悪役令嬢ポジションが俺で、回復魔法がキスな件!?

ろいず

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二章 学園生活

好きと好き ※

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 バスタブの中で浮かぶ入浴剤代わりのハーブは、どこか優しく懐かしさもある香りだと今までは思っていた。
 前世の記憶にも、入浴剤がハーブを使用した物だったから。
 これからは別の意味で、思い出してしまうのだろうか?
 ルカリオンにキスを繰り返されて、鼻呼吸しか出来ず、余計に香りだけが頭の中に残ってしまう。

「……っ、ん、ぅ」

 僅かに漏れる声が自分の聞きなれた声より、甘くうわずって、こういう時の声って演技で出るものでは無いんだなと、前世の俺目線で考えてしまう。
 アダルトなブルーレイや漫画は、姉に見付かると最高のネタとして使われるので、俺が知っているのは『野ギス』の十八禁のモノや姉におススメされた物が多いという、とても残念なものだ。
 それで拗らせて、男が好きになったのか? と言われると、疑問なところ。

「好きです。出会った時から、あなただけが」
「はふ、っ、俺も……好きだよ」

 キスをついばむ合間に、こうして何度も教え込むように「好き」と伝えてきて、俺も「好き」と応えてしまう。
 だから、拗らせというより、純粋に「好き」になった人が男だっただけ、と答えるしかない。
 唇を合わせて過ぎて、少し唇がぽってりと熱を帯びてきた気がする。
 ルカリオンも男だし俺も男だから、この先をするとなるとハードルは高くて、キスを繰り返すだけに止めているのだろうかと、思いながらも、ルカリオンに任せてばかりの受け身の俺。
 でも、それじゃダメだろう。
 俺の方が前世合わせて年上なのだから、リードするしか……
 
「あのさ……」
「どうしました?」

 目線をルカリオンの下半身に移すと、前世の俺が裸足で逃走しそうになる。
 ううっ、さすがURカード様……ご立派なモノをお持ちで……と、いうより長いし大きい。
 俺自身のは、キスで興奮してカチカチだけど、日本人の標準サイズです! いや、前世はもう少しあったような? 
 頭を撫でられて、慌ててココで逃げちゃダメだろうと、口を開く。

「口で、しようか……?」
「はい? え、ハァッ!?」

 おずおずと手を伸ばして触ると、ルカリオンにしては珍しい驚いた声を出していた。
 手を掴まれて引き剝がされる。
 
「ダメです! 何をしているんですか!」
「えっと、ルカリオンに、気持ちよくなってほしかったんだけど……ごめん。俺じゃ、ダメ、だよな……」

 男だから射精せないのは辛いかと思ったけど、ルカリオンの「好き」は俺の「好き」とは別ものだったのかな? 俺の勘違い……そうだよな。命の恩人にキスされて、今まで一緒に居たのに、関係を壊すわけにいかないから、俺の望むようにキスと「好き」の言葉を繰り返してくれていただけなのかも。
 自分が恥ずかしくなって、鼻の奥がつーんと痛い。
 泣いちゃ、ダメだ。

「なんと説明すれば良いのか、わたしはオオカミの獣人なので、人族とは違うんです」
「うん、だから、ごめん……っ、俺なんかが、好きに、なって……」

 我慢すればするほど、涙で目の前が歪んでいく。
 これ以上、困らせたらダメだと、掴まれていた手を引けば、握られた手は硬く振りほどけない。

「そうじゃありません。何度も言いますが、わたしが好きなのは本当です」
「うん……友情方向で、だろ」
「だから、違います! 恋愛であなたが好きなのですが、ああ、もう」

 ルカリオンが拗ねたような表情で頬を赤くして、俺の手に自分の男性器を触らせる。
 そして、そのまま根元の方へ手を握らせ、目を反らす。
 真っ直ぐな竿の根元には何か丸いようなコブがある。

「あの……」
「その根元のコブが、射精時に相手から抜けないように蓋をする役割をするので、触られていると上にあがってきてしまうから、だから……あなたに入れる前に、上に来てしまうと……半分しか挿入出来なくなるじゃないですか……」
「へ……っ?」
「オオカミ獣人の性器は、二段式なのです。相手の負担にならないように、最初に体液が出て、このコブに精子が溜まると出し切るまでは、抜けませんから……覚悟、してくださいね?」

 少しぶっきらぼうな言い方をして、「あなたが、悪いんですからね」とバツの悪そうな顔をした。
 情報を頭が処理出来るまで、多少の時間が掛かり、理解した時には、お尻に手が当たっている状態だった。

「もう少し、時間をかけてあげたかったのですが、こちらの事情をお構いなしに煽ってくるのですから、責任取って下さい」
「ひゃっ!」

 お尻の割れ目から秘孔へ、ルカリオンの指が動く。
 固く閉じた場所を指が無理やり侵入し、痛さに身を固くする。

「あなたは、こっちに集中して下さいね」
「あぅっ」

 片手はお尻の孔を弄り、もう片方の手で俺の竿を握ってきた。
 後ろは痛いし異物感がする上に、前で快感なんて無理……と、最初は思っていたのに、人体の不思議。
 いつの間にか擦られているうちに、後ろの痛さで萎えた男根は硬くなっていく。

「やっ、ルカリオン、ひっ、ぅぅ」
「嫌じゃないでしょう? 先端がぬるぬるですよ」
「意地悪……すんなぁ、んっ、っ」

 耳元で熱のこもった声と吐息に、余計に先端から先走りが滲む。
 動かされる手の強弱にも翻弄されて、吐き出して楽になりたい気持ちと、羞恥心がせめぎあう。
 しかし気持ち良さに、羞恥心は白旗を上げるしか無かった。
 
「もっ、無理ぃ……っ、出るから、やだって、んっあっあっ!」
「出すタイミングで指を増やしますから、いつでもイッていいですよ」
「やっあ、ぁぁぁーっ!!」

 吐精の気持ち良さに身を震わせると、後ろの孔には指が増やされた。
 指は左右に動いたかと思えば、円を描くように動いたりとせわしなく、気持ちいいというより、お尻が熱いという感じだ。
 しばらく繰り返され、また指が増やされて「無理」と首を左右に振れば「あなたのためだから」と、強行されて悲鳴混じりの泣き声をあげさせられた。
 ちょっとだけ思う。
 エッチな事は準備が時間が掛かるのだと……そして、本番はこれからなのだと。
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