い、キーケースだけ今日持って帰るとお願いした。
「包んで頂く間、もう一度見て回っていいですか?」
「もちろんでございます。ごゆっくり」
今まで欲しい物もないし買い物にも興味が無かったけど、こうして相手の事を考えながらする買い物は悪くないな。
百貨店で見ていたようにカップルや友達同士もこういう楽しみがあって一緒に買い物していたのかな?広い店内をゆっくりと歩きながら、正宗に似合いそうだとリネンセーターの前で足を止めた時、電子音が響いた。すみません…誰に言うともなく言ってから
「もしもし、正宗」
‘問題ないか?’
「うん、ちょうど終わったところ。片桐さんにお世話になった」
そう言いながら小さな紙袋を持って近くに立つ片桐さんを見ると、丁寧に頭を下げて下さるので会釈する。
「今度は一緒に来たいな」
‘ああ…やっとか、綸。ふっ…次は一緒に行く’
「ありがとう」
「はい」
「私、プレゼントが初めてで…どう選べば良いかわからないので助けて頂けますか?」
「もちろんでございます。プレゼントは高須様へ?」
「彼だけでなく潤と駿にも、プレゼントと言っても毎日のお礼なんです。それと誕生日プレゼントをひとつ…兄へ」
「かしこまりました。いくつかご提案させて頂きますのでごゆっくりお選びください」
ソファー席でいくつかの小物類とネクタイを並べて頂き、一目で気に入ったのがカーブチェーンのブレスレットだった。それからとても迷ったのだ…お揃いって嫌かな、と。でも間違いなく4人に似合いそうで、髪色に合いそうなゴールドをリッキーへ、シルバーを潤と駿へと決めた。正宗へはシルバーのカーブチェーンにプレートが付いた物を選び刻印をお願いした。
私のお願いした文字を見た片桐さんは、一文字間違いではないかと確認してくるが間違いではない。
刻印があるので後日まとめて受け取る事にし、カードを持たない私は、4つのブレスレット分とスリムタイプの小さなキーケースを2つ分現金で支払い、キーケースだけ今日持って帰るとお願いした。
「包んで頂く間、もう一度見て回っていいですか?」
「もちろんでございます。ごゆっくり」
今まで欲しい物もないし買い物にも興味が無かったけど、こうして相手の事を考えながらする買い物は悪くないな。
百貨店で見ていたようにカップルや友達同士もこういう楽しみがあって一緒に買い物していたのかな?広い店内をゆっくりと歩きながら、正宗に似合いそうだとリネンセーターの前で足を止めた時、電子音が響いた。すみません…誰に言うともなく言ってから
「もしもし、正宗」
‘問題ないか?’
「うん、ちょうど終わったところ。片桐さんにお世話になった」
そう言いながら小さな紙袋を持って近くに立つ片桐さんを見ると、丁寧に頭を下げて下さるので会釈する。
「今度は一緒に来たいな」
‘ああ…やっとか、綸。ふっ…次は一緒に行く’
「ありがとう」
150
あなたにおすすめの小説
お隣さんはヤのつくご職業
古亜
恋愛
佐伯梓は、日々平穏に過ごしてきたOL。
残業から帰り夜食のカップ麺を食べていたら、突然壁に穴が空いた。
元々薄い壁だと思ってたけど、まさか人が飛んでくるなんて……ん?そもそも人が飛んでくるっておかしくない?それにお隣さんの顔、初めて見ましたがだいぶ強面でいらっしゃいますね。
……え、ちゃんとしたもん食え?
ちょ、冷蔵庫漁らないでくださいっ!!
ちょっとアホな社畜OLがヤクザさんとご飯を食べるラブコメ
建築基準法と物理法則なんて知りません
登場人物や団体の名称や設定は作者が適当に生み出したものであり、現実に類似のものがあったとしても一切関係ありません。
2020/5/26 完結
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
禁断溺愛
流月るる
恋愛
親同士の結婚により、中学三年生の時に湯浅製薬の御曹司・巧と義兄妹になった真尋。新しい家族と一緒に暮らし始めた彼女は、義兄から独占欲を滲ませた態度を取られるようになる。そんな義兄の様子に、真尋の心は揺れ続けて月日は流れ――真尋は、就職を区切りに彼への想いを断ち切るため、義父との養子縁組を解消し、ひっそりと実家を出た。しかし、ほどなくして海外赴任から戻った巧に、その事実を知られてしまう。当然のごとく義兄は大激怒で真尋のマンションに押しかけ、「赤の他人になったのなら、もう遠慮する必要はないな」と、甘く淫らに懐柔してきて……? 切なくて心が甘く疼く大人のエターナル・ラブ。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる