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荒獅子と黒椿 2
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それから日課になりつつあるのが、悠仁のシャツのボタンを閉める作業中に右京たちが朝食の片付けをしてくれること。絶対にボタンの方が早く終わるはずなのに…ボタンを閉める間に悠仁の手が私の腰の固定されるのは10秒足らず。
「玖未…」
今日もお尻を撫で、下から揉み上げ…いつも通りだ…で、長いキスをする…と思った時…ぐわぁ…ガッガッ…
「ぇ…ぅ…」
地震?何か今までに経験した地震と違うのは、ここが鉄筋コンクリートマンションだから?
座り込みそうになった私をぎゅっと強く抱きしめると同時に抱き上げた悠仁は
「確認」
と寝室の外へ伝えながら足早に先ほどのソファーに戻る。
「若」
スマホを持った野沢さんが言葉を区切ったところで
「報告をここで聞く。玖未は大丈夫だ」
悠仁が私の背中を撫でながら言った。確認?報告?地震じゃないんだ…
「はい、では。1階コンビニに車が突っ込みました。運転していた女は居合わせた津川さんが確保しているので、右京が応援に出ました」
「どっちだ?」
「故意ですね」
「目黒さん…野沢はそのまま下と繋げてろ。俺が目黒さんに電話する」
悠仁が片手でスマホを持ったので
「…下ろして…故意って…怪我人は?私の出来ることはやるよ」
と足をパタパタさせるとすぐに床に足が着いた。
「俺たちの通話が塞がる。玖未は灰谷に電話」
「ん」
そう言った時には野沢さんの話し声がしていて、悠仁も私の背中を撫でながら話し始めた。
「奈保先生っ」
‘ぅーん…誰?玖未ちゃん?’
「そう、起きてっ、今すぐコンビニに降りてっ。車が突っ込んだって」
‘はぁ?とんでも事件?ぇ…ぇえ…お兄ちゃ~ん…ああ、オーケー…玖未ちゃん、大丈夫だよ。すぐに二人とも降りる’
ブチッ…
「玖未…」
今日もお尻を撫で、下から揉み上げ…いつも通りだ…で、長いキスをする…と思った時…ぐわぁ…ガッガッ…
「ぇ…ぅ…」
地震?何か今までに経験した地震と違うのは、ここが鉄筋コンクリートマンションだから?
座り込みそうになった私をぎゅっと強く抱きしめると同時に抱き上げた悠仁は
「確認」
と寝室の外へ伝えながら足早に先ほどのソファーに戻る。
「若」
スマホを持った野沢さんが言葉を区切ったところで
「報告をここで聞く。玖未は大丈夫だ」
悠仁が私の背中を撫でながら言った。確認?報告?地震じゃないんだ…
「はい、では。1階コンビニに車が突っ込みました。運転していた女は居合わせた津川さんが確保しているので、右京が応援に出ました」
「どっちだ?」
「故意ですね」
「目黒さん…野沢はそのまま下と繋げてろ。俺が目黒さんに電話する」
悠仁が片手でスマホを持ったので
「…下ろして…故意って…怪我人は?私の出来ることはやるよ」
と足をパタパタさせるとすぐに床に足が着いた。
「俺たちの通話が塞がる。玖未は灰谷に電話」
「ん」
そう言った時には野沢さんの話し声がしていて、悠仁も私の背中を撫でながら話し始めた。
「奈保先生っ」
‘ぅーん…誰?玖未ちゃん?’
「そう、起きてっ、今すぐコンビニに降りてっ。車が突っ込んだって」
‘はぁ?とんでも事件?ぇ…ぇえ…お兄ちゃ~ん…ああ、オーケー…玖未ちゃん、大丈夫だよ。すぐに二人とも降りる’
ブチッ…
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