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side Masamune 11
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落ち込んでばかりもいられない。身仕度を整えてから電話を掛ける。
綸が出てくれればいいが…力哉とどちらかが出るかとどちらにも掛けると力哉が出た。綸は怒っているのか…
食事中だと言い、綸を出さない力哉に苛立ちながらも彼女が聞いていると言うので出張の事を言ってなかったことをまず謝る。
簡単にOKすんなよ、怒れよ…正宗~時間じゃな~い?チッ…まだいるのかよ、部屋の前で止められたからってどれだけ大きい声を出すんだ、くそっ。力哉に言われたことは全てもっともだと切れたスマホを握りしめる。
伊東に場所を確認すると田嶋さんのところだという。
綸と会ってから出張に向かうと決め部屋を出ると
「あ~やっと来た~」
と、荷物を持たない方の腕にべったりまとわりついて来る女を振り払うが、今度は腰に腕を回しやがる。女が廊下の壁にぶち当たるほどに振り払い
「迎えが来るまで客間で監視、部屋から出すな」
立っている若いのに告げ、潤たちを呼び予定より早めに出て国府の繁華街へ行く。
そして……俺を見た力哉は綸の前に立ち、意味のない事しか言えないなら中途半端に顔を見せるなと叫んだ。
「リッキー、私は大丈夫だから…もう大きな声出さなくてもいいよ。ありがとうね」
一日ぶりに聞いた綸の声が力哉に向けての物で苛立ち、俺に怒りを見せるどころか全然気にしない素振りに、綸の心の危うさをみる。
綸が出てくれればいいが…力哉とどちらかが出るかとどちらにも掛けると力哉が出た。綸は怒っているのか…
食事中だと言い、綸を出さない力哉に苛立ちながらも彼女が聞いていると言うので出張の事を言ってなかったことをまず謝る。
簡単にOKすんなよ、怒れよ…正宗~時間じゃな~い?チッ…まだいるのかよ、部屋の前で止められたからってどれだけ大きい声を出すんだ、くそっ。力哉に言われたことは全てもっともだと切れたスマホを握りしめる。
伊東に場所を確認すると田嶋さんのところだという。
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「あ~やっと来た~」
と、荷物を持たない方の腕にべったりまとわりついて来る女を振り払うが、今度は腰に腕を回しやがる。女が廊下の壁にぶち当たるほどに振り払い
「迎えが来るまで客間で監視、部屋から出すな」
立っている若いのに告げ、潤たちを呼び予定より早めに出て国府の繁華街へ行く。
そして……俺を見た力哉は綸の前に立ち、意味のない事しか言えないなら中途半端に顔を見せるなと叫んだ。
「リッキー、私は大丈夫だから…もう大きな声出さなくてもいいよ。ありがとうね」
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