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三章 8歳(未発見ダンジョン探索開始?)
一度流れが変わるとおかしな方向へ行きますよね
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アレッサの剣が成功したので、
一度外に出ておっちゃんに使ってもらいます。
「なるほど、それで出来たのがこれか。
とりあえず試し切りしてみりゃいいんだな?
何か試せるものあるか?」
「あ、じゃあ、此方使ってもらえますか?」
倉庫から試し切り用の案山子を取り出します。
これにはシルバーウルフの皮を巻き付けてますので、
切り辛さは相当でしょう。
「おいおい、これいいのか?
なんか高価な皮使ってそうだが・・・」
「高価という訳ではなく、切り辛いという事で
シルバーウルフの皮を使ってます」
「良いのかよ、シルバーウルフの皮って・・・
かなり高価だと思うんだが」
「う~ん、高価なのですか?」
アレッサを伺うと
「そうですね。
強さの割りに高値で取引されてますね。
やはり色が綺麗だったりするからではないでしょうか」
「いや、強さのわりって・・・
シルバーウルフは群れで行動するから倒すの苦労するんだが・・・
まあいい、お嬢達と基準が違うってことだろう」
「あ~確かに群れでしたね。
私が倒したのは小規模だったので助かりましたが」
「ああ、お嬢が倒したのか。
それでこうやって利用しているのか」
「そうですね、私の初討伐です」
「ん?
あ~、お嬢の魔法だと群れてても関係は無いか」
「え?まあ足止めに魔法は使いましたけど、
普通に近接で倒しましたよ?」
「え?初討伐って聞こえたんだが・・・それが気のせいか?」
「いえ?初討伐でしたよ?
囲まれてちょっと怖かったですね」
「・・・辺境伯家ってこれが普通か?」
「いえ、辺境伯家だとしてもありえません。
初めての野営訓練の時に・・・」
そう言って、アレッサがあの野営の時の話をし始めました。
・・・
私のソロ活動から合流までの話が終わり、
「何というか・・・良く生きてたなぁ・・・」
周りの皆がうんうんと頷いてます。
「まあ、確かに色々ありましたねぇ~。
ただ、あの件で一番ショックを受けたのはソフィアでしょうね。
私達は合流出来てゆっくり攻略を進めましたが、
ソフィアは私達とは離れて屋敷に戻ったとはいえ一人でしたからね」
私のソロ活動の話でソフィアが抱き着いてきましたので、好きにさせてます。
以前と同じぬいぐるみ状態です。
「そうですね、お嬢様が居なくなったと聞きましたがアレッサ達が一緒でしたから、
そこまで心配ではありませんでしたが、
一人取り残されたソフィアはずっと落ち着かない様子でしたね。
特にお嬢様から連絡があるまでは、ずっと泣いている状態でしたから」
ソフィアを見ながらメイド長がそういいます。
「あの時、訓練を受けてないソフィアが巻き込まれてはいけないと
体が動いてましたからね・・・
申し訳ないことをしたとは思いますが、
間違っては無かったと思ってますよ」
こういうと、ソフィアの抱きしめる手の力が強くなった気がします。
「母としてはありがたいことだと思いますが、
旦那様方に使える身としては控えて欲しいといいますか、
出来ればやめて欲しい行動です。
クラリス、お嬢様の淑女教育についてもっと厳しくお願いしますね」
「判りました。
お時間取れそうであれば、メイド長も確認の為参加されますか?」
「そうですね・・・奥様も忙しいでしょうから、
私も淑女教育に参加しましょう」
ぎゃ~!!!余計なこと言った!!!
私が絶望していると、ソフィアの抱きしめる力というか、
私を拘束するような抱きしめ方になります。
あれ?これ羽交い絞めというやつでは?
「エル様、私も一緒に参加しますから、大丈夫ですよ。
ですから、逃げちゃダメですよ?
もうあんなことは嫌ですから、ガルフ様の試し切りが終わったらやっちゃいます?」
あれ?ソフィア?あなたは私の味方じゃなかったの?
逃げ・・・れませんね。
ソフィア成長しましたね、身じろきしてもピクリとも動きません。
「えと・・・今はダンジョンですしぃ、
戻ってからでもいいんじゃないかなぁ~と私は思うのですがぁ・・・」
「そうれもそうではあるのですが、
ソフィアが安心できるなら、ソフィアの意見を支持したいと私は思います」
ま、まあ、メイド長はソフィアの母親ですから、
ソフィアの味方ですよね。
ですが、私にはアレッサとクラリスと由香さんが
特にクラリスと由香さんは、この後の武具の
「いいですね、ダンジョン攻略に参加している状態ですから、
淑女教育が遅れ気味なのです。
ただでさえエル様は・・・ぶつぶつ」
え?
ふっ・・・ま、まあクラリスは教師でもありますから、仕方ないですよね。
「私も良いと思うよ~、エルちゃん貴族らしくないし」
あれ?由香さんまで?さり気にディスって来るし。
最後の砦、アレッサ~。
願うようにアレッサの方を見るとにっこりと返してくれます。
良かったアレッサだけは
「それでは、今から始めましょうか。
皆でお嬢様を見ていれば色々な点が見えてくるでしょう」
ですよねぇ。
この流れ・・・判ってた。
一度外に出ておっちゃんに使ってもらいます。
「なるほど、それで出来たのがこれか。
とりあえず試し切りしてみりゃいいんだな?
