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フリアの前世では、「リエラの太陽」という小説だった。

聖女と王太子の恋を書いた小説で最強の悪役となる筈なのがフリアの兄二人だった。原作が始まったギリギリで前世の知識を得た。

が、フリアの前世の知識はすぐに消えて行ってしまうと気付いて書き写した僅かな知識のみを頼りに兄達の死刑を回避すべく奔走する。





フリア・ディザスター公爵令嬢(16)



前世は日本の女子高生、入学式の日に友人を庇って自動車事故にて死亡。
小説は友達のオススメで読んでいてハマった。

現在はディザスター兄妹の末っ子で寂しがりの甘えん坊。
なので大好きな兄達には死んでほしくない。

二人に育てられたので色んな事が少しズレてるが基礎が良い子なのでお人好しな一面もある。

前世の記憶よりも今世の記憶の方が強かった為か、ディザスターらしい子である。

白髪は母譲りでファルズフとお揃い。
兄達からの重い愛情を当たり前の家族愛だと思っている。



ファルズフ・ディザスター公爵(18)





倫理や常識なんてゆうものは一切無視。
というかそんなものは元々知らない。

ディザスター兄妹の双子の兄。

ゆったりとした口調と美しい容姿、時間にはうるさい。
待つのが嫌い。

独占欲は強いが嫉妬深くはない……はず?
女性関係はそれなりに、割り切った関係ならば……と言う感じ。

前世の小説ではヒロインを監禁して抱き潰す。
好きなものは妹と弟。

フリアの白髪の髪とよく似ている。





ベリアル・ディザスター小公爵(18)




兄に比べると、攻撃的な性格で貴族にしては荒くれ者に見えるが案外気さくで友達も多い。けれどベリアルもまた倫理や常識など持ち合わせていない。

ディザスター兄妹の双子の弟。

はっきりとした性格、美しい容姿と持ち前のコミュ力で女性にモテる。
とっかえひっかえ常に恋人がいるが本気ではない割り切った関係。

フリアに対しての独占欲からくる嫉妬はかなり深いがなるべく表には出さない。ブラコンシスコンで兄と妹が大好き。

ディザスター公爵家の裏家業はベリアルが仕切っている。
金策が得意でフリアのことになると盲目。

髪は父譲りの淡いラベンダー色。





リエラ・イベリス聖女(16)



物語でとされる聖女で、美しい心と清い身で皆を虜にする……筈なのに、なぜかフリアにゾッコン。

関わらないでおこうとフリアが決心したものの、つい放っておけなくて助けてからはフリアを見るとついてくるようになった。

平民の家で育った心優しい少女で、物語ではいずれソルの婚約者となる。
諦めきれないディザスター兄弟に拐われて監禁されるというシナリオだが、妹によからぬ感情をもつ二人とは今世では関わりがない。

ソルとは仲良くしているが、恋愛感情かは不明。



ソル・グランツ王太子(17)



フリア曰く「身分的な話」。ただ気を使われず気兼ねなく話せる友達が王太子くらいだったという理由でずっと仲良くしてきたが……

彼女の前世の知識により彼がヒーローだと判明。
時既に遅く、ソルは見事にフリアにべったりで学園内では常にぴたりと張り付いている。彼曰く「虫除け」らしい。
都合がいいのでその点は兄達も黙認中。

今のところは恋愛感情かどうかフリアは不明だと思っているが、もうずっと前からフリアが大好き。

リエラとは聖女と王太子なので勿論仲良くしている。
「フリア大好きの会」を開いている。会員二名。

前世では愛するリエラを助ける為にディザスターに立ち向かい、救出。
聖女の誘拐etc…でディザスターを処刑にした。




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