何か試せるものあるか?」
「あ、じゃあ、此方使ってもらえますか?」
倉庫から試し切り用の案山子を取り出します。
これにはシルバーウルフの皮を巻き付けてますので、
切り辛さは相当でしょう。
「おいおい、これいいのか?
なんか高価な皮使ってそうだが・・・」
「高価という訳ではなく、切り辛いという事で
シルバーウルフの皮を使ってます」
「良いのかよ、シルバーウルフの皮って・・・
かなり高価だと思うんだが」
「う~ん、高価なのですか?」
アレッサを伺うと
「そうですね。
強さの割りに高値で取引されてますね。
やはり色が綺麗だったりするからではないでしょうか」
「いや、強さのわりって・・・
シルバーウルフは群れで行動するから倒すの苦労するんだが・・・
まあいい、お嬢達と基準が違うってことだろう」
「あ~確かに群れでしたね。
私が倒したのは小規模だったので助かりましたが」
「ああ、お嬢が倒したのか。
それでこうやって利用しているのか」
「そうですね、私の初討伐です」
「ん?
あ~、お嬢の魔法だと群れてても関係は無いか」
「え?まあ足止めに魔法は使いましたけど、
普通に近接で倒しましたよ?」
「え?初討伐って聞こえたんだが・・・それが気のせいか?」
「いえ?初討伐でしたよ?
囲まれてちょっと怖かったですね」
「・・・辺境伯家ってこれが普通か?」
「いえ、辺境伯家だとしてもありえません。
初めての野営訓練の時に・・・」
そう言って、アレッサがあの野営の時の話をし始めました。
・・・
私のソロ活動から合流までの話が終わり、
「何というか・・・良く生きてたなぁ・・・」
周りの皆がうんうんと頷いてます。
「まあ、確かに色々ありましたねぇ~。
ただ、あの件で一番ショックを受けたのはソフィアでしょうね。
私達は合流出来てゆっくり攻略を進めましたが、
ソフィアは私達とは離れて屋敷に戻ったとはいえ一人でしたからね」
私のソロ活動の話でソフィアが抱き着いてきましたので、好きにさせてます。
以前と同じぬいぐるみ状態です。
「そうですね、お嬢様が居なくなったと聞きましたがアレッサ達が一緒でしたから、
そこまで心配ではありませんでしたが、
一人取り残されたソフィアはずっと落ち着かない様子でしたね。
特にお嬢様から連絡があるまでは、ずっと泣いている状態でしたから」
ソフィアを見ながらメイド長がそういいます。
「あの時、訓練を受けてないソフィアが巻き込まれてはいけないと
体が動いてましたからね・・・
申し訳ないことをしたとは思いますが、
間違っては無かったと思ってますよ」
こういうと、ソフィアの抱きしめる手の力が強くなった気がします。
「母としてはありがたいことだと思いますが、
旦那様方に使える身としては控えて欲しいといいますか、
出来ればやめて欲しい行動です。
クラリス、お嬢様の淑女教育についてもっと厳しくお願いしますね」
「判りました。
お時間取れそうであれば、メイド長も確認の為参加されますか?」
「そうですね・・・奥様も忙しいでしょうから、
私も淑女教育に参加しましょう」
ぎゃ~!!!余計なこと言った!!!
私が絶望していると、ソフィアの抱きしめる力というか、
私を拘束するような抱きしめ方になります。
あれ?これ羽交い絞めというやつでは?
「エル様、私も一緒に参加しますから、大丈夫ですよ。
ですから、逃げちゃダメですよ?
もうあんなことは嫌ですから、ガルフ様の試し切りが終わったらやっちゃいます?」
あれ?ソフィア?あなたは私の味方じゃなかったの?
逃げ・・・れませんね。
ソフィア成長しましたね、身じろきしてもピクリとも動きません。
「えと・・・今はダンジョンですしぃ、
戻ってからでもいいんじゃないかなぁ~と私は思うのですがぁ・・・」
「そうれもそうではあるのですが、
ソフィアが安心できるなら、ソフィアの意見を支持したいと私は思います」
ま、まあ、メイド長はソフィアの母親ですから、
ソフィアの味方ですよね。
ですが、私にはアレッサとクラリスと由香さんが
特にクラリスと由香さんは、この後の武具の
「いいですね、ダンジョン攻略に参加している状態ですから、
淑女教育が遅れ気味なのです。
ただでさえエル様は・・・ぶつぶつ」
え?
ふっ・・・ま、まあクラリスは教師でもありますから、仕方ないですよね。
「私も良いと思うよ~、エルちゃん貴族らしくないし」
あれ?由香さんまで?さり気にディスって来るし。
最後の砦、アレッサ~。
願うようにアレッサの方を見るとにっこりと返してくれます。
良かったアレッサだけは
「それでは、今から始めましょうか。
皆でお嬢様を見ていれば色々な点が見えてくるでしょう」
ですよねぇ。
この流れ・・・判ってた。
